いきものプロジェクト第7回報告

2008年最後の生き物調べ。これまで観察してきた桐木平のヤゴやオタマジャクシが冬をどのように過ごしているか、みんなで観察しました。

桐木平の田んぼ跡の様子。
桐木平の田んぼ跡の様子。

2008年度「栃窪いきものプロジェクト」の第7回が、12月7日(日)に行われました。参加者は集落内からの8名と、南魚沼市内から1名、それに前回参加してくれた卒業研究中の神奈川県在住の大学生1名でした。

9時30分に栃窪集落センターに集合。快晴で、前の晩に積もった12㎝ほどの雪がキラキラ光っていました。

定点観測をしている「桐木平」の田んぼ跡に行ってみると、厚さ約8㎜の氷がはっていました。子どもたちは網の持ち手で氷を割って、沼の泥をすくいあげて生き物を調べをしました。泥の中からは、ヤゴやオタマジャクシがでてきました。こうして泥の中でじっとして冬を越すのかもしれませんし、越せずに死んでしまうかもしれません。

小学1年生の小さな手の上でもこれだけ小さい沢ガニ。冷たい水の中の石の裏にいました。
小学1年生の小さな手の上でもこれだけ小さい沢ガニ。冷たい水の中の石の裏にいました。

馬屋という、昔棚田だった場所にも行ってみました。移動する途中で、前回カワトンボのヤゴを観察した水路を探ってみました。U字溝ではない石積みの水路になっているところが一部分だけあり、カワトンボと小さい沢ガニ、カワゲラ、カゲロウが見つかりました。U字溝の水路は、生き物の住む場所を奪ってしまいます。この水路でも、今回調べた場所や、合流地点で底にたくさんの砂利がたまっているような場所では生き物を観察できましたが、U字溝の場所では生き物は住んでいません。
馬屋の上の方では杉林の中でナメコやヒラタケを見つけました。農道でテンかイタチと思われる動物の足あとも発見しました。その動物は山から田んぼのあぜをとおり、農道に出たあと脇の水路へおり、また別の山の方へ向かったようでした。

いずれの場所でも、木に積もった粉雪が少しずつこぼれてくる様子や、陽の光でとけて虹色に光る様子、青い空に白い稜線が映える様子など、美しい冬の景色を目にすることができました。

ふりかえりでは、参加者が「氷の下、泥の中にヤゴがいたことにおどろきました。」「とにかく景色がきれいだった。」「ナメコを見つけてうれしかったです。」などと感想を話しました。