Q&A

ダーレさんの家
ダーレさんの家

参加者からの質問と、ダーレさんの答えです。
質問1 日本の中高生は勉強で忙しくて自然に触れる時間がありませんが、ノルウェーの中高生はフリルフスリフをするのでしょうか?

答え:ノルウェーでは、12-19歳に、雪の中を歩いたり、雪の中で過ごさなければならないとされています。14歳の時には、2日間雪洞で過ごす体験もします。倫理観の育成、自分が学ぶことに責任を持つことにつながります。

質問2 子どもの頃に自然体験がなくても、大人になってからでもいいのでしょうか?

フリルフスリフの例
フリルフスリフの例

答え:できます。自分の教えている学生の中には、パキスタンなどから来た学生もいますが、フリルフスリフをしています。もちろん、価値観なので、子どもの頃から親しむほうが簡単ですが。私のリサーチでは、犬がいるとフリルフスリフが実践しやすいようです。犬の散歩のためにどうしても外を歩かなくてはならないからです。娘のために犬を飼いましたが、責任感が芽生え、犬とのいい関係を築くようになりました。

質問3 日本では、学校教育でも社会教育でも、自然体験は有料のことが多いです。ノルウェーではどうですか。

答え:無料です。分析では、高学歴な親ほど自分の子どもにフリルフスリフをさせています。

質問4 スティテン宣言とは、具体的には何ですか。

答え:国際的なムーブメントをおこしたいと思っています。世界のいろいろな山に宣言文を置いておき、だれもが署名できるようにしたいです。政府に対し、自然と共に生きたいと政治家たちに伝えるための行動です。最近金融危機が起きていますが、これから起こることに比べたらとるに足りないものです。このままだと、私たちは将来大きなツケを払うことになるでしょう。ノルウェー人は、今消費しているエネルギーの10%を削減しなければいけないとされています。石油が出るので今は豊かですが、それではいけません。フリルフスリフが世界へのノルウェーの贈り物なら、日本には技術があります。技術で貢献できます。このムーブメントは、非暴力でなければなりません。2010年7月31日から8月1日に、スティテン山の下で国際会議を開きます。自然の中を歩いて、宣言にサインするというものです。

日本の上空を飛行機から眺めると、緑があるところはゴルフ場でした。そういった都市に近い場所の緑を子どもたちに返し、人々が行けるようにするというのはどうでしょう。私は、40年前に開発に反対する運動をして逮捕されそうになりましたが、最近、賞をもらいました。時代が変わって来ているのです。また、カメラ会社とタイアップして、子どもたちにカメラを持たせ、自然の写真を撮るようにするのもいいでしょう。子どもたちは、カメラを持つことが自然に入る動機になるのです。子ども向けの写真教室を開いて、美しいというのはどういうことかを教えることもできます。