5月25日の「とちくぼ生き物プロジェクト」定点観測の際に、モリアオガエルの卵を発見しました。
モリアオガエルは、この白いアワアワの卵を木の枝に産みます。それも、枝の下に池がある木を選んで。卵がかえるとオタマジャクシは下の池に落ちて、ちゃんと暮らせるようになっている訳です。
この日は元は田んぼだった溜め池の上の枝先に1つ、畦に3つかたまりを見つけました。うちひとつをお借りして、かえるまで観察することにしました。
5月25日の「とちくぼ生き物プロジェクト」定点観測の際に、モリアオガエルの卵を発見しました。
モリアオガエルは、この白いアワアワの卵を木の枝に産みます。それも、枝の下に池がある木を選んで。卵がかえるとオタマジャクシは下の池に落ちて、ちゃんと暮らせるようになっている訳です。
この日は元は田んぼだった溜め池の上の枝先に1つ、畦に3つかたまりを見つけました。うちひとつをお借りして、かえるまで観察することにしました。
2008年度第1回目のいきものプロジェクトが行われました。
6月1日早朝、2008年度第1回目となる「栃窪いきものプロジェクト」が行われました。今回はバードウォッチングに挑戦。
単眼鏡を担いで、栃窪の自然の中へいざ出発!
昨晩から降り続いていた雨が止むと、鳥の鳴く声がさかんに聞こえてきました。地元高校の理科の先生であり、いきものプロジェクトの講師をしてくれている深沢さんと、今回バードウォッチングのスペシャリストとして深沢さんのサポートに来てくれた高校生が、瞬時に単眼鏡のレンズに鳥の姿をとらえます。
「よくそんなにはやく鳥を見つけられますね。私には声は聞こえても、どこにいるかちっとも分からないのに・・・」と参加者。
「今の声はホオジロの鳴声なんです。ホオジロは木のてっぺんや電柱の先のように高い場所にとまって鳴くんです。むやみやたらに探しているのではなくて、そういう知識があるからだいたいの見当がつくんですよ」と深沢さん。
生き物を知り尽くしている人が一緒だと楽しみが倍増する。
ピントを合わせてもらったレンズをのぞくと、思わず笑ってしまった。本当にすぐ目の前に可愛らしい鳥が見えるのだ。ホオジロは胸を反らせて天を見上げて鳴いていた。「俺がホオジロだ!」と辺り一面にいばっているよう。
ホオジロの他にも、オオルリ、キビタキ、サンショウクイ、キセキレイ、サシバ、コゲラ、カワラヒワ、イカル・・・などなど、約1時間の散策で23種類もの鳥が確認できた。どの鳥も人里離れた森の中で観察されたのではなく、栃窪集落の中、またはそのすぐ近くで確認された。栃窪集落が豊かな生態系に組み込まれて位置することがよく分かる。
バードウォッチングをよくすると話す参加者も、「他の場所に負けないくらいたくさんの鳥がいることに驚いた」と話した。
今年の「いきものプロジェクト」は、毎回違ったフィールドで生き物を観察する他に、決まった場所を季節を変えて継続的に観察する定点観測も行う。
定点観測のフィールドは元は田んぼだった集落内の桐木平という沼地。この沼地の5カ所を網ですくい、そこに生息している生き物を記録する。
今回見つかったのはオタマジャクシ、タニシ、アメンボ。沼の周辺ではイモリ、イトトンボのヤゴ、モリアオガエル、ツチガエルも観察することができた。
モリアオガエルの卵も発見。3つは畦の際に、1つは木の上にあった。TAPPO事務局では畦の際にあった卵の一つを持ち帰り観察中。
次回のいきものプロジェクトでは一体なにが観察されるでしょうか?そしてモリアオガエルの卵はどうなる?
こうご期待です!
TAPPOの休日農業講座「田んぼのイロハ」の2年目第1回が、2008年5月24-25日の週末に、新潟県南魚沼市栃窪集落行われました。
2008年5月24日(土)-25日(日)、休日農業講座「田んぼのイロハ」第1回が、総勢約40名が参加して行われました。
今回は「田植え」がテーマ。首都圏や新潟市内など地区外から会社員や家族連れ、シニア世代が参加し、一本づつ手作業で植えていきました。
「自分で植えた苗は、自分の子どものようにかわいらしく、いとおしく思える。また、成長を見に来なくっちゃ」と参加者。たった2日間の講座ですが、参加者それぞれ、様々な発見や視点を得たようです。
1日目は、地元の農業法人「とちくぼパノラマ農産」の笛木晶さんを講師に、苗を育て方についての座学。イロハ田んぼで使う「ポット苗」と、一般に田植機を使って植える時に使う「マット苗」を実際にみせてもらい、根の張り方の違いに驚きました。また、普通のお米がどんなに農薬漬けなのかを知り、「農業の実際」を垣間見ました。
2日目は、いよいよ田植え。栃窪集落から9人のベテランと10人の子どもたちが指導と応援に駆けつけてくれました。
裸足で土の中に入ります。ねっちょっりとして、冷たそうで、たくさんの虫がいる土。勇気を出して踏み込んでみると、土の中はあったかくて、気持ちよいのです。
普段のコンクリートの上を靴で歩く生活で鈍った、足の裏の感覚が甦ってきます。始めは、ぐちゃぐちゃの土の中に入るのを嫌がっていた東京から来た小学生の女の子も、最後にはなかなか土から上がろうとしませんでした。
「見るのとやるのでは全く違う」同じ姿勢での単調な作業は見ているよりずっと大変です。「食べる」ということの有り難さが身にしみる体験となりました。
そして何より、地元の方が暮らしの中で積み上げていた技や知恵を教わながら、地元の方と一緒になって行う作業や交流が、参加者の心に残ったようです。
人との関わり合いがあるからこそ、「奥深さ」を知ることができ大きな学びの場となるようです。「イロハ」は、単なる農業体験の場ではないのだと感じました。これからも楽しみです!
イロハ田んぼの下の方にある田んぼでは、代掻きが行われていました。
イロハ田んぼの様子を取材にいったところ、下では代掻きをやっていると晶さん。
早速、見に行ってきました。
代掻きは、田んぼの土を平にする作業。
ちゃんと土を平らにできるか出来ないかで、除草剤の効きが変わるそう。収穫から遠くて、草の生え始めの時に、一度だけ播く除草剤。上手く播ければ草取りが楽になるので、代掻きはとても重要な作業となります。
そんな作業に、茂野さんが挑戦!
1周目はかずおさんの補助付きでいたが、2周目は1人で。
以前の職場で鍛えた腕前を発揮!というところでしょうか。
熟練すると、トラクターの微妙な揺れの違いなんかで、低いか高いかが分かるそうです。
今週の日曜日5月25日の「田んぼのイロハ第1回」での田植えにむけて、昨日、田起こしが行われました。
肥料まきが終わったら、トラクター登場。
田起こしです。
カピカピだった土が耕されて、ふんわりなりました。
田起こしが終わると、田んぼに水が入れられました。
今週の日曜日5月25日の「田んぼのイロハ第1回」での田植えにむけて、昨日、肥料まきが行われました。
5月20日朝から雨があがった昼過ぎ、パノラマ農産の笛木晶さんから事務局へ「イロハ田んぼに来い」との電話が入りました。
行ってみると、イロハ田んぼに肥料を播くとのこと。
肥料は、直径4ミリ、高さ2ミリの円柱状のもの。ドックフードみたいな匂い。魚肉を使った有機肥料。
http://www.taiseinozai.co.jp/welcome.html
田んぼを十数往復して、肥料を播き完了。
この次は・・・
集落センターの外に山伏さんが大集合!!いったい何が始まるのでしょう?
今日はさらに山へ登って護摩を焚いた後、集落内を托鉢して回られるそうです。今日が何かの行事なのかは伺いそびれてしまいました。
山伏さんによると、この栃窪集落は「修験宗(しゅげんしゅう)」の方が多いそうです。「それがどんな宗派なのか、何が祀られているかっていうと、話し出したら1時間以上かかっちゃうからね〜」とのことです。まだそこまで質問してはいなかったのですが…気のきいた山伏さんたちなのでした。
趣のある庭や、手入れの行き届いた公園などにある藤棚も素敵ですが…
今の時期、山の様々な木に寄生して見事に咲き誇る藤の花。特に杉の木に寄生している場合が多いようです(スキなんでしょうか)。そうなるともうその木は立派な「藤の木」に見えてしまいます。寄生される木にとってはいい迷惑なのでしょうね。
雪国の春の味覚として知られるフキノトウ。食卓に並ぶときのフキノトウは、実はつぼみなんです。
フキノトウ、漢字では「蕗の薹」と書きます。「薹」というのは、「花のつく茎がのび出たもの。花のつく台座」という意味だそうです(「広辞苑」より)。右の写真だけ見ると、茎が伸びてから花が咲く他の植物と見分けがつきませんね。
「食べ物」ではなく「花」だと思って見てみると、こんな花がお花屋さんにあってもいいかな…と思えてきます(私だけでしょうか?)。