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Students from Yap learned a lot in Japan, Short Videoーーヤップ島の若者招へいのビデオが出来ました


A short video was completed and we finally succeeded to set our website to host the big video file on our site.
We still miss those smiles and shining eyeballs of all students in Japan.

 ヤップ島の若者たちに日本に来てもらってもう半年が経ちました。
 3月11日から20日までの日本滞在の様子が、8分33秒のビデオにまとまりました。若者たちの笑顔と輝くまなざしに、未来への希望を感じます。応援してくれた日本の若者たち、支援頂いたみなさま、ありがとうございました。

ヤップの若者の滞在の様子 link to daily reports

 

自然の中であたたかな暮らしを実感・・・ヤップ島プログラム2018

Boat tour in the shinny lagoon. 光り輝くサンゴ礁の海をゆく
 2018年のヤップ島プログラムが、8月18日から29日まで、現地10泊の日程で行われ、日本から高校生大学生計9人が、ヤップ島タミル地区デチュムル村で、自然に近い現地の暮らしを体験させてもらいました。村人からは、連日、パンの実やタロイモ、魚、カニなどの食材を差し入れてもらい、マット編みや魚取りなど自然の中での暮らしの技を教わりました。

ECOPLUS conducted its flagship program, Yap-Japan Cultural Exchange Program 2018 from 18 to 29 August with nine students from high school to university in Dechumur village, Tamil, Yap. Provided cooked and un-coocked food like bread fruit, taro, fishes, crabs and others, students learnt a lot of locals skills like, weaving coconuts fronds or fishing in the ocean.

 このプログラムは1992年に始めてから今年で27年目。デチュムル村では初めての実施でした。

Setting doors to the toilet and shower room.
用意してもらったトイレとシャワーにドアを付ける。
 滞在したのは、コンクリート平屋建てのウィメンズハウス。女性たちの集会場です。トイレとシャワー、炊事場は、屋外に用意してもらいました。トイレは、地面を掘って7本の丸太を渡し、中央に穴を空けた構造。周囲をヤシの葉っぱで囲ってありました。周囲に生えていた木の丸い葉っぱは、トイレットリーフと呼ばれるソフトな肌触り。分解が早く環境に負荷がかからないので、この葉っぱでおしりをふきました。

The Program started 1992 and since then ECOPLUS continued the program almost every year. For Dechumur village, it was the first time to host the group.
The base of the program was the women’s house of the village. Next to the concrete building, local toilet, shower room and cooking place were set. Next to the toilet, some trees had very soft leaves called “toilet leaf,” so students used those for their daily use. It was easily degraded rather than toilet paper. Low impact was one of the key words of the program.

 プログラムのハイライトは、2泊3日のホームステイ。1人づつ別々の家に引き取られていき、3日間を過ごしました。

During a home stay, a student learn how to weave coconut frond.
ホームステイ先でヤシの葉編みを教わる。
 ヤップには、米国などから新しい文化や経済活動が入り込んできていて、暮らし方は様々。コンクリートの家に電気洗濯機というような家もあれば、大きな木の下にヤシの葉ぶきの伝統的な小屋が並んで、海からの漁で暮らしを支えている家もありました。
 共通しているのは、家族の間の親密な関係。ホームステイ中には親族一同が集まってのお祝いなどもあり、家族の強い絆を日本の参加者たちは強く感じたようです。

One of the most impressive experiences was homestay. Each student was accepted by a different family for 2 nights. Modern economy and culture are changing Yap’s traditional lifestyle but the situations are different family by family. A host family was living in thatched roof houses under a huge tree and another host family has electric washing machine. However, family ties are quite strong in all families. During the stay, some families held a celebrating gathering. Through the stay, student impressed by the strong bond among the family members.

 サンゴ礁の海での漁を見学させてもらったり、夜中のカニ取りをさせてもらったり、こうこうと照る月の明かるさに驚いたり、さまざまな体験をもとに、一行は29日午前、成田空港に戻りました。参加者の中からは「プログラムが、ここで終わったという感じがしない。この体験をどう消化して、どのように生きていくのか、じっくり考えたい」という声が相次ぎました。
 今後、報告書の作成をみんなで行い、11月前後に報告会を開く予定です。

Having so many new experiences, like going to fish with local boys in the lagoon, hunting crabs in night time, being surprised the brightness of the moon, students safely return to Narita airport in the morning of 29 August. From students, such comments were continued. “It looks like the program is not yet terminated. We will digest so many things we learnt and those will guide us toward the our own lives for long time.”
They will work together to make an activity report of the program and will held a reporting session in late autumn.

クモの巣ゲームで大笑い・・・ヤップ事前キャンプを実施

クモの巣にさわらないように、くぐり抜ける。同じ穴は通らない。小雨の中、みんなで大笑いしながらやりました。
 2018年のヤップ島プログラムの事前キャンプを、6月10日に横浜市くろがね青少年活動センターで行いました。
 夜行バスで10時間をかけてやってきた高知や大阪からの参加者も含め、この夏のヤッププログラムに参加する10人中9人が集まりました。昨年の参加者や、今年同行するボランティアスタッフも加わって、ヤップ島での活動に備えた活動を行いました。

 台風が近づく怪しい天気でしたが、前半は雨も落ちず、快適な気温。

真っ白に炊き上がったごはん
 まずは、現地で必要になる、火をおこしての料理を体験。ナタを使って薪を細かくして、火をおこす過程を全員で体験しました。大鍋で炊いたご飯は、みごとな炊き上がり。持ち寄った食材で作った鍋もおいしく出来たようです。
 ヤップ島では、ココナツの殻や枯れ木を使っての煮炊きになるため、乾いた薪を使ってのこの体験は、いい出発点になったはずです。

 雨がぱらつき始めた午後は、クモの巣ゲーム。細いロープでセットしたクモの巣の穴を、一人ずつ順番に通り抜けるゲーム。同じ穴は使えないので、高い場所の穴は、みんなでかついで通さないといけません。作戦を立てながら、何度も失敗して大笑いしながらの楽しい時間でした。

ヤップ語講座中
 その後は、ヤップ語講座。過去参加の2人が基本的な言葉について説明しました。
 最後に、現地での活動をどのように進めるかの話し合い。あっという間に時間が経ちました。

 「わくわくしてきた」「覚悟を持って取り組みたい」などの言葉を残して解散しましたが、その後も参加者同士の話し合いが続いたようです。

スマホを置いて旅に出よう!・・・ヤップ島プログラム2018参加者募集

 8月下旬の約2週間、高校生から大学生前後の若者たちを対象に、ミクロネシア連邦ヤップ島で、自然と深くつながった暮らしにお邪魔させてもらいます。人と自然、人と人、人と社会のつながりやかかわり方について考え、本当の豊かさを見つめ直すプログラム。
 

サンゴ礁の海に出る!

 スイッチひとつで明かりがつき、指先だけで人とつきあう日々。そこからは見えない世界が広がります。
 自分の手で燃料を集め、乾かし、火を付け、調理し、目の前の人と真正面から向き合う。ひととしての基本に立ち返り、改めて生きる意味を感じ、考えます。

*プログラム概要
【日程】2018年8月18日から29日(予定)
【対象】15~22歳程度の健康な男女。身体の障害、国籍は不問。新しいことに取り組み、自分の可能性にチャレンジする意欲を持つ人。
【参加費】26万円程度(渡航運賃、滞在費など。事前準備、個人装備、空港までの旅費、保険料を除く)
【定員】:8名程度(定員に達し次第締め切りとさせていただきます)
【プログラムの流れ】
 ・説明会 4月21日午後1時半から
      早稲田大学36号館2階フリースペースで
   それ以降、5月はじめにかけての随時、エコプラス東京事務所などで
 ・顔見せ会 5月19日(土)午前10時から正午(予定)
 ・事前キャンプ 6月10日…東京近郊でヤップでの生活をイメージしながら日帰りキャンプを行います。
 ・素潜り講習会(希望者と首都圏の潜水プールで)7月後半を予定
 ・ヤップ島へ出発!
 ・報告書の作成(9月)と報告会(11月頃)

【申し込み、問い合わせ】
 特定非営利活動法人ECOPLUS info@ecoclub.org
 03-5294-1441  03-5294-1442(fax)
 問い合わせをいただければ、これまでの報告書などをお送りします。

ヤップ島プログラム2018仮申込書

Day 10) Coming back to home 無事にヤップ島に戻っていきました

Passing cards to each other
 フェアウェルパーティーを大盛況で終えた日本最後の夜。
 みんな早く寝るのかなと思ったが、wi-fiが使えるとわかると全員インターネットキッズ状態。
 遅い子は3時まで起きてたとか。とほほ…。

 朝起き朝食をまばらに食べ、荷造りをしたあとはお散歩へ。あいにくの雨も寒い寒いと言いながら楽しんでました。

Good bye friends and see you soon!
 お別れ前には、みんなの一言とともにプレゼントが渡されました。
 頂いたのはココナッツオイルやレイ、コンリーがつくってくれた男性が踊る時に身につける伝統的衣装の飾りなど。
 私たちは写真に寄せ書きしたものをそれぞれ渡しグランドフィナーレ。全員が「ヤップか日本でまた会おう」と言っていたのが印象的でした。このプログラムが彼らにとってなにかのきっかけになってくれることを願います。

Day 9) Reporting Session with a lot of smiles 笑顔に包まれた最後の報告会

Reflection discussion in Tokyo
Today, we went back from Niigata to Tokyo by bus. It was impressive that the students from Yap tried to see out of the window not to forget the scenery of Niigata. In the bus, they reflected what they had done in these nine days with the pictures.

 今日は新潟から東京へバスで戻りました。新潟での風景を目に焼き付けようと窓の外を眺める彼らの様子が印象的でした。バスの中ではここまでの9日間の写真を見て振り返りをしました。

 東京に着いてからは、日本で学んだことを振り返りながら個々人が思い描くヤップの将来の姿や、これから自分には何ができるのかを考える時間を持ちました。

Reporting Session with a lot of persons.
After arrived at Tokyo, they deepened their learnings during this program and discussed what kind of future did they want in Yap. Then, they considered what they could do by themselves to make it happen.

During a farewell party in the evening, the students from Yap gave a presentation about their desired future of Yap and their learnings. Many people came and joined the farewell party including our supporters, host families and the people who had been to Yap. Thanks to them, it was a worm and wonderful party.

 伝統を残しつつも現代的な生活を取り入れたい。私たちがヤップの未来そのものを作る存在なのだ。と彼らから力強い言葉が聞けました。夕方から行われた報告会では協賛者の方やホストファミリー、ヤップ島プログラムの過去の参加者など多くの方にお越し頂き彼らが学んだことを共有することができました。笑いの溢れる温かな会となりました。

Reported by NAOI Saki and ITO Sakurako

Day 1) Students from Yap arrived at Tokyo ヤップからの中高生が来日

Students arrived to Narita International airport. 成田空港に到着したヤップの若者たち
Seven students and two chaperons fro Yap island, Micronesia, have arrived at Tokyo in the morning of Sunday, 11 March and were greeted by Japanese young volunteers. The students will stay in Japan for 10 days to learn about environment, like garbage and waste water issues in Tokyo and in rural area.

The study tour was organized by ECOPLUS, a non-profit organization based in Japan, with the support of Keidanren Nature Conservation Fund, United Airlines, Patagonia Japan and other organizations and citizens.

They departed Yap in the very early morning of the day and changed the plane in Guam. When they reached to the Tokyo international airport, 14 young Japanese were waiting for them. The temperature in Tokyo was like 10 C or 50 F. Many of students were saying it was a bit cold. They were given warm jackets and ride on the bus to the Tokyo Central Youth Hostel.

Walking around the hostel with Japanese students.
After checking in to the youth hostel, they took a walk around the area to observe the difference and similarities between Japan and Yap.

Professor NAKANO Kazunori of Nihon University joined them at 3:30 pm and gave then a hands-on lecture how to manage the quality of waste water from houses. They got sample water from the river next to the hostel and did experiments to filter those water through gravels, sand, and charcoal.

It was quite dense and long day for Yapese students but they were still so excited.

Students from Yap in the bus to Tokyo with Japanese friends. 成田空港からバスで都心に向かうヤップと日本の若者たち
 ミクロネシア連邦ヤップ島からの中高生7人と2人の保護者が、2018年3月11日午前、成田空港に到着しました。一行は、日本の若者たちと一緒に、これから10日間、日本でのゴミや生活排水などの環境問題を学ぶ予定です。

 今回の来日は、長年ヤップ島で体験プログラムを展開してきたエコプラスが、現地の集落や高校からの推薦を受けた中高生を招いて実施します。日本経団連自然保護基金や、ユナイテッド航空、パタゴニアなど諸団体と多くの市民の支援で実現しました。

 ヤップ島を11日未明に出発した一行は、グアム島で飛行機を乗り換え、午前9時半すぎ成田空港に到着。同10時すぎに到着ロビーに姿を見せました。14人の日本の若者が出迎え、一緒にバスに乗って東京都心に向かいました。気温は10度前後。口々にちょっと寒いと話していました。

Experiment to filter the water.
 飯田橋にあるユースホステルに到着した後は、日本の学生たちと一緒に付近を散策して、日本とヤップの違いを探しました。午後3時からは、日本大学の中野和典教授に来ていただいて、排水処理の講座。実際に、近くを流れる川から水を汲んで、石ころや砂、炭などを通して、どのようにろ過がされるのかなどの実験をしました。

 前夜からほとんど寝ずの長い、そして忙しい一日でしたが、ヤップの若者たちは、まだまだ興奮しているようでした。

ヤップ島からの中高生がやってくる

 エコプラスは、3月11日から20日まで、ミクロネシア連邦ヤップ州の中高生ら9人を招いて、日本の若者たちとともに持続可能な社会づくりを考える「Sustainable Yap, 持続可能なヤップ島を目指して」を行います。

来日するヤップ島の中高生たち

 エコプラスでは、1992年以来四半世紀にわたって、日本から青少年をヤップ島に派遣し、日本とヤップの青少年がともに学び合う、体験学習活動を継続してきました。ヤップ島からの若者たちの招へい事業は、5年ぶり、3回目となります。

 3月19日夜には、早稲田大学で活動報告会も開催します。どなたでも参加いただけます。

プロジェクト名:Sustainable Yap, 持続可能なヤップ島を目指して
    (通称)いらっしゃいプロジェクト!
時期:2018年3月11日から20日
場所:首都圏および新潟県南魚沼市近辺
活動:ゴミや排水処理を中心にした環境学習を行います。首都圏では春を、新潟県ではヤップにはない雪の世界を体験してもらいます。日本の大学生社会人も加わって、日本の現状を多面的にかつ体験的に学びます。
招へい者:中学生から高校生までの7人、大人の引率者男女各1の計9人。
主催 NPO法人エコプラス
共催 ヤップ州政府青少年局、ヤップ高校、マ、メルール、ブゴル、アフ、ルムの各集落
助成:日本経団連自然保護基金
協賛 ユナイテッド航空
協力 パタゴニア日本支社
後援協力 南魚沼市教育委員会

活動報告会
日時:3月19日(月)18:30〜21:00
場所:早稲田大学 戸山キャンパス 33号館 第10会議室
https://www.waseda.jp/top/access/toyama-campus
内容:ヤップ島青少年の日本での活動報告、活動全体を通しての意見発表、懇親(飲食含む)
参加費:社会人2000円、学生(中学生以上)1000円、小学生以下無料
持ち物:マイ箸、マイカップ、マイ皿
申し込み:https://goo.gl/u7jFFz

高野孝子の地球日記・・・「なりすまし」のおわびと防御に向けて

 6月上旬、私は新潟県の自宅で、翌日からのキャンプ事業の準備に没頭していた。装備を車に積み込み、その日のうちに近いところまで移動する予定だった。積み残しや漏れがないか、最後の確認をして、まさに出ようとしていた時、電話がかかってきた。
 「高野さん、メッセンジャー送ってくれましたよね」
 「え?送ってないよ」
 「え?そんなはずないですけどね、だって・・・」

 慌ててフェイスブック(FB)を開いて、仰天した。
 「いまは、暇かい?」というセリフで、FBで私につながる「友だち」全員に、メッセージが送られていた。もちろん、私ではない何者かの仕業だ。
 開いた画面で次々に、私の「友だち」たちが反応をしている。
 「会社で仕事中ですが」「5限の授業があります」・・・
 それらに何者かがレスをする。「私のLINEが凍結されてるから、検証コードメッセージを受け取ってくれる?」

 多くの人たちが電話番号を伝えてしまっていた。
 私はスマホも持たないし、LINEもしない。それを知っている友人たちは、「とうとう始めたのかと思った」とあとで笑った。

 しかしその日、目の前で繰り広げられる展開に、私は慌てふためいた。
 「ちょ、ちょっと!違うってば!電話番号なんて教えちゃだめー!」と叫びながら、すぐさまその人たちにメッセージを打つ。
 「FB乗っ取られました!高野本人ではないです。騙されないで」
 次々に送るが、とても追いつかない。メインのFBページにも書き入れた。一刻も早く、一人でも多くの人たちが早く気づくように。

 ところが入力して数秒後、それが削除されてしまう。また入力するが、同じことだった。
 送るメッセージも、何者かによって次々に消されていく。背筋が凍る思いだった。いったい何人でこのオペレーションをやっているのか。レスの内容は機械的にも思えるが、一人一人に対応している時もある。あとで、「日本人ではないようだ」というコメントもあったが、「とても外国人には思えない」というコメントもあることから、複数の人間たちが対応していた可能性がある。

 私が慌てふためいてFBに書き込んでいる一方で、「乗っ取られてますよ」「やり取りしてしまいました。途中でおかしいと気付きました」というメールや電話が、次々とやってきた。

 ちょうど一緒にいた夫に手伝ってもらって対応し、なんとかFBページを停止。ところがまた勝手に再開されてしまう。また停止するが、またすぐ再開される。どこかで、これを操っている奴らの高笑いが聞こえるようだった。彼らは、私のFB関連情報だけでなく、使用しているメールもパスワードもすべて把握している、ということだ。そして私になりすました何者かと、お友だちのやり取りが続いてしまっていた。

 問題はそのあとだ。「なりすまし」に騙された人たちはどうなるのか。

乗っ取られた私のアカウントを悪用して、知人名でLINEのアカウントを偽造して、さらにその知人にうそのメッセージを送って金をだまし取ろうとするやりとり。
 すべてはわからないが、あとで知った実例は次のようだ。FBでの私のなりすましに電話番号を伝えたAさんは、そのLINEが乗っ取られ、Aさんを偽装した何者かが、LINEでつながるAさんの友人に「ちょっと手伝って」「BitCashカードを買って」と頼んだ。その友人は結局、3万円分のカードを購入して、騙し取られてしまったという。本当に申し訳ない。

 今回の被害がどこまで拡大したのか。友人との信頼関係を落とし穴として利用した、許せない行為だ。ネットを利用した犯罪は、これからますます増加し、悪質化するだろう。

 ネット決済をする銀行やSNSを提供する企業も防止のためのさまざまな措置を講じているようだが、個人としてはあちこちに落とし穴がある。空港などのパソコンでウェブメールを利用してうっかりログアウトを忘れる、他人のマシンを借りて記録が残りそれが流出する、既存の会社そっくりに化粧したフィッシングメールにひっかかる、などなど。そして、裏を取っていない情報であるが、FB上で偽造された「お友達」が3人いると、なりすましや情報を盗むことができるのだという。私の場合は、すでにそうした「本人のふりをした偽の友達」が混じっているかもしれないので、これまで使っていたFBアカウントは抹消することにした。

 今回の件で、自分も乗っ取られたことがある、偽装メールは前もあった、など、少なからぬ事例があることがわかった。それほど一般的になりつつあるのだとすれば、二重認証の設定だけでなく、ともかく「騙されない」ために、「変だな」と思うアンテナを研ぎ澄ませておくことが一番だ。家族や親しい友人が、お金の話や知っているはずの個人情報を聞いてきたら、本人に別手段で確認するなどしたほうがいい。

 今回の件では、どこかで私が落とし穴に引っかかったため、多くのみなさんに不快な思いをさせたり、実質上の被害にあわせてしまうことになってしまった。以来、メールやウェブでのやり取りや「クリック」は、かなり神経質に精査し、慎重に読んで判断している。そのため、レスすべきもしていないかもしれないが、そのくらいでないとまたやられてしまうのではないかと疑心暗鬼な状態だ。ネット社会はさまざまな課題や問題を孕んでいるが、これを一つの例としてぜひ多くの方と共有し、これが繰り返されないことを願っている。(7月7日)

ヤップ島でのボランティア活動が半年に・・早稲田大学の千場朗さん

ヤップに海で、愛犬マックスと。
 2月24日で、ヤップでの滞在が半年になった。
 頻繁に上を向いて歩くようになった。
 ホームシックで涙がこぼれそうだから、ではない。
 今日の雲の量、天気はどうか、月齢はどうか、庭のバナナの成長具合はどうか、地元の人がかじるビンロウの実は収穫できるか、古いココナツが落ちてこないか、自然と上を向く。日本で下を向いて小さな画面と向き合い、SNSで友達と連絡を取り合う、そんな生活から離れて久しい。

 私が、欧米等の大学での留学を選ばずに、1年間休学して、過去3度訪問したヤップを選んだ理由は、第一にお世話になった感謝の気持ちを行動で示すためであった。ECOPLUSがTamil地区の有志が作る環境保全団体(TRCT)と1年半のプロジェクトを行うと話を伺い、現地から参加しようと決心した。

 滞在期間中はこのプロジェクトを柱に、小学校の1~8年生の全学年で体育授業のお手伝い、今夏のヤップ・パラオ国際親善大会の為の野球コーチ、禁漁区内でのシャコガイの養殖・清掃活動、コミュニティワークなど様々な活動に挑戦している。これらの「ありがとう活動」は、地元の人たちと共に汗を流し、共に笑い合い、同じ目線で横に座る事が肝要であると学んだ。

 滞在予定は、残り4か月。今後もこの貴重な期間を大切にし、「日本に帰りたくない!」こんな事を心の底から思えるように、引き続き多くの事に挑戦し、ヤップの皆さんのために少しでも役に立てるように頑張りたい。

 千場朗(せんば・あきら)、21歳、早稲田大学教育学部3年の前期で休学。ヤップ島でのエコプラスが実施する環境保全活動にボランティアとして参加中。