真夏のような暑さの中で調査と木道作り 清水いきもの復活大作戦秋の巻

いきいきとした専門家の先生の説明に、ぐっと生きものワールドへ引き込まれる参加者のみなさん
いきいきとした専門家の先生の説明に、ぐっと生きものワールドへ引き込まれる参加者のみなさん

今年度2回目の活動には、首都圏の大学生や社会人15人が参加し、真夏のような暑さの中で調査と保全活動をたっぷりと行ないました。

このプロジェクトが始まってから今年で3年目。外から訪れた人たちと地元の人たちが一緒に保全活動をする「清水いきもの復活大作戦」は8回目となりました。
今回は2日間とも、生物の専門家の北野日出男さん(日本環境教育フォーラム理事)と深沢和基さん(小出高校生物教諭)が同行してくださり、充実した内容の自然観察と調査も行なうことができました。

作ったばかりの木道の側で集合写真。とてもきれいにできたと地元の人も感心していました。
作ったばかりの木道の側で集合写真。とてもきれいにできたと地元の人も感心していました。

初日は午後に清水に集合し、調査から始まりました。標高600mの清水集落でも今年は真夏日が長く続いていますが、保全地域にはススキが穂を付け、様々なトンボが飛び交い、秋らしい気配が漂っていました。

少し歩くと専門家の先生が「何か」を見つけて、そこで生きもの講義が始まります。北野さん、深沢さんの周りに参加者が集まり、「知らなかった!」「不思議!面白い」と声を上げながら、どんどんと生き物の世界に引き込まれていました。そして2ヶ月前に切り開いた杉林のルートをじっくりと時間をかけて歩き、キツツキの突いた穴や、様々な植物、昆虫を観察しました。

少し残念なことには、雨が降らない日が続いていたので、水が干上がってしまったビオトープもあり、イモリやカエルなど両生類はあまり姿を現しませんでした。

2日目の保全活動では、草刈りと木道作りを行ないました。照りつける太陽の元、参加者のみなさんは汗をかきながら材木を何度も運び、カナヅチで10cmほどの釘を打ち付け、新たに40mほどの木道を作り上げました。

今回の木道作りで、保全地域を大きく散策できるルートができあがりました。
まだまだ活動は続きますが、ビオトープや杉林など様々な環境を楽しみながら歩ける周回ルートができたことは、今年度の大きな成果となりました。
ふりかえりでは、杉林の中にハンモックを吊るしたり、ビオトープの側にテントをはったりしてのんびり過ごしてみたい、という声が上がりました。

3年目となり、環境に変化による生きものの反応が現れ、保全活動の方向性が見えてきました。これからは保全に加えて、この地域を清水への来訪者に楽しんでもらえるよう、新たな取り組みが始まりそうです。