「いますぐ、1%を、温暖化防止のために」

429-lスターンレビューから読み解く地球温暖化・パネル展「地球温暖化のいま」を開催中

NPO法人エコプラスは、東京都港区環境課の事業の一環として、パネル展「地球温暖化のいま」を2007年1月16日から同区立エコプラザで開催しています。

最新の温暖化報告書として世界的に注目を集めている英国のスターンレビューをもとに、地球温暖化問題を考えるパネル展です。

430-l 世界銀行の副総裁もつとめたエコノミスト、ニコラス・スターン博士は「温暖化防止にいま取り組まねば、人類は過去例をみない規模の損害を受ける」として、すべての1%の費用を温暖化防止にあてるよう提案しています。

スターンレビューによれば、現在CO2換算で380ppmとされる温暖化ガス濃度は、さらに上昇を続け、このままの暮らしぶりを続けると濃度は20年後に550ppmに、今世紀末には750ppmに達し、世界の気温は5度上昇。大規模な気候変動や、東京やニューヨークを水没させる海面上昇などを引き起し、その被害総額は、2回の世界大戦の被害額を超えた史上最悪のものとなろうという経済学的な予測をしています。

一方で、直ちに温暖化ガス対策を真剣に取れば、気温上昇は2度で押さえられ、温暖化ガス濃度は550ppm程度で安定するとして、今行動が必要であることを力説しています。

このスターンレビューは、G8サミットなどを通じて世界各国に大きな影響を与えると思われます。日本や港区に則した温暖化理解を促進するパネルに再構成して、この最新の報告書を区民にいち早く提供します。
◇開催期間
2007年1月16日(火)から2月下旬まで
◇主催
港区環境課
◇企画運営
NPO法人エコプラス
◇場所
港区エコプラザ
http://www.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=12&aid=350
◇イベント内容
スターンレビューを基礎に、温暖化に関する図表、グラフ、写真を組み合わせ展示します。
(1)温暖化の実態
温暖化ガスの排出源/今後の温暖化ガス濃度予想と気温上昇の可能性/気温上昇の影響
(食料、水、生態系、洪水、熱帯病)/気候変動への予測(エルニーニョ、洪水、海面上昇)
(2)温暖化の経済的影響
貧困層に深刻で長期的な影響/中高緯度の先進国にも影響/経済への影響は甚大
(3)対応策
CO2排出量を50億トンまで削減(現在400億トン)/無理なく減らすために即時削減開始
(実行方法/ガス排出の多いものを使わない・効率を高める・森林伐採などの回避・電力や暖房、
移動手段をクリーンなものに移行)

◇問い合わせ
港区立エコプラザ
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-6-9
TEL: 03-3431-6057
FAX:03-5404-7765

◇参考資料
スターン博士の日本での講演内容
http://www.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=8&aid=373