「子ども」カテゴリーアーカイブ

梅雨明けの巻機山で本格キャンプ・・・燕市の小学生15人

南魚沼市清水地区で、7月27日(日曜日)から3泊4日のキャンプを行いました。参加者は新潟県燕市が運営する「長善館学習塾」の小学校6年生15名。子どもたちは普段の生活との違いに戸惑いながらも、自然の中で元気一杯に活動しました。

 

このキャンプは、共同での暮らしと活動を通して「自分への気付き」や「仲間との協力する大切さ」、「自然へ配慮する心」を育てることを目的に行われました。

みんなで薪から火を起こして料理しました!
みんなで薪から火を起こして料理しました!

1日目では集落を探索した後、役割や係を決め、川原にテントを張って宿泊場所を確保。森の中に穴を掘ってトイレも作り、かまどを作って生活の場を整えました。

頑張って沢を登りました!
頑張って沢を登りました!

 

2日目は沢に入って、水量の多い流れに苦戦しながらも全員無事に登りきり、夜は満天の星空を寝転びながら観察しました。
3日目は午前中に環境保護活動について話を聞き保全地域を散歩し様々な生き物を見つけ、午後はブナ林の間伐作業を行いました。
4日目はキャンプ地を片付け、活動中に出たゴミについて考えました。

子どもたち自身で活動を決める時間も設定し、ピザを作ったり川遊びをしたり、鬼ごっこしたりと、思い思いの時間を楽しみました。

キャンプの期間中、冗談を言って笑いあったり、時には意見が食い違ってぶつかったりする時もありました。時には家に帰りたいという子もいましたが、最後はみんな4日間を乗り越えたという達成感にあふれた笑顔になっていました。

子どもたちからのアンケートでは、多くが今回のキャンプから「仲間と協力する大切さ」「ゴミをださない工夫」「ゴミの処理の仕方」を学んだと回答していました。

3月、ヤップ島の若者たちがやってくる!

1997年に来日した時のゴミの山を見学する子どもたち
1997年に来日した時のゴミの山を見学する子どもたち

ヤップ島プログラムの20周年を記念して、ヤップの若者たちを招いて、日本の若者たちとともに持続可能な社会づくりを考える「ヤップ島青少年招へい事業」を行います。

エコプラスでは、1992年以来、ヤップ島プログラムをほぼ毎年実施し、日本とヤップの青少年がともに学び合う、体験学習活動を継続してきました。プログラムの満20年を記念して、ヤップ州から青少年を招き、日本の若者たちとともに開発が進んだ日本の姿を見ながら、持続可能な未来づくりを語り合います。

ヤップ島プログラムでの交流の様子
ヤップ島プログラムでの交流の様子

時期:2013年3月20日から30日
場所:首都圏および新潟県南魚沼市近辺
活動:新潟県ではヤップ島で体験できない雪のある世界を、首都圏では満開の桜に象徴される日本の春を体験します。経済開発が進んだ日本の現状を多面的にかつ体験的に、日本の若者とともに学びます。ヤップ島で大きな課題となっているゴミや水問題などを中心に、視察や話し合いをします。
招へい者:中学生から高校生までの10人ら大人の引率者を含め13人。
実施体制案:
主催 NPO法人エコプラス
共催 ヤップ州政府青少年局、各集落(マ、ルム、アリンゲル、カダイ、ルムング)
協賛 ユナイテッド航空、(株)シーボン、前田建設工業(株)、磯野不動産(株)
後援 ヤップ州政府、ミクロネシア連邦大使館、南魚沼市教育委員会、太平洋諸島地域研究所
協力 損保ジャパンちきゅうくらぶ、カンタービレこうじまち、パタゴニア日本支社、ヤップ島プログラム参加者や家族、濱はるみさん、櫻田秀美さん、大久保真美子さん

注:ミクロネシア連邦は日本の南に隣接し、なかでもヤップ州は最も日本に近い地域。人口約1万2千。太平洋の島々の中でも伝統を最も色濃く残すとされ、石のお金が今でも使われる島として知られる。日本統治時代の名残で日本語を使うお年寄りも残り、桃太郎さんがいまも歌い継がれる親日的な空気が残っている。一方で、週2便しかない航空路など制約も多く、豊かな自然・文化・伝統と、経済のバランスが課題となっている。

757 3日間雪遊びを満喫!「子ども雪国暮らし体験」終わりました

ソリすべりは何回やっても面白い!滑っては登りを何時間も繰り返す子どもたち。
ソリすべりは何回やっても面白い!滑っては登りを何時間も繰り返す子どもたち。

天候に恵まれ、ソリ滑り、雪合戦、雪だるま作り、雪堀りと3日間みっちり雪で遊びました。
新潟県南魚沼市栃窪集落で、1月12日から14日の2泊3日で「子ども雪国暮らし体験」を実施しました。参加したのは首都圏や南魚沼市内の小学1年〜5年生8人。毎年参加している子も初めての子も元気いっぱいでした。
リーダーは雪の楽しさも厳しさも知っている地元栃窪の20代の若者たち。仕事の合間をぬって9人が入れ替わりながら、子どもたちの雪国体験を時にはやさしく、時には厳しくサポートしてくれました。

さいの神の祭りで燃やす正月飾りを付ける作業も体験。自分で作った飾りを持って来た子もいました。
さいの神の祭りで燃やす正月飾りを付ける作業も体験。自分で作った飾りを持って来た子もいました。

多くの子どもが楽しみにしていたカマクラ作りでは、リーダーたちがどんどんと雪を掘り出していく姿に、子どもたちから「すごい」と驚きの声があがっていました。まけじと子どもたちも一生懸命雪をほり、人が十分入れる大きさのカマクラを作りあげ、その中でミカンを食べたりお茶を飲んだりと楽しみました。
2日目の夜にはさいの神の祭りに参加させてもらい、燃え上がる火で焼いたお餅やスルメを食べて1年の健康を願いました。

生活面でも子どもたちはとても積極的に頑張っていました。食事作りや後片付け、掃除、布団の片づけなど普段はやらないことに挑戦。「自分で作ったご飯はおいしい!」と毎回の食事で多くの子どもがおかわりをし、たくさん食べていました。

帰る間際まで雪でたっぷりと遊んで、みんな笑顔で帰っていきました。雪の楽しさを満喫したことはもちろん、地元のお兄さんたちのかっこいい姿に触れたり、友だちとの共同生活をしたりして、子どもたちは少したくましくなったかもしれません。

突然の訪問者

子どもたちが集落センターに遊びにきてくれました。
子どもたちが集落センターに遊びにきてくれました。

突然の訪問者が集落センターに…。

今日8月11日の午前中、集落センターに大きな笑い声が聞こえてきました。それは、栃窪の子どもたちと帰省している友だちの6人でした。みんなで遊んでいたらしく、集落センターにも遊びにやってきました。にぎやかな声が聞こえていたのもほんのひととき、こどもたちは「ばいばーい、また明日遊ぼー」といってまた違うところに遊びにいきました。
こどもたちの笑顔に元気をもらい、今日も一日頑張ることができました。こどもたちはすごいパワーを持っていることを改めて知りました。
明日は遊んであげたいなと思いました。

山岳尻滑りに雪合戦、たっぷり遊んだ「子ども雪ざんまいキャンプ」

4日間を過ごしたキャンプ地。雪の上を整えて、好きな場所にそれぞれのテントを張りました。
4日間を過ごしたキャンプ地。雪の上を整えて、好きな場所にそれぞれのテントを張りました。

南魚沼市清水集落にて3泊4日のキャンプを実施しました。17人の子どもたちが雪の中で遊び、暮らし、新しいことにチャレンジしました。
新潟県南魚沼市清水集落にて、2012年3月27日から30日までの3泊4日で「雪ざんまいキャンプ」を行ないました。今回は地元南魚沼や新潟県の刈羽村、そして東京、神奈川、埼玉、大阪から17人の参加者が集まりました。小学4年生から高校2年生までと幅広い年齢層となりました。

自由時間に何して遊ぶ?やりたいことを選びます。
自由時間に何して遊ぶ?やりたいことを選びます。

期間全体に渡ってとても天候に恵まれ、そして清水地区活性化委員会の方々を中心に多くの人たちの協力があり、子どもたちは存分に雪の世界での暮らしと遊びを体験することができました。

詳しくはこちらへ
http://www.ecoclub.org/showart.php?lang=ja&genre=7&aid=510

栃窪小学校卒業式

在校生と一緒に
在校生と一緒に

2012年3月23日、栃窪小学校の卒業式が行われました。

あたたかな春風が吹く3月23日の午前中、栃窪小学校の平成23年度の卒業式が行われ、在校生10人、教職員7人、そして保護者や来賓、地区民など20人ほどが、笛木光月さんの卒業を祝いました。栃窪小と交流のある明星大学の学生2人も東京から駆けつけました。

「いつも笑顔の光月さん。誰とでも話せる光月さん。たった一人の最上級生として、私たちを引っぱってくれました。ありがとう」
インフルエンザで4人が出席できず、在校生は10人でしたが、会場となった体育館いっぱいに卒業する光月さんへ贈る言葉や歌が響きわたりました。

光月さんは終始堂々した姿で、会場はあたたかな中にも凛とした雰囲気でした。

光月さんは、生きものプロジェクトやショートステイにも積極的に参加し、訪れた人たちに栃窪のことをいろいろ話してくれました。中学生になってもよろしくお願いします!

雪深い冬の栃窪で「子ども雪国暮らし体験」を実施

参加者は、地元の子どもたちと一緒になって雪遊びを満喫しました。
参加者は、地元の子どもたちと一緒になって雪遊びを満喫しました。

2012年1月14-15日に、9名の小学生が栃窪集落の子どもたちと一緒に地元のお祭りや雪遊びなど、雪国ならではの生活を楽しみました。

神奈川、東京、そして地元南魚沼市内から集まった小学1年〜6年生の参加者9名が、たっぷりと雪の降り積もった栃窪集落で、雪国の生活を体験しました。子どもたちは、共同生活をしながら、地元のお祭りに参加したり、栃窪の小学生と一緒になって思いきり雪遊びを楽しんだりしました。

さいの神では、棒の先にスルメやお餅をくくりつけて、火にかざす体験をしました。
さいの神では、棒の先にスルメやお餅をくくりつけて、火にかざす体験をしました。

1日目の活動は、まず雪遊びからスタート。地元の小学生が傾斜のきつい坂をソリで豪快に滑り降りたり、雪山の上から飛び降りたりする姿を見て、他の子たちも次々に挑戦。雪遊び中は、ずっと子どもたちの笑い声が響いていました。その後は、夜に行われるお祭り「さいの神」で燃やすための正月飾りを集めにいきました。地元・栃窪の子どもたちと一緒に集落内の家を回り、集めた飾りやワラ細工などを神社へと届けました。
雪遊びの後には、きんぴら炒めやポテトサラダなど、夕食のおかずを作りました。「家ではあまり料理をしたことがない」と言う男の子たちも率先して野菜を切ってくれるなど、普段とは違ったことにチャレンジしてくれたようです。地元の方が用意してくれたシチューと自分たちで作った料理が食卓に並ぶと、みんなとても嬉しそうにしていました。食事中は「おいしー!」と言う声が飛び交い、何度もお替わりする子がいるほど好評でした。
夕食後には、集落の神社へ行ってさいの神のお祭りへ参加しました。4mほどの高さに組まれたワラや、集めた正月飾りを燃やした炎で、参加者はスルメや餅を焼いて食べさせてもらいました。

2日目の朝は、集落内の雪掘りを体験。2つのグループに分かれて、雪掘りと雪運びの二つの作業を交互に行いました。除雪作業をしたお家のおばあさんからは、「ありがとう。ありがとう」と何度も感謝されました。その後は、栃窪小学校のグランドに行き、穴掘りや雪合戦、ソリ滑りなど、思う存分に雪遊びをしました。集落センターに戻ってお昼ご飯を食べた後は、荷物の片付けや施設の掃除をしました。

最後のふりかえりでは、子どもたちから「ソリ滑りが楽しかった」「新潟で暮らしたいと思った」「雪掘りは大変だったけど、近所のおばあちゃんの役に立てて良かった」などの感想が聞かれました。

山里子ども夏休みキャンプ2011

8月4日から6日まで、関東や新潟県各地からの小学校1年生から中学校1年生まで19人が、新潟県南魚沼市石打のスキー場ホテルを拠点に自然と親しみ、他の人たちと協力しながら暮らす活動をしました。

2011年8月4日から6日まで、新潟県南魚沼市石打で夏の子どもキャンプを実施しました。
今年は大雨の影響で、予定していた清水集落でのプログラムを急きょ変更しての開催となりました。それでも地元南魚沼市を始め、千葉県や神奈川県など関東圏や新潟市などから、女子9人、男子10人が集まってくれました。
宿泊は、丸山スキー場内のホテル「エルム」のレストラン部分をお借りし、二日目は越後湯沢の大源太キャンプ場で活動しました。
子どもたちは、生きもの探し、星空観察、川遊び、薪で火を起こしてパン作りなどの活動だけでなく、生活部分や、一日を振り返って活動ノートに記入するなど、3日間みっちりと元気いっぱいに過ごしました。プログラム中は、グループ単位で食事の準備や後片付けを分担し、最終日には大掃除も行いました。

地域に根ざした教育(Place Based Education)勉強会を行いました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAテーマ:
「産むということにまつわる地域に根ざした教育−オーストラリア最北端の 町、ダーウィンから」
4月11日に、地域に根ざした教育のネットワークオフ会を行いました。このネットワークのメンバーの野口扶弥子さんが、”産 む”ということをテーマに、お話しくださいました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAオーストラリアの地理、風土などについての簡単な説明のあと、ご自身がオーストラリアで二人の子どもを出産された体験を交えながら、オースラリアの先住民族アボリジニやダーウィ ンという街での暮らしについて話してくださいました。アボリジニの人びとの出産に関する現状の紹介を通して、産むということ、地域に根ざした知恵がどのように人間の自然観や生き る力とつながっているのか、興味深いお話を聞くことができました。助産師、企業人、教育関係者、学生など、様々な参加者からも、それぞれの体験からの話を聞くことができ、興味深い会となりました。

PBFの勉強会では、いろいろな土地の食べものをつまみながら、というのが恒例になっています。今回は、高野がバリ島で買って来たバリコーヒー(泥コーヒー)、野口さんが出張でいらしたドイツで買って来られたイースターの卵の形をしたチョコレート、中東の伝統菓子のマラビ(ミルクプリン&ローズウォーターシロップ)、パレスチナのドライフルーツを味わっていただきました。

○話題提供者プロフィール:
野口扶弥子(のぐちふみこ)
NPO法人 持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J)事務局
外資系金融機関に勤務の後、オーストラリアのグリフィス大学環境教育学修士 課程に留学。人間が自然の一部であるという価値観を持つアボリジニに魅か れ、研究も兼ね、伝統知を取り入れた日本人向けエコツアープログラムをゴー ルドコーストのツアー会社で企画。その後、先住民族が多く住む都市、ダーウ ィンに移住。2人の子どもをそれぞれ助産院・自宅で出産し、人間が自然の一 部であることを体感し、先住民族のことと自分の体験が重なった。ダーウィン では、コミュニティラジオ局の日本語放送を運営しながら、ダーウィン自宅出 産の会で、「バース・チョイス(産む選択権)」確立に向けた運動や、シュタ イナー教育に関わる。2003年より日本在住。

研修会内容

613-l地球市民アワード 大人リーダー研修会
日時:平成20年6月6日(日)13:00-17:00
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 研修室
講師:高野孝子

【1】地球市民アワードの概要
地域に根差した活動をする子どもたちへ向けた「教材」ではなく「提案」であり、「社会」「自然」「文化」の3分野が、互いに切れた体験ではなくつながりを持った体験となるよう工夫されている。

その第一ステップが今回の「大人リーダー研修会」が対象としている【大地賞】である。【大地賞】修了後は、【風賞】、そして現在考案段階にある【光賞】へとプログラムがステップアップしていく。

【2】持続可能な社会
「持続可能な社会」という言葉から連想出来る事柄に関して、参加者より以下のキーワードが挙がった。
*ゴミが少ない社会
*循環が出来ない
*化石燃料に頼らない
*無理がなく、誰でも出来る
*共生・多様性
*世代を越えて、つながって
*つながり:地域や自然、異なる価値観

また、現在進行中の環境問題として、
+地球温暖化  +食糧危機
+ゴミ     +大気汚染
+砂漠化    +人口問題(多い、少ない)
+水不足    +政治
+経済
などの例も参加者より挙がった。

→こうした概念や現実に子どもたちに気がついてもらうことが重要。
→そのためには、子どもたちの自主的な活動に加え、大人が少し手を差し伸べて視野を広げてあげる必要性がある。

こういった意義・目的は、「地球市民アワード」のネーミングにも表れており、地球規模の視野を持つ、と共に実際に動く場所は地域である、という意味を込めて『地球市民アワード』と決定した。

【3】具体的な手法について

子どもが主体とは何か?
→自分たちは○○をやりたい!
大人が主体とは何か?
→○○がいいから○○をしなさい!

614-l 大人が主体となる活動は、しばしば“やらせる”ことによって達成を強制させてしまう可能性がある。その結果、子どもたち自身の意志とは無関係に正解が何かを探す子どもになってしまう。一方、子どもが主体となる活動では、子どもたちの自主性が活動の源となる。また、大人リーダーは「ファシリテーター」の役目を担う。

◎ファシリテーターとは・・・
“ファシリテーター”とは、語源であるfacilitate(手助けをする、容易にする)からもわかるように、人と人をつなぐ役割だったり、進行役だったり、何かを促進させる役割を果たす。案内役を意味する“ガイド”や、スキル等の指導者にあたる“インストラクター”とは異なる。
「地球市民アワード」は、子どもたちの自主性や選択を大切にすることを前提に子どもたちの学びを促進し、引き出す、という意味でこの”ファシリテーター”という言葉がニュアンスとして近いかもしれない。

またそのためには、大人による「動機づけ」が大きな意味をなす。

◎動機づけとは・・・
動機付けとは、子どもの自主性を引き出すためのサポートである。

主体が子ども:〔ハプニング型〕↔〔マニュアル型、シナリオ型〕(反対語)

子どもが主体となると、その活動や結果にはマニュアルは存在しないので、ハプニングも想定される。
→大人がハプニングを許容することも必要
→ハプニングのプロセスを大切にする
→そこから何らかの学びを引き出してあげる

これらは広い意味での「動機づけ」と言える。

よい学びとは、多角的に観察し想像することで、大人側のある程度の寛容さが必要である。あらゆるハプニングを想定して準備を万全に行なっても、時にはその全てを捨てなくてはならないときも出てくる。
これを、自由に学びを引き出すという意味で「教えない教育」と表現する。

その具体例として、「3Hモデル」という手法がある。3Hの“H”は、
1)Head(知識)    2)Heart(情、感動)    3)Hand(物を作る)
である。総合的にこの三つの“H”がバランス良く含まれるようにな手法を工夫し、学びをを深め、引き出すことが大人リーダーの役割である。

◎振り返りとは・・・
何か活動を行なったら、振り返りを行なうことがとても大切である。自分の体験を言葉にしてみんなで分かち合い、活動を客観的にひもといて整理することで、次の行動に繋げることが出来る。

ここでの大人リーダーの主な役割は、子どもたちの発見を引き出すことや、「自然」「社会」「文化」の3つ分野のつながりに気づかせることである。
その際に、子ども側から疑問や質問を呼び起こすことは次の学びにつながるだろう。

【4】地球市民アワードの実際の進め方
大地賞の流れ、および進め方は以下の通りである。

1)活動する子どもたちのグループを作り、活動計画を練る。
2)アワードプログラム事務局に参加登録証を送る。
3)事務局から受けたIDで「地球市民アワード」専用のウェブサイトにアクセスし、「自然」「文化」「社会」の活動記録をそれぞれ書き込んでいく。また子どもたちは記録ノートに活動内容を記録していく。
4)振り返りを整理して「ふりかえりシート」に記入し、必要に応じて大人リーダーのサインをもらう。
5)学んだこと、感じたことなどについて発表を行なう。
6)まとめの振り返りを行なう。
7)アワード発行申請書を事務局に送る。
8)アワード(修了証)が届いたら、授与式を行なう。
活動の例)以下の活動は「自然」「文化」「社会」のどの分野に当てはまるだろうか?
☆ 図書館で仕事体験・・・社会
☆ 紙すきハガキ作り・・・文化+社会
☆ 万華鏡作り・・・文化+社会+自然
☆ 清掃工場見学・・・社会
☆ ぶどう狩り・・・文化+社会+自然?
☆ マスつかみ、カブトムシとり・・・自然?

以上のような具体例からも、3つの分野は互いに関係しあっていて、一概に分類することが出来ないことが分かる。
また、養殖されているカブトムシをつかまえることは果たして「自然」の活動なのか、ということに対して疑問が挙がるかもしれない。しかし、「養殖である」という事実を大人リーダーが説明してあげること、「なぜカブトムシが養殖されているか」などの疑問を子どもたちに投げ掛けてあげることも、学びを引き出し、次につなげていく大切な要素になりえる。また、子どもたちの世の中で起きていることを想像する力を養うことも出来る。

【4】大人リーダー研修会を振り返って
参加者の意見・感想
●様々な可能性、枠が定まっていない視点が存在して面白い。なんらかの形で反映させていきたい。
●子どもの活動だけでなく、大人同士での活動、会社の経営活動にも活かせそう。
●少人数や一人でも出来る、親子で出来ることが良いと思った。小学生や中学生だけでなく、大学生ももっと関心を抱いて取り組んでいけたらいいと思う。
●子どもたちにとって、この「アワード」自体が魅力的な動機づけななるのかもしれない。
●今日の研修会を通して、自分自身の振り返りにもなった。

以上