「TAPPO」カテゴリーアーカイブ

新潟県内チームで、田植えを楽しむ

Rice Planting Workshop with Limited Local Participants.

 エコプラスは、2020年5月23日に、新潟県南魚沼市栃窪地区で、田植えプログラムを実施しました。例年は、休日農業講座「田んぼのイロハ」の一環として実施していますが、今年は新型コロナウィルスの影響で、新潟県内在住者による自主参加方式としました。社会人、大学生計9人が参加、集落のベテランの指導を受けながら、3時間余りで1枚の田んぼの田植えを終えました。

ECOPLUS conducted rice planting workshop on May 23, 2020, at Tochikubo village, Minamiuonuma, Niigata. Considering national emergency on COVID-19 situation, only Niigata locals joined the program although every year many participants from metropolitan area joined the program.

 この日は朝から快晴。標高500mの田んぼには、色を濃くし始めた魚沼盆地と、山頂付近に雪を抱えた2,000m級の山々のダイナミックな光景が広がりました。

It was gorgeous morning with nice view of snow covered mountains and fresh greens from the rice paddy.

 素足で田んぼに入ると、あたたまり始めた泥がやさしく足を包み込みます。六角と呼ばれる幅3mほどの木枠を転がして、田んぼに筋を付け、その交差する場所に、苗を植えていきます。

Total nine participants from university students to aged local ex-farmer stepped into the rice paddy with bare feet feeling warmed soft soil. We used old wooden framed to make marks on the soil so that young seedlings could be sit on each crossing section.

田植えの様子を早送りでどうぞ

「手で田植えをするは10数年ぶりだ」という、別の集落からきた70代の男性。「地元に住んでいるが、農家ではないので、田んぼに裸足で入るのは小学校以来」という50代男性。都会から戻ってきた若夫婦も「農のある暮らしをしたい」と、目を輝かせて、作業を続けました。

 昨冬の雪が地元の老人たちの記憶にないほどの少雪だったので、山からの雪どけ水に頼る傾斜地の田んぼでは、田植え時期の水不足が心配されましたが、春先の雨がちの天候のおかげか、かろうじて水は間に合って、代かきも何とか出来たという話も、地元の方から聞きました。

 植えた田んぼは、15年以上にわたって無農薬でコメ作りを続けてきた場所。田んぼには、カエルや小動物が無数にいます。

 休憩時間には、高校の生物の教師だった男性が、シマヘビを捕まえてきました。「しま模様は、最初は横方向にも入っていて、成長するにしたがって縦じまだけになっていく。これは生後1年ぐらい。まだ横しまが残っているでしょ」。女子大学生も実際にヘビに触って「すごい筋肉質」とびっくり。

 自宅にこもる日々が続いていた中、緊急事態宣言が解除されて初めての週末。自然の中で体を動かし、仲間と語りあう時間の大切さを共有できた一日でした。

 無農薬田んぼでの伝統的な稲作を通じて、農と暮らしを学ぶ「田んぼのイロハ」は、草取り、草刈り、そして稲刈りと続き、はざかけによる天日乾燥での仕上げへと進んでいきます。今後の募集情報は、またウェブサイトなどでお知らせします。

お米講座、始めます

「チャンネルECO+」の新シリーズ

 エコプラスは、新潟県南魚沼市で、農山村の自然と暮らしを題材にしたプログラムを展開しています。新型コロナウィルスの影響で、直接体験がなかなか難しいので、今回、「チャンネルECO+」で、お米の講座を始めることにしました。

 理事の大前が、自宅近くの小さな田んぼでご近所の指導を受けて行う、無農薬、人力中心の、伝統的なコメ作りを、種もみの準備から、動画でお伝えしていきます。

 何気なく、毎日食べているおコメ。それがどうやってつくられているか。私たちの先祖は、どうやってこのコメを作り続けてきたのか、細かな、そして結構くたびれる作業を重ねて、暮らしを組み立て、家族と地域を作り上げてきたかを、考えます。

 最初は、もみを選ぶ「塩水選(えんすいせん)」からです。

前年、よく育った株を選んで保存しておき、そのもみを使って苗を育てます。比重の重い、しっかりしたもみを選ぶ塩水選という作業から始めます。

2回目以降は以下の通りです。どんどん積み重なってしまうので、いずれ整理しますが、とりあえず、田植えの前までの作業を順次ご覧ください。

種もみは、病気を防ぐために薬剤で消毒することが一般的です。20年ほど前から、お湯で消毒する方法が開発され、広がっています。温湯(おんとう)消毒です。
苗代(なわしろ)作り。伝統的な「水苗代(水苗代)」に挑戦。
苗作りは、稲作の出発点。もみを苗代の上に振りまいていきます。
冬の間に固まってしまった土をひっくり返します。雪国なので、1mとか2mという雪の重さで土は締まります。前年はこの田んぼには作付けしなかったので、雑草だらけ。
冬の間、モグラたちが自由に作ったトンネルを防ぐ、あぜ塗りです。くたびれます。

自主企画:南魚沼市の無農薬田んぼで田植え(5月23日、24日)

首都圏以外、新潟界わいの方のみ、限定20人

 新型コロナウィルスの緊急事態宣言が一部緩和されたのを受けて、エコプラスは、5月23日(土曜日)と24日(日曜日)に、南魚沼市栃窪集落で、無農薬田んぼでの田植えをします。例年、休日農業講座「田んぼのイロハ」として首都圏などからも広く参加してもらうのですが、今回は、近隣地域の市民を対象に、自主参加・日帰り形式で行います。午前9時から午後3時過ぎぐらいまでをめどに、田んぼに直接来ていただいて、作業をします。お弁当、飲み物、行動食など持参でお越し下さい。

  • 趣旨
     巻機山を望む絶景の棚田で、自然をたっぷり感じながら、手作業での田植えをします。ウィルス対策での閉じこもりがちの日々でしたが、安全な屋外で体を動かし、同時に、この騒ぎで注目された「食」や「農」を体験を通じて見直します。自然や環境などさまざまな分野の方も加わる予定。
  • 集合時刻
     23日午前9時。23日に完了した場合は24日はなし、ですが、日曜にも残るような気がします。23日のみの参加も可。
  • 内容
     無農薬田んぼでの、手作業での田植え。小雨決行。お昼ご飯は各自持参。あぜで食べます。飲み物や休憩時のお菓子なども持参下さい。トイレは集落の施設をお借りします。泥で汚れていい服装でどうぞ。ブヨがいますので、防虫スプレーや虫よけネットなどご用意下さい。裸足で田んぼに入ると土の感触がじかに伝わるのでお勧め。ビーチサンダルなどがあると足を洗うのに便利です。
  • 連絡
     メールで、お名前(複数の場合は同行者のお名前も)、携帯番号、到着予定時刻、活動予定時間(何時ごろまで、翌日可など)を記して、tappo@ecoplus.jpまでお送り下さい。当日は090-3214-7549(大前)まで。
  • 定員
     20人をめどとします。
  • 参加
     無料(保険には入りませんので、ケガの場合はご自身の保険でお願いします)

無農薬栽培天日乾燥米の予約を始めます

異常気象とウィルスのダブルパンチの集落を応援

 この冬の異常気象、覚えておられるでしょうか。日本中の多くのスキー場が雪不足で泣きました。もう山の雪はどんどん溶けています。新潟県でも5月ごろに本格化する田植えに果たして水が足りるのかと、農家は大変心配しています。おそらく作付け出来ない田んぼ、植えても水不足でカラカラになってしまう田んぼが続出する気配です。

 新型コロナウィルスの影響も重なって、スキーに支えられるホテル、旅館、スキー場運営会社、その周辺産業すべてが売り上げ半減以下という打撃を受けています。

 エコプラスがお世話になっている南魚沼市栃窪集落も、雇用削減による収入減で大ピンチです。水不足必至とあって、田んぼの水を誰が先に使うかの「水争い」が起きるんじゃないかという声まで聞かれます。

 この応援のために、秋に出来上がるであろうお米の予約受付を始めます。流通を通さずに消費者に直接販売することで、農家には通常よりも高い代金が入ります。

コロナの時代・・・「私の田んぼ」を南魚沼に持ちませんかー棚田オーナー募集

  • こんなに小さかった苗
  • 晴れればこんな絶景が

 新型コロナウィルスの感染拡大で、自らの暮らしをどう組み立て直すのかが問われていると思います。エコプラスは10年以上にわたって活動させていただいてきた新潟県南魚沼市栃窪集落でのコメ作りを、今年もご一緒させてもらいます。

 ギフチョウが舞う素晴らしい環境に包まれた栃窪の棚田で、環境に配慮したコメづくりを応援する「棚田オーナー」制度。無農薬、有機、天日乾燥という伝統的な稲作を支えます。豊かな生態系と小さな集落を支え、ご自身には最高級の塩沢コシヒカリを味わっていただくプログラムです。

 秋には市場にはまず出回ることがない最高級のお米をお届けします。オーナーには、休日農業講座「田んぼのイロハ」(各回の参加費1万円)が無料に。今期は、新型コロナウィルスの関係で、田植えや草取りのプログラムが出来なくなっていますが、来期の田植え、草取りへの参加を受け入れます。

【募集単位と金額】
100平方メートル(1畝=いっせ)分、年額5万円。グループや学校、保育園などの団体での申込も可能です。

【内容】
 用意した絶景棚田のオーナーになって頂きます。稲の栽培は地元の集落営農組織「とちくぼパノラマ農産」が担当します。オーナーのみなさまはいつでも農作業に参加していただけます。収穫した新米を一口あたり玄米30kg相当(白米で約27kg)お送りします。

【特典】
・田んぼ作業への参加がいつでも可能です。
・田んぼの様子についてメールでお知らせします。
・収穫した新米を玄米30kg(売価約38,000円)相当をお送りします。
・休日農業講座「田んぼのイロハ」への参加費1名分が無料。伝統的なコメづくりのノウハウを教わることができます。

【栽培方法】完全有機・無農薬・天日乾燥。
 農薬は発芽前、育苗期を含め一切使用しません。新潟県の一般的な農家では田植え後も含めて18〜20成分の農薬を使っており、9~10成分で育てたコメは「5割減農薬米」と表示されます。パノラマオーナー米は「完全無農薬」のおコメです。

【プチオーナー】
年額1万円のプチオーナーも募集しています。
参加費年額1万円。いつでも農作業に参加可能。田んぼの様子についてメールでお知らせします。秋に収穫した新米5kg(売価6,300円)相当をお送りします。「田んぼのイロハ」講座の参加費が2割引になります
【主催】有限会社とちくぼパノラマ農産
【運営】NPO法人エコプラスTAPPO南魚沼やまとくらしの学校:tappo@ecoplus.jp

【申込】

台風の影響の中で、田んぼのイロハ稲刈り編を実施

Rice Harvesting Work under the Difficult Circumstances by Typhoon #19

 エコプラスの休日農業講座「田んぼのイロハ」稲刈り編が、2019年10月13-14日に新潟県南魚沼市栃窪地区で行われました。今年のお米の成長が遅れ気味だったために1週間延期し、さらに台風19号の影響で1日遅らせての開催。日程をやりくりし、大混乱する鉄道網高速網をかいくぐってやってきてくれた7人が参加してくれました。

Ecoplus conducted rice harvesting workshop on Oct. 13-14, 2019, at Tochikubo village, Minamiuonuma, Niigata. Due to the slow growth of rice in this year, we once postponedthe schedule one week and caused by typhoon #19, or “Hagibis,” we set the workshop one day later. Students and adults from metropolitan area were struggled to come struggling confused train and highway networks. At the end seven participants succeeded to participate the program.

 台風による大量の雨で、田んぼはびしゃびしゃ。稲はほとんど倒れない状況でいてくれたものの、刈り取り作業は難渋を極めました。しかし、初めて体験する高校生も、カマでの刈り取りと、ワラを使っての束ね作業を覚えていきました。

With the heavy rain by the typhoon, the rice paddies was covered by an inch or two of water. It was quite tough condition although most of rice were not knocked down by the wind. In such condition, a high school boy, who experienced the work first time, learned and acquired how to cut straws and to bind those by a year old straws.

 作業をした田んぼは、10年以上にわたって一切農薬を使わず、有機肥料だけで育ててきています。そのため地面には無数の雑草が生え、コオロギなどの虫たちが動き回っていました。刈り取った稲を、ハザにかけて天日乾燥させることで、数十年前まで、何百年にもわたってこの地で続けられてきた稲作を体験することが出来ました。

In the rice paddy, no chemical pesticides nor weed killers has been used for over ten years. Only organic fertilizer has been used. Because of such efforts, many weeds were covering the ground and many insects were hopping around. Sheaves of rice were hung along the bars called “Haza,” for sun dry for around 10 days. Through this, participants experienced the way of traditional rice production of the area until some decades ago.

 参加者たちは「毎回参加して、いかに食を作ることが大変か、自然と調和することが大事かを思う」「稲刈りの作業の中に、昔からの様々な工夫が知れた。昔からの蓄積があるのだなと感じた」などとコメントを残してくれました。

Participants left comments like “Accumulating the experience for long years, I am still feeling that how difficult to make food is, and how important to have harmonious relation with the nature is. ” “I identified so many knowledges embedded in the harvesting works and I felt the tick accumulations of knowledge for long years.”

稲刈りは10月13-14日で実施ー台風19号で

緊急対応で参加者募集、参加費は半額に

 直前の変更なので、参加者が限られています。稲刈り応援の参加者を募集中。11日金曜日午後5時までにお申し込みをお願いします。

 今回の稲刈り編は、稲の登熟が遅かったことから当初の予定から1週間延期して10月12-13日に開催予定でした。しかし、台風19号が12日に関東地方を直撃する見込みとなりました。台風はその後東向きにコースを変えて、急速に北東に進行する見込みなので、13-14日で実施します。

 日程は予定通りとし、1日目の昼過ぎに現地集合、2日目の夕方3時頃現地解散です。実地作業、座学、集落の自然や生活を知る散策、集落のみなさんとの懇親会などを予定しています。

 緊急対応となるので、今回のプログラム参加費は、通常の半額とします。

【参加費】5,000円(プログラム費、2日目昼食、保険料)学生半額、エコプラス会員2割引。小学生以下の子どもと棚田オーナーは保険料、昼食の実費(1,000円)のみ。
【場所】新潟県南魚沼市栃窪集落
 集合・解散時間に合わせて最寄りのJR上越線塩沢駅まで送迎いたします。
【宿泊】地元の温泉民宿 7,500 円(1泊2食、温泉付き、男女別相部屋)
【特典】秋に収穫したコメをおひとり2kg贈呈。

<<田んぼのイロハへの申し込み書>>

無農薬天日乾燥はざかけ米、おすそ分け中

最高の魚沼コシヒカリを、ご自宅で、ご贈答に。

  • 草取り

 休日農業講座「田んぼのイロハ」で栽培した「無農薬天日乾燥はざかけ米に若干の余りが出ました。おすそ分けします。数に限りがありますので、お早めにお申し込みください。

 有機肥料のみを使い、除草剤や病害虫用の農薬など、化学物質を一切、使っていません。雑草は全部、手作業で取り除きました。プログラムでは2回草取りを実施。さらに、田んぼの管理をしていただいているとちくぼパノラマ農産のみなさんにご苦労をおかけしました。

 完全無農薬のお米は、余りに手間がかかるので、米どころ南魚沼でもほとんど作られていません。しかも手刈りではざにかけて天日乾燥するお米は、まず流通しない、まぼろしのお米です。玄米で食べてもまったく安心。最高の食味のお米です。

 10月12-13日の田んぼのイロハ稲刈り編で刈り取り、2週間ほど天日で乾燥させました。きれいなお米になっています。

 コシヒカリの本場南魚沼でも、無農薬天日乾燥米は、ほとんど作られていません。あまりに手間がかかるからです。
 最高級の魚沼コシヒカリ。安心で、赤ちゃんや幼いお子さんのいるご家庭にも最適です。

 無農薬米、白米1キロ1,300円+送料でお分けします。保存がきく玄米は1キロ1,200円+送料。ご希望の方は以下に記入下さい。

 ほかに、現地の農業法人「栃窪ぱのらま農産」が作る5割減農薬米もあります(玄米1キロ700円、白米800円、いずれも送料別)。こちらの予約も受け付け開始します。

無農薬田んぼの稲刈りを南魚沼で・・10月13-14日(台風で1日延期しました)

Harvest Organic Rice by Sickles, Oct 13-14, at Minami-Uonuma

 新潟県南魚沼市栃窪集落の絶景の棚田では、無農薬で栽培しているコシヒカリが、立派な穂を揺らすようになりました。8月中旬以降の日照不足でやや成育は遅れ気味ですが、田んぼは見事に黄色くなってきました。台風の影響で10月13-14日に稲刈りをします。

In the rice paddies in Tochikubo village, Minami-Uonuma, Niigata, which is the heartland of famous Koshi-Hikari-Rice, ears of rice are getting ripped. With less sun shines since mid-August, the progress is bit late but rice paddies are now having beautiful yellowish color. We will conduct harvesting workshop on 13-14 Oct.

【参加費=台風対応で半額にしました】5,000円(プログラム費、2日目昼食、保険料)学生半額、エコプラス会員2割引。小学生以下の子どもは保険料、昼食の実費のみ。栃窪の集落営農組織「パノラマ農産」の棚田オーナーは、参加費実費のみ。
【場所】新潟県南魚沼市栃窪集落
 集合(13日正午)、解散時間(14日午後2時過ぎ)にあわせて最寄りのJR上越線塩沢駅まで送迎いたします。
【宿泊】地元の温泉民宿 7,500 円(1泊2食、温泉付き、男女別相部屋)
【特典】秋に収穫したコメをおひとり2kg贈呈。

Program Fee including lunch on day 2 and insurance; 5,000 JPY. Student discount, 50%; Children under 6 years old, lunch fee and insurance only.
Gathering spot; JR Shiozawa Station of Joetsu Line
Accommodations; Local Inn, dormitory rooms male/female separated; 7.500 JPY including dinner/breakfast
Compliment; 2 kg of harvested rice after sun-dried process.

<<Application Form, 申し込み書>>

お問い合わせはtappo@ecoplus.jpまで。Contact; tappo@ecoplus.jp

青空のもと、雪の中でたっぷり楽しむ

雪ざんまいキャンプ2019

 2019年3月28日から30日まで、新潟県南魚沼市清水地区で、雪ざんまいキャンプを実施しました。中学生から社会人まで、一緒になって、地元のみなさんと交流しながら雪の中での暮らしを思う存分楽しみました。

恒例の「超豪快尻滑り」。見事な青空の元で楽しむことができました。

 参加したのは、首都圏の中学生、高校生、大学生、それに新潟で活動する社会人など。クラブ活動や就職活動などで日程がぶつかって参加者が減ってしまいましたが、少人数ならではの親密な時間を共有できました。

 28日昼前に現地に到着した時は、雪模様。地元の長老と一緒に、みんなで大きな本部テントを設営しました。中央を掘り下げて、ドラム缶を半割りにしたコンロを設置。取り囲むように、座る場所を作りました。

 寝るためのテント場は、積雪2mの畑の上。締まった雪の上にふわふわの新雪が10センチ以上積もっていました。みんなで腕を組んで何度も往復して慣らし、そこにテントを立てました。

 火起こしは、以前の雪ざんまいキャンプに参加したことがある中学生と高校生が中心になって、初めての大学生らに教えてくれました。枯れた杉の葉っぱを木の下から集め、薪をナタで小さく割って、種火を作って、大きく育てる。時折吹きつける北風にむせながら、雪の上の調理が進み、立派なご飯と豚汁が完成しました。

 深夜には、雪交じりの北風が収まり、真っ暗な空に無数の星が浮かび上がりました。翌朝の気温は零下5度。ポリタンクに保存してあった飲料水もかちんかちんに凍っていました。

 29日は澄み渡った青空のもとで、地元の巻機山山岳救助隊長を長く勤めた小野塚高一さんと一緒に、山歩きに出発。雪の上には、ウサギやキツネの足跡があちこちに残っていました。「これ、どっち向きに歩いたか、分かる」と小野塚さんに問われて、雪面に顔をくっつけるようにして足跡を見つめました。

 標高800m前後の大きな斜面に到着。「ここは昔、杉を植えたんですよ。でもね、杉はある程度成長すると急斜面では根元からこけてしまう。土壌も一緒に流してしまうから、後に木が生えないんですよ」と小野塚さん。「その前は、この辺でも炭を焼いたんですよ。毎日切っては焼いて運び出す。10俵ぐらいを毎日担いで村まで運んだんですよ。大変だった」とも。

 その斜面を、おしりの下にビニールシートを敷いて滑り降りる「超豪快尻滑り」。表面の新雪が適度なブレーキとなるのですが、間違えると体が回転して雪まみれに。標高差80m前後の長い斜面を何度も滑って楽しみました。

 夜には、地元の小野塚彰一さんも加わって、集落の話をしてもらいました。昔は集落近くにもウサギがたくさんいて、獲ったウサギが家の中に食料としてぶら下げられていた、地元に学校があった時代はにぎやかだった、いまは子どもが減って小学生は3人だけ、など村の歴史と今の状況を聞かせてもらいました。

 雪でオブジェを作り、そこにロウソクを灯して「雪灯ろう」を作ったり、雪に塩を入れて温度を下げてアイスクリームを作ったり、火を囲みながらお話をしたりと、少人数ならではの親密な時間を過ごすことができました。