積雪もうすぐ4メートル

雪が降りしきる中、勤めの休みを見て除雪作業に当たっている人の姿もありました。
雪が降りしきる中、勤めの休みを見て除雪作業に当たっている人の姿もありました。

栃窪でも大雪が続いています。栃窪小学校の校庭の積雪計では、1月31日朝時点で380センチの積雪が観測されました。

冬型の気圧配置が続く影響で、栃窪でも25日頃から大雪が続いています。栃窪小学校での観測によると、31日朝時点での積雪は380センチ。観測の記録を担当されている桑原教頭は「30日朝は350センチだったので、1日で30センチが積もった。この勢いで降り続ければ、明日1日には4メートルを超えるのではないか」と話していました。

落下式の屋根の雪と落ちて貯まった雪がつながってしまった家も何軒が出てきています。
落下式の屋根の雪と落ちて貯まった雪がつながってしまった家も何軒が出てきています。

栃窪集落内では、屋根の上に150センチ以上の雪が積もっている家や、屋根と下ろした雪が続いてしまった家など、除雪作業が追いついていない家が目につくようになりました。

大雪の中で、除雪に汗を流し冬の食を堪能・・・「雪掘り道場」

地元の人たちと一緒に2日間、時折強い雪が舞う中でも雪掘りをしました
地元の人たちと一緒に2日間、時折強い雪が舞う中でも雪掘りをしました

2012年1月28-29日、新潟県南魚沼市清水集落で「雪掘り道場」を開きました。関東各地や地元南魚沼市から計13名が参加。一晩で50センチ近く積もる大雪の中で、地元の長老たちから除雪作業の基礎を学びました。食事には、地元で獲れたシカやイノシシも登場、山里ならではの、暮らしや文化を体験させてもらいました。

プログラムに参加したのは、東京、埼玉、神奈川、千葉、群馬、栃木、静岡など関東各県や地元南魚沼市から、30歳代から50歳代までの13名。

公衆トイレにて 多くの参加者が屋根に上って、除雪作業を行いました
公衆トイレにて 多くの参加者が屋根に上って、除雪作業を行いました

1日目は、雪掘りの講習と作業が行われました。まずは地元の長老たちから、雪掘りに伴う危険や道具の使い方などを教わりました。その後、スコップやスノーダンプ、コシキ(大きなへら状の伝統的な除雪道具)などを使って、民家や公衆トイレ、作業場の屋根など集落内の各所で実際の作業をしながら、雪の扱いを学びました。参加者たちは徐々にコツをつかみ、どんどん屋根の雪を下ろしたり、周囲の雪の壁を崩したりするようになっていきました。作業前は人の背丈より高かった建物周りの雪の壁は、作業後には見事になくなりました。成果が目に見えて分かったことで、参加者たちは充実感を感じられたようです。
体を動かした後は、お風呂に入り、宿のご主人が撃ったシカやイノシシの肉、春に地元で取られて保存されてきた山菜などを使った山里のご馳走をいただきました。

2日目は、気温氷点下3.5度の中、午前中を使って、さらに雪掘りを学びました。宿泊場所としてお借りしていた民家の屋根に積もった約150cmの雪を下ろす班と、集落内の道路両脇からせり出て来た雪の固まりを落とす「雪庇落とし」の班とに分かれて活動しました。地元の人からは「清水の人間だけで同じ作業をしていたら、大変だった」「今回皆さんと雪掘りができたから、次に雪が降っても心配しないで済む」などと言ってもらえました。
昼食には秋に取ってから保存されていたダイコン、ニンジン、ジャガイモなどを使った野菜たっぷりのけんちん汁。何杯もおかわりしたり、山盛りにしてよそったりしました。参加者が、民宿のお母さんに調理法について尋ねる場面もありました。
午後は、活動のふりかえりと意見交換の時間が持たれました。最後の意見交換会では、清水の人たちと一緒になって話し合い、「体験を通じた交流の大切さ」「地元の知識の伝承にもっと力を入れること」「清水に来た人が素晴らしさをアピールしていくこと」など、集落の活性化についてさまざまな意見が出ていました。

Serious discussions on \”Place- and Community- Based Education\” in Tokyo

Keynote speaker: Prof. Greg Smith
Keynote speaker: Prof. Greg Smith

With Prof. Greg Smith from the United States, the symposium \”Place and Education\” was held at Rikkyo University, Tokyo, on January 21st, 2012.

Including non-Japanese nationals, a wide range of people participanted in the event at Tachikawa Memorial Hall, Rikkyo University.

Greg Smith, a researcher of \”Place- and Community-Based Education\” at Lewis & Clark Graduate School of Education and Counseling, the US, gave an opening keynote lecture.

Firstly, Prof. Smith pointed out that \”placelessness of modern society and isolation of place and society is a global phenomena. As global culture that is disengaged from nature and tradition has been increasing in many countries, there is a growing tendency among young generation to have little concern about local issues\”.
The tendency was suggested by American educationalist, John Dewey, more than a half century ago that the great waste of school is its \”inability to utilize the experiences children gets outside the school in any complete and free way within the school itself\”.

Following the argument, he introduced some examples across the US to reconnect local society and schools. For instance, in Massachusetts, high school students found that a higher proportion of asthma in their region was caused by the gas emissions from vehicles. They investigated the issue and made a plan for improving the environment, including a suggestion to the local school bus center to reduce the length of time to idle the engines. As a result, the center al

 

tered the bus fuel from light diesel oil to natural gas. Through the examples, Prof. Smith explained that young people learned about their own local nature, the environment, society and tradition in the process of investigation of the local issues, and became a part of the communities.

About 100 people with concern gathered at Tachikawa Memorial Hall, Rikkyo university.
About 100 people with concern gathered at Tachikawa Memorial Hall, Rikkyo university.

Accordingly, Dr TAKANO Takako introduced the brief overview of the history of \”Place-Based Education\” both in Japan and the world.
TAKANO mentioned that from Meiji to Taisho era, there was also a movement in Japan that focused on communities, such as \”education of soil\” and \”homeplace education\”, and after the World War II, pollution education became popular across the nation which was led to environmental education. However, community or society education has remained divorced from the school education, and community retired to the background of education.

In the afternoon, Prof. ABE Osamu of Rikkyo University, Prof. KIMATA Mikio of Tokyo Gakugei University and SAKUMA Norio of Conservation Society of Dewa-Sanzan introduced respectively examples of current Japanese \”Place-Based Education\”.

Lastly, Prof. ANDO Toshihiko of Saitama University moderated the discussion with SASAKI Toyoshi of Kurikoma-Kogen Nature School and Greg Smith participated as a panel. The discussion on \”Place-Based Education\” was lively with exchanging ideas and opinions with the audience.

Followings are the video recordings of the symposium;
Keynote lecture by Greg Smith
http://www.ustream.tv/recorded/19895067

The other footage about \”Place-Based Education\” symposium:
http://www.ustream.tv/channel/地域に根ざした教育/videos/2
http://www.ustream.tv/channel/地域に根ざした教育/videos

全国各地からの100人近くが「地域に根ざした環境教育」を議論

2012年1月21日、東京・池袋の立教大学で、米国のグレッグ・ス

基調講演するグレッグ・スミスさん
基調講演するグレッグ・スミスさん

ミスさんを特別ゲストに国際シンポジウム「地域にどう根ざすか」を開きました。

 

会場となった立教大学の太刀川記念会館ホールには、外国籍の方も含め幅広い方々が集まりました。
会場となった立教大学の太刀川記念会館ホールには、外国籍の方も含め幅広い方々が集まりました。

米国オレゴン州のルイスクラーク大学大学院で「Place- and Community-Based Education」について研究を行っているスミスさんが、冒頭の基調講演を行いました。

スミスさんはまず、「現代社会での脱地域性(placelessness)、場と社会の遊離は、世界中の現象になっている。あらゆる国で、自然や伝統から切り離されたグローバルカルチャーというべきものが増殖し、若い世代には足元のことをふり返らない傾向が強まっている」と指摘。

この傾向はすでに50年以上前に、アメリカの思想家デューイによって「最大の悲劇(the great waste)は、学校という存在が、子どもたちを学校外から、そして暮らしから切り離していることだ」と表現していたと説明しました。

その上で、アメリカ各地で広がっている、地域社会と学校を結び付け直す試みを紹介。地域の喘息患者がほかの地域より多いことを見つけた高校生たちが、大型自動車の排ガスが原因であることを知り、大気汚染を自分たちで調べ、環境浄化作戦を立て、地域にあるスクールバスのセンターでの250台のバスのアイドリング時間を減らすなどの対策を訴え、ついにはバスの燃料を軽油から天然ガスに変えた(マサチューセッツ州)など、地域の課題に取り組むことで、若者が地域社会の自然、環境、社会、伝統を学び、地域社会の一員となって動けるようになったことを説明しました。

これを受けて、エコプラスの高野孝子代表理事が、日本と世界での地域に根ざした学びの流れについて、全体像を説明しました。

高野代表は、日本でも明治から大正にかけての時期から、地域に着目した学びが取り組まれてきたことを紹介。「土の教育」「郷土教育」などがあり、戦後には公害教育を経て、環境教育が登場するものの、社会教育と学校教育は切り離されたまま、地域は学びの背景に引っ込んでしまったと説明しました。

午後からは、立教大学の阿部治さん、東京学芸大学木俣美樹男さん、出羽三山の自然を守る会の佐久間憲生さんが、国内での事例を紹介。

最後のパネル討議には、埼玉大学の安藤聡彦さんがモデレータで、くりこま高原自然学校の佐々木豊志さんとスミスさんがパネラーとして参加。会場との間でのやりとりもしながら、地域と教育に関しての活発な意見交換が行われました。

シンポジウムの模様は、以下のサイトから動画で見ていただけます。
(グレッグ・スミスさん基調講演)
http://www.ustream.tv/recorded/19895067

(地域に根ざした教育のビデオ一覧)
http://www.ustream.tv/channel/地域に根ざした教育/videos/2
http://www.ustream.tv/channel/地域に根ざした教育/videos

グレック・スミスさんを囲んで、40人が「地域と教育」を語り合う

会の前半はグレック・スミスさんの講演
会の前半はグレック・スミスさんの講演

2012年1月19日新潟県南魚沼市で国際フォーラム「地域と教育」を開催しました。教育、地域おこし、行政、自然学校などに携わる40人の参加者が、「地域に根ざした教育」の第一人者であるグレック・スミスさんともに、地域と教育の関係について議論しました。

「学べば学ぶほど若者が生まれ故郷からいなくなる」。そんな教育に疑問を投げかけている米国のグレック・スミスさんを特別ゲストに招いた国際フォーラムが、19日午後6時から、南魚沼市の南魚沼地域振興局講堂で開かれました。フォーラムには、十日町市、長岡市、柏崎市、新潟市や長野県からも、計40人が集まりました。

会の後半はグループに分かれて意見交換した後、全体で議論をした。
会の後半はグループに分かれて意見交換した後、全体で議論をした。

講演でグレッグ・スミスさんは、「全国で統一した教育カリキュラムで学んでも、若者は地域から離れ、都市に出ていくばかりだ。子どもたちが足下の地域で、実際の体験として学ぶことが、人を育てることにつながり、地域を育てることにもつながる」と、多彩な成功事例を紹介しながら具体的に説明しました。
それを受けて会場からは、自分自身の仕事や活動と結びつけた感想や質問が活発に出されました。質問に対してスミスさんは、「子どもたちを地域で学ばせるための成功要因は、子どもの力を信じて任せることができる大人の存在であること」「学校や子どもたちを地域の資源と位置づけて地域活性化の動きに巻き込むことが大事であること」などを話しました。
参加者からは「過疎が日本だけではなく世界中にあることが印象に残った」「子どもたちが自分で考え、行動できる場を大人が作ってあげる必要があると思う」「地域の中で生きていることを心において、保育の仕事をしたい」などの声が寄せられました。

728グレック・スミスさんを囲んで、40人が「地域と教育」を語り合う

2012年1月19日新潟県南魚沼市で国際フォーラム「地域と教育」

会の前半はグレッグ・スミスさんの講演
会の前半はグレッグ・スミスさんの講演

を開催しました。教育、地域おこし、行政、自然学校などに携わる40人の参加者が、「地域に根ざした教育」の第一人者であるグレッグ・スミスさんともに、地域と教育の関係について議論しました。

 

「学べば学ぶほど若者が生まれ故郷からいなくなる」。そんな教育に疑問を投げかけている米国のグレック・スミスさんを特別ゲストに招いた国際フォーラムが、19日午後6時から、南魚沼市の南魚沼地域振興局講堂で開かれました。フォーラムには、十日町市、長岡市、柏崎市、新潟市や長野県からも、計40人が集まりました。

会の後半は、グループに分かれて意見交換をした後、全体で議論をした。
会の後半は、グループに分かれて意見交換をした後、全体で議論をした。

詳細はこちらをご覧ください。
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=1027

雪深い冬の栃窪で「子ども雪国暮らし体験」を実施

参加者は、地元の子どもたちと一緒になって雪遊びを満喫しました。
参加者は、地元の子どもたちと一緒になって雪遊びを満喫しました。

2012年1月14-15日に、9名の小学生が栃窪集落の子どもたちと一緒に地元のお祭りや雪遊びなど、雪国ならではの生活を楽しみました。

神奈川、東京、そして地元南魚沼市内から集まった小学1年〜6年生の参加者9名が、たっぷりと雪の降り積もった栃窪集落で、雪国の生活を体験しました。子どもたちは、共同生活をしながら、地元のお祭りに参加したり、栃窪の小学生と一緒になって思いきり雪遊びを楽しんだりしました。

さいの神では、棒の先にスルメやお餅をくくりつけて、火にかざす体験をしました。
さいの神では、棒の先にスルメやお餅をくくりつけて、火にかざす体験をしました。

1日目の活動は、まず雪遊びからスタート。地元の小学生が傾斜のきつい坂をソリで豪快に滑り降りたり、雪山の上から飛び降りたりする姿を見て、他の子たちも次々に挑戦。雪遊び中は、ずっと子どもたちの笑い声が響いていました。その後は、夜に行われるお祭り「さいの神」で燃やすための正月飾りを集めにいきました。地元・栃窪の子どもたちと一緒に集落内の家を回り、集めた飾りやワラ細工などを神社へと届けました。
雪遊びの後には、きんぴら炒めやポテトサラダなど、夕食のおかずを作りました。「家ではあまり料理をしたことがない」と言う男の子たちも率先して野菜を切ってくれるなど、普段とは違ったことにチャレンジしてくれたようです。地元の方が用意してくれたシチューと自分たちで作った料理が食卓に並ぶと、みんなとても嬉しそうにしていました。食事中は「おいしー!」と言う声が飛び交い、何度もお替わりする子がいるほど好評でした。
夕食後には、集落の神社へ行ってさいの神のお祭りへ参加しました。4mほどの高さに組まれたワラや、集めた正月飾りを燃やした炎で、参加者はスルメや餅を焼いて食べさせてもらいました。

2日目の朝は、集落内の雪掘りを体験。2つのグループに分かれて、雪掘りと雪運びの二つの作業を交互に行いました。除雪作業をしたお家のおばあさんからは、「ありがとう。ありがとう」と何度も感謝されました。その後は、栃窪小学校のグランドに行き、穴掘りや雪合戦、ソリ滑りなど、思う存分に雪遊びをしました。集落センターに戻ってお昼ご飯を食べた後は、荷物の片付けや施設の掃除をしました。

最後のふりかえりでは、子どもたちから「ソリ滑りが楽しかった」「新潟で暮らしたいと思った」「雪掘りは大変だったけど、近所のおばあちゃんの役に立てて良かった」などの感想が聞かれました。

久々の快晴

本日18日は、スキっとした快晴でした。雲1つない青空を見たのは、今年初かもしれません。

朝日が差し、雪がキラキラと光っていました。里には白い霧が広がっているようでした。
朝日が差し、雪がキラキラと光っていました。里には白い霧が広がっているようでした。
お墓の周りの桜の木と積もった雪と青い空のコントラストがさわやかでした。
お墓の周りの桜の木と積もった雪と青い空のコントラストがさわやかでした。

 

 

スミスさんが東京に到着

今回の国際イベントの講師グレゴリー・スミスさんが来日され、17日東京入りされました。打ち合わせでは、時差をものともせず、地域社会のあり方やグローバル経済の課題などについて力強い意見を述べています。

エコプラスの事務所を訪れたスミスさん夫妻と、エコプラスの高野代表理事
エコプラスの事務所を訪れたスミスさん夫妻と、エコプラスの高野代表理事

「地域に根ざした環境教育」の姿を探る国際イベントを前に、講師を務めるグレゴリー・スミスさんが、米国オレゴン州から来日しました。

今回はご夫婦での来日。週末に京都に入って、10数年前に訪ねた場所などを散策。17日に東京入りしてもらいました。

歓迎会を近所の居酒屋で。日本酒、おいしかったそうです。右端は、企画検討委員の一人くりこま自然学校の佐々木豊志さん。
歓迎会を近所の居酒屋で。日本酒、おいしかったそうです。右端は、企画検討委員の一人くりこま自然学校の佐々木豊志さん。

夕方の打ち合わせには、この事業を一緒に進めていただいているくりこま自然学校の佐々木豊志さんも合流。今後の進め方についての打ち合わせをし、長年提起されているPlace and Community-Bade Educationについて意見交換をさせてもらいました。

18日からは日本の地方の実際を新潟県南魚沼市で見ていただき、19日の同市での意見交換会、21日の東京でのシンポジウムに備えていただきます。