「山里」カテゴリーアーカイブ

小中高生26人が山里の自然と暮らしを満喫「山里子ども夏休みキャンプ」

新潟県南魚沼市の清水集落で、2010年8月5日から3泊4日で、「山里子ども夏休みキャンプ」を行いました。地元南魚沼市のほか、大阪府や首都圏から合計26人の小中高校生が、地元のみなさんの指導で大自然をたっぷりと楽しみました。

地元のベテランの案内で、子どもでも楽しめる沢を歩いて楽しみました。
地元のベテランの案内で、子どもでも楽しめる沢を歩いて楽しみました。

 

8月5日から8日まで、新潟県南魚沼市清水で子どもキャンプを実施しました。

小学5年〜高校1年までの川っ子グループはテント泊、小学1年〜4年までの山っ子グループは公民館泊で3泊4日の共同生活を体験しました。
川っ子は12人、山っ子は14人が、地元南魚沼市や東京、埼玉、神奈川、千葉、そして大阪から集まりました。

キャンプサイトは遠くに2,000メートル級の山々を望む電灯ひとつない場所。星空が最高でした。
キャンプサイトは遠くに2,000メートル級の山々を望む電灯ひとつない場所。星空が最高でした。

詳しくはこちらへ
http://www.ecoclub.org/showart.php?lang=ja&genre=7&aid=448

第2回やまざとワークショップ報告

火渡りに挑戦
火渡りに挑戦

2008年8月2、3日の両日、全戸数18の新潟県南魚沼市清水集落で、首都圏の社会人や学生ら12人に、地元のみなさん11人の計23人が参加し、清水地区が主催する「やまざとワークショップ」を行いました。

2008年8月2、3日の両日、百名山の一つである巻機山(1,967m)の麓、標高600mに位置する新潟県南魚沼市清水集落で、清水地区が主催する「やまざとワークショップ」が開催されました。参加したのは、首都圏の社会人や学生ら12人に、地元のみなさん11人の計23人。

つきぬけるような夏の青空の下、1日目はソバの種まきと巻機権現火渡りを体験、2日目は5月に行った第1回でコマ打ちしたナメコの原木周辺を草刈りし、原木をきれいに並べる作業をしました。
清水は標高が高く米作りに適さないこともあり、休耕田にソバを植えています。ソバの種まきでは耕うん機を集落のプロに教えてもらいながら使いました。初めての経験に参加者はとても嬉しそう。「ただ使い方を教えてくれるだけでなく、昔、耕うん機を使う前は牛を使っていたことなど、話を聞きながらの作業がとても面白かった」と参加者から感想がありました。
また清水は、山岳信仰の地で、山伏の修行として火渡りが毎年8月第1週に行われています。この火渡りの準備から加わらせてもらい、道場と呼ばれる火渡りの火を焚く場所をつくるため、結界を張る作業などを手伝いました。
夜7時になると、清水にある民宿に集まった山伏12人が行列し巻機権現を目指します。途中、昔関所であった家と巻機山へ祝詞をあげ、巻機権現へ行き、道場へと入っていきます。各方角に矢を放ちお清めをした後に、いよいよ点火。燃え盛る火が置火になったところで、山伏に続いて参加者も火渡りに挑戦。見事渡り切りました。

ナメコの原木周辺。うっそうと生える草を草刈り機を使って刈る。
ナメコの原木周辺。うっそうと生える草を草刈り機を使って刈る。

その後、清水地区の公民館に戻り懇親会。地元の若手、消防団の皆さんも駆けつけ大変盛り上がりました。
2日目のナメコの原木地域の整備作業は、集落から車で10分、徒歩で約30分、たくさんの種類の木々がある山で行いました。5月には雪で一面真っ白だったところは、ササや低木が密集してしまい、原木はその下に眠っている状態でした。それをエンジン式の刈り払い機などで思いっきり切りはらい、掘り出して、並べ直すという作業でした。こうすることで、よりたくさんのナメコが収穫しやすくなるそうです。「キノコの原木に触れるのは初めてで、こういうふうにキノコができることがわかりました。」「森のカタチや森の守り方を再確認できた。」と参加者。来年の9月頃には収穫できるようになるということです。
午前中の作業の後、この2日間で印象に残ったことや清水でやってみたいことを出し合いました。ナメコ学科、ソバ学科、郷土料理学科、歴史学科など、集落の人が教授となり、その裁量で単位認定を行う「清水大学」の設立、郷土料理教室の開催、4mもの雪が積もる清水ならではの、積もっている雪をチェーンソーで切り抜いてつくるかまくらづくりの売り出しなど様々なアイデアが出されました。
「大自然とそれを上手に共生する人々の暮らし。大自然は美しい。でも、大変なこともたくさんある。大自然と上手に付き合っている人々。とても魅力的でした。」「人と人との触れ合いやあたたかさ。様々な事を教えてくれるし、体験させてくれたのが嬉しかった。」「皆さんがすごく笑顔で、でも作業が始まると表情がガラリと変わって、そのギャップが素敵でした。」などと参加の感想がありました。参加者の印象に残ったことのキーワードは「人」「技」「話」でした。
このイベントは、エコプラスが企画・運営を担当しており、厳冬期の来年2月には単身高齢者宅の除雪作業を実施する予定です。いずれも、単なる体験を超えて、地域社会の実際に触れその輪の中に参画することを通じて、日本や世界全体の持続可能性について考えることを目指しています。

やまざとワークショップに、首都圏などから45人

標高900m前後の山の中で、間伐した樹木にキノコのコマ打ち作業をする参加者と地元のみなさん。細いほだ木を想像していた首都圏からの参加者らは木の太さにびっくり。
標高900m前後の山の中で、間伐した樹木にキノコのコマ打ち作業をする参加者と地元のみなさん。細いほだ木を想像していた首都圏からの参加者らは木の太さにびっくり。

新緑と残雪がまぶしい山の中で、都会と地元の人々が一緒に日本の地域社会を考える「やまざとワークショップ」が2008年5月5、6の両日、新潟県南魚沼市清水地区で開かれました。

戸数19にまで減り、さらに過疎・高齢化が進行する新潟県南魚沼市の清水集落を舞台に、2008年5月5、6の両日、清水地区が主催する「やまざとワークショップ」が開かれました。

南魚沼地域全体が、中越地震の影響もあって、経済活動が停滞し、若者らが都市に流失。その一番のしわ寄せは山奥の集落に押し寄せています。

講師の広瀬敏通さんの講演と実際の作業を経た参加者は、限界集落に近づきつつある清水集落の将来をどうすればいいのか、地元のみなさんと一緒になって議論しました。
講師の広瀬敏通さんの講演と実際の作業を経た参加者は、限界集落に近づきつつある清水集落の将来をどうすればいいのか、地元のみなさんと一緒になって議論しました。

南魚沼市の中でも最も高齢化率の高い清水集落は、すでにお年寄りだけの単身世帯も増加し、村の機能を維持する共同作業の負担が高くなってきています。

まさに「限界集落」になろうとしている集落を、どうすれば活性化できるか。講師に日本エコツーリズム協会の広瀬敏通代表理事を招き、首都圏などから計31人が参加。地元のみなさんらと一緒に、全部で計45人が2日間に渡って、語り合いました。

広瀬さんは、講演の中で「エコツーリズムが日本各地で地域社会を元気にさせる試みとして展開され始めている。大切なのは、人の輪。いかに自然や人情がよくても、その地域が仲が悪く、他人の悪口を言い合っていてはいけない。仲良くすることが一番大切」などと、具体的にアドバイスをしました。

さらに、「日本社会全体が、もの作り社会から、非もの社会に移行しつつあり、エコツーリズムなどのこれまでとは違った新しい観光が産業の柱になる。その中で、清水型の事業をどのように組み立てるかが課題。ここにしかないものなどない、と思うのではなく、ここにあるものを大事にするということが大切」などと話しました。

2日目には、地元のみなさんが「味が違う」という山奥でのナメコ栽培を広げるための作業に取り組みました。用意されたナメコ菌が植えられた木のコマは15,000。これを間伐したサワグルミの太い幹に次々と穴をあけ、打ち込んでいきました。

百名山の一つである巻機山(1,967m)の山頂付近には真っ白な残雪が光り、その下には芽吹き始めたブナの緑が鮮やかです。作業現場も一部は50センチ近い雪が残り、雪どけの鮮烈な流れの脇で、参加者は地元の人と一緒になって、作業に打ち込みました。

最後の意見交換では、「『ナメコ山』と命名して活性化のシンボルにしよう」「キノコが実際に出てくる来年の秋が楽しみ」「都市の人々が山村留学できるようにしては」などの積極的な意見が相次ぎ、地元のみなさんも改めて山里が持つ魅力を見直していました。

この催しは、エコプラスが企画・運営を担当しており、8月2、3両日には、地元の火渡り神事の準備段階から参加。また厳冬期の来年2月には単身高齢者宅の除雪作業を実施する予定です。いずれも、単なる体験を超えて、地域社会の実際に触れその輪の中に参画することを通じて、最終的には日本や世界全体の持続可能性について考えることを目指しています。

すでに今回の参加者のみなさんの間では、「清水ファンクラブ」準備会が始まりました。

清水集落や南魚沼地域でのエコプラスの活動に興味をお持ちの方は、TAPPO 南魚沼やまとくらしの学校(tappo@ecoplus.jp、025-782-5103)まで。

あきる野市横沢入で里山体験

木漏れ日のなかを山登り。ヒヨドリ、シジュウカラなどいろいろな鳥の声が聞こえてきました。
木漏れ日のなかを山登り。ヒヨドリ、シジュウカラなどいろいろな鳥の声が聞こえてきました。

すばらしい秋晴れのもと、28人の参加者が里山で生き物観察、山登りなど楽しみました。

11月23日、紅葉まっさかりのあきる野市横沢入(よこさわいり)で、今年最後の里山体験を実施しました。受入れてくれたのは横沢入で保全活動をしている「あきる野さとやま自然塾」のみなさんです。参加者は、森林整備をするグループと、自然観察・山登りをするグループに分かれて活動しました。

小学生の女の子も森林整備に挑戦しました。
小学生の女の子も森林整備に挑戦しました。

今回の森林整備はスギやヒノキの間伐作業です。指導してくれる水野さんが、間伐をすることで光を入れて太い木を育てることなど、手入れの意味を説明してくれました。整備の経験のある参加者も多く、順調に手入れが進みました。参加した小学生の女の子2人は、最初ははじめてつかうノコギリにおそるおそるでしたが、スタッフに手を貸してもらいながら、一緒に1本の木を切ってとても満足そうでした。

山登りは、横沢入での里山体験ではじめてのルートでした。最初のロープを使って登る急斜面を過ぎると、コナラとクヌギなどの雑木林で、木漏れ日に囲まれた気持ちのいい登山道が続きます。今年はドングリの当たり年だそうで、いたるところドングリが落ちていました。案内をしてくれた自然塾のスタッフのみなさんは鳥にくわしく、鳴き声だけでメジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、コゲラ、ウグイスなどを教えてくれて、参加者からは驚きの声があがっていました。途中、山の片側に住宅街が広がる所があり、開発と里山保全について考える場面もありました。

自然観察は、ゆっくりと歩きながら生き物を探したり、野生のクレソンを味わったりと思い思いに楽しみました。小川のそばにある小さな水たまりを観察してみると、ホトケドジョウやいろいろなヤゴ、アメリカザリガニなどたくさんの生き物が見つかりました。生き物に詳しい小学生の男の子が大人に教えてくれたり、生き物を囲んで和やかなひとときとなりました。

今回の里山体験はすばらしい天気に恵まれて、里山の生態系の豊かさをたっぷり味わえる機会となりました。この体験を今後どのようにつなげていくかなど、最後にグループごとに振り返りをして終わりました。

【参加者の感想から】
・落ち葉を踏んで歩くなんて普段はない。楽しかった。自然があって人があって、人がある程度暮らさないとなくなるのではと思った。港区がやっていることをもっと宣伝すべき。
・解放感があった楽しい一日。子供らが勉強だけでなく、自然とふれあい人間性を豊かにする機会が必要。
・小さな水たまりにあれだけたくさんの生き物がいるとは驚いた。今人が入ってくると、山から見た団地のような入り方になってしまうけれど、今回のプログラムのような入り方を大事にしたい。
・水たまりの豊かな生態系は、実際にはもっと大きな生態系の縮図のようで、ちいさな宇宙のよう。自然が少なくなったというけれど、都会にもまだ沢山の自然が合って、捨てたもんじゃない。

あきる野の里山で竹林整備

作業を始めるまえに竹の種類の見分け方を教えてもらいました。雨が降っているので、全員雨着を着用して準備万端です。
作業を始めるまえに竹の種類の見分け方を教えてもらいました。雨が降っているので、全員雨着を着用して準備万端です。

10月27日(土)、あきる野市菅生地区で、里山自然体験を実施しました。

10月27日(土)、東京都あきる野市菅生地区で今年2回目の里山自然体験を行いました。季節外れの台風の影響で雨となったため数名のキャンセルがありましたが、19名の参加者が竹林整備を中心に里山の秋を体験しました。

今回、菅生で受けいれてくれたのは「自然の学校」の校長浅原さんたちリーダー4人です。「自然の学校」は菅生を中心に17年前から小中学生を対象とした自然体験プログラムを実施しているボランティア団体です。リーダーと呼ばれるスタッフの人たちは、普段仕事をしながら週末を中心に活動を続けています。

ほとんどの人が竹林整備は初めてでしたが、とても楽しんでいました。
ほとんどの人が竹林整備は初めてでしたが、とても楽しんでいました。

菅生での里山体験は昨年度の冬にも実施し、山登りや自然観察を行いました。今回は楽しい体験で終わるだけではなく、より里山について知ってもらいたいと、「竹林の整備」作業がメインのプログラムとなりました。
菅生でも過疎高齢化が進んでいて、地主さんが手入れをやりきれない竹林が何カ所かあるそうです。その一つで自然の学校の畑の近くの竹林が今回のフィールドです。
最初に浅原さんから竹の種類や整備の意味の説明と、田中さんからノコギリの使い方や枝払いの仕方の指導がありました。今回の竹林にはマダケ、ハチク、モウソウチクの3種類の竹が生えており、太さや節の長さによって簡単に見分けることができます。竹は成長がとても早いためどんどん増えていくけれど、森林と同じようにある程度は間伐をして光が届くようにすることが大事だそうです。日本人にとってはとても身近な竹ですが、ほとんどの人は初めて知ったようでした。また、杉など木の間伐作業などの経験がある参加者は何人かいましたが、竹を切った経験がある人は誰もいなかったため、多少緊張気味に説明を聞いていました。
2人一組になって作業を開始しました。切り方によっては竹が早く倒れて切れ目の逆側が跳ね上がってしまうここともあり、注意が必要ですが、みなさん果敢に挑戦していました。「普通の木よりも早く切れて気持ちがいい!」と笑顔で楽しむ人や、「子どもの頃にやっていたことを思い出した」と黙々と作業を進める人もいました。

雨が強くなって来たため1時間ほどで早めに作業を切り上げ、屋根のあるところに移動してお昼ご飯になりました。菅生の食材を使ってトン汁や、浅原さん自家製の梅干し、柿などたくさんの差し入れをもらい、雨の中でしたがゆっくりと昼食を楽しみました。
食後も雨は降り止まず当初予定していた花炭作りは残念ながらできなかったのですが、事前に用意してくれた花炭の素材(木の実や葉っぱなど)を配って家で作れる方法を教えてもらいました。また、「光・たくさんの生き物が生息する環境・地産地消」をキーワードとして里山の生態系を考えるワークシートをもとに、浅原さんが里山や自然との関わり方について具体的に話をしてくれました。たまに里山に来てリフレッシュしたり楽しんだり、ということだけではない継続的な関わりをひとりひとり考えてもらいたいという思いを参加者の皆さんに熱く伝えてくれました。

最後には参加者ひとりひとりから感想をもらいました。竹林の作業は早めに切り上げたため、切った竹を片付けるところまでできなかったので、それが「とても残念だった。最後までやりたかった」という声や「今朝までは実はすこし面倒くさいと思っていたが、いざやってみると体が自然に動き出して楽しめた」という声、企業の社会貢献を担当している参加者からは、「企業としてもこのような活動に関わる社員を増やしていきたい」という声がありました。
雨の影響で当初の予定よりは少なく短いプログラムになってしまったのですが、参加者のみなさんは雨ならではの里山を積極的に楽しんでいました。

花炭作りの様子

金属の缶には、おがくずといっしょに炭にしたいものを入れます。
金属の缶には、おがくずといっしょに炭にしたいものを入れます。

「花炭」は、金属の缶に、松ぼっくりなどを入れて蒸し焼きにして作ります。

花炭は、飾って楽しむ炭です。においを吸収する効果もあり、いくつもの植物を炭にして、生け花のようにして飾ることもあるそうです。

火の中に入れて蒸し焼きにすること小一時間。こんな炭が出来ました。
火の中に入れて蒸し焼きにすること小一時間。こんな炭が出来ました。

菅生で教えていただいた方法はこうです。
1)里山を散策しながら、炭になりそうな素材を探す。木の枝、クリのイガ、ヒマラヤ杉の実、ドングリ、松ぼっくり、杉の枝などを試しました。
2)たき火をおこしておき、おき火の状態にする。
3)金属の缶に、材料を入れる。中で動いて壊れてしまわないようにおがくずを詰める。
4)フタを針金でしっかりしばる。中の水分が出てきてその圧力でフタが飛んでしまうのを防ぐためです。丸い茶ずつよりも四角いお菓子の小さめの缶が扱いやすい。
5)おき火の中に入れる。あまり熱すぎる場所だと缶まで真っ赤に焼けてしまう。中からしゅーしゅーと白い煙が出てきたらそのままの状態で待つ。
6)シューシューいうガスに引火すると激しく燃えるので、缶の温度に十分注意しながら待つ。白い煙が弱まり青白い煙になれば出来上がり。

冬の里山を楽しむ・・・花炭作りにも挑戦

すっかり葉を落とした雑木林の中で、説明を聞く参加者のみなさん。
すっかり葉を落とした雑木林の中で、説明を聞く参加者のみなさん。

あきる野市の里山を訪ねる体験プログラムが1月20日に、小学生から79歳までの27人の参加で行われました。

港区の2006年度里山体験ツアーの第3回目が、1月20日に行われ、小学生から79歳のお年寄りまで27人が、東京都西部に広がるあきる野市の菅生地区の里山を楽しみました。

これまで2回の里山ツアーは同じあきる野市の横沢入地区でした。横沢入地区が人家がほとんどない独立した自然空間だったのに対して、菅生地区は人家と里山が密着しているのが大きな違いです。

松ぼっくりなどを空き缶に入れ、たき火に投じて「花炭」が出来るのを待ちました。
松ぼっくりなどを空き缶に入れ、たき火に投じて「花炭」が出来るのを待ちました。

今回は、体験活動のコーディネータづくりを手がけている森良さんが現地で17年前から里山を舞台にした体験活動を展開している市民団体「自然の学校」が協力。「校長」を務める浅原さんご夫妻や、「トンボ」と呼ばれる田中さん、宿谷さんらが案内役となりました。

午前8時に港区役所をバスで出発し、9時半には現地に着いた一行は、入り口にある雑木林をまず散策。浅原さんが、身振りいっぱいで、流れの中にいるカワニナを示したり、小鳥の糞を見つけたりして説明するのに、どんどんと引き込まれていきました。

一帯の雑木林を巡りながら、小高い丘のりょう線に出て、頂上でお昼。雲が厚く、気温も低い中でしたが、一面に落ち葉が散り敷き、見通しの効く冬の里山をたっぷりと味わいました。

途中、太いつたが垂れ下がった場所では、つたにしがみついた「ターザンごっこ」に大人も子どもも夢中になって遊ぶ場面もありました。

午後は、自然の学校がいつも利用させてもらっている畑の一角で、大きなたき火を起して、金属の缶に密封した松ぼっくりなどを炭にする「花炭」作りをしました。スギの葉、クリのいが、クルミの殻など、歩きながら拾ったものを、もみがらと一緒に缶に入れて火の中に投じます。針金でしっかりとふたをしばるのですが、中の圧力でボンとフタが飛び跳ねることも。

花炭はお茶の世界で重宝されるとのこと。黒く焦げた缶を開けてみるたびに、何人もが「どんな出来栄え」とのぞき込む人の輪が出来ました。

「本で読むのと、実際に見るのとでは全然違う」「里山を守って活動している自然の学校のみなさんの情熱は素晴らしい」など、参加者からは里山とそれを取り巻く人々の素晴らしさをたたえる声が多く聞かれました。

Village of terraced rice paddies

Traditional rice harvesting work was done and rice was drying naturally in traditional way. This is set for high scholl students from city but most part of the work was done by local elders.
Traditional rice harvesting work was done and rice was drying naturally in traditional way. This is set for high scholl students from city but most part of the work was done by local elders.

Tochikubo has a beautiful scenery looking down entire Minamiuonuma area over its own terraced rice paddies.

Opposite side of the valley from Shimizu, over 60 families are living in this mountainous village.

At this elementary school, only 10 children are being taught by 7 teachers. This place is also covered by over 4 meter of snow.

Next to the village, there are skying slopes and close to the town, many villagers commute to their work place. Rice paddies are continuously spreading along the slope of the hills and people use snow-free season fully for rice growing.

Rice under \"hasa\" or drying rudder. \'The taste is definitely better than modern machine technique,\' villagers say.
Rice under \”hasa\” or drying rudder. \’The taste is definitely better than modern machine technique,\’ villagers say.

Beech forest are covering the mountains and mountain goats and endangered butterflies are easily observed. Salamanders are found in fresh streams.

Number of children is decreasing and aging of the community is proceeding, so villagers are wondering about the future of their community.

棚田の里・・・栃窪集落

棚田で行われた手作業での稲刈りと、天日干し。都会の高校生が体験にやってきたが、大半は地元のみなさんのお仕事だった。
棚田で行われた手作業での稲刈りと、天日干し。都会の高校生が体験にやってきたが、大半は地元のみなさんのお仕事だった。

栃窪は、東向きの斜面に水田が階段状につらなり、魚沼盆地全体を見下ろす美しい眺めの集落です。

清水集落と反対側の山あい、標高500メートル前後の場所に60世帯余が散在しています。

栃窪小学校は全校児童10人、教職員7人。ここも冬場は4メートルの雪に包まれます。

シャトー塩沢スキー場に隣接し、市街地にも近いため、町場に通勤する人も少なくありません。

棚田が山の斜面に沿って広がり、平野部より冷涼な気象条件の中で、雪のない季節を目一杯につかったコメ作りが行われています。

「はさかけ」に下げられた稲穂。「絶対に天日干しの方がうまいって」と地元の人は口をそろえる。
「はさかけ」に下げられた稲穂。「絶対に天日干しの方がうまいって」と地元の人は口をそろえる。

周辺にはブナなどの広葉樹の森が広がり、カモシカやギフチョウなどが生息しています。きれいな水がわき出る場所などにはクロサンショウウオもいます。

高齢者だけの世帯も増え、子どもの数は減るばかりなので、将来的にどのような集落になっていくのかが村人の関心事となっています。

栃窪集落の情報は以下にもあります。
http://shiozawa.wschool.net/showindex.php?lang=ja&genre=7

Village of hardness and beauty

In September, fresh green colors are covering mountains and valleys where is covered by snow sometimes more than 4-5 meters in winter.
In September, fresh green colors are covering mountains and valleys where is covered by snow sometimes more than 4-5 meters in winter.

Shimizu is the last village to the mount Makihata which is acclaimed one of the best 100 mountains in Japan.

At shimizu, Less than 20 households are living calmly surrounded by beautiful forest.

There was a pass way connecting Echigo and Kanto area through Shimizu village and this village saw some tycoons and their samurais moving toward Kanto area for their battle.

Shimizu is the one of the place which has the heaviest snow falls in this snowy area. People need to fight with the snow for surviving.
Shimizu is the one of the place which has the heaviest snow falls in this snowy area. People need to fight with the snow for surviving.

Elevation is around 600 meters and in the winter season easily over 4 meter of snow covers the village.

The blanch school had closed 20 years ago and very limited number of children are living here.

Aged 20 families are just staying here. Slopes are steep so that rice paddies are not easy to set.
Lumbering business is dying away pressed by cheap imported materials. Maintenance work for high voltage power lines which had been supporting the village economy is shrinking hard because of advancement of remote monitoring technology. The future of the village is really on the edge.

On the other hand, nature of the mountain is still health. Mountain goats, monkeys and bears are walking around the village. Villagers keep their own way of life collecting mountain vegetables in the spring and variety of mushrooms in the fall.