「場の教育」カテゴリーアーカイブ

びっしりの雑草を見事に整理

田んぼのイロハ草取り編に早稲田大学の学生が実習で参加

Weeding Workshop at Organic Rice Paddy

35 Students of Waseda Joined the program.

 エコプラスが主催する休日農業講座「田んぼのイロハ」草取り編が2019年6月8-9日に、新潟県南魚沼市栃窪地区で行われました。今回は、早稲田大学の実習チーム35人による貸し切り実施となりました。

ECOPLUS held organic rice farming workshop called “Tanbo no I-ro-ha” or “ABC in a rice paddy,” on 8-9 June, 2019 at Tochikubo village in Niigata, Japan, having 35 students from Waseda University in Tokyo.

Time Lapse Video shows great progress. 時間短縮ビデオで見る学生たちの草取りパワー

 今年は5月に雨がほとんど降らなかったために、田んぼが乾いて雑草が大量に発生してしまいました。除草剤をまったく使っていない無農薬田んぼなので、イヌビエなどがびっしりと育って、稲の苗が分からなくなるような場所も。学生たちは、裸足で田んぼに入り、両手を泥の中に突っ込んでかき回すようにして草取りをしました。

Since we had very limited rain falls in May, some areas of rice paddies dried up and it helped weeds to grow seriously specially at our non-chemical, totally organic paddies. Students waled into the paddy with bare feet and used fully opened hands like as rakes to clear weeds.

 ちょうど前々日の金曜午後からの雨で、田んぼは水で覆われていましたが、その下の土は乾燥のためにしっかりと固まっていて、指も突き刺さらない状態。稲そっくりに伸びたイヌビエをむしり取るような場所もありました。9日午前9時から始めて、午後1時半までの4時間余で、広さ1反(10アール)余の2枚のたんぼをきれいにすることが出来ました。

Paddies were filled by water thanks to the rain since Friday evening but in most of the paddies the soil was so solid because of long dry condition that it was difficult to push fingers in the soil and we needed to pull out each weeds. Started the work at 9 am on Sunday, it took 4 hours and more to finish two rice paddies which size is over 1,000 square meters.

 農作業以外にも、農家のみなさんから話を聞いたり、専門家による生きもの調べをさせてもらったりと、農山村の自然と暮らしに触れた2日間。学生たちは「本来の生きるということを実感した」「農作業の大変さを感じた」「もっと食料を大事にしたい」などと感想を残してくれました。

Beside weeding in rice paddies, villagers gave them lectures, and a specialist conducted nature tour. Through those students had a chance to feel the relationship between nature, life and community. They left comments like, “I strongly leant the true meaning of to live”, “I understood the hardship of farming”, “I should have more appreciation on food”.

米国の大学生が、日本の農山村で学ぶ

Michigan Students Learnt Japan in Minami-Uonuma

 米国のミシガン大学の学生14人が、2018年5月19日から21日まで新潟県南魚沼市に滞在、田植えや織物体験などを通じて、自然と深くつながった伝統的な暮らしや文化を学んでいきました。

ECOPLUS hosted a group of students from University of Michigan from 19 to 20 May in Minami-Uonuma for their learning on the relation with environment, life and culture through experiencing rice planting, weaving and other activities.

 滞在は、ミシガン大学の日本研究センターが主催する約3週間の日本での研修旅行の一環。早稲田大学教授を務める高野孝子エコプラス代表理事と、ミシガン大学のレスリー・ピンカスさんとの連携で行われました。

The trip was conducted by the relation with Ms. Leslie Pincus of University of Michigan and TAKANO Takako, executive director of ECOPLUS, as a part of their 3 weeks long tour to Japan.

Drying cooked mountain vegetable, “Zenmei.”

 19日は、南魚沼市の標高500m前後に広がる栃窪集落周辺を散策。遠くに雪が残る山々が残る絶景にびっくり。「素晴らしい光景。何億円というものすごい価値があるのではないか」というような声まで出ました。地元のおばあさんが山でとってきたゼンマイを乾燥させている場面にも出会い、両手を添えて丁寧にもみながら乾燥させる作業に見入っていました。

On 19th, they strolled around the village of Tochikubo which is located on the slope of around 500 meters elevation. They were deeply impressed by the scenery of mountains covered by white snow and young green, saying “this land might be so expensive.” They also encountered an old lady who was drying mountain vegetable called “Zenmai.”

 20日は裸足で田んぼに入っての田植え。土の中に足を入れた瞬間に大きな声を上げつつ、手際よく数本づつの苗を植えていきました。

On 20th, they experienced traditional rice planting by hands. They screamed a bit while they put their bare feet in the muddy soil of the paddy but later they acquired how to plant young seedlings in line and they finished the work in three hours.

Traditional sitting loom, called “IZARI-Bata,” or いざりばた

 最終日の21日には、市街地の塩沢地区に下りて、地元で1,000年以上も伝えられてきた麻織物「越後上布」について学びました。植物の茎から繊維を取り、糸にして、染め、織っていく過程を、越後上布保存会のみなさんに見せていただき、一部は実際に体験もさせてもらい、その深い歴史に魅せられていました。

On the last day, 21st, they came back to the city area, “Shiozawa,” to learn about the local ramie cloth called “Echigo-Zyofu,” which has over a thousand year history. Specialists from Echigo-Jofu technique preservation association demonstrated how to get fibers fro the skin of the plant, how to dye the yarn for patterns, and how to weave. Some of the students experienced actual works by their hands.

 3日間の滞在を通じて、森から燃料を得、山からの水を飲み、それを田んぼに巡らせるという自然に密接につながった暮らしや文化を理解してもらう機会になったようです。

Through the three-day stay, they seem to deepen the understanding on the relation with life and nature, like getting fuels from the forest, drinking water from the spring, making the water system running around all the terraced rice paddies.

伝統の米作りを学ぶー田んぼのイロハ2019

南魚沼で見つける「幸せ」の根っこ

 エコプラスが展開する休日農業講座「田んぼのイロハ」を2019年も開催します。田植えから草取り、草刈り、そして収穫へと続く一連の流れを体験します。いずれも大人気。お早めにお申し込みください。


 田植え機などいくつもの機械を使い、農薬など化学物質に依存する「現代農業」は、わずか数十年の歴史しかありません。どうやって人々は何百年も、何千年も命と暮らしを積み重ねてきたのか。現代が直面する「持続可能な社会」への足取りは、どこにあるのか。コメと向き合う中で、現地のみなさんとともに考えます。

  • 田植え編 5月25-26日(土日)
  • 草取り編 6月8-9日(土日、すで満員となりました)
  • 稲刈り編 10月5-6日(土日)
  • 収穫祭  11月3-4日(日祝)

 いずれも1日目の昼過ぎに現地集合、2日目の夕方3時頃現地解散です。実地作業、座学、集落の自然や生活を知る散策、集落のみなさんとの懇親会などを予定しています。

【参加費】10,000円(プログラム費、2日目昼食、保険料)学生半額、エコプラス会員2割引。小学生以下の子どもは保険料、昼食の実費のみ。栃窪の集落営農組織「パノラマ農産」の棚田オーナーは、参加費実費のみ。
【場所】新潟県南魚沼市栃窪集落
 集合・解散時間に合わせて最寄りのJR上越線塩沢駅まで送迎いたします。
【宿泊】地元の温泉民宿 7,500 円(1泊2食、温泉付き、男女別相部屋)
【特典】秋に収穫したコメをおひとり2kg贈呈。

<<田んぼのイロハへの申し込み書>>

豪雪の山里で「サービスラーニング」

一人ひとりが「代替不可能」な社会を目指そう

初めての除雪作業。積雪は2mを超えている。屋根からの雪が積み上がって壁のようになっている。掘り上げるような作業になるので「雪かき」ではなく「雪掘り」と地元の人たちはいう。

「ここで携帯とかテレビとかなくても、別に不便じゃなかった」

「暮らすとなったら違う考え方するでしょ」

「コンビニがないと不便って思いがちだけど、コンビニがないからこそあるものもあるって気づいた」

 立教大学の学生19人が2月上旬、授業の一環として新潟県南魚沼市の山間部の集落にやってきた。

「サービスラーニング」という学びの手法で、現場で体験的に実際の課題に関わりながら学んでいく。19人中14人が、「初の農村体験プログラム」と答えていた。

冷え込んだ朝方、雪は岩のように硬く重い。前日に車庫の屋根から下ろした雪を、さらに道路の外に投げ出す。体から湯気が上る。

 豪雪地帯にある高齢化が進む栃窪地区を舞台に、「雪掘り」をしたり村の人たちと対話をしたりしながら、農山村について知り、高齢化が意味することを考え、自分たちの日々や行動と照らし合わせていく。

 生まれて初めての雪掘りは、きつかった人たちが多かったようで、「こんな少しの雪掘りでもこんなに大変。これまでテレビでわからず聞いていた雪の事故について、ようやく理解できた」などという感想が初日に聞かれた。

超小規模校と呼ばれる栃窪小学校で、児童と大学生が一緒になってゲームなどをした。

 全校児童12人の小学校では、子どもたちが準備した「新米試食会」に招待してもらい、小学1年生から6年生までの一人一人が、21人の大学生と交わった。何軒かの家に上げてもらって話しを聞いたり、50代と70代の住民からは彼らが経験した社会と暮らしの変化の様子を聞いたりした。連日、とても美味しいお米と食事をいただきながら、今は雪の下になっている田んぼと農についても話題になった。よく晴れた日には、一面の雪原となった場所を山の方にカンジキをつけて歩き、動物の足跡を見たり、それぞれ寝転がって美味しい空気と景色を楽しみながら、静かな時間も過ごした。

 わずか3泊4日の滞在だったが、密度の濃い体験的学びと、寝る間も惜しんでのディスカッションを通して、学生たちは自らの視野を広げ、多角的な視点を得て考えを深めていた。そこで起きていることと都市が無縁でないことに気づいていく。

連日の議論。みんなが真剣に、地域と都会、そして自分たちの暮らしについて考えを深めました。

「都市は水も食料もエネルギーも、都市以外の場所に支えられている」、「栃窪の危機は、自分たちの危機」。

 集落の一人は、過疎高齢化が進むと大変なことになると10年以上前から危機意識を持って動いていたにも関わらず、現実になってみると「ここまで追い込まれてきた」と話した。

 これを受けて学生たちも、「今、わかっていて将来大きな問題になるようなものについて、自分たちはもっと真剣に向き合わなくてはいけないのでは」と緊張感ある発言もあった。

 「ここの小学校は生徒が少ないから、一人欠けたら大変だし、誰も代われない。でも私が休んでも、授業には関係ないし、バイトは代わりがいるし、私ってこれまでずっと代替可能な存在だったって気づいた」。

 こうした声を元に、一人ひとりが「代替不可能」な存在となることが、持続可能な社会作りに関係するのではないか、など様々な意見が出されていった。

 最後のふりかえりアンケートでは、経験することの大切さや、地域のつながりの価値、思い込みや先入観に気づけたこと、食への意識、自分で生産する意欲など、びっしり書かれていた。そして「夏にも栃窪に行きたい!大好きになりました」。

 久しぶりにみずみずしく、かつ深い感性に出会った気がした。

 通常、観光客として訪問することはあっても、土地の普段着の暮らしに触れたり、考察したりすることはなかなかない。受け入れる方も大変ではあるが、こうした機会を持つ大切さをつくづく思う。

「サステナビリティ」が当たり前の社会に

高野孝子の地球日記

 2018年の「今年の漢字」で最も応募数が多かったのが「災」だそうだ。

 猛暑や地震、豪雨などの自然災害や、パワハラや文書改ざん、不正入試などの事件などがイメージされたという。

 気候変動への対応を協議する国際会議COP24が、ポーランドで12月に開かれていた。交渉は難航し、進行は遅く、予定を2日間延長してようやく決着した。温暖化(global warming)ではなく、「熱化」(heating)に言葉が修正され、科学者たちが次々とこれ以上の気温上昇は人類滅亡の危機を生むと指摘。産業革命前と比べて1.5度以内におさめる必要を語ったという。

 一方で石油産出国であるアメリカ、ロシア、サウジアラビア、石炭輸出国のオーストラリアが過小評価する発言を繰り返し、合意された文言は柔らかいものになった。

 しかし最終的には渋っていた中国も透明性を約束し、途上国への支援も確認され、2年ごとに進捗を報告しあうことになった。

 平成が幕を閉じるということで、この12月は特に30年を振り返る傾向がある。この30年で世界は何が良くなり、何が脅威だろうか。私たちの生命や暮らしの基盤である自然環境の劣化や汚染、伴う災害、各地での紛争、政治的にも様々な非合理的な状況が生み出されている。

 だからこそかもしれないが、この1年を通して、「サステナビリティ」の視点や「地域や場に目を向けること」が、さらに広がった気がしている。

 11月には国際野外教育研究大会でオーストラリア東海岸に向かった。場所を提供した大学には、水筒に水を補充できる場所があちこちにある。大会中のコーヒータイムでは、使い捨て容器は使用されていない。マイカップ持参が推奨されていた。

施設のあちこちにある給水所。オーストラリア・クイーンズランドのサンシャインコースト大学で。

 10年以上、「場」や風土に適した教育について研究したり、提唱したりしているが、最近注目度が上がっているSDGs(国連が定めて奨励する持続可能な社会のための目標)と、ユネスコスクールの実践が重なる事例を見ると、まさに「場の教育」の視点で活動がされていることが多い。見学に行った横浜市の小学校では、「水の流れ」を校庭で実験していたが、後日、近くの川に出かけ、この実験とつなげていくという。そこからさらに洪水の際の予測などもできる。

 日本の野外教育や環境教育研究ではあまり盛んでないが、世界では「場」「地域」に注目した研究は10数年前から見られるようになった。環境的、倫理的側面も含めて、今回の大会ではすでに当たり前の文脈であり、「場への注目がきちんとなされているかどうか」が指摘の一つになるほどだった。

あちこちにSustainabilityという言葉が出てくる。英国湖水地方の教育施設の中にあるレストランで。

 今年はそれぞれ別の学生たちと一緒に国内外のフィールド実習を何度か実施し、2月には英国湖水地方を訪れた。ある市が管理を断念した公園を、市民有志らがコミュニティプロジェクトとして借り上げ、のちに買い取り、改良、維持、運営している公園を視察した。住民たちが、町の貴重な緑の空間だと考え、始めたという。

 「私たちの活動はサステナビリティに貢献していると思うわ」。

 公園でボランティア担当をしている女性が胸を張った。敷地には元々の馬屋を改修したカフェと食物を育てるガーデンがあり、作物はカフェで使い、苗は市民に提供される。5人スタッフのうち、専従は一人。10万ポンドの支出を、メンバーシップとカフェ、スポンサーや助成金で賄うという。100人を超える市民ボランティアが運営を支える。同市には他に、劇場と市場の2つの市民プロジェクトが元気に動いている。

 滞在最終日には、現地大学の学部生らと交流した。途中で小グループでのディスカッションをしたが、テーマは「サステナビリティについて」。彼らの専攻はアウトドアスタディ、日本で言えば野外教育だ。でも「サステナビリティ」について、早大生と語り合った。

英国のカンブリア大学での議論

 滞在中どこを訪問しても、学生も、農民も、「サステナビリティ」という言葉をあたりまえのように使った。受け入れ先だった大学内のカフェには、倫理的環境的な課題について考える学生グループによる呼びかけチラシが置かれ、飲料水機には「学生でない訪問者も水筒補充にどうぞ」と張り紙がある。

 ここに参加した学生たちの環境・社会意識は大きく高まった。「ここで学んだことを、帰国後、たくさんの人たちに伝えていく場を作る」と全員で共有し、帰国後は「サステナビリティ」をテーマにした報告会とワークショップを実施した。

 地球外で暮らすための研究や実験も今年は話題になったが、まずは今暮らしているこの惑星で、持続可能な社会を築くために努力し、投資し、協力しあっていくことだろう。それができなければ、どこに行こうが結末は同じことだ。(12月23日)

ヤップ島プログラムの報告会が開かれました Reporting Session of Yap 2018 was held in Tokyo

ヤップにいた時の姿になって報告する参加者。Students wore clothes which they used in Yap.
 2018年12月1日土曜日の午後2時から、東京都千代田区の神田橋区民会館で、ヤップ島プログラム2018の報告会が開かれました。
 プログラムに参加した9人のうち、海外遠征や学業などで都合がつかなかった2人を除く7人が、家族や友人ら約30人を前に、体験を語りました。

On December 1, at a community center in Chiyoda, Tokyo, the reporting session of Yap-Japan cultural exchange program was held. Among nine participants of the program, excluding two who are in an expedition in Costa-Rica and in busy study before exams, seven university and high school students were gathered in front of family members and friend, in total of close to 30.

During the session, the word, “Love”, was repeatedly mentioned. “I was strongly held by armes when I was slipped over the floor”, “The family made me local medicine when I got sick at home-stay period”, and other stories were told. In Japan, those students are surrounded by smart phones and convenience stores. For such spoiled life, direct communications seeing each other in Yap was so impressive.

スライドを使って現地の様子を報告、Showing slides, each participants told their deep experiences in Yap.
 一人ひとりがそれぞれの感想を語る場面では、「愛」という言葉が繰り返されました。
 滑って転んだ時に、大丈夫かと心配されてぎゅっと抱きしめられた、雨の中で作業中に大きな声で歌が始まった、ホームステイ先で体調を崩した時に地元の薬草を煎じてくれた、など現地のみなさんの力強い思いやりに、強く心を打たれたようでした。
 日ごろは、スマホとコンビニにくっついて、画面越しのコミュニケーションに追われている若者たちが、目を見つめあっての意思疎通に、強く感動したようでした。

 参加した大学生高校生たちが、生き生きとヤップ島での思い出を語る姿に、家族たちからは「本当に、楽しかったみたいです」「いい仲間が出来たみたいで」と話していました。

おしゃべりは事務所に戻っても続きました。Chatting was continued until mid night at the office of ECOPLUS
 遠く高知県や大阪府から駆けつけた参加者もいて、報告会の後は、二次会、三次会、終電である一人のアパートに戻って、さらに話が続き、翌日は一緒にディズニーランドと、離れがたい時間だったようです。

 ヤップ島プログラムは、終わってからが味が出てくる、ということに気付き始めたみなさんでした。
Family members told that “I believe surely that they had very significant experiences in Yap”, or “He had so exciting days, I am feeling” after hearing their presentations.

Some participants came from far away, like Kochi or Osaka. They kept talking just before the final train and the day after, many of those spent fun time at Tokyo Disney Land together. They did not want to be separated again. They look like understanding that the real program would begin after the whole activities in Yap.

We really appreciate strong support of people in Dechmur village and Yap island.

ヤップ島での体験を語ります・・・12月1日(土)ヤップ島プログラム報告会

ホームステイ先は、大きな木の下の家
 人々が自然と調和しながら暮らしているヤップ島に、9人の高校生・大学生が、使い慣れたスマホを置いて出かけました。
 ヤップのシンプルな暮らしの中での12日間、「幸せとは何か」「豊かさとは何か」を考えてきました。
 その参加者手作りの報告会が、12月1日14時〜16時半の予定で開催されます。ぜひご参加いただければと思います。

【日時】12月1日(土)14:00~16:30
【場所】神田公園区民会館4階洋室A
    東京都千代田区神田司町2-2
     神田駅、淡路町駅、小川町駅から、いずれも徒歩5分

ヤシの実の殻などを使って調理する
【プログラム概要】
 ヤップ島の紹介、プログラムを通じて感じ、考えたことの発表
 報告会参加者とのトークセッション

【登録方法】以下のURLよりアクセスし、必要事項をご記入ください。なお、当日参加も可能ですが、報告書などの配布を予定しておりますので、事前のご登録をお願い致します。
ヤップ報告会参加申し込みフォーム

【その他】持ち物 : マイコップ(飲み物を準備する予定です。ゴミ削減のためご持参ください)
【参加費】無料

【懇親会】17:30ごろから約2時間、神田駅周辺で会費制の

懇親会を予定しております。参加を希望される方は上記フォームにて「希望する」ボタンを押してください。

秋晴れの元で稲刈りーーー田んぼのイロハ

遠くの山々もくっきり見える中での稲刈り

休日農業講座「田んぼのイロハ」の稲刈り編が、10月6-7日に、新潟県南魚沼市栃窪集落で開催されました。台風24号の影響で一週間延期しての実施となり、参加者は少なくなりましたが、秋晴れの中、稲刈りとはざかけをすることが出来ました。作業以外にも、稲刈り後のモミ外しから乾燥、調整という作業の見学や、今年の稲作りをふり返っての座学など、密度の濃いプログラムとなりました。(報告:インターン生K)

参加したのは、「棚田オーナー」の方や社会人の方、家族連れや大学生など計8人。
1日目は好天に恵まれ、黄金色に染まった棚田の田んぼで、鎌を使った稲刈り、天日干しのために「はざかけ(稲架掛け)」を行いました。巻機(まきはた)山や八海(はっかい)山といった山々に囲まれた、米どころ魚沼の田園風景を見下ろしながらの作業は爽快で、忘れられない瞬間になりました。
田んぼでは、地元の「先生」の方々から、鎌(ノコギリ状の歯がついた専用のものでした)の使い方と、刈り取った稲をわらで束ねる技を教えてもらいます。

刈った稲の束をわらでしばる方法を教わる。

特に難しかったのはわらで束ねる行程でした。普段やらないような体の動かし方をするため体が脳に追いつかないし、一つ一つの作業が、簡単なようで意外と難しい…。何度も失敗し、何度も「先生」に見てもらいながら、最後は何とか「合格」をもらうところまでいきました。「どうして上手くいかないんだろう」とあれこれ考えて答えを見つけていく過程が楽しかったです。
鎌の使い方も奥が深かったです。束ねるのと違って、刈り取ることができない、ということはなかったのですが、「鎌を使って刈る稲を集めれば刈り残しが生まれない」「稲を抑える手の位置はこのくらいの高さがいい」など、束ねる作業同様、理屈にかなった作法が色々とあり、覚えると一気に効率が上がりました。

わらで束ねる作業は、参加者の多くが苦戦していました。そのため、「先生」に教わるだけではなく参加者同士で助け合い、教えあう雰囲気が生まれていました。ある程度覚えた僕も(調子に乗って)、苦戦する子供に束ね方を教えます。すると、その子供が参加者のもう一人の子供に、今度は自分が「先生」になって束ね方を教え始めるということが起こったのです。さらにその教え方がうまく、参加者全員が子供の成長速度の速さに感動していました。「先に生まれると書いて『先生』だからね」という栃窪の方々の言葉の通り、誰かにとっての教え子は誰かにとっての先生です。

稲刈りは夕方5時に終わり、夕暮れが近くなった田んぼを後にしました。
泥んこになった靴の泥を落とし、激しい作業の跡がついた服は脱いで宿に帰り、温泉に入りました。気持ちよかった…。
夜には、「銀峰閣」特製の地元野菜がたくさん入った鍋などをいただき、大人たちは地元新潟の日本酒を楽しみました。
最後には宿の外に出て星を見にいきました。満点の星空とそこに流れたいくつかの流れ星を忘れることはないでしょう。

作業場の見学。モミがらを外し、石などの異物を取り除いて、粒の大きなきれいな米粒だけを選び出します。

2日目は台風25号の通過で小雨模様。稲刈りはできませんでしたが、「銀峰閣」の若旦那が稲作りの様々な事情をお話してくださったり、栃窪パノラマ農産での作業現場を見学させていただいたりしました。現場でしか聞けないお米作りの難しさや事情を聞け、機械を動かしての実際の作業風景を見ることができて、これまでの世界が広がるような感動を覚えました。

新米おにぎりと山菜の煮物など。山里のごちそうでした。

昼食は、地元のご家庭にお邪魔して、新米のおにぎりや山菜の煮物など「地産地消」を味わいました。森の中では栃自然探索をして都会ではなかなか出会えない生き物と触れ合いました。「もう終わりなの…?」と言っていた子供たち、もっとやりたかったよね、ごめんね…。

次回の「田んぼのイロハ」は11月3-4日の収穫祭編です。
参加申し込みも始まっています。みなさんぜひぜひご参加ください!

Day +3 ) Reflection by Volunteers ボランティアスタッフの振り返り会

TAKANO Takako, executive director of ECOPLUS, hosted the reflection session.
A reflection session by volunteers for “Welcome Yap” Project in past two weeks was held in Waseda University in Tokyo in the evening of Friday, 23 March. Among eleven volunteers, eight persons and a videographer who had been with us almost the period joined the meeting.

 ヤップ島の青少年招へい事業にかかわったボランティアスタッフらの反省会が、2018年3月23日夕、東京都新宿区の早稲田大学で開かれました。受け入れの中核となった11人のボランティアスタッフのうちの8人と、期間中のほとんどに同行してもらったビデオエンジニアの女性が集まりました。

They donated their time and money for the project heavily since the first meeting in last November accumulating meetings and site visits to identify the most ideal places for the Yapese students. All of activities of each day was organized by responsible team members of the day. One of volunteers was an IT engineer who took days off for this project and joined almost entire period.

 ボランティアの学生や社会人は、ほとんどがヤップ島での暮らしを体験するエコプラスのプログラムの参加者たち。
 昨年11月以来、それぞれの時間を使い、経費の一部も負担して、打合せや現場の下見を何度も重ねてきました。毎日の活動は、ヤップの若者たちの環境への理解を深めてもらえるように、それぞれの日の担当チームが組み立てを考えてきました。

Volunteers exchanged opinions with smiles.
During the meeting, they exchange comments and fanny stories during the time, watching photos of Yapese students during the project. Many commented they will come back to Yap to see students they spent time together this time.

 ふり返りの会では、ボランティアたちは、ヤップの若者たちの写真を見ながら、気付いたことをコメントしたり、予想外だった出来事を思い出して大笑いしたりしていました。何人もが、あの若者たちに再会するために、またヤップ島を訪ねてみたいと離していました。

The project was supported by so many students, families, ex-participants of ECOPLUS’s program in Yap, and organizations, like Keidanren Nature Reserve Fund, United Airlines, Patagonia, Minamiuonuma City Board of Education.

 このプロジェクトでは、多くの学生、ご家庭、過去のヤップ島プログラム参加者などの個人、さらに日本経団連自然保護基金、ユナイテッド航空、パタゴニア、南魚沼市教育委員会など多くの組織からのご支援をいただきました。ありがとうございました。

Day 10) Coming back to home 無事にヤップ島に戻っていきました

Passing cards to each other
 フェアウェルパーティーを大盛況で終えた日本最後の夜。
 みんな早く寝るのかなと思ったが、wi-fiが使えるとわかると全員インターネットキッズ状態。
 遅い子は3時まで起きてたとか。とほほ…。

 朝起き朝食をまばらに食べ、荷造りをしたあとはお散歩へ。あいにくの雨も寒い寒いと言いながら楽しんでました。

Good bye friends and see you soon!
 お別れ前には、みんなの一言とともにプレゼントが渡されました。
 頂いたのはココナッツオイルやレイ、コンリーがつくってくれた男性が踊る時に身につける伝統的衣装の飾りなど。
 私たちは写真に寄せ書きしたものをそれぞれ渡しグランドフィナーレ。全員が「ヤップか日本でまた会おう」と言っていたのが印象的でした。このプログラムが彼らにとってなにかのきっかけになってくれることを願います。