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「どういう場所で、どう生きるべきか」・・国際シンポジウム無事に終わりました

最後にみんなで壇上に

21日、22日と続いた国際シンポジウムを無事に終えました。21日は100人近く、22日も約60人に来ていただきました。

特別ゲストのブロンウィン・ヘイワードさんの、子どもと民主主義と教育の基調講演は、政治の角度から、私たちの生き方を問う、穏やかでかつ刺激的な内容でした。

ブロンウィン・ヘイワードさんの基調講演

「Practice Democracy Everyday(毎日が民主主義)」「Make Decision Everyday(毎日の暮らし一つひとつを自分で選ぶ)」という言葉は、日々、自分が、仲間たちと一緒に社会を作って行こうという強いメッセージでした。

カール・ベンクスさんは、「よみがえる古民家」という講演で、浮世絵などに強い関心を持っていた父親の影響で柔道や空手を始め、来日した後は、映画若大将シリーズで、 加山雄三の相手役として柔道で投げられる役をしたエピソードで会場を驚かせました。

カール・ベンクスさんの基調講演

日本の古民家で使われている木を組み合わせる技巧など、日本の木造建築の持つ素晴らしさを強調し、古民家を次々に壊して、工場で出来た安価な住宅に置き換えているのは、「宝石を砂利に置き換えているようなものだ」と、日本という場が育んだ文化が、グローバリゼーションの経済合理性の中で一気に消えようとしていることを嘆きました。

写真家の桃井和馬さんは、インド北東部のラダックを題材に、いかに伝統文化がグローバル化の中で、崩れていくか。残る文化と残らない文化について、美しい写真とともに語りました。

21日の午後の後半からは分科会、22日は、壇上と会場全体での討論が展開されました。昼食には、参加者の一人が地域おこしとして開発しているみかんの皮の天然酵母を使ったパンと、地元のジビエであるイノシシを使ったリエットのサンドイッチを提供。このサンドイッチを囲んで、ランチミーティングが開かれ、それぞれが、地域とグローバリゼーションについて意見を交わしました。

おりしも、米国では「Make America Great Again」のトランプ大統領が就任。英国のEU離脱、各国での保護主義への回帰などの中で、いかに世界のほかの人々とつながりつつ、身近なコミュニティの中での学びを深めていくかの議論が続きました。子育て、地域おこし、環境教育、持続可能性教育、野外教育、国際化などの様々な分野の人々が集まり、「豊かさとは何か」「どういう場所で、どう生きるべきか」などを真剣に考えた2日間でした。

これから詳細な報告を作成します。

来場いただいたみなさま、ご支援、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

高野孝子の地球日記・エジンバラのクリスマスに

リボンがかかった塗装の2階建てバス

2016年12月後半、クリスマスを前にして、スコットランドの首都エジンバラの街はどんどん静かになっていくようだった。人々は仕事にめどをつけ、実家に戻ったり、休暇で海外に行ったりしているようだった。

街に派手な飾りはない。二階建てバスが、リボンで飾られたような模様に塗られていたり、目抜通りの建物が金や赤の飾りをつけていたりするくらいだ。

エジンバラに暮らす友人たちと久しぶりに再会した。たわいのない近況話に花が咲く。しかし同時に、英国がEUから離脱することや、アメリカの新しい大統領のことも話に入ってくる。

「まったくしょうがない。でも決まったんだから、これからを考えないとな」。

押し引きが続く英国とEUの様子は連日報道されていた。フランスやイタリア、ドイツ、そして増え続ける難民やシリア情勢。ただの話題としてでなく、実際に難民をサポートする団体に寄付をしたり、アレッポの状況を私に教えてくれたり、英国では、世界情勢を自分ごととしている人たちに多く会った。特別な人たちではない。家の修繕を頼んだ大工さんも難民の話をしていた。

彼らの会話のグローバルな幅に、こちらの知識がついていかない。日本のグローバル化は経済や商品で顕著だが、人の移動や仕事はまだヨーロッパほどではない。日本でグローバル化が進むときは、政治や人の意識まで変わるのだろうか。様々な国際的な事象を自分ごとに、と。

2004年に東ヨーロッパ諸国がEUに加盟したさい、英国にはたくさんの移民が働きに入ってきた。特にポーランドからの流入が多く、多くの友人たちが自虐的に冗談を言っていたのを覚えている。それでも、2015年に海岸に打ち寄せられたシリア難民の子どもの写真をきっかけに、英国で難民を受け入れるべきだという市民の声が高まった。難民支援のデモが行われ、チャリティ団体が物資を送る運動を始めた。ドイツからのプレッシャーもあって、英国政府は、そのあと数年間で2万人のシリア難民を受け入れると発表した。

日本は「移民を受け入れない」政策を堅持している。法務省のサイトによると、昨年の難民認定申請者数は7586人で過去最多だったという。一方認定者数は27人で、前年より16人増加。うち、シリア人は3名。

この政策を変えるだけの意識を日本人は持てるだろうか。いや、そもそも、国民がどんな意識を持っていようと、何を訴えようと、現政権にはまったく通用しないことがわかっているから、問題意識すら持つのがばからしい。考えない国民、それが彼らのねらいなのか。

ミサが行われた後の、セントメリー教会。

12月25日、クリスマスの朝。英国国教会派のSt Mary’s大聖堂を徒歩で目指した。この日は、バスはほぼ動かず、電車も止まっていて駅の門には鍵がかかっている。50分ほど早足で歩き、150年ほど前に建立が始まった大きな建物に到着し、10時からのミサに間に合った。

賛美歌と説教が繰り返される。途中、全員が立ち上がり、隣や前後に座っている人たちと握手し、”May peace be with you(平和があなたと共にありますように)”と微笑みあった。大人も子どもも。私も声をかけられて、少し戸惑った。

「平和があなたと共にありますように」。心の中で繰り返した。あなたの平和を祈るのだ。私が幸せでありますように、ではなく。

セントメリー教会の入り口

教会を出ると、少し離れた左手に物乞いが座り、すぐ右手に茶褐色の肌をした中年女性が「ビッグイシュー」(ホームレスの自立を支援する雑誌)を掲げて立っていた。1部買おうとしたら「私にも寄付をください」と言って、1ポンド少ないお釣を私に差し出し、にっこり笑った。

その雑誌には、失業や貧困、ドラッグなどに苦しみながらも前を向こうとする人たちの記事の中、スコットランド自治政府首相が、英国のEU離脱とシリア難民受け入れ、アメリカの大統領についてコメントする記事が載っていた。

英国社会での政治と暮らしの近さ、人々の社会的意識の高さを思った。

子どもと環境と民主主義を考える・・・ヘイワードさん

ブロンウィン・ヘイワードさん(Bronwyn Hayward)

ニュージーランドのカンタベリー大学准教授。政治・国際関係学部長。気候変動などの環境問題と子どもの教育、民主主義などを複合的に研究。2016年気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「1.5度への見通し会議」専門家の一人。英国の「持続可能な繁栄の理解センター」や、ノルウェーのオスロ大学での「若者の声とビジョン」など世界をつないだ研究でも知られる。

 最新の著作は、「Children, Citizenship and Environment; Nurturing a Democratic Imagination in a Changing World」。出版元のルートリッジ社の説明には、以下のような説明があります。

https://www.routledge.com/Children-Citizenship-and-Environment-Nurturing-a-Democratic-Imagination/Hayward-Jackson-Dobson-Hart/p/book/9781849714372

今の時代に育つ子どもたちは、4つの新しい課題に直面しています。危険をはらんだ自然環境の変化、弱まる民主主義、広がるばかりの社会的な格差、そして、かつてない若者の高い失業率といつまでも続くはずがない資源の浪費に象徴されるグローバル経済です。しかし、同時に変革への若いエネルギーも世界のあちこちに見ることができます。

 この本では、市民教育や環境教育への新たな課題を探索します。若者たちが、自分たち自身に対して影響を与える課題に関して、どう対応するかを学ぶプロセスと、どう、教育者や研究者、親、地域社会が支えるか、その責任と可能性を探ります。

政治学者として議論を巻き起こし、同時に希望を示している著者は、新自由主義的な民主主義における若者のシチズンシップに関する概念を再検討しています。彼女は、ニュージーランドのさまざまな事例を比較しならが議論を展開しています。ニュージーランドの若者たちは、この地球全体に対する自分たちの義務というものを意識していると繰り返しています。一方で社会的にはひどい状況にも直面しています。著者は、エコロジカルなシチズンシップに関するSEEDというモデルを開発しました。協働意識(Social agency)、環境教育(Environmental Education)、社会正義( Embedded justice)、分散された熟慮の民主主義(Decentred deliberative democracy)、そして自己の超越(Self transcendence)です。このモデルがどのように若者の民主的な想像力をかきたて、社会正義への参加意識を育むのかが議論されています。

環境を心配する人々、市民科学者、そして世慣れた懐疑主義の人々には、この本は多様なシチズンシップのありようを示し、同時に、多くの試みが、若者たちが変化を生むことをより困難にしているのかを論じています。とりわけ8歳から12歳の子どもを対象とする教師たち、環境市民教育に関わる実践者たち、さらに環境変化や民主主義、世代を超えた正義などに関心を持つ学生や研究者たちに資するものです。成長なき反映の著者であるティム・ジャクソン氏が賛辞を寄せ、欧米を代表する研究者、アンドリュー・ドブソン氏とロジャー・ハート氏もまえがきを寄稿しています。本書の著作料の半分は、クライストチャーチの大地震に関する貧困支援に提供されます。
彼女のブログは、以下から参照下さい。http://growing-greens.blogspot.co.nz/
Youtubeでも見ていただけます。http://www.youtube.com/watch?v=kptEw1aZXtM&feature=youtu.be

早稲田サマーセッション

「タイから来ました。日本に興味を持ったのはアニメが好きだからです」。「アメリカの大学に在籍しています。母が日本出身ですが、自分には初めての日本滞在です」。

早稲田サマーセッション、略してWSSという4週間のサマーコースの様子だ。今年で3年目となる。履修生はほとんどが海外からで、彼らにしてみれば「短期留学」だ。授業は英語で行われる。私は全体を見渡して、コースを考えたり担当の先生を見つけたりする役割だ。

世界67の国と地域からやってきた学生たち。
世界67の国と地域からやってきた学生たち。

初年度は手探りで、海外からの76名で開始。やってみたら教員たちにも刺激的で、学生たちもほぼ全員が大満足という評価を残した。そして3年目の今年、履修生は、世界各地67の大学からやって来た142名に加えて、留学から帰国直後の早大生らが18人。授業数は初年度の6から13に増えた。文化や経済、ビジネス、政治など幾つかの分野で、日本やアジアについて、世界の文脈で取り上げることになっている。教員は私を除いて9名だが、4名が海外からこのために来日し、残り5人のうち2人は外国人だ。日本に焦点が当てられるので、基本的に日本について研究している人たちだ。

私はあちこちの授業を訪問して様子を見るのだが、とてもおもしろい。

まず学生たちが多様であること。日本を始め、アジアの幾つかの国出身の学生たちは基本的に静かに聴いていることが多いが、オーストラリアやアメリカ、アジアでもシンガポールの大学生たちは、どんどん自ら手をあげて教員の話に質問したり、自分の知っている例をあげたりして、話が深まったり広がったりしていく。

Under the clear sky, enjoyed rice harvesting with people from 8 nations.

People from city area including from Australia, Bosnia, Canada, and other countries enjoyed rice harvesting workshop.

 

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Gorgeous view from the terraced rice paddies overseeing mountain ridges of 2,000 meter high.
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Chasing frogs and grasshoppers, a family enjoyed the harvesting works.

People from city area including from Australia, Bosnia, Canada, and other countries enjoyed rice harvesting workshop, a part of \”ABC\” in a rice paddy program, last weekend, 11-12 October in Tochikubo, Niigata.

Those, from 8 nations including Japan, gathered at the community center of the village at 1 pm on Saturday. Mr. FUEKI Akira, one of the local leaders, introduced brief history of the village since \”Sengoku-Jidai,\” or worriers period about 500 years ago.

In the class after the walk, Mr. FUEKI talked about rice faming from business perspectives. According to him, selling price to \”Nokyo,\” or the Farmers Association, is 15,000 JPY per 60 kg, Production from a rice paddy of 1,000 sq. meter would be like 540 kg and total income from one standard paddy would be 135,000 JPY. One family in the village owns 1 ha of the rice paddies in average. So total income to one family from rice would be 1,350,000 JPY although for that farming machines which need millions of yen for each each.

Based on those factors they exchanged opinions over the rice farming and the future of Japanese rural societies.

(Read more on following page)
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=en&genre=2&aid=1148

Yap-Japan Youth Exchange program 2013

Yap- Japan Youth exchange 2013 was held from 20th August to 1st of September in Maaq village in Yap with 12 Japanese youth, learning the skills and knowledges of life close to the nature.

Local foods, like taro, bread fruit and fishes filled the dinner table every day.
Local foods, like taro, bread fruit and fishes filled the dinner table every day.

Yap- Japan Youth exchange 2013 was held from 20th August to 1st of September in Maaq village in Yap with 12 Japanese youth, learning the skills and knowledges of life close to the nature.
5 girls and 7 boys from 16 to 25 year old participated the program.

The group stayed in a village of Maaq, Tomil in Yap island. This was the 6th host of the program for the village which lies in the beautiful seaside mangrove forest.

At the final farewell party, villagers and Japanese participants danced together.
At the final farewell party, villagers and Japanese participants danced together.

Read more on the following page,
http://www.ecoclub.org/showart.php?lang=en&genre=10&aid=552

ヤップ島プログラム2013が実施されました

エコプラスのヤップ島プログラムが、今年度もミクロネシア連邦ヤップ島で開催され、高校生から25歳までの12人が自然に包まれた現地の暮らしを学ばせてもらいました。

ヤップ島プログラム2013が、8月20日から9月1日までの現地12日間の日程で開かれ、16歳から

タロイモやブレッドフルーツ、焼き魚などの地元の素材であふれる食事。

25歳までの若者達が、自然に包まれた村での暮らしを学びました。

タロイモやブレッドフルーツ、焼き魚などの地元の素材であふれる食事。

2013年のヤップ島プログラムには、高校生から大学生社会人までの女性5人男性7人が参加しました。

滞在先は、ヤップ島北東部のトミル地区にあるマ村。過去に5回もプログラムを受け入れてくれて、今回で6回目。マングローブの林に囲まれた美しい海岸沿いの集落です。

朝から、火を起こして、タロイモを処理して、料理して、また燃料になるヤシの実を拾ってきて、その殻をむいて乾かして・・。参加者は、連日、日の出から夜遅くまで現地の暮らしを学びました。

最終日のフェアウェルパーティでは、村人と一緒に踊りました。
最終日のフェアウェルパーティでは、村人と一緒に踊りました。

詳しくは,以下のページでご覧下さい。
http://www.ecoclub.org/showart.php?lang=ja&genre=10&aid=552

国際シンポジウム「地域に根ざす試み」の可能性と課題を開催しました

時おり日本語を交えながら、英語で講演するチャタジーさん。
時おり日本語を交えながら、英語で講演するチャタジーさん。

2013年1月27日、東京都内で「国際シンポジウム『地域に根ざす試み』の可能性と課題」を実施、野外教育や環境教育の実践者や研究者,学生など70人が意見を交わしました。
2013年1月27日、立教大学(東京)で行なわれたシンポジウムには約70名が集まり、「地域に根ざした教育」について活発な意見交換が行なわれました。

パネル討議では会場の学生や教育関係者から積極的に質問や意見が出された。
パネル討議では会場の学生や教育関係者から積極的に質問や意見が出された。

冒頭の基調講演ではインドからのゲスト、オルデンドゥー・チャタジー氏がインドの教育の現状や地域社会で学びの重要性について、特に農業を軸に熱を込めて話してくれました。
その後、エコプラスの高野代表理事がプロジェクト2年間の流れと、本年度全国の学校や教育団体に実施した活動アンケート結果を報告。

午後の事例報告では、静岡県裾野市立須山中学校、山形県金山町認定子ども園めごたま、福井県勝山市ノーム自然環境教育事務所の方たちが、写真を交えて日頃の活動を紹介。参加者は具体的な教育の事例を真剣に聞いていました。
最後はパネルディスカッションでチャタジーさん始め、本プロジェクト委員たちが壇上に並びましたが、会場からも多様な意見が出され2時間以上に渡って盛り上がりました。終盤は大学生たち若い世代の参加者から、環境や持続可能な社会についての意識や、地域の定義等についてさまざまな意見が出されました。

後日、本シンポジウム報告書で詳細を報告します。シンポジウム参加者以外の方で、報告書をご希望の方は事務局までご連絡ください。
また、当日の様子はUstreamでも見ていただけます。
(午前の部)
http://www.ustream.tv/recorded/28836568
(午後のパネル討議)
http://www.ustream.tv/recorded/28842505
(まとめ)
http://www.ustream.tv/recorded/28845149

International Symposium “Challenges and Possibillities of Place-Based Education”

Mr. Chatterjee gave presentation sometimes using his fluent Japanese.
Mr. Chatterjee gave presentation sometimes using his fluent Japanese.

January 27th, 2013, International Symposium \”Challenges and Possibilities of Place Based Education\” was held in Tokyo. About 70 People involved in Outdoor Education, Environmental Education, Academic field, Students gathered and made discussion.

January 27th, 2013, About 70 people gathered in Rikkyo University (Tokyo) and made a constructive discussion about \”Place-Based Education\”.

In panel discussion section, many participants including students raise questions.
In panel discussion section, many participants including students raise questions.

In Keynote Lecture, our special guest Mr. Ardhendu Chatterjee gave a presentation about current Indian Educational situation, Importance of education in regional society especially Agricultural aspect.
Next, Takako TAKANO, chair of Ecoplus, presented 2-year-project status and introduced the result of questionair which were gatherd from schools and educational organization all over Japan.

In Case Report Section in the afternoon, Mr. Hasegawa (Suyama Junior High School, Shizuoka), Mr. Inoue (Kodomo-en \”Mego-Tama\”, Kanagawa), Mr.Sakamoto (Nome Nature/Environment Educational Office, Katsuyama, Fukui) made presenataions about their daily work.

Lastly in Panel Discussion Section, Mr. Chatterjee and PBE committee members sit on the stage and discussed with audience for more than two hours. Some young generation audience asked about a mind concern Environment and Sustainable Society, definition of Region.

Ecoplus will make a report on this symposium. Please contact info@ecoplus.jp for distribution.

Also, The Symposium is uploaded in Ustream.
(Presentations)
http://www.ustream.tv/recorded/28836568
(Panel Discussion)
http://www.ustream.tv/recorded/28842505
(Q&A)
http://www.ustream.tv/recorded/28845149

チャタジーさんトークその4完

森の中に育っている木の中にも、インドでトレーニングしているところですけれど、いろいろ木の実とか葉っぱとか,人間にとって薬になる可能性がある。

ジャガイモ食べたら,ただコレステロールが増えて心臓発作が増える問題があります。ヤマイモを食べたら同じ栄養をもらえる,心臓発作の薬はヤマイモから出来ている。日本は外国から何万円も使ってヤマイモを輸入している。カプセルとして食べるのなら、なんでそんなものは日本の山にもいっぱいある。今の変な経済の状況で、ここから20キロ離れた場所から切って持ってくる木よりも、フィリピンやビルマの森から切った木のほうが、船で運んでも安いかも知れない。日本の森は人間が入らないから困っている。インドやビルマの森は人間が入り過ぎて困っている。入り過ぎて,切り過ぎて困っている。どうやって経済の関係を。

オランダの人は毎日朝晩、豚とか牛とかの肉を食べている。10キロのエサ食べないと1キロの肉にならない。だからオランダは自分の国の10倍の面積を、アジアやアフリカの国でもっていないといけない。ある面積に住む人々を食べさせるために、その10倍の土地をどこかから借りて、そこから商売としてやっていかないといけない。

片一方でアフリカの子供はこんな問題だから援助して下さいという団体も働いているし,日本人も写真を見てかわいそうといっている。でもその国産のビーフ、何を食べているかと聞いたらアフリカかアジアのどこからか来ている。日本の草、日本のあわ、日本のひえ、日本のきびはない。外国から輸入している。そういう経済になっている。どうやって自分の回りにあるものを使えるか。

この写真はタネを乾燥させていますね。
これは薬になるもうひとつの花ですね。
これは簡単な機械です。1万円か2万円ぐらい。この機械をモーターで乾燥させたものを粉にする機械です。日本でいまうちの中にコメの粉を作るためにあるかもしれないけれど。木の実とか葉っぱを太陽で乾燥させて,薬にして売っている。

これは何でしょうか。知っているけれど分からないかな。名前みんな知っている。カレー粉の中に入っている。カダモン。どこのデパートでカダモンという名前で売っている。その花です。一般的に僕たちが食べているカダモンとちょっと違う。これはちょっと大きい。大きいのは薬としてもいろいろ使う。

地球のほとんどの薬になるものはだいたい3種類ある。苦いもの、エキスがミルクみたいに出てくるもの。そしてすごくきついにおいがあるもの。バジルとかレモンとか。そういうものは薬にもなるし農薬にもなる。このカダモンとかレモンの葉っぱを水につけてまくとそこに虫が来ないですね。

この葉っぱはビタミンの葉っぱ。ソロパス・ロジェナス。木です。葉っぱにすごくたくさんビタミンAとCが入っている。いろいろ白菜とか野菜とか育てる水や肥料がなくてもいいです。薬にもなるし、これを毎日子供に10グラムぐらい朝と晩あげたら栄養の問題がなくなるというその意味ですごく大切な木。

これはみんな知っているでしょう。逆さまにして考えて下さい。日本語でサカトウといいます。カスタードアップルというフルーツです。中身はカスタードみたいに甘い。科学の名前はアノナですね。この葉っぱでも虫よけができるし、タネは粉にしてアルコールに入れておくとその自然の農薬になる。ウリの系統、カボチャとかキュウリとか苦瓜、インドで一年中できる、それに来る虫をこの葉っぱとかタネから殺す農薬を作れる。タネの油から肌が固くならないような油が取れるので、みんなが毎朝塗っているクリームの中に保湿剤として入っているかも知れない。名前も知らないで、ものも知らないで使っているかも知れない。

くだものよりもその値段が倍ですね。インドのサンダルウッドからの油は10グラムぐらいの値段は10グラムの金より高いです。それくらい商売出来る技術はある。ものの葉っぱやタネから作る技術は酒作る技術と同じです。蒸留する。コメは高い温度でやれば味や香りが逃げないけれど、葉っぱなどからは低い温度で香りが逃げないようにどう蒸留するかだけの技術。機械はちょっと高い、といって5,000から6,000ドル使えば、バラの花からこの葉っぱからのエキスを取れます。エキスは薬にも使えるし、線香にしてもいいし、僕たち使っているセントみたいに使える。だからどの可能性があるか。日本には山椒の香りもある。毎日食べているマスタードの香りとか、今日魚と一緒に食べていたわさび。どういうものから何が出来て、そのコストがどうなるか。

何を作るかより、一年中若い人たちも使って、ここに季節のカレンダーを用意して、一年を12の季節に分けて、そこの中にどういうものが地域にあるか。どの時期に、どういう草が出来、どういうタネが集まるかという雑草のカレンダーです。だれでも子供でもできます。自分の回りのことが分かってきます。ここに新潟に出来る草とか雑草を書き込めます。円を3重にして水があるところと、ないところ、土が固くなっているところのように分けて作ったら面白いかも知れない。

これは村人のヒアリングをして、どの葉っぱが何に使えるか、この科学の名前は何ですか、どこが痛くなったら使えるなどと現地の人がいっている。それを元に大学とか科学者とかと、葉っぱに何が入っているかは確認する。昔の知っているものと現在の科学の力を合わせて何か作るのが目的です。元に戻るのが目的ではないです。

サカトウはこういうバスケットで売っている。カルカッタに行ったら2個の値段になってしまいます。今の世界に生産者から買ってマーケットに行って消費者に渡る時に値段は6倍から8倍になる。もし輸出すると100倍に増えるかも知れない。毎日ネスカフェのコーヒーの1びんの値段の10%ぐらいが生産者に行っているのならすごく行ったと言うこと。5%も行ってないかも知れない。そこは技術じゃなくてマーケットの動きは変えるべきです。

これも薬になる一種類です。
これはさっきのヤマイモの1種類ですね。タネは50gか100gあるかのムカゴから、森のものと思ってだれも考えていないけれど、ジャガイモは3カ月、これは6カ月かかるけれど、1個か2個あったら木に登ってあまり場所取らない。100gが6カ月後に10キロぐらいになります。100gから10キロになり、食べ物になり薬にもなる。上に同じような50gから100gのタネが出る。

虫よけの薬も化学肥料もいらない。干ばつになっても,水はけが悪くても出来ます。ただ形がきれいではないので、だれも買いたくない。知らないからこれよりジャガイモがいいと思っている。でもヤマイモは心臓にもいい。

これはバジルです。これはスイートバジル。これはタイでもいろいろな料理に使う。葉っぱを乾燥させてお茶にすると風邪にもかからない。ここの地域でも家の中で簡単に育てられると思います。バジルの中にはいろいろ種類があります。バジルの中にもエッセンシャルオイルあります。タネ小さいけれどスプーン一杯分を水につけておくと一晩で大きくなってねばねばしてくる。それを飲んだら、ガンまでも治ると言われる。体は丈夫になるための薬に使われている。

これは苦瓜ですね。小さい苦瓜。ここに実があってここに花があって。ウリの系統はいっぱい種類があります。日本に沖縄に普通育てるけれど、いまほかのところで作る品種が出来ている。
これは僕が住んでいるところの近くの駅で、サルは靴磨きをしてお金をもらっているのではなくて、そこに座っているおじいさんがどこかいなくなって、駅のホームですね。入ってくる人がパントかビスケットをくれる。手を開いて,何か食べ物をくれと。人間が乞食するのと同じで、サルも森がないので、エサをもらうという状態になってきている。地球は人間だけのものではない。それを僕たち忘れているからこの写真を入れました。

これはある木ですが、インドに育てるアルビジア・レベックと言います。大きな木。荒れ地に植えたら、この葉っぱは、この大切さは夜葉っぱを閉める。昼になると開く。つまり雨の水が下まで通れる。この木の下にほかのものを育てることができる。落ち葉は牛とかのエサになる。木からドアとかテーブルとか作れる。その意味で、植物のいろいろな部分の使い方は人間の文化ですね。僕たちの技術の一部で僕たちの資本です。それは大切なものです。

ハチです。ハニーを作るのではない、刺すだけのハチです。庭の裏にあります。その巣です。自然の中にいろいろ生きものがいて、それがどう育っているか、何を作るか、食べるか、どこに卵を産むか、そこの調査から、薬になるか、食べれるか、使えるか考えることができる。

長くなってしまったけれど話終わりにします。