生命あふれる山里で田んぼの草取りとあぜの草刈り

イネの間にたくさん生えていた30-40センチにもなるオモダカやヒエを抜いていきました。
イネの間にたくさん生えていた30-40センチにもなるオモダカやヒエを抜いていきました。

7月7−8日、栃窪集落で休日農業講座「田んぼのイロハ」が開催されました。参加したのは、東京、神奈川、埼玉、茨城から会社員や学生6人。無農薬田んぼでの草取りやあぜの草刈りを体験し、農山村で積み重ねられてきた暮らしに触れる1泊2日となりました。

2012年7月7-8日、梅雨らしく2日間とも雨が断続的に降る空模様の中、新潟県南魚沼市栃窪集落で、休日農業講座「田んぼのイロハ〜草取り・草刈り編」が開催されました。
参加者は東京都、神奈川県、埼玉県、茨城県から会社員や学生6人。この内2人が栃窪集落の棚田のオーナーでした。

イロハ田んぼ近くのあぜにあったカモの巣
イロハ田んぼ近くのあぜにあったカモの巣

1日目は、とちくぼパノラマ農産代表の笛木晶さんから、今年の作柄や、有機無農薬での稲作の課題、晶さんが子どもの頃の暮らしの様子などの話を聞いた後に、田んぼのあぜの草刈り作業を行いました。
小雨の中、まずとちくぼパノラマ農産の桑原一男さんら3人から「たたきつけるようにカマを動かすと良い」などカマの使い方や研ぎ方を教えてもらいました。イネを虫の害から守るために、虫のすみかをなくすあぜの草刈りは大事な作業です。斜度40度、縦3メートル、横60メートルほどある田んぼのあぜの草を刈っていきました。40分ほどしたところで雷雨になったため、急きょ作業を中断しました。
帰り道では、イロハ田んぼ近くのあぜで、草むらの中にカモの巣に卵が残されているのを見ました。この巣はイロハの講座前に桑原さんらがあぜの草刈りの途中で、慌てて飛び立つカモの姿を見て、見つけたものでした。

2日目の田んぼの草取りは、白い霧に包まれ、時折小雨が降る中での作業となりました。栃窪集落では、空梅雨で田んぼにもため池にも水がない状態が数日続いており、田んぼの土は干上がって固くなっていました。そのため、雑草も固い土にしっかりと根を張っており、草を抜くのは例年より力がいりました。腰を曲げての慣れない作業の中でも、参加者からは羽化したばかりのトンボの姿や、鳥やカエルの鳴き声を楽しむ声が聞かれました。一時的に霧が晴れた時には、300メートル下に広がる魚沼の田園風景を眺めることもできました。農薬を使わずに米を作ってきた人たちの大変さを体験すると同時に、自然の中での労働の心地よさを感じる機会となったようでした。

次回の田んぼのイロハは、10月6-7日の稲刈り編です。
イロハ田んぼのイネは、田植えから約45日が経ちました。イネの生育は順調で茎の数が20近くまで増えているものがほとんどです。10月までの3カ月間、立派な稲穂が実るようにとちくぼパノラマ農産のみなさんが見守ってくれます。