ヤップ島プログラム 今年もスタート!

594-lヤップ島プログラム2008が今年もスタートします!

NPO法人エコプラスが1992年より続けてきた「ヤップ島プログラム」が、今年2008年もスタートします!

3月より参加者募集を続けてきた今年のプログラムには問い合わせが続き、先日4月30日に定員いっぱいの申し込みをもって募集を締め切りました。

595-l集まったのは大学生を中心に、中学生から20代前半までのメンバー合計13名。
暮らす場所も、今までに経験してきたことも異なる多様な顔ぶれでヤップ島へ向かうことになります。

参加者は5月10日に予定されている顔見せ会をかわきりに、事前キャンプや素もぐり講習会を通して準備を進め、8月5日にヤップ島へ飛び立ちます。
17日の帰国までの約2週間、今年はいったいどんなプログラムになるのでしょうか。

プログラムの様子は随時「ヤップ島プログラム報告」のページにアップされる予定です。
http://www.ecoclub.org/showindex.php?lang=ja&genre=10

また、参加者どうしの事前準備の様子やコメントは、以下のヤップ島プログラム専用ページにアップされる予定ですので、こちらもぜひチェックしてみてください。
http://yap.ecoclub.org/top.php?lang=ja
過去にヤップ島プログラムに参加したことのある人はもちろん、そうでない人も、ぜひ今年のプログラムの様子を見ていただき、応援していただければと思います。

それでは、次回の報告をお待ちください。

クロサンショウウオの産卵

4月27日(日)、「とちくぼ生き物プロジェクト」の下見を行いました。
地元の子どもから大人までを中心に、田んぼのイロハ参加者も交えるなどして昨年から実施している生態系調査「とちくぼ生き物プロジェクト」。今年は定点観測も検討しながら、昨年調査した場所を下見しました。

クロサンショウウオが産卵しているところです。よく見ると気持ち悪いかもしれません。(撮影:笛木晶さん)
クロサンショウウオが産卵しているところです。よく見ると気持ち悪いかもしれません。(撮影:笛木晶さん)

すると、その日はちょうどクロサンショウウオ産卵日!まだ水の冷たい溜め池の中で、サンショウウオたちのドラマが繰り広げられていました(ちょっと恐竜映画のような)。とても貴重な瞬間に遭遇することができました。下見に参加した集落の人も、「卵は何度でも見たことがあるけど、こういうのは初めて」と話していました。
5月から始まる調査がますます楽しみです!

花の便り続々・・・

栃窪でも桜や水仙など春の花々が咲き、「春が来たね〜」とほのぼの感じる今日この頃です。untitled
今日は晴れて気温も19度とあたたかです。
桜と雪の残る山々とを撮りたいと思い、集落の方に栃窪の桜事情を伺ったところ、木の上の方は「うそ」という鳥が花を食べてしまうので、枝全体が満開の木はあまりないのだそうです。…本当です。

花の便り

水芭蕉(ミズバショウ)が、とあるお宅の池につながる水路に咲いてました。

 

 「なつがく〜れば おもいだす〜♪」……あれっそう言えば「夏」?
「なつがく〜れば おもいだす〜♪」……あれっそう言えば「夏」?

水芭蕉は4月から5月に湿地で咲きます。栃窪的には少し早めの開花です。
一見白いところが花の様に見えますが実は葉の変形したもので、中の芯のようなものに数十から数百の小さな花が集まっています。

水芭蕉は「夏の思い出」の歌のとおり、何といっても尾瀬沼が有名ですね。広辞苑でも季節は「夏」とありました。
でも実際にはこのとおり今の時期に咲いていますし、俳句の季題便覧では「春4月」とあります。不思議に思って少し調べたところ、尾瀬沼のような高地では融雪後の5月から7月にかけて咲くのだそうです。なるほど…

*水芭蕉 心の俳句*
水芭蕉せゝらぐ雪解水に咲く 高浜年尾

白くない雪

真っ白だった雪は、この時期になると黄砂や花粉で白くなくなります。
真っ白だった雪は、この時期になると黄砂や花粉で白くなくなります。

雪融けの進むこの季節。スノータイヤをノーマルに変えたり、すこしずつ足もとの植物の緑が見える様になって来たり。春を感じるだけで楽しい気持ちになります。
田んぼのあぜなど高低差のある部分は、流されて来る砂ぼこりが固まって、地図の等高線のような模様ができます。地層の様でもあります。
真っ白だったことを思うとあまりきれいではない気もしますが、これはこれでおもしろいものです。

連続子どもキャンプ冬!雪ざんまいキャンプ

3月末の3日間、新潟県南魚沼市清水地区で、岐阜や大阪からも子どもたちが集まって、雪と思いっきり近づく生活キャンプを行いました。(*写真はクリックすると大きくなります)
3月29日から31日にかけて、今年の連続キャンプの最後、雪をテーマにしたキャンプが、南魚沼市清水地区にて行われました。

 巻機山を後ろに全員集合
巻機山を後ろに全員集合

小学校5年生から高校1年生までの参加者16人(男11、女5)は、地元南魚沼市はもちろん、埼玉、神奈川、東京、岐阜や大阪から集まりました。

清水地区の人たちがサポートと指導にあたり、同じ南魚沼市栃窪地区の男性や、東京からの6人の学生ボランティアもスタッフとして子どもたちを支援しました。

冷たい雨の混じる降雪の中で始まったキャンプは、民宿やまごでまずは開校式。生活班ごとに名前と目標を決めて、いよいよキャンプ地へ。「城ノ越」と呼ばれる場所で、雪の下にはだんだん畑が広がります。テントを張り、トイレを作り、少しずつ生活の場を整えます。

ここでの生活は、何にでも雪を使います。料理にもお尻を拭くにも、イスもテーブルも、全部雪です。

一斗缶を利用したコンロで火をつけるのは大変です。それでも初日はスタッフより早く熱々の鍋を完成させました。
緊張の夜は・・・寒い〜。全然眠れなかったという人と、熟睡したという人と、あれこれでした。

2日目はピカピカの晴天!
地元の山岳救助隊長の小野塚高一さんの案内で、カンジキをつけて山を登ります。
途中、リスやウサギ、テンの足跡があり、小野塚さんが動物の生態について教えてくれます。ウサギのわなも実演してくれました。

「自分は小学5,6年生の頃からこうしてウサギを獲っていた。あの頃はものすごくいたんだけれど、このところ激減した。気候変動が関係していると思う」と小野塚さん。

 「超豪快山岳尻滑り」はおもしろさにみんなが絶叫!
「超豪快山岳尻滑り」はおもしろさにみんなが絶叫!

苦労して登った山道では、雪の上の模様や雪の溶け方など、いろいろな発見がありました。そして、とても美しい光景でした。下りは、小野塚さんの指導で、豪快な尻滑り!誰もが楽しみました。

テント地に戻り、アイスクリームを作ったり、灯籠や「秘密の友だち」への贈り物を作ったり。夜はBBQで盛り上がりました。ダッチオーブンで作った焼きリンゴが登場し、最後はみんなでマシュマロを火であぶりました。
寝袋の使い方やテントの張り方で暖かく眠れることを教わり、2日目の夜は全員、前日よりもよく休みました。だんだん暮らしに慣れていきます。

最後の日は雪!テントの上に5センチくらい雪が積もっていました。キャンプ地を撤収し、出たゴミを見て普段の暮らしよりうんと少ないことを実感。
荷物を持って村に戻り、郷土料理の「チマキ」作りを民宿やまごのお母さんとおばあさんに教えてもらいました。

最後に出された感想の幾つかは次です。

・学校ではしばられた生活をしているけれど、雪山で解放された
・自然は人に生かされていて、人は自然に生かされている
・トイレとか、まな板とかいつも買っているものが、作られたものじゃなく、自分で作るというのが新しいなと思った
・いつもの生活がいかに便利か実感した

誰にとっても新しい体験と発見がありました。大変なこともあったけれど、それをやりのけたことがきっと自信になったと思います。
みんな新しい友だちを作って、ちょっと興奮気味のまま家路につきました。また会おうね!

雪中テント村現る。

南魚沼市清水集落の奥に、小さなテント村が出現しました!

まずカンジキを履いてテントをはる場所を地ならしして、それからテントをはりました。 テントをはり終える頃には、すっかり夕方になってしまいました。
まずカンジキを履いてテントをはる場所を地ならしして、それからテントをはりました。
テントをはり終える頃には、すっかり夕方になってしまいました。

 

こちらは女の子グループ作のトイレです。折れていた木を利用した,インテリア性の高いものとなっております。
こちらは女の子グループ作のトイレです。折れていた木を利用した,インテリア性の高いものとなっております。

集合した子どもたちは、自己紹介の後2グループにわかれて、それぞれグループ名・分担・ルール・目標等話し合いました。初対面も何のその……キャンプの場所に着く頃にはすっかり打ち解けていました。帰る頃には、以前からの友達みたいに仲良くなっていることでしょう。

For the sustainable and peaceful future