「裸押合い祭り」にもちを奉納

紅白のもちをつき、丸めました。
紅白のもちをつき、丸めました。

3月3日に南魚沼市内で行われる「裸押合い祭り」に集落として奉納するもちつきがありました。ついたもちは、峠の頂上の観音様にお供えしてから、祭りを行う地区まで持って行くそうです。

 

3月3日に、南魚沼市内、旧大和町の浦佐にある吉祥山普光寺・毘沙門堂で、日本三大奇祭のひとつと言われる「裸押合い祭り」が行われます。

栃窪では毎年2月の最終日に1斗ほどのもちをつき、この祭りに奉納してきたそうです。奉納する前には必ず、丸めたもちを背負い、かんじきを履いて峠の頂上の観音様まで持って行き、お供えしたそうです。「冬路の沢」と呼ばれている沢づたいの旧道を登り、雪が多い時は片道で2時間ほどもかかったそうです。

 もちを背負って峠の頂上の観音様までお供えに行きます。昔から使われていた道だそうですが…雪が積もっていてどこが道なのかよくわかりません。
もちを背負って峠の頂上の観音様までお供えに行きます。昔から使われていた道だそうですが…雪が積もっていてどこが道なのかよくわかりません。

今日午前中、集落センターで、奉納するもちつきがありました。集落の人4人で8升ほどのもちをつき、丸め終わると、2人がその一部を背負い、かんじきを履いて峠の頂上へ向かいました。観音様にもちをお供えし、お経を読むそうです。「今年は雪が少ないから1時間で行って来られるだろう」と、もちを背負った人が話していました。

「雪掘り道場」を開催しました

2009年2月20−23日、豪雪の山里、新潟県南魚沼市清水集落で「やまざとワークショップ第3回〈雪掘り道場〉」を行いました。

 

キャンプ場の炊事場の屋根の除雪
キャンプ場の炊事場の屋根の除雪

2月20-23日、新潟県南魚沼市清水集落を舞台に「雪掘り道場」を行いました。5月、8月に開催した「やまざとワークショップ」の3回目です。今回のテーマは「雪」。首都圏の大学生を中心に28人が参加し、雪掘りを通して雪国の自然と暮らしの厳しさと豊かさを体験したり、清水集落の活性化に向けた意見交換をしたりしました。

今年一番の吹雪となった20日夜に参加者は清水集落に集合しました。

翌21日は朝から地域おこし事業である「しおざわ雪譜まつり」の「山伏水行之儀」(滝打たれ)の準備と片づけを手伝いました。水行をする滝は、道路から雪山の中へ100メートルほど行ったところあり、その周辺に観客のための広場を作ります。昨晩降り積もった新雪は約60センチ。雪が降り続く中、カンジキを履いて、広場と道を踏み固めて作り、けんちん汁や甘酒を振舞うための準備や片づけも手伝わせてもらいました。水行には5人の参加者も挑戦しました。

神社の鳥居を掘り出しているところ
神社の鳥居を掘り出しているところ

午後には雪も上がり、神社の鳥居や消防小屋、高齢者宅などの除雪作業とソバ打ちをしました。除雪作業では、集落の人の軽々としたシャベルさばきを真似ながら、雪を掘り出しました。「ただ雪を掘りだすだけと思っていたが、堀る場所や落とす場所など、長年暮らしてきた人でないとわからないことがたくさんあった」と参加者。雪と暮らす知恵や技を体験しました。ソバ打ちは、第2回に植えたソバの粉と小麦粉、ふのりをつなぎとして使いました。ふのりを使うのは新潟ならではの文化で、コシの強いソバになります。打ったソバは、夕食でいただきました。その後の交流会では、猟の話から「地域活性化とは?」という話まで、参加者と集落の人がさまざまな話で盛り上がりました。

22日は、澄んだ青空が広がる絶好の雪掘り日和となりました。集落から約50分歩いたところにあるキャンプ場の炊事場とトイレの屋根の除雪、取水口のゴミを取り除く作業をしました。あたりを見回すと雪化粧をした雄大な山々の姿、足下を見ると、太陽の光を反射してキラキラ光る雪の上にリス、ウサギ、キツネ、テンの動物の足跡。空の青と雪の白のコントラストも爽やかでした。除雪作業後、雪の上でおにぎりを食べ、雪だるまを作ったり、斜面を肥料袋をお尻の下に敷いて滑りおりたり思い思いに楽しみました。

最後の意見交換会では、地域活性化への関心が高い参加者も多く、全員で活発な議論をしました。

参加者からは、「カンジキを履いての歩き方さえわからなかった。ここに住んでいる人には当たり前のことが新鮮だった」「雪掘りは技術や生活の知恵が必要。経験からの知恵をもらえた」「いつも笑い声が聞こえて良かった。面白がる力があると思った。それが村を愛する気持ちにつながっている」などの感想がありました。

雪と黄砂

黄砂が降りました。

 雪がとけ、雪のカベの表面が少し波打ったような状態だったところに、黄砂混じりの雪が降り、写真の様になりました。
雪がとけ、雪のカベの表面が少し波打ったような状態だったところに、黄砂混じりの雪が降り、写真の様になりました。
 雪のカベの断面です。下の方が白く、上の方が薄く黄砂の色になっています。思わず卵白を泡立てたメレンゲを想像してしまいました。
雪のカベの断面です。下の方が白く、上の方が薄く黄砂の色になっています。思わず卵白を泡立てたメレンゲを想像してしまいました。

このところ雪がすこし黄ばんでいる気がしていましたが、それは黄砂が原因でした。
黄砂とは、中国大陸北西部で黄色の砂塵が天空をおおい、降下する現象を指します。(『広辞苑』より)
例年黄砂現象がみられるのは3月以降で、白かった雪が黄砂で色づくと春の近さを感じたものでした。
それが今年は大幅に早かったので、黄砂が降りてきたと思われる21日頃も、黄砂とは思わずにいたほどでした。

雪掘り道場」を開催しました

神社の鳥居を掘り出しているところ
神社の鳥居を掘り出しているところ

2009年2月20−23日、豪雪の山里、新潟県南魚沼市清水集落で「やまざとワークショップ第3回〈雪掘り道場〉」を行いました。
2月20-23日、新潟県南魚沼市清水集落を舞台に「雪掘り道場」を行いました。5月、8月に開催した「やまざとワークショップ」の3回目です。今回のテーマは「雪」。首都圏の大学生を中心に28人が参加し、雪掘りを通して雪国の自然と暮らしの厳しさと豊かさを体験したり、清水集落の活性化に向けた意見交換をしたりしました。

キャンプ場の炊事場の屋根の除雪作業をしているところ
キャンプ場の炊事場の屋根の除雪作業をしているところ

今年一番の吹雪となった20日夜に参加者は清水集落に集合しました。

翌21日は朝から地域おこし事業である「しおざわ雪譜まつり」の「山伏水行之儀」(滝打たれ)の準備と片づけを手伝いました。水行をする滝は、道路から雪山の中へ100メートルほど行ったところあり、その周辺に観客のための広場を作ります。昨晩降り積もった新雪は約60センチ。雪が降り続く中、カンジキを履いて、広場と道を踏み固めて作り、けんちん汁や甘酒を振舞うための準備や片づけも手伝わせてもらいました。水行には5人の参加者も挑戦しました。

午後には雪も上がり、神社の鳥居や消防小屋、高齢者宅などの除雪作業とソバ打ちをしました。除雪作業では、集落の人の軽々としたシャベルさばきを真似ながら、雪を掘り出しました。「ただ雪を掘りだすだけと思っていたが、堀る場所や落とす場所など、長年暮らしてきた人でないとわからないことがたくさんあった」と参加者。雪と暮らす知恵や技を体験しました。ソバ打ちは、第2回に植えたソバの粉と小麦粉、ふのりをつなぎとして使いました。ふのりを使うのは新潟ならではの文化で、コシの強いソバになります。打ったソバは、夕食でいただきました。その後の交流会では、猟の話から「地域活性化とは?」という話まで、参加者と集落の人がさまざまな話で盛り上がりました。

22日は、澄んだ青空が広がる絶好の雪掘り日和となりました。集落から約50分歩いたところにあるキャンプ場の炊事場とトイレの屋根の除雪、取水口のゴミを取り除く作業をしました。あたりを見回すと雪化粧をした雄大な山々の姿、足下を見ると、太陽の光を反射してキラキラ光る雪の上にリス、ウサギ、キツネ、テンの動物の足跡。空の青と雪の白のコントラストも爽やかでした。除雪作業後、雪の上でおにぎりを食べ、雪だるまを作ったり、斜面を肥料袋をお尻の下に敷いて滑りおりたり思い思いに楽しみました。

最後の意見交換会では、地域活性化への関心が高い参加者も多く、全員で活発な議論をしました。

参加者からは、「カンジキを履いての歩き方さえわからなかった。ここに住んでいる人には当たり前のことが新鮮だった」「雪掘りは技術や生活の知恵が必要。経験からの知恵をもらえた」「いつも笑い声が聞こえて良かった。面白がる力があると思った。それが村を愛する気持ちにつながっている」などの感想がありました。

やっぱり冬でした

 

 一昨日降り始めるまで、この車の上にも下にも雪はありませんでした。今朝は、外にとめてあった車はみんなこんなふうです。
一昨日降り始めるまで、この車の上にも下にも雪はありませんでした。今朝は、外にとめてあった車はみんなこんなふうです。

雪国の2月。春はまだまだ先でした。

このところ、暖かい日は日中の気温が8度近くまで上がったりしていました。本来ならまだ約3メートルの積雪がある栃窪集落ですが、あまりの暖かさに思わず春を意識してしまった人もいました。

今日は昨晩からの積雪が60センチ近くあり、除雪車が2台出動しました。これが本来なのだとしみじみ感じました。
それでもこのままの雪の量では、米作りに欠かせない水の量が心配です。除雪は大変ですが、おいしいお米を収穫するために、やはりもうしばらくは降ってもらわなくてはならないでしょう。

 車の屋根の雪をどかしています。下の雪を押しても、上の雪は動きませんでした。
車の屋根の雪をどかしています。下の雪を押しても、上の雪は動きませんでした。

雪どけが進んでいます。

「積雪が1メートルを切ったとは言え、まだまだ冬…」と気合いを入れ直していましたが、そうでもないようです。

田んぼには雪どけ水が流れ込み、下の方からじわじわととけてきています。
田んぼには雪どけ水が流れ込み、下の方からじわじわととけてきています。

約1週間前の日誌では「まだまだ油断はできない」と気合いを入れ直していましたが、雪どけがどんどん進んでいます。もはや集落の人も「はぁそっけ雪なん降らんろう(もうそんなに雪が降ることもないだろう)」と言っていました。

今日は16時を過ぎても、どことなく昼間のあたたかさが残っているような感じでした。土の見える範囲もどんどん広くなっています。

下に向かってつぼみを開いたフキノトウを、下から撮影しました。
下に向かってつぼみを開いたフキノトウを、下から撮影しました。

栃窪の本格的なフキノトウのシーズンはだいぶ先ですが、条件がいいところでは早々とつぼみを開いているものがありました。恐らく雪の下にいる時から着々と準備をしていたのでしょう。生きものたちの健気さには、教えられることが多いですね。

まだまだ冬

節分が過ぎ、立春も過ぎました。「暦の上では…」と言われて見ると、まわりの様子がものすごく春に近づいているような気がしてしまいますが、実際はまだまだ冬です。

 

 雪の壁の上の方の雪がとけて、その水が下の方にたまり、絶え間なくしずくが落ちていました。
雪の壁の上の方の雪がとけて、その水が下の方にたまり、絶え間なくしずくが落ちていました。

雪どけが進み、雪の壁や、少し雪が残っている屋根からは、とけた雪のしずくがポタポタ…一日中ずっと滴っています。本来ならまだ2-3メートルあっておかしくない積雪が、1メートルあるかないか程度…たった1メートル、されど1メートル。3月になってたくさん雪が降る「ドカ雪」ということもあり、まだまだ油断はできません。
お茶のみに集まったおばあちゃんたちは「あったこくていいやんべだのぃ(温かくていいね)」と楽しそうに話していましたが、今日の栃窪集落の日中の気温は1度なのでした(充分寒い、と思いました)。

 雪の上に、ゴマをばらまいたようなものが見えました。近づいてよく見ると、大きさは5ミリほど。そのはるか上には桜の木があり、どうやら芽の1番上の皮がはがれ落ちたもののようです。
雪の上に、ゴマをばらまいたようなものが見えました。近づいてよく見ると、大きさは5ミリほど。そのはるか上には桜の木があり、どうやら芽の1番上の皮がはがれ落ちたもののようです。

「ガイアシンフォニー」の撮影進行中です

雪の中での撮影。高野がスノーシューで雪の中を歩いている様子を、龍村監督以下が追います。
雪の中での撮影。高野がスノーシューで雪の中を歩いている様子を、龍村監督以下が追います。

映画ガイアシンフォニー第7番で、高野孝子の登場部分の撮影が進行中です。
映画「ガイアシンフォニー第7番」の撮影が続いています。

08年秋の稲刈り時に引き続いて、厳冬期の撮影が南魚沼市の高野の自宅周辺で行われました。3月にも南魚沼市での雪の中での撮影があり、その後アラスカなどでも撮影を行う予定で、高野の活動を幅広くカバーする取材が続きます。

自宅のストーブの前での撮影。龍村監督のインタビューに答える形で撮影が進みます。
自宅のストーブの前での撮影。龍村監督のインタビューに答える形で撮影が進みます。

2月4日の撮影では、雪の中を高野が歩く場面などを、カメラが追いました。今年は雪が少なく、雪深い光景とはならなかったのですが、朝方の霧が時に濃く流れてくる幻想的な雰囲気の中での撮影となりました。

ガイアシンフォニーは、自主上映活動によってこれまで6つの作品が完成しています。第7番の制作にはすでに960人を超す人びとからの寄付が集っています(2月23日現在)。
http://www.gaiasymphony.com/co_g7-sponser_list.html

ぜひご協力を。