「野外教育」カテゴリーアーカイブ

伝統の米作りを学ぶー田んぼのイロハ2019

南魚沼で見つける「幸せ」の根っこ

 エコプラスが展開する休日農業講座「田んぼのイロハ」を2019年も開催します。田植えから草取り、草刈り、そして収穫へと続く一連の流れを体験します。いずれも大人気。お早めにお申し込みください。


 田植え機などいくつもの機械を使い、農薬など化学物質に依存する「現代農業」は、わずか数十年の歴史しかありません。どうやって人々は何百年も、何千年も命と暮らしを積み重ねてきたのか。現代が直面する「持続可能な社会」への足取りは、どこにあるのか。コメと向き合う中で、現地のみなさんとともに考えます。

  • 田植え編 5月25-26日(土日)
  • 草取り編 6月8-9日(土日、すで満員となりました)
  • 稲刈り編 10月5-6日(土日)
  • 収穫祭  11月3-4日(日祝)

 いずれも1日目の昼過ぎに現地集合、2日目の夕方3時頃現地解散です。実地作業、座学、集落の自然や生活を知る散策、集落のみなさんとの懇親会などを予定しています。

【参加費】10,000円(プログラム費、2日目昼食、保険料)学生半額、エコプラス会員2割引。小学生以下の子どもは保険料、昼食の実費のみ。栃窪の集落営農組織「パノラマ農産」の棚田オーナーは、参加費実費のみ。
【場所】新潟県南魚沼市栃窪集落
 集合・解散時間に合わせて最寄りのJR上越線塩沢駅まで送迎いたします。
【宿泊】地元の温泉民宿 7,500 円(1泊2食、温泉付き、男女別相部屋)
【特典】秋に収穫したコメをおひとり2kg贈呈。

<<田んぼのイロハ稲刈り編への申し込み書>>

「エコなプレス」91号

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  地域と地球の未来を考える「エコなプレス」 2019・2・11
    ECO-na-PRESS Number 91
   ひと・自然・異文化  特定非営利活動法人ECOPLUS
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 目次 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)高野孝子の地球日記・・豪雪の山里で「サービスラーニング」
2)エコプラスからのお知らせ
・雪ざんまいキャンプ(3月28−31日)
・無農薬のイロハ米おすそ分け中
3)エコなニュース
・国際環境映像祭(2月22-24日、東京・日比谷)
・「アドベンチャー教育」フォーラム(3月23-24日)
━ 本文 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1)高野孝子の地球日記・・豪雪の山里で「サービスラーニング」
 「携帯とかテレビとかなくても、別に不便じゃなかった」「不便だと思っていたが、コンビニがないからこそあるもの、に気づいた」。立教大学の学生19人が2月上旬、授業の一環として新潟県南魚沼市の山間部の集落にやってきた。
https://wp.me/s7Irqm-rsl2019
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2)エコプラスからのお知らせ
<雪を思いっきり楽しもう!雪ざんまいキャンプ>
 春先も残る雪の上で、キャンプをします。地元のベテランの指導のもと、豪快に斜面を下る「尻滑り」は最高!相談しあって、自分たちで暮らしを組み立て、遊び、学びます。
【日程】2019年3月28−31日
【場所】南魚沼市栃清水集落(JR東京駅から送迎予定)
【対象】新小6生、中学生、高校生
【内容】雪山ハイク、標高差100mの豪快尻滑り。残雪の上でのテント泊、雪の上で調理、ソリ遊びなど。
【参加費】35,000円(3泊4日の宿泊費、プログラム費、保険料)、寝袋などのレンタル費別途。
http://www.ecoplus.jp/2018/12/09/snowcamp-2/
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<無農薬のイロハ米おすそ分け中>
 休日農業講座「田んぼのイロハ」で栽培した、無農薬天日乾燥のおコメ。残りは60キロほどになりました。あとわずか。化学物質を一切使っていない無農薬栽培。雑草を手で取り、はざにかけて天日乾燥。市場には流通しない「まぼろしの魚沼コシヒカリ」です。
 無農薬米、1キロ1,300円(白米)、1,200円(玄米)送料別。
http://www.ecoplus.jp/2018/11/02/organic_rice
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3)エコなニュース
<グリーンイメージ国際環境映像祭>
 世界48の国と地域から応募された163作品の中から2度の審査を通して選ばれた10作品を上映、最終日には、グリーンイメージ大賞が決まり、上映されます。
【日程】2月22-24日
【場所】日比谷図書文化館コンベンションホール(東京都千代田区日比谷公園1-4地下1階)
【参加】協力費1日1,500円 学生協力費1日1,000円 3日間通し券3,000円 中学生以下無料・事前予約不要
https://green-image.jp/filmfestivals/6th/
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<「アドベンチャー教育」:未来へ向けてのネクストステージ>
 アドベンチャー教育の可能性を探るフォーラム。エコプラスの高野孝子代表理事も登壇します。
【日程】3月23-24日
【場所】玉川大学 大学教育棟2014ほか
【参加】学生1,000円、一般2日間5,000円、1日3,000円
http://tap.tamagawa.ac.jp/news/news-180731.html
━━ 編集後記(エコプラス事務局長大前純一) ━━━
 今年は雪が多いのか少ないのか。首都圏で雪が降り、極端に寒い日もあるものの、私たちが住む南魚沼市の積雪はやや少なめ。気温が高く、厳冬期なのに以前では考えられなかった雨が、何度か降っている。雪が少ないのは暮らしには楽だが、春先の田植えの水不足や夏の干ばつなど、気掛かりだ。そういった自然と暮らしの関係を直接体験する機会が、最近は激減している。特に若い世代には、自然の息吹を肌で感じて欲しい。「ヒト」が「人」となるには、命がどう支えられているのかをじかに感じることから始まるのだろう。
━━ 発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━
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 03-5294-1441 03-5294-1442(fax) info@ecoplus.jp
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━ エコなプレス ECO-na-PRESS 091 2019・2・11 ━━

豪雪の山里で「サービスラーニング」

一人ひとりが「代替不可能」な社会を目指そう

初めての除雪作業。積雪は2mを超えている。屋根からの雪が積み上がって壁のようになっている。掘り上げるような作業になるので「雪かき」ではなく「雪掘り」と地元の人たちはいう。

「ここで携帯とかテレビとかなくても、別に不便じゃなかった」

「暮らすとなったら違う考え方するでしょ」

「コンビニがないと不便って思いがちだけど、コンビニがないからこそあるものもあるって気づいた」

 立教大学の学生19人が2月上旬、授業の一環として新潟県南魚沼市の山間部の集落にやってきた。

「サービスラーニング」という学びの手法で、現場で体験的に実際の課題に関わりながら学んでいく。19人中14人が、「初の農村体験プログラム」と答えていた。

冷え込んだ朝方、雪は岩のように硬く重い。前日に車庫の屋根から下ろした雪を、さらに道路の外に投げ出す。体から湯気が上る。

 豪雪地帯にある高齢化が進む栃窪地区を舞台に、「雪掘り」をしたり村の人たちと対話をしたりしながら、農山村について知り、高齢化が意味することを考え、自分たちの日々や行動と照らし合わせていく。

 生まれて初めての雪掘りは、きつかった人たちが多かったようで、「こんな少しの雪掘りでもこんなに大変。これまでテレビでわからず聞いていた雪の事故について、ようやく理解できた」などという感想が初日に聞かれた。

超小規模校と呼ばれる栃窪小学校で、児童と大学生が一緒になってゲームなどをした。

 全校児童12人の小学校では、子どもたちが準備した「新米試食会」に招待してもらい、小学1年生から6年生までの一人一人が、21人の大学生と交わった。何軒かの家に上げてもらって話しを聞いたり、50代と70代の住民からは彼らが経験した社会と暮らしの変化の様子を聞いたりした。連日、とても美味しいお米と食事をいただきながら、今は雪の下になっている田んぼと農についても話題になった。よく晴れた日には、一面の雪原となった場所を山の方にカンジキをつけて歩き、動物の足跡を見たり、それぞれ寝転がって美味しい空気と景色を楽しみながら、静かな時間も過ごした。

 わずか3泊4日の滞在だったが、密度の濃い体験的学びと、寝る間も惜しんでのディスカッションを通して、学生たちは自らの視野を広げ、多角的な視点を得て考えを深めていた。そこで起きていることと都市が無縁でないことに気づいていく。

連日の議論。みんなが真剣に、地域と都会、そして自分たちの暮らしについて考えを深めました。

「都市は水も食料もエネルギーも、都市以外の場所に支えられている」、「栃窪の危機は、自分たちの危機」。

 集落の一人は、過疎高齢化が進むと大変なことになると10年以上前から危機意識を持って動いていたにも関わらず、現実になってみると「ここまで追い込まれてきた」と話した。

 これを受けて学生たちも、「今、わかっていて将来大きな問題になるようなものについて、自分たちはもっと真剣に向き合わなくてはいけないのでは」と緊張感ある発言もあった。

 「ここの小学校は生徒が少ないから、一人欠けたら大変だし、誰も代われない。でも私が休んでも、授業には関係ないし、バイトは代わりがいるし、私ってこれまでずっと代替可能な存在だったって気づいた」。

 こうした声を元に、一人ひとりが「代替不可能」な存在となることが、持続可能な社会作りに関係するのではないか、など様々な意見が出されていった。

 最後のふりかえりアンケートでは、経験することの大切さや、地域のつながりの価値、思い込みや先入観に気づけたこと、食への意識、自分で生産する意欲など、びっしり書かれていた。そして「夏にも栃窪に行きたい!大好きになりました」。

 久しぶりにみずみずしく、かつ深い感性に出会った気がした。

 通常、観光客として訪問することはあっても、土地の普段着の暮らしに触れたり、考察したりすることはなかなかない。受け入れる方も大変ではあるが、こうした機会を持つ大切さをつくづく思う。

仲良く2泊3日の雪国暮らしを楽しみました

 子ども雪国暮らし体験プログラムが、2019年1月12日から14日までの2泊3日で、新潟県南魚沼市清水集落で行われました。首都圏と沖縄から参加した小学校3-4年生6人、それを応援する大学生や社会人4人が、2mを越す雪の中で活動しました。

 例年ならば雪雲に覆われ続ける1月ですが、この週末だけは珍しく穏やかな天候が続き、青空が広がりまぶしい太陽の光が満ちあふれる絶好のコンディション。集落のご好意で集会所を拠点に使わせていただき、子どもたちは周囲の雪の斜面を使って、ソリ遊びからかまくらづくりなどに夢中になりました。

 沖縄からの子どもは無論、首都圏からの子どもたちもほとんどがこんな雪は初めて。到着するやいないや、大きな荷物を持ったまま雪に触って大喜び。持参したお弁当での昼食もそこそこに、雪の中に飛び出していきました。

雪の斜面に穴を掘ったり、ソリのコースを作ったり、自由に雪遊び。

 前の週にたっぷりと降り積もった雪はふかふかで、子どもたちは時にはひざまで雪に埋もれながら、お気に入りの場所まで前進。プラスチックのシャベルを使ってかまくらを掘ろうとしたり、ソリを使って斜面を滑り降りたり、大きな雪だるまを作ろうとしたり。子どもたちは自由に仲間を見つけ、隣が気になったらそちらのプロジェクトに移動して、雪をたっぷりと楽しみました。

用意された野菜は、多くが地元産。無農薬の魚沼コシヒカリも登場しました。

 滞在中は、すべて自分たちで自炊。1日目はクリームシチュー、2日目は豚汁の夕食という本格的な調理にも挑戦しました。ハクサイやニンジン、鳥や豚の肉を包丁で切り、鍋に投入する順番を相談し、調味料の分量もみんなで話し合って、味見を繰り返して、見事な夕食が出来ました。

 かんじきをはいての森の中のハイキングでは、動物の足跡があちこちについているのも見つけました。太い両足の跡が特徴的なウサギ、まっすぐにあるいているテンやリス。その雪の中を、どんどんと歩いて、雪山の途中まで進みました。向かいの斜面にいた小さな黒い点は、双眼鏡などで見ると大きな動物。「クマだ!」と大騒ぎになりました。茶色い動物は、ニホンカモシカ。短い角が付いた頭を動かしながら、雪の中から出ている木の葉っぱを一生懸命食べている姿を見ることができました。

 プログラムが始まる時に、子どもたちが相談して決めた約束は、「けんかをしない」「仲良く遊ぶ」など7項目。「地元の人にあいさつをする」という約束もありました。このためか、50m以上先の屋根の上で除雪している人に向かって、「こん、にち、わー。がんばってーくださーい」という大きなあいさつをすることも。通りかかったおばあさん2人にも雪合戦を中断して、「こんにちわー」。「雪、面白いかねー」と話しかけられて、「はーい」と元気に返事をしていました。

 雪を徹底的に楽しんだ3日間はあっという間に終わり。帰るときには、「次はもっと山の高いところまで登りたい」「もっといろんな動物を見たい」などというコメントを残してくれました。

 雪のプログラム、次は3月の雪ざんまいキャンプです。

ヤップ島での体験を語ります・・・12月1日(土)ヤップ島プログラム報告会

ホームステイ先は、大きな木の下の家
 人々が自然と調和しながら暮らしているヤップ島に、9人の高校生・大学生が、使い慣れたスマホを置いて出かけました。
 ヤップのシンプルな暮らしの中での12日間、「幸せとは何か」「豊かさとは何か」を考えてきました。
 その参加者手作りの報告会が、12月1日14時〜16時半の予定で開催されます。ぜひご参加いただければと思います。

【日時】12月1日(土)14:00~16:30
【場所】神田公園区民会館4階洋室A
    東京都千代田区神田司町2-2
     神田駅、淡路町駅、小川町駅から、いずれも徒歩5分

ヤシの実の殻などを使って調理する
【プログラム概要】
 ヤップ島の紹介、プログラムを通じて感じ、考えたことの発表
 報告会参加者とのトークセッション

【登録方法】以下のURLよりアクセスし、必要事項をご記入ください。なお、当日参加も可能ですが、報告書などの配布を予定しておりますので、事前のご登録をお願い致します。
ヤップ報告会参加申し込みフォーム

【その他】持ち物 : マイコップ(飲み物を準備する予定です。ゴミ削減のためご持参ください)
【参加費】無料

【懇親会】17:30ごろから約2時間、神田駅周辺で会費制の

懇親会を予定しております。参加を希望される方は上記フォームにて「希望する」ボタンを押してください。

田んぼのイロハ稲刈り編を10月6−7日に変更

黄金色に輝く田んぼで、カマで稲を刈り、はざにかけていきます(2017年10月)。

 新潟県南魚沼市で今年も行ってきた有機無農薬天日乾燥のコメ作り。いよいよ稲刈りになりましたが、台風24号が直撃する気配です。当初予定していた9月29−30日の予定を1週間延期して、10月6−7日に行います。
 
 これまで通り、1日目の昼過ぎに現地集合、2日目の夕方2時半頃現地解散です。実地作業、座学、集落の自然や生活を知る散策、集落のみなさんとの懇親会などを予定しています。

【参加費】10,000円(プログラム費、2日目昼食、保険料)学生半額、エコプラス会員2割引。小学生以下の子どもさんは保険料、昼食の実費のみいただきます。栃窪の集落営農組織「パノラマ農産」の棚田オーナーは、参加費実費のみ。
【場所】新潟県南魚沼市栃窪集落
 集合・解散時間に合わせて最寄りのJR上越線塩沢駅まで送迎いたします。
【宿泊】地元の温泉民宿 7,500 円(1泊2食、温泉付き、男女別相部屋)
【特典】秋に収穫したコメをおひとり2kg贈呈。

<<田んぼのイロハ稲刈り編(10月6−7日)への申し込み書>>

雨の中で稲刈りをする地元のみなさん。18年9月27日撮影
 今年は、7月にほとんど雨が降らずに、田んぼの中はひび割れが出来、サンダルで歩けるまでになりました。8月に入って雨が降ってぎりぎりの段階でほっとしたものの、秋雨が今度は長引き、稲刈り時期に稲が乾かない状態になっています。
 稲が乾かないと、刈り取り用のコンバインという機械に水気を持ったモミやワラがこびりついてしまうので雨の時は稲刈りが出来ないのです。9月27日は、雨の中、コンバインを使わずにすむ、天日乾燥用の稲刈り作業をしている光景が見られました。

クモの巣ゲームで大笑い・・・ヤップ事前キャンプを実施

クモの巣にさわらないように、くぐり抜ける。同じ穴は通らない。小雨の中、みんなで大笑いしながらやりました。
 2018年のヤップ島プログラムの事前キャンプを、6月10日に横浜市くろがね青少年活動センターで行いました。
 夜行バスで10時間をかけてやってきた高知や大阪からの参加者も含め、この夏のヤッププログラムに参加する10人中9人が集まりました。昨年の参加者や、今年同行するボランティアスタッフも加わって、ヤップ島での活動に備えた活動を行いました。

 台風が近づく怪しい天気でしたが、前半は雨も落ちず、快適な気温。

真っ白に炊き上がったごはん
 まずは、現地で必要になる、火をおこしての料理を体験。ナタを使って薪を細かくして、火をおこす過程を全員で体験しました。大鍋で炊いたご飯は、みごとな炊き上がり。持ち寄った食材で作った鍋もおいしく出来たようです。
 ヤップ島では、ココナツの殻や枯れ木を使っての煮炊きになるため、乾いた薪を使ってのこの体験は、いい出発点になったはずです。

 雨がぱらつき始めた午後は、クモの巣ゲーム。細いロープでセットしたクモの巣の穴を、一人ずつ順番に通り抜けるゲーム。同じ穴は使えないので、高い場所の穴は、みんなでかついで通さないといけません。作戦を立てながら、何度も失敗して大笑いしながらの楽しい時間でした。

ヤップ語講座中
 その後は、ヤップ語講座。過去参加の2人が基本的な言葉について説明しました。
 最後に、現地での活動をどのように進めるかの話し合い。あっという間に時間が経ちました。

 「わくわくしてきた」「覚悟を持って取り組みたい」などの言葉を残して解散しましたが、その後も参加者同士の話し合いが続いたようです。

Day +3 ) Reflection by Volunteers ボランティアスタッフの振り返り会

TAKANO Takako, executive director of ECOPLUS, hosted the reflection session.
A reflection session by volunteers for “Welcome Yap” Project in past two weeks was held in Waseda University in Tokyo in the evening of Friday, 23 March. Among eleven volunteers, eight persons and a videographer who had been with us almost the period joined the meeting.

 ヤップ島の青少年招へい事業にかかわったボランティアスタッフらの反省会が、2018年3月23日夕、東京都新宿区の早稲田大学で開かれました。受け入れの中核となった11人のボランティアスタッフのうちの8人と、期間中のほとんどに同行してもらったビデオエンジニアの女性が集まりました。

They donated their time and money for the project heavily since the first meeting in last November accumulating meetings and site visits to identify the most ideal places for the Yapese students. All of activities of each day was organized by responsible team members of the day. One of volunteers was an IT engineer who took days off for this project and joined almost entire period.

 ボランティアの学生や社会人は、ほとんどがヤップ島での暮らしを体験するエコプラスのプログラムの参加者たち。
 昨年11月以来、それぞれの時間を使い、経費の一部も負担して、打合せや現場の下見を何度も重ねてきました。毎日の活動は、ヤップの若者たちの環境への理解を深めてもらえるように、それぞれの日の担当チームが組み立てを考えてきました。

Volunteers exchanged opinions with smiles.
During the meeting, they exchange comments and fanny stories during the time, watching photos of Yapese students during the project. Many commented they will come back to Yap to see students they spent time together this time.

 ふり返りの会では、ボランティアたちは、ヤップの若者たちの写真を見ながら、気付いたことをコメントしたり、予想外だった出来事を思い出して大笑いしたりしていました。何人もが、あの若者たちに再会するために、またヤップ島を訪ねてみたいと離していました。

The project was supported by so many students, families, ex-participants of ECOPLUS’s program in Yap, and organizations, like Keidanren Nature Reserve Fund, United Airlines, Patagonia, Minamiuonuma City Board of Education.

 このプロジェクトでは、多くの学生、ご家庭、過去のヤップ島プログラム参加者などの個人、さらに日本経団連自然保護基金、ユナイテッド航空、パタゴニア、南魚沼市教育委員会など多くの組織からのご支援をいただきました。ありがとうございました。

さわやかな山里で夏のキッズキャンプ!8月8−10日

山からの冷たい水の中で大はしゃぎ
 エコプラス恒例の夏のキャンプを、新潟県南魚沼市清水集落を舞台に開催します。標高600m、涼しい風が吹き渡る山里を舞台に、野外での暮らしを組み立て、自然にふれあい、満天の星空に出会います。

【趣旨】シンプルな暮らしと自然の中での活動を通して、自然と近づく。仲間と協力する。自ら考えて工夫し行動する経験を積む。
【日時】8月8日(火)から10日(木)の2泊3日
【場所】新潟県南魚沼市清水地区
【集合】(現地)8日午前11時半予定、(東京駅)午前8時半
【解散】(現地)10日午後3時予定  (東京駅)午後5時すぎ
  東京駅と現地の間はボランティアスタッフが同行します。
【参加費】1万8千円(1日目の夕食から6食、プログラム費、保険などを含む。現地までの交通費は別途)
【対象】小学5年生から中学生まで
【指導】エコプラス代表理事高野孝子(凍結した北極海横断、アマゾン川下りなど世界各地の自然の中で活動。早稲田大学教授)
【内容】テントまたはタープ下での寝袋泊、野外調理。自然ゲーム、沢歩き、アートづくり、星空散歩

申し込み

以下の項目を記入して、送信して下さい。事務局から折り返し健康調査票などを送らせていただきます。

「自然の中で人はもっと元気になる」ーーミッテン教授がやさしく語りました

森の中で話をするミッテンさん

エコプラスは、2017年6月22日から24日まで、新潟県南魚沼市や早稲田大学、東京都八王子市を舞台に、米国プレスコット大学大学院教授のデニース・ミッテンさんによる、「自然の治癒力」をテーマとしたセミナーやワークショップを連続展開しました。

ミッテンさんは、森林生態学を出発点に、野外セラピーや女性のための野外活動、野外教育や心理カウンセリングと幅広く活動を展開。理論と実務の双方に詳しい専門家です。今回は、日本野外教育学会での記念講演などで来日され、それを機会に、エコプラスの高野孝子代表理事が、連続してのイベントを企画しました。

南魚沼市でのセミナー

22日の南魚沼市では、新潟市や長岡市などからも野外活動家や教育関係者など20人近くが集まり、23日の早稲田大学でも、学生のみならず障害者教育などにあたる実践者ら30人が集まって、それぞれセミナー形式で、ミッテンさんの発表を聞きました。

セミナーの中でミッテンさんは、人間がこの数万年の進化のほとんどの時期を、自然の中で暮らしてきたことに触れ、「私たちの中に埋もれている先住民族としての意識(Intra Indiginous consiousness)」があると指摘。一方で、現代社会が急速に自然と人との関係を切り離して、その中で、もう一度自然との関係を築くことで、個人も家庭も社会もより健全になることが出来ると強調しました。

早稲田大学で話すミッテンさん

ミッテンさんは、この自然がもつ治癒力がこれまで軽視されてきたことを1994年に学術的に指摘。他のさまざまな研究例を引きながら、野外で過ごす時間を少しでも持つことで、人がいかに健全になるかを分かりやすく説明してくれました。

セミナーでは、全員が目を閉じて、お気に入りの自然の様子を思い浮かべるNature Visualizationという活動などもして、参加者自身が、心拍数が下がり、気持ちが落ち着くことを体感しました。

24日は、JR中央線の高尾駅前にある森林総合研究所の多摩森林科学園を舞台に、午前午後を通したワークショップをしてもらいました。ミッテンさんは、野外やカウンセリングなどの専門家ら13人を、同科学園のみどり豊かな森の中にゆっくりと導き入れて、自然をよく見る活動(Nature Scan)、自然の中から友達を探す(Find Friends)、拾ってきた枯れ葉や木の実でアートを作る(Nature Art)などの活動を、一つひとつ丁寧に実施して、その意味を体験的に考える時間を作り上げてくれました。

森の中でゆったりと話し合う参加者のみなさん

江戸時代からの古い歴史を持つ深い森の中で、鳥のさえずりや吹き渡る風、自らの体の鼓動などを感じながら、じっくりと自然を感じることで、ストレスで圧迫されていた心と体がよみがえることを、強く感じさせてもらいました。

一連のセミナーやワークショップに参加したみなさんからは、「教育、医学、心理学など多様な分野をつなぐ貴重な話を聞かせてもらった」「野外活動が単なる運動ではなくて、幸福感を育むものだと分った」「これまで実践してきたことが正しいと理論的に確信できた」などという前向きなコメントが数多く寄せられました。

今回の連続イベントでは、南魚沼市教育委員会、森林総合研究所に大変お世話になりました。明治大学講師の針ケ谷雅子さんにも東京での開催でお力をいただきました。ありがとうございました。