第6回みなと区民環境リーダー養成講座

まずワークショップを体験してみる。土壌生物を探した後、藤棚の下へ移動。他のところに比べ、やや気温が低く涼しいことを体感した
まずワークショップを体験してみる。土壌生物を探した後、藤棚の下へ移動。他のところに比べ、やや気温が低く涼しいことを体感した

7月1日(土)第6回講座が開催されました。講師は学びと参加をつなぐコーディネーター、ECOM代表森良氏。テーマは環境活動を組み立てる「プログラム作りの基本とファシリテーター」

通常、2日かけて行う内容のエッセンスだけを取り出し、1日で講義を行っていただきました。

講義の中盤、「循環型港地域への提案」を3つにまとめ発表の準備を行っているところ
講義の中盤、「循環型港地域への提案」を3つにまとめ発表の準備を行っているところ

まず、「ファシリテーターとは?」という投げかけから始まり、休む暇なく次々と講義が進んでいきました。その内容故か集中は途切れず、受講生は充実した1日を過ごしました。

集合が若干遅れ、オリエンテーションを終えた後は、すぐに実際のワークショップを体験するため、校庭に飛び出しました。
その後、そのワークショップで得た気づきを活かしつつ、個人およびグループでいろいろなワークを行っていきました。

途中、「循環型港地域への提案」をまとめ、最終的にはその提案基づいたワークショップを考えました。4グループの中からひとつを実際に体験。選ばれたのは「港区をみんなと食べよう!」というワークショップでした。

実施者、体験者互いにフィードバックし、森講師が最後にまとめを行い、質疑応答をして終了となりました。

第5回みなと区民環境リーダー養成講座

プレゼンテーションのはじまり。サモア諸島で撮影された、ハリケーンの影響を伝える写真
プレゼンテーションのはじまり。サモア諸島で撮影された、ハリケーンの影響を伝える写真

6月24日、第5回講座が開催されました。講師は足元から地球温暖化を考える市民ネット・えどがわ(足温ネット)理事の田中優氏。テーマは港区と地球のつながりと関わり「エネルギーと暮らし」

「ピークオイル問題」や「天然ガス・石油争奪による戦争の発生」「六ヶ所村核再処理工場問題」など、圧倒的な量のデータ分析から導き出した独自の論点はどれをとってもうなってしまうものばかりでした。

田中優さんの最新刊。書店では売り切れ、増刷中とのこと。手持ちの本を販売していただき、受講生が全て買い切ってしまいました。
田中優さんの最新刊。書店では売り切れ、増刷中とのこと。手持ちの本を販売していただき、受講生が全て買い切ってしまいました。

20世紀は戦争の世紀と言われています。現在の紛争地域は産油エリアやパイプラインの中継地など、全て石油に絡んだ重要な地域と符合しています。エネルギー問題は世界の中心課題なのです。

では、どうすればいいのか?
自分達にできることを田中講師は紹介してくれました。

まずは、「省エネ」をすること。たとえば冷蔵庫を買い換えることによって二酸化炭素を削減できるように、我慢しないことから始めることができると言います。

そして、目標を立て自然エネルギーへの移行を考えていこうと。技術的には既に実現可能な世界に入っているそう。

最後に、楽しくゲームをしながら省エネを体感できる田中講師らが開発した「省エネゲーム」を紹介。そのゲームのファシリテーションの難しさについて触れ、次回講座の「ファシリテーション」について受講生の興味が向いたところで終了となりました。

愛知万博での活動が一冊の本に

表紙には、インタビューに登場する40人の名前と顔写真が勢ぞろい。地球のあちこちの様子が、そこで活動する市民の生の声で伝わります。
表紙には、インタビューに登場する40人の名前と顔写真が勢ぞろい。地球のあちこちの様子が、そこで活動する市民の生の声で伝わります。

エコプラスが参加した愛知万博・地球市民村で、各国から訪れた人々にインタビューさせてもらった内容が本になりました。「地球・そこが私の仕事場」というタイトルです。

エコプラスは、2005年の愛知万博の柱のひとつとされた市民事業「NPO/NGO地球市民村」に参加しました。
その地球市民村には、内外で活動する100余りの市民団体が集い、そのスタッフの総数は1万人を超えました。
国際博覧会では、きわめて珍しいこの市民の集まりの場で、各地で活躍する市民らに連続インタビューをし、その内容がこの一冊にまとまりました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4907717059/ecoplus-22/

インドネシアの国立公園監視員クスワンドノさん(中央)や、英国のCenter for Alternative Technologyのロジャーさん(右)など、登場人物は多彩な生き方を語っています。
インドネシアの国立公園監視員クスワンドノさん(中央)や、英国のCenter for Alternative Technologyのロジャーさん(右)など、登場人物は多彩な生き方を語っています。

アフガニスタン、インド、バングラデシュ、インドネシア、タイ、フィリピン、韓国、ボリビア、英国、ドイツ、米国、オーストラリア、そして日本の計13カ国の登場人物が、日本と世界のあちこちで繰り広げられている市民による活動の模様を報告してくれています。

世の中は、「勝ち組」とか「負け組」とかいうどちらも自分のことだけしか考えていない風潮がはびこっています。しかし、この市民のみなさんの活動内容は、「地球の宝物」といっていい輝きを持っていると思います。

今週末23日から25日まで名古屋市で開かれる愛知万博・市民事業の1周年記念イベントで、特別販売を行い、その後全国の書店でも取り扱いが始まります。

「自分探し」をする若者。第二の人生の送り方を考え始めた熟年のみなさんにぜひ知っていただきたい「生き方」大全です。

題名:「地球、そこが私の仕事場・・・愛知万博・地球市民村の40人おおいに語る」
ISBN 4-907717-05-9
体裁:A5版並製256ページ
編者:大前純一
出版社:海象社
定価:1,575円(税込)

第4回みなと区民環境リーダー養成講座

砂浜を夢中で掘り返す受講生たち。想像以上に生き物が出てくる。 後ろに見えているのは、レインボーブリッジ
砂浜を夢中で掘り返す受講生たち。想像以上に生き物が出てくる。
後ろに見えているのは、レインボーブリッジ

6月10日、第4回講座が開催された。講師は首都大学東京の黒川信氏。テーマは港区の自然を知る「海と人と生き物たちのつながり」

朝9時00分、受講生は港区立港陽中学校へ集合。当日は大潮、しかも干潮の時間に合わせての集合です。普段見れない干潟の部分までもが現れる限られた時間です。

講義終了後、黒川講師から八丈島で採ったテングサでつくったところてんをいただき、歓談しているところ
講義終了後、黒川講師から八丈島で採ったテングサでつくったところてんをいただき、歓談しているところ

既に準備を整え待ってくださっていた黒川講師、お手伝いしてくれる学生4名と合流し、早速干潟へ向かいました。

実際の調査に移る前に、調査の方法、危険な生き物について簡単に説明を聞きました。その後、いくつかのグループに別れ、出来るだけ多くの種類を採取しようと夢中になって砂浜を掘り返しました。

途中、アマモ再生に取り組む方のお話しも聞けました。岩場に移動してからはびっしりと岩に張り付く牡蠣の殻に足をとられながら、砂浜とは違う種類の生き物を観察・採取していきました。
約2時間の調査でしたが、信じられないくらい多くの生き物が干潟で生息していることわかりました。

浜辺でゆっくりと昼食を取った後は、教室での講義です。

始めに、採取した生き物の観察をしました。そこら中で喚声があがり、これを採ったのはわたしだ、ぼくだと、まるで子どものように騒いでいる受講生の姿が印象的でした。
その後、脊椎動物であるヒトは、なんとなまこやヒトデなどと同じ系統の動物であることなど、海と生物、生物と人、人と海のつながりについて話しがありました。

海と様々なつながりを感じた受講生たちは、前回の学習テーマでもあったゴミが浜辺に散見されることや、生活排水についても考え始め、自身の生活を見直しているように見受けられました。

第3回みなと区民環境リーダー養成講座

可燃ごみの灰を1200℃以上の高温で加熱することで作られる、「溶融スラグ」の説明を熱心に聞く受講生達
可燃ごみの灰を1200℃以上の高温で加熱することで作られる、「溶融スラグ」の説明を熱心に聞く受講生達

6月5日(月)に第3回講座が開催されました。テーマは、港区の環境への取り組みと課題「ごみとリサイクル」

今回、ごみ処理の現場を訪問し、現状と問題点を体験的に学び、循環型社会に向けた取り組みやライフスタイルについて考えてみました。

受講生は、朝8時30分に港区役所前に集合。清掃リサイクル課前田氏の引率で、中央防波堤埋立処理場、港清掃工場の2施設をマイクロバスで回ります。

移動中は、前田氏から港区のごみ処理についてのレクチャーや質疑応答が行われ、移動時間も有効に使われました。

港区を中心にごみ収集車が集めてきたごみをためる「ごみバンカ」。みんなそれを上から覗き込んでいます
港区を中心にごみ収集車が集めてきたごみをためる「ごみバンカ」。みんなそれを上から覗き込んでいます

各施設とも、まず概要説明のビデオを見て、施設職員による補足の講義の後、施設内を案内していただきました。

一番受講生からの反応が多かったのが、中央防波堤埋立処分場について。
10年、20年前にも埋立地を訪れた人が言うには、臭いがきつく、かもめやからす、ハエなどもとてもに多かったということ。

今回訪れた印象は、全く違うもの。虫や鳥はほとんど居なくて、花が植えられていたり・・・非常に清潔な感じでした。
「昔は生ごみもそのまま埋めていたけど、今は燃やした灰しか埋めてないから」とその理由を施設の方が教えてくれました。

次に訪れた港清掃工場は完全オートメーション化され、ごみを燃やす際に発生する熱で発電を行っているという。ごみを発電の為の「燃料」と考えた場合、「もっとごみが欲しい」と工場長がおっしゃったのが印象的でした。

最後にバスの中で、「今日見た施設は全て自身の生活と直結している。施設を回りながら自分の生活を考え直した」との感想がありました。

今回の気づきは、第5回のテーマである「エネルギーと暮らし」を考え始めるのに、ちょうど良いきっかけだったと言えそうです。

都心にも自然がいっぱい・・・「自然学校を体験しよう!」

立体顕微鏡でのぞく虫などを探そうと校庭を駆け回り、指導員の井東さんを質問攻めにする子どもたち
立体顕微鏡でのぞく虫などを探そうと校庭を駆け回り、指導員の井東さんを質問攻めにする子どもたち

6月3日の土曜日、高層ビルの谷間にあるエコプラザで、環境教室「自然学校を体験しよう」が開かれました。

都心の子どもたちに、自然とのふれあいの機会を提供しようと企画された「環境教室・自然学校を体験しよう」が、2006年6月3日に、港区立エコプラザで開かれました。

集まったのは、小学校4年生の男の子から中学生の女の子までの子ども6人と、大人6人の計12人。

目隠しをし、イモムシのように連なって「冒険の旅」に出た参加者たち。左が井東敬子さん
目隠しをし、イモムシのように連なって「冒険の旅」に出た参加者たち。左が井東敬子さん

ぐずついた天候が続き雨が降るとの予報もあったためか、受付開始の時点ではほんの数人。他の参加者を待っている間に子どもたちは自然と指導員の井東敬子さんと遊び始めました。その後参加者が徐々に増え、指導経験豊富な井東さんのおかげで、後から参加した子どもたちもどんどんと打ち解けて仲良く、一日を過ごしました。

最初に取り組んだのは、長さ10メートルほどの草むらのへりに、スプーンやおもちゃの虫など人工物がどれだけ隠れているか探すゲームでした。18個もの人工物が隠されていたのに、なかなか見つけられずに、何回も何回も草や木の間に顔を突っ込んで探していました。自然をじっくり見るという体験でした。

この中で人工物以外にも虫や面白い形の葉っぱなどをたくさん発見。よ〜く見れば、そこら中の草木にいろんな生き物がいることにも気がつきました!

事前に、エコプラザのまわりに生えているドクダミの葉っぱを乾燥させて作ったドクダミ茶も登場。雑草だと思っていたものがお茶になることに、大人の参加者も改めてびっくり。コンクリートばかりが目立つ都心でも、眼を向ければ身の回りからも自然を感じられることに気づきました。

ニコンビジョン?から提供していただいた立体顕微鏡を使うと、葉っぱについていた虫たちが怪獣のように大きく見えることにも子どもたちは夢中になって、次々に葉っぱをめくっては虫を探していました。

また?モンベルからテントや寝袋などをお借りすることができ、実際にテントの中で寝袋に潜り込む体験もできました。子どもたちは自然学校やキャンプの雰囲気も充分に感じることができたようでした。

エコプラス「ナショナルジオグラフィック誌」に登場!

332-l世界各地の素敵な自然関係の写真があふれる「ナショナルジオグラフィック誌日本語版」に、エコプラスが紹介されました。

ナショナルジオグラフィック日本語版の2006年6月号156ページ「FORUM & LETTERS」というコーナーで、エコプラスが取り上げられました。
高野とのインタビューを記事にしたもので、活動が多岐に渡るエコプラスですが、ヤップ島プログラムに焦点をあてつつ、エコプラスのめざすものを表現した内容になっています。

333-l 「ナショジに載った」2005年の参加者にはとてもいい記念ですね。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=as2&path=ASIN/B000FO4MWI&tag=ecoplus-22&camp=247&creative=1211

レイ・バーンハートさんの略歴

レイ・バーンハート氏
(アラスカ大学フェアバンクスキャンパス多文化スタディ教授)

1970年から、先住民教育の調査、研究に従事。多文化教育部長を務めた他、小規模高校プロジェクト、多文化研究センター、多地域間教育プログラム、アラスカ先住民知識ネットワークの立ち上げに関わる。研究対象は、先住民の知識体系、先住民教育のための教師養成、僻地教育、小規模学校カリキュラム、僻地文化と多文化への組織的適応。アラスカ以外でも、ボルチモア、メリーランドでの教師経験がある他、カナダ、アイスランド、インド、マラウィ、ニュージーランドでの研究経験がある。
1999年2月、北海道教育大学の招へい来日。北海道教育大学とアラスカ大学で幾つかの共同研究プロジェクトや学生の交換留学制度を立ち上げる。そのつながりで、現在、アラスカ先住民とアイヌの教育についての比較研究を行う修士課程の日本人学生を指導している。

マイク・マーツさんの略歴

マイク・マーツ氏 (ベセル放送局シニアプロデューサー)

セント・マリーカソリック高校、ベセル地域高校、インディアン高校などで言語芸術教師を務めた後、KYUKテレビでディレクター、プロデューサー、制作責任者等、ビデオ制作や放送の分野で活躍。2000年より、ベセル放送局シニアプロデューサー。 アラスカ歴史協会理事(1997-2003)、アラスカ地域コミュニケーションサービス(ARCS)プログラム委員会委員などの役職を歴任。アラスカ大学異文化教育修士課程修了。

シシリア・マーツさんの略歴

子どもたちとプログラムを行うシシリアさん
子どもたちとプログラムを行うシシリアさん

アラスカ大学教育学修士。アラスカ大学アラスカ郊外研究学部助教授、バイリンガルカリキュラムスペシャリスト、アラスカ大学アラスカ先住民研究助教授を経て、1999年から「ヤアヴェスカニリャラク」プロジェクト推進委員。

シシリアさんが作ったカワカマスの干物
シシリアさんが作ったカワカマスの干物

アラスカ大学では、異文化間コミュニケーション、ユピック言語および言語学、教育における文化の影響、歴史、人類学、アラスカネイティブ研究等、多岐に渡るコースを担当。
また、教育者としての役割を越えて、地域、州、国家、また国際的なレベルでのプレゼンテーションや理事メンバーとしての貢献も多岐にわたる。アラスカ先住民研究の第一線で活躍し、先住民文化、言語、精神文化、異文化教育などの分野で様々な要求に応えている。
表彰等:1994アメリカの教師人名録に選出
1999ウシベリ教師賞を受賞
アラスカジオグラフィックマガジン等雑誌や新聞からの取材多数

For the sustainable and peaceful future