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International Symposium “Challenges and Possibillities of Place-Based Education”

Mr. Chatterjee gave presentation sometimes using his fluent Japanese.
Mr. Chatterjee gave presentation sometimes using his fluent Japanese.

January 27th, 2013, International Symposium \”Challenges and Possibilities of Place Based Education\” was held in Tokyo. About 70 People involved in Outdoor Education, Environmental Education, Academic field, Students gathered and made discussion.

January 27th, 2013, About 70 people gathered in Rikkyo University (Tokyo) and made a constructive discussion about \”Place-Based Education\”.

In panel discussion section, many participants including students raise questions.
In panel discussion section, many participants including students raise questions.

In Keynote Lecture, our special guest Mr. Ardhendu Chatterjee gave a presentation about current Indian Educational situation, Importance of education in regional society especially Agricultural aspect.
Next, Takako TAKANO, chair of Ecoplus, presented 2-year-project status and introduced the result of questionair which were gatherd from schools and educational organization all over Japan.

In Case Report Section in the afternoon, Mr. Hasegawa (Suyama Junior High School, Shizuoka), Mr. Inoue (Kodomo-en \”Mego-Tama\”, Kanagawa), Mr.Sakamoto (Nome Nature/Environment Educational Office, Katsuyama, Fukui) made presenataions about their daily work.

Lastly in Panel Discussion Section, Mr. Chatterjee and PBE committee members sit on the stage and discussed with audience for more than two hours. Some young generation audience asked about a mind concern Environment and Sustainable Society, definition of Region.

Ecoplus will make a report on this symposium. Please contact info@ecoplus.jp for distribution.

Also, The Symposium is uploaded in Ustream.
(Presentations)
http://www.ustream.tv/recorded/28836568
(Panel Discussion)
http://www.ustream.tv/recorded/28842505
(Q&A)
http://www.ustream.tv/recorded/28845149

チャタジーさんトークその4完

森の中に育っている木の中にも、インドでトレーニングしているところですけれど、いろいろ木の実とか葉っぱとか,人間にとって薬になる可能性がある。

ジャガイモ食べたら,ただコレステロールが増えて心臓発作が増える問題があります。ヤマイモを食べたら同じ栄養をもらえる,心臓発作の薬はヤマイモから出来ている。日本は外国から何万円も使ってヤマイモを輸入している。カプセルとして食べるのなら、なんでそんなものは日本の山にもいっぱいある。今の変な経済の状況で、ここから20キロ離れた場所から切って持ってくる木よりも、フィリピンやビルマの森から切った木のほうが、船で運んでも安いかも知れない。日本の森は人間が入らないから困っている。インドやビルマの森は人間が入り過ぎて困っている。入り過ぎて,切り過ぎて困っている。どうやって経済の関係を。

オランダの人は毎日朝晩、豚とか牛とかの肉を食べている。10キロのエサ食べないと1キロの肉にならない。だからオランダは自分の国の10倍の面積を、アジアやアフリカの国でもっていないといけない。ある面積に住む人々を食べさせるために、その10倍の土地をどこかから借りて、そこから商売としてやっていかないといけない。

片一方でアフリカの子供はこんな問題だから援助して下さいという団体も働いているし,日本人も写真を見てかわいそうといっている。でもその国産のビーフ、何を食べているかと聞いたらアフリカかアジアのどこからか来ている。日本の草、日本のあわ、日本のひえ、日本のきびはない。外国から輸入している。そういう経済になっている。どうやって自分の回りにあるものを使えるか。

この写真はタネを乾燥させていますね。
これは薬になるもうひとつの花ですね。
これは簡単な機械です。1万円か2万円ぐらい。この機械をモーターで乾燥させたものを粉にする機械です。日本でいまうちの中にコメの粉を作るためにあるかもしれないけれど。木の実とか葉っぱを太陽で乾燥させて,薬にして売っている。

これは何でしょうか。知っているけれど分からないかな。名前みんな知っている。カレー粉の中に入っている。カダモン。どこのデパートでカダモンという名前で売っている。その花です。一般的に僕たちが食べているカダモンとちょっと違う。これはちょっと大きい。大きいのは薬としてもいろいろ使う。

地球のほとんどの薬になるものはだいたい3種類ある。苦いもの、エキスがミルクみたいに出てくるもの。そしてすごくきついにおいがあるもの。バジルとかレモンとか。そういうものは薬にもなるし農薬にもなる。このカダモンとかレモンの葉っぱを水につけてまくとそこに虫が来ないですね。

この葉っぱはビタミンの葉っぱ。ソロパス・ロジェナス。木です。葉っぱにすごくたくさんビタミンAとCが入っている。いろいろ白菜とか野菜とか育てる水や肥料がなくてもいいです。薬にもなるし、これを毎日子供に10グラムぐらい朝と晩あげたら栄養の問題がなくなるというその意味ですごく大切な木。

これはみんな知っているでしょう。逆さまにして考えて下さい。日本語でサカトウといいます。カスタードアップルというフルーツです。中身はカスタードみたいに甘い。科学の名前はアノナですね。この葉っぱでも虫よけができるし、タネは粉にしてアルコールに入れておくとその自然の農薬になる。ウリの系統、カボチャとかキュウリとか苦瓜、インドで一年中できる、それに来る虫をこの葉っぱとかタネから殺す農薬を作れる。タネの油から肌が固くならないような油が取れるので、みんなが毎朝塗っているクリームの中に保湿剤として入っているかも知れない。名前も知らないで、ものも知らないで使っているかも知れない。

くだものよりもその値段が倍ですね。インドのサンダルウッドからの油は10グラムぐらいの値段は10グラムの金より高いです。それくらい商売出来る技術はある。ものの葉っぱやタネから作る技術は酒作る技術と同じです。蒸留する。コメは高い温度でやれば味や香りが逃げないけれど、葉っぱなどからは低い温度で香りが逃げないようにどう蒸留するかだけの技術。機械はちょっと高い、といって5,000から6,000ドル使えば、バラの花からこの葉っぱからのエキスを取れます。エキスは薬にも使えるし、線香にしてもいいし、僕たち使っているセントみたいに使える。だからどの可能性があるか。日本には山椒の香りもある。毎日食べているマスタードの香りとか、今日魚と一緒に食べていたわさび。どういうものから何が出来て、そのコストがどうなるか。

何を作るかより、一年中若い人たちも使って、ここに季節のカレンダーを用意して、一年を12の季節に分けて、そこの中にどういうものが地域にあるか。どの時期に、どういう草が出来、どういうタネが集まるかという雑草のカレンダーです。だれでも子供でもできます。自分の回りのことが分かってきます。ここに新潟に出来る草とか雑草を書き込めます。円を3重にして水があるところと、ないところ、土が固くなっているところのように分けて作ったら面白いかも知れない。

これは村人のヒアリングをして、どの葉っぱが何に使えるか、この科学の名前は何ですか、どこが痛くなったら使えるなどと現地の人がいっている。それを元に大学とか科学者とかと、葉っぱに何が入っているかは確認する。昔の知っているものと現在の科学の力を合わせて何か作るのが目的です。元に戻るのが目的ではないです。

サカトウはこういうバスケットで売っている。カルカッタに行ったら2個の値段になってしまいます。今の世界に生産者から買ってマーケットに行って消費者に渡る時に値段は6倍から8倍になる。もし輸出すると100倍に増えるかも知れない。毎日ネスカフェのコーヒーの1びんの値段の10%ぐらいが生産者に行っているのならすごく行ったと言うこと。5%も行ってないかも知れない。そこは技術じゃなくてマーケットの動きは変えるべきです。

これも薬になる一種類です。
これはさっきのヤマイモの1種類ですね。タネは50gか100gあるかのムカゴから、森のものと思ってだれも考えていないけれど、ジャガイモは3カ月、これは6カ月かかるけれど、1個か2個あったら木に登ってあまり場所取らない。100gが6カ月後に10キロぐらいになります。100gから10キロになり、食べ物になり薬にもなる。上に同じような50gから100gのタネが出る。

虫よけの薬も化学肥料もいらない。干ばつになっても,水はけが悪くても出来ます。ただ形がきれいではないので、だれも買いたくない。知らないからこれよりジャガイモがいいと思っている。でもヤマイモは心臓にもいい。

これはバジルです。これはスイートバジル。これはタイでもいろいろな料理に使う。葉っぱを乾燥させてお茶にすると風邪にもかからない。ここの地域でも家の中で簡単に育てられると思います。バジルの中にはいろいろ種類があります。バジルの中にもエッセンシャルオイルあります。タネ小さいけれどスプーン一杯分を水につけておくと一晩で大きくなってねばねばしてくる。それを飲んだら、ガンまでも治ると言われる。体は丈夫になるための薬に使われている。

これは苦瓜ですね。小さい苦瓜。ここに実があってここに花があって。ウリの系統はいっぱい種類があります。日本に沖縄に普通育てるけれど、いまほかのところで作る品種が出来ている。
これは僕が住んでいるところの近くの駅で、サルは靴磨きをしてお金をもらっているのではなくて、そこに座っているおじいさんがどこかいなくなって、駅のホームですね。入ってくる人がパントかビスケットをくれる。手を開いて,何か食べ物をくれと。人間が乞食するのと同じで、サルも森がないので、エサをもらうという状態になってきている。地球は人間だけのものではない。それを僕たち忘れているからこの写真を入れました。

これはある木ですが、インドに育てるアルビジア・レベックと言います。大きな木。荒れ地に植えたら、この葉っぱは、この大切さは夜葉っぱを閉める。昼になると開く。つまり雨の水が下まで通れる。この木の下にほかのものを育てることができる。落ち葉は牛とかのエサになる。木からドアとかテーブルとか作れる。その意味で、植物のいろいろな部分の使い方は人間の文化ですね。僕たちの技術の一部で僕たちの資本です。それは大切なものです。

ハチです。ハニーを作るのではない、刺すだけのハチです。庭の裏にあります。その巣です。自然の中にいろいろ生きものがいて、それがどう育っているか、何を作るか、食べるか、どこに卵を産むか、そこの調査から、薬になるか、食べれるか、使えるか考えることができる。

長くなってしまったけれど話終わりにします。

チャタジーさんトークその3

日本には昔からコメの文化があった。コメの文化があれば、もみがら燻炭の技術もあった。中国とかインドとか、5,000ドルから6,000ドルあったら、モミがら燻炭する。外で燃やしたら温暖化に問題があるけれど、部屋の中に少ない分で高い温度で酸素を制限して燃やすとガスになって高い温度になる。それで水を沸かして発電することが出来ます。食べ物も電磁調理器で料理出来る。木を切らずにすみます。日本はお風呂とかあるからもう少しかもしれないが、インドなら100家族ぐらいのための電気ができる。代わりに灰が、もみ殻燻炭ですね。灰じゃなくて炭です。土に混ぜたら、土は良くなります。土の水を吸収する量は10倍に増える。もしコンポストと一緒に土にいれたらいい。ゴミもでない。森を切らなくても仕事出来る生活できる。地球温暖化の問題にもいい。

そういう技術は前からあったのになぜ勉強しなかったか。自然資源から始まったのではなく、どういうものを作ったら、どういうダム、どういう核エネルギーの工場を作ったら、偉い科学者がもっともうかるか、それを考えて作ったのではないですかということになる。本当に国のことを考えて技術を作ったか、それとも会社のことを考えてビジネス作ったか。そこに問題があります。

1つ目のエコノミックファンクション、経済的な働きと、2つ目の文化的な働きと、3つ目のハビタット的な住む場所としての機能があって、じゃあ4番目は何ですかといったら、エンターテイメント、あるいはリクリエーション的な機能。今もそういうところあるかも知れないけれど、コメの時期で一年のカレンダー、これはコメをまく時期、この時期に新しいコメたべる、もちを作る、お祭りがある。田んぼに行って人たちは歌を歌ったり絵を描いたりいろいろなことをしていた。今の田んぼはただの生産の場所になってしまっていてそういうことは、忘れてしまっています。いまは誰も歌も分らない、踊っていない。

同じように僕たち着ているものは、捨ててしまったらだれかの食べ物になる、それを分解する、あるいはただゴミになるか。そのゴミはどれくらい長い間残るか、それが心配。それは、農業は工業みたいに生産の場所だけじゃなくて、こういうことも環境的な働きもある。この田んぼは人間の見方から見ると田んぼですけれど、自然の見方から見たら水のため池です。たまることでゆっくり土の中にしみ込んで地下水を補っていく。

今は、外はすごく雪降っている。もし雪を輸出出来たらそこから入ってくるお金は、すごく恵まれている地域かも知れない。ちょっと深く考えてみたら,雪を「輸出」している。ここに雪降っているから日本の川にいまでも水が流れている。2カ月後で東京の川に流れる水はこの雪です。

これ分かりますね。何でしょうか。日本語で何と言うか。チョウです。チョウはみんな好きですね。きれいですねといって。これは何でしょうか。毛虫。これはきらいです。毛虫は嫌い、それから出来てくるチョウは好き。それは僕たちの考え方の問題。それがどう育ってこうなるかの考えはない。もちろん、毛虫がなければチョウはできない。このコネクションが分らないと生態系の流れは分からない。

現在は変な状況だけど、地下水を飲まないでペットボトルの水を飲まないといけない。ここにできるのは水の工場ではないでしょうか。おいしい水が取れると思います。水を売ったら、それお金になるかもしれない。ただ流れているじゃなくて、ためて瓶に入れたらお金になるかもしれない。ここの地域にはどんな草、どんなもので恵まれているか、それを商売にしようという考え方が基本です。

今は日本,世界中で同じような農業を作ろうとしている。僕たちの国は熱帯の国です。日本にたくさんあるものは僕たちにはありません。何がないですか。水がない。ここはこの雪で困っているけれど、一年中降る量は4,000mmぐらいといっていますね。カルカッタはインドの平均あたり1,200mm。これの4分の1ぐらい。インドの半分の面積では5-600mmぐらい。水があっても例えばカルカッタは1,800mm降りますね。これは1月から12月まで降るのだったら80%はこの3カ月の中に降って、前後にちょっと降る。あと5-6カ月は全然降らない。そういう生態系の中に住んでいます。そういう生態系あります。水たくさんあっても問題、少なくても問題。ディストリビューションの問題もあります。日本で問題になっている雪は蒸発しないから。太陽がないから蒸発しない。インドは毎日5-6ミリぐらい蒸発する。毎日5ミリ蒸発するともらっているお金より出て行くお金が多い。だから干ばつの地域がなる。インドは水がない。

もうひとつ何がないですか。ガソリンがない。ガソリンを使っている機械もない。それなのに、何でインドやアフリカは、アメリカや日本のような農業をしなくちゃいけない。それはおかしいですね。

あることもあります。何かありますかと言うと。インドにたくさんあるもの,日本にないもの、何でしょうか?

「人間の数」もちろん。もうひとつ。太陽のエネルギー。インドの空は365日の中に300日、12時間から13時間は太陽が出ている。それから電気作れば,恵まれている。ただだれもそれをお金と思っていない。

日本で木を植えたら背丈くらいなるのには長くかかる、7年かもしれない。インドでは簡単に1年で1m、2mになる。木を植えるような農業はインドで出来ます。ここで植えても時間がかかります。機械化の農業よりもその地域にあっている農業の方がいいです。ガソリンない。80%のガソリンをインドは輸入している。いま日本のニュースでアルジェリアの人質事件が流れています。一般的には当たり前と思っている。世界にイラクやアルジェリアのような国があっていつまでも僕らにガソリンをサプライしてくれると思って、その国に行って油を取る。でも石油の文化は、今の文化はある意味でゴミの文化と石油の文化です。石油の夢をいつまで僕たちは見ているか。電気作るのに石油,コメ作るのに石油。いま日本の稲を作る80%ぐらいの値段は、石油の値段。だからコメを食べているのではなくて石油を食べている。太陽のエネルギーで育ったコメでなくて石油で作ったコメです。だから3年か4年前に石油の値段が2倍になって、世界中の経済がどうなったか。

昔は牛のふんでたい肥を作ってコメを作っていた。これは5,000円札。5,000円札はポケットの中でも明日朝に5,500になることも4,500になることもない。それだけ。でも5,000円のバリューがある。もし僕が5,000円の野菜を買い、彼女が5,000円のミルクを買って、そこから5,000円の魚を買って、また5,000円の稲を買うとすれば、この紙は一日の中に2万ぐらいの仕事出来ます。

農業も考えてみたら、いまの技術で見たら、牛のふんはたい肥にしてまくのではなくて、このふんはこの入れ物にいれてまずバイオガスを作ります。微生物の力で、微生物にはサラリーを払うこともなくて、ただ場所を作ればいい。ガスで調理することが出来ます。ここからスラリーslurryが出来る。水っぽい,液肥みたいなもの。これはどこに使うと言ったら、タンクの中に入れてそこにアゾラという水草を植える。アゾラは30%の窒素を取り混みます。1台のトラクターが子供を生んで2台になることはないけれど、生きているものは増えるという力がある。1キロのアゾラは1週間で2キロになる。それぐらいの早さで育つ。僕たちが1週間に2倍になったらゾウになってしまう。それが自然の力。それをほとんどの人は雑草と思っている。この草は、アヒルにとってエサです。カモにとってもエサです。魚にとってもエサです。最後に残ったものは、マッシュルームとか作って、あるいはミミズを育てて、それをまた動物の食べ物にする。

これは一つの田んぼの生態系ですね。この中に、アゾラもあって、そのアゾラを食べて生きているカモもいて、そのカモのふんが落ちて田んぼのためになる。それでこの中にカエルも魚もオタマジャクシもいたら、それで自然の植物と生きている動物と微生物のサイクルが戻る。いまはこのサイクルが壊れているのでエネルギーは外から入れなければならない。

ものだけじゃなくてアヒルはどういうように歩きますか。僕みたいにちょっとまっすぐ歩けない。どうして神様はそういうものを作ったか。どういう価値がありますか。田んぼの中からいくと全部の稲を動かす、そこから虫が落ちてくる、それがカモのエサになる。そういう深い関係がある。水がいつも動いているからそこから,メタンも出ない。地球の温暖化の問題にもつながらない。今の田んぼの中に、水がもし流れないで、こういう溜まっていたら、そこに育つのは蚊だけです。いつも動いている水には、除草剤もまかなくていい。いつも泥で水が濁っているから太陽のエネルギーが底まで行かないから雑草が生えない。アヒルは、カモは、サラリー払わなくても草を食べてくれる。僕たちの仕事を減らすためにどういう動物を増やすべきか。世界中に田んぼ作るか、アワとかキビ作るかは別の話です。このサイクルと関係を作るのが仕事ですね。どうすれば自然は僕たちの畑、田んぼ、僕たちの毎日の生活の中に育てるか、そこが大切です。そこだけが言いたいことの中心です。あと雑草とかいう自然の資源は直接食べるだけではない。

チャタジーさんトークその2

ものには2種類あります。生きているもののサイクルはこれ。生きていないもの、無機物には、固体と液体と気体のサイクルがある。全部の姿を普通に目で見ることが出来るは水だけです。外の雪も水。湯気も見える。鉄も、気体にも液体にもなるがそれは工場だけで見ることが出来て、だれもが見えるものではない。こういう生きていないものもサイクルがある。

水だけ、ちょっとほかの金属とかミネラルと違っているところがあります。どこが違っていますか。ほかの全部のものは高い温度になったら大きくなる。鉄の棒は温度が高くなると長くなる。水だけは4度ぐらいで一番小さくなる。それより低くなったら増える。11リットルの水は氷になると12リットルになる。生きものにとってそれが大切なことです。何でこれが大切でしょうか。なぜ大切でしょうか。

みんな知っている。この町に住んでいる人はみんな知っていることです。
昼ご飯食べた家にも水が流れて雪が溶けていた。そこに返事がある。もし氷になって重くなったら下から凍ってくる。それだったら生きものは全部なくなる。氷より水が重いので、氷の下の水の中に魚も植物も残ることが出来る。そうでないと世界中の海から上に水が残ってしまう。これがあるからこの水のサイクルが面白い。

現代の資源としての水の話をします。氷になって雪の状態で窓の外にあるのも水。それは今日の水。池や川の水だったら7日ぐらい前の水かも知れない。ハンドポンプで5-6メートルからくみ上げていればこれは30日ぐらい前の水、電動ポンプで上げて100mぐらいの深さからの水、この水の歳は20年前かも知れない。水はすぐ土に入るけれど、どんどんゆっくりになって深くなるとゆっくりだから、窓の外の雪が赤ちゃん水だったら、深い井戸からの水はじいちゃんの水。僕たちはおじいさんたちのためたお金で生きている。自分たちは何も作っていない。そこが問題。いまどれだけ雪が降っていて、いま地下水をどれだけ取っているかの関係。

人間がどういう農業をしたら、前の時代の10年でたまったものが1カ月で終わってしまうと言うのが問題。こういう風に考えて,開発を考える。

僕たちの時代は、大学とか科学の時代の人間は,自然はきれいだけど,自然はあんまり便利じゃない。雪が便利じゃない。動物は便利じゃない。野生の動物、神様の作った自然、それはどこか離れた所にあった方がいい。それは森であった方がいい。自分の畑の中に自然を見たくない。自然は保護区に行って見えるべきだと考える。海に行ってきれいな水、きれいな月、きれいな星、見ればいい。町の生活では、星は見えない。煙が見える。

今の生活の中に育った僕たちにとって、自然の作ったものは、その窓から入ってくるちょっとした光だけ。以外は全部人間が作ったものです。この建物も、この照明も、このコンピューターも、このペンも。だから、気持ちとして僕たちは何でも出来る。自分たちはすごい力持ち、この部屋の中にいたらね。でも外に出たら滑りやすい、面倒くさい、雪降っているとなる。自然と協力するのではなくて、自然と戦うというのは、現在の僕たちの技術の中心になっている。

だから、ほかの生き方もある。もっと自然とともに生きて、自然は自分の畑の中に取り入れる。もちろんうまくいかないかもしれない。いまから500年前にやっていたことと、現在やっていることと大分違うかも知れない。いま稲を作るのは前よりずっと難しい。水が汚れている。川が汚れている。土が汚れている。農民のおかげでもあるし、農薬とかが、農薬だけじゃない。ガソリンの,僕たちのエネルギーのおかげで、いまの文化の中で長い間に出来た資源を少ない時間で使ってしまったから、どんどんゴミが増えている。ゴミの文化になってしまっている。使い捨ての文化になっている。そうなって、ダイバーシティがどんどん減っている。

古い時代の田んぼの姿を考えてみると、水があって、その中に稲があった。この僕たちの頭で考えると、これ商売としてあるいは農業として考えると、水があって、土があって、稲が出来る。稲の生産に関して、1時間あたり、1ヘクタールあたり、水1リットルあたり、どれくらい米を生産出来るか。それはefficiencyの問題になる。インドは1ヘクタールから2.5トンぐらいコメと作る。日本は8トンぐらい作る。ああ科学偉いなあと。2.5から上げて、6トンあるいは8トンと取れて。偉いけれど本当に偉いか。これを作るためにどれくらい水を使っているか。もしインドの人が使っている農薬の20倍を日本人が使って、化学肥料を3倍使っていたら、そんなに偉くないかも知れない。

インドの農業と日本の農業、比べてみると、いま1キロの米の値段は日本でいくらですか?300円から400円。でガソリンは、150円?だから日本では1キロのコメと3リットルのガソリンの値段が同じになる。インドでは、全く反対です。1リットルのガソリンで3キロの米を買えます。ガソリンの値段はインドも一緒です。それで3キロの米を買える。それだからインドの経済と日本の経済は5倍から10倍違う。ここでもし僕が道端で簡単に朝ご飯を食べて、2つのトーストと1杯のコーヒーとゆで卵1つを取ったら、いくら払うか。日本で同じものを食べたら500円、270ルピーぐらい。インドではそれで1週間から10日間、同じものを食べられる。外から見るとああ貧乏だなと思うかも知れない。1000円もらうためにどれだけ働くか。もし米と作るために日本の技術を使ってインドでたくさんコメ作っても、そのコメの値段がこれまでの10倍になってしまったら、食べる人は減ってしまう。インドの農民が一生懸命働いても、その半分のお金しか一日にもらえない。1日500グラムのコメだけの暮らしになる。ガソリンの上で作っているコメの技術は経済的にあり得ない。

これは田んぼの生態系です。ああきれいな田んぼですねえ。どうやってワラを減らしてコメを増やそうかと、科学者は考えている。昔の稲は背が高かった。背が低くなってタネが増えた。偉いことです。稲の生産だけは増えたけれど、全体の生産はずっと下がった。

どういうことかというと、この中に他の生きものがいた。魚やカエルもいた。いろいろ雑草もいた。雑草の30種類以上を、人間が食べ物として使っていた。その中に虫もいます。日本人もどうやってイナゴを食べるか研究した。今はとてもお金持ちか貧乏かの人だけが食べる。普通の人は食べなくなった。この中にいろいろほかのものがある。ここは稲のほ場だけど、この生きものたちにとって、住む場所でした。それの生産がゼロになってしまった。コメは増えたけれど、食べ物の生産は減ってしまっている。それは考えないと生態系の農業は成り立たない。

10年ほど前、世界中の700人ぐらいの偉い科学者が日本やインドや世界中から集まって3年ぐらい座って、考えたですね。日本語で何と言うか分からないが、IIASEDという報告が出ている。農業はどうすればいいか。コンピューターに入れたらすぐ出てくる。すごい厚さの報告書です。読むのに3年かかります。サマリーも40ページぐらいあります。日本語でもサマリーが出ていると思います。その中に科学者が言っているのは、農業はmulti dimensionalとmulti functionalということです。

multi functionalな農業と言うと、さっきのように何か生産する,経済的な面で何を生産しているか。もうひとつはhabitat、生きものの棲む場所、もう一つは人間の文化が増やせる場所。オジイサンやお父さんから子供が次の時代どうやって生きていくか学ぶ場所でもありました。

今、僕たちは自分の回りは最後に勉強する。インドはそう。日本もそうだと思います。子供にとって自分の村の歴史,回りに何があるかから始まる。小学校ぐらいは世界にどんな海や大陸があるとか。中学ぐらいまで来て自分の国のこと。で高校か大学1年生になったら、山形県とか新潟県とかの勉強をするかも知れない。インドでは西ベンガルの経済がどうなっているか。それは大学で勉強する。自分の村の地図を書くのは大学院になる。どうして自分の回りに来るのに20年かかるのですか。今の教育の中に、ほとんどの子供は自分の回りに何があるか知らないで育って来る。
そこの資源、そこの水、エネルギーがどこから来るか知らない。子供いても、だれも自分の孫を田んぼまで連れてこようとしない。危ないかもしれない、農薬があるから、それ以外にそこから学ぶ気持ちそれがない。ということは、僕たちの文化から消えていく。つながりが消えて行くということです。

同じようにこの地域に住んでいても、昔の人間,昔のコミュニティであれば田んぼにどうやって水を守るか、マネージするか。どうやってみんな自分のうちの前に場所あけて雪がかからないような家を作るか、そういう考えがあった。その時人間は貧しかったけれど、心は豊かだった。今は、ポケットは豊かだけど心は貧しい。ほかの人のために何も考えないし、お金さえあれば機械も水も化学肥料も何でも買えるから、だれも協力しなくていいコミュニティはこの技術の中にある。

停電はいまの日本人は分らないけれど、5分停電したら明日の新聞に載る。ネパールでは、1日に半分ぐらいは停電になっている。カルカッタの町でも1日3時間ぐらいは停電普通です。ではどうやって解決するか。日本のホンダの機械買いましょう。その発電機で電気作りましょう。みんなの問題だけどみんなで解決するより、個人で解決する。ガソリン買うお金がある人はそうする。昔からの日本の考え、地震の後で考え直し始まっているかも知れないけれど、日本は核エネルギーであるときは大変偉いと思っていた。そんなことを日本人できると自慢していた。いまインドの政府はそういうことを言っている。日本より新しい施設だと言っている。自動車の技術は日本から30年遅れているのに。インドの政府は安心して下さいと言っている。日本の40年前の科学者は同じように、安心して下さいと言っていた。

チャタジーさんトークその1

私は,大学生のころからインドのスラムの子供を助けようという仕事をしていたので、農村部の状況はそんなに知らなかった。実際仕事しながら農業のことと自然のことを学びました。後から分かったのは,大学で農業のことを勉強しなくてよかったということです。

頭の中に何が出来るか出来ないか決めていれば実験することができない。

第一に言いたいことはこれ。実際やってみようという気持ち。知らなかったからいろいろやった。それでインドみたいな国に,日本の、時によって外から来たパクチョイとかも作った。実験の中に、春菊とか冬の国のものもインドの冬に作った。インドは幅広い面積あるから、幅広い気候があります。夏に45度になって,冬は5度ぐらい。いろいろなものをチャレンジするのは面白い。

どんどん分かってきたことは、農業関係で一番人間に教えてくれるのは,人間もあるけれど、雑草が大切と言うこと。雑草は僕たち人間が植えられないものですね。自然に入ってくる。だから、その気候にあわせた生活は自然になっている。

有機農業の話と現在教えている生態系の農業(ecological agriculture)の違いがそこにある。有機農業は実際現在やっている農業とそんな変わっているものを作っていない。ただ化学肥料や農薬をどう避けるか、いろいろ実験している。それも必要だけれど、その考え方は、例えば、あくまでもトマトが欲しい。トマトの畑にある、いらないものは雑草。それが今の農業の考えですね。代わりに、その雑草がなぜここにあるか。自然の心になったら雑草を中心にして土は僕たちに何か伝えたいということ。それを聞く気持ちも、聞く時間も、人間が持たなくなってきている。現地に、自然に何が育っているかを考えなくなっている。何を育てるとお金になるのかを考えるだけになっている。そこから始まる。

だから今の農業は、返事から始まる。答えから始まる。質問から始まらない。そこが問題。質問は自然に、この土に、この気候に何がうまく育っているか、そこから始まる。そこから始まるべきだと思います。
農業よりも資源のマネージメントということですね。どうやってここに生えている雑草を中心にした生活を出来るか。
自然の植物の種類はすごく幅広いですね。少なくても3万ぐらいの種類はあります。その中の3000ぐらいは食べられる。ただいま僕たち毎日の生活で食べているのはその中のただ1%、30ぐらい。食べている8割は、15種類ぐらいになります。
僕たちの食べるパンとかうどんとか,限られたもの。あるジャガイモ、あるキャベツ、ある米。廊下にある自動販売機には、いろいろな形のものが30ぐらいあるけれど、会社は2つだけですから、それと同じように僕たちのダイバーシティはすごく狭い。

僕の出身のベンガル語で言うと「世界中は暗い」。自分の目が詰まっていれば、ここに黒い目隠しをまいていれば世界は暗い。でも目が開いていれば見える。目が詰まっていると何で見えるかといっても分からない。本当に目を開けることが大切です。

ものはいろいろあっても、そのものは僕たちの問題解決のためにどう使えるか、それが人間の文化です。この辺に何があったか。それによってここの生活生き方が始まった。人間と動物の違いは何でしょう。ほかの動物は,写真も撮らないし記録も残さない。だから猫がネズミを取るのは、5000年前とだいたい同じです。猫は会議しないし、プロジェクターも使えない。だからどうやったらもっと上手に安全にネズミを捕まえることができるか。それを考えないですね。

人間はどんな仕事をしながらでも、どうやったらもっとうまく出来るか、もっと早く出来るか、もっと快適な方法がありますかと考える。アクションとリフレクションがいつもつながっている。それでいろいろその習ったものから文化になる。その流れが、何かで止まるとしたら問題になる。いまのところ何で止まっているか。インドのように読めない書けない人が半分いるところでは、深い経験を持っても相手に伝えることができない。深さはあるが広さがない。代わりに僕たちの時代、すごく広いコネクションはあるが深さは全然ない。この二つをどう合わせるか。だから深さがある現地の人間。深さのないどこに行っても住むことができる、東京に行ったら東京に住める、大阪に行ったら大阪に住める、けれども東京も大阪も回りに何があるか知らない、浅い文化の人間がいる。

昔の人はいろいろのことを見た。見ながらそれをどうやって使えるかよく知っていた。今は、農民はどんどん自分の土地で「マネージャー」からただの「労働者」になってしまっている。どういうタネを使うべきか。専門家が一番分かっている。いつまく時期か、だれか専門家が教えてくれる。農民は何の専門家かといったら、ほかの偉い人のことを聞けばそれだけで十分、となる。僕たちの考えでは、それは十分ではない。

専門家から農民は勉強するべきだけど、時々反対も必要と思います。それがないから困っている。今の社会のほとんどの問題は,何でも、同じようワンウェイストリートみたいに、こっちに行くけどこっちに来ない。現地の人がどう思っているかは横において、僕たちは開発するという道にいる。もっと便利になるための出発点は、そこの人間が何から習ったかから始めるべき。エコロジーを中心に、その地域に何を育てる、その地域でどうやって生活出来るかを考えることになる。ほかの動物は能力が限られている。どういう食べ物や、どういう水があるか、外は雪で、エアコンを作れないので、鳥もカエルもヘビもその気候に同化している。有る意味において僕たちはすごく賢いともいえるし、ある意味ですごくおかしな生活している。

何でと言ったら、自然の中に、大きい木もあり、小さい木もあって、ツルもあって、草もあって、それが生態系。これが全部エコロジカルに見たらプラントですね。プラントはどういう系になっているかというとproducerですね。太陽のエネルギーと二酸化炭素で全体の食べ物、僕たちの食べ物の99%は植物から来ている。塩とか除いてですね、それは分っている。

人間でも牛でも鳥でも、これはあくまでもconsumerですね。消費している。植物が作ったものは、これが食べて、植物食べるか、それを食べたものを食べて生きている。
食べた後は、このうんちとかおしっこから、wasteはここにまた戻るためにまた微生物、虫、土の下にあるミミズとかが必要になる。decomposerという。この3つの中に、エネルギーのexchangeが動いている。太陽からもらったエネルギーがこう回っている。

で、なぜ人間がおかしいことをしているかというが、このペンは雪の中や土の中で10年後も余り変わっていない。分解出来ないものを作るのは、人間だけです。ビニールも、いつまでも残る。便利だけどそこから自然の問題が始まっている。自然は僕たちのゴミをどうやってこのサイクルに入れられるか。ほとん、できない。

農業は、もともとは太陽のエネルギーで食べ物を作っていた。現在はガソリンのエネルギーで米を作っている。昔の人間にとって1週間ぐらい働いて1カ月分の食べ物できるのならそれは価値があった。いま僕たちは1カ月のエネルギー使って、1週間の食べ物作っている。経済的にも環境的にもそういう文化が残れる可能性はあまりない。自然が何万年かかって作った1リットルのガソリンを10分ぐらいで使ってしまう。同じように、水もただでもらうことは出来ない。汚したら元に戻さないといけない。これは生態系のメッセージです。そのメッセージを農業に活かそうとするのが生態系の農業です。

764南魚沼市で国際フォーラム「持続可能な地域社会に向けて」を開催しました

得意の絵を駆使して、その地域の生きものの循環にあわせた新しい農やビジネスを組み立てようと話すチャタジーさん。
得意の絵を駆使して、その地域の生きものの循環にあわせた新しい農やビジネスを組み立てようと話すチャタジーさん。

2013年1月26日午後、新潟県南魚沼市で、インドのチャタジーさんを招いた国際フォーラム「持続可能な地域社会に向けて」を開き、30人近くがチャタジーさんの熱意あふれる話に加わりました。

インドを拠点にアジア各地で生態系に配慮した地域開発の指導にあたっているオルデンドゥー・チャタジーさんを招いた国際フォーラムが、2013年1月26日午後1時から午後5時近くまで、南魚沼市の県南魚沼地域振興局を舞台に開かれました。

大雪にもかかわらず、若者から高齢者まで、幅広い人が集まって、地域をどう組み立てていくのかを一緒に考えました。
大雪にもかかわらず、若者から高齢者まで、幅広い人が集まって、地域をどう組み立てていくのかを一緒に考えました。

あいにくの大雪で、振興局前の駐車場も朝除雪したというのにひざまでが埋まる状態。その中、農業に直接携わっている方や地域振興に携わる行政関係者、教育関係者など26人に来ていただきました。

チャタジーさんは,予定を大幅に超えて2時間にわたって、命の循環について具体的に説明。田んぼがもともと持っていた文化を伝えたり、一年を通しての歌や踊りの舞台となったり、多くの生きもののすみかであったりという多面的機能があることを示してくれました。

その上で,今の農業の仕組みでは、田んぼは単に米を作るという生産という経済的な活動の場所だけになってしまっていて、同時に、その生産活動には多くの石油資源が投入されていて、石油がなくては成り立たない農業になっていることも指摘しました。

「今は太陽のエネルギーが育てたコメでなくて、石油のエネルギーが育てたコメづくりになっている。私たちはコメではなく、石油を食べている。この仕組みは長続きしない。まず自分たちの足元に何が育ち、どんな生きものが繰らしているのか、そこから始めるべきだ」と強調しました。

チャタジーさんは生態系に配慮した農業(ecological agriculture)の大切さを繰り返し、「単に昔に戻るのではなくて、新しい科学を作るのです」とも話し、地元にある資源を活用して、小さなエコノミーを作り上げる大切さを繰り返していました。

スライドでは、木が切られ森がはくなったために、駅のホームでパンやビスケットの物ごいをするようになったサルの写真も示され、参加者を驚かせました。

会場とのやりとりでは、インドでのサルによる農業での被害や薬草などを使った商品開発と法律との関係など、多くの質問が出され、一つひとつ丁寧な返事をいただいているうちにあっという間に5時近くになってしまいました。

高野孝子の新刊「地球の笑顔に魅せられてー冒険と教育の25年」直販も開始

エコプラスの高野孝子代表理事の最新の著書「地球の笑顔に魅せられてー冒険と教育の25年」が発行されました。世界各地への旅の様子とエジンバラ大学などでの研究生活、そして南魚沼での実践が紹介されています。

 

青空が広がる表紙。帯の下には、雪に覆われた南魚沼の風景が広がる。
青空が広がる表紙。帯の下には、雪に覆われた南魚沼の風景が広がる。

高野孝子の最新著作「地球(ガイア)の笑顔に魅せられて」(海象社、税別1,600円、324ページ)が発刊されました。オンライン書店では品切れが出ているため、エコプラスからの直販も始めました。

この本は、高野がドキュメンタリー映画「地球交響曲第七番」にも登場して露出が増えるのにあわせて、これまでの25年を超す活動を総ざらいする本を出すことを、理事会や海象社の山田一志さんらと考えてきました。しかし、高野自身がプログラムの組み立て・実施や研究活動に追われ、執筆時間がどこまで取れるかが、大きな課題になっていました。

英国ケンブリッジ大学での研究生活の紹介では、ガウン着用のディナーの様子も。まるでハリーポッターの世界。
英国ケンブリッジ大学での研究生活の紹介では、ガウン着用のディナーの様子も。まるでハリーポッターの世界。

同時に、過去に行った様々なプログラムの報告書や外部に書いた記事など、資料はぼう大で、再整理するのも大変な作業になりました。

四半世紀に及ぶ野外活動や調査研究を再整理したという点では、高野とエコプラスのこれまでの足取りを確認する内容になったと思います。

特に後半の第3部環境教育編は、改めて環境教育と野外教育の意義を、日本と世界のさまざまな実践をもとに再定義する中身となっていて、迫力があります。

単に「地球にやさしい」という情緒的な態度でなく、人間が社会と歴史に対して正しく立ち向かうためには、自らの命がいかにささえられているのかをきちんと知らなくてはならない、という高野の信念が、あちこちに登場します。

「自分たちが育った地域のことを知りもせず、都会に出るための教育を続けていて、人が誇りと夢を持って地域に定着するはずがない」。高野は「根っこ教育」の重要性を繰り返し強調しています。

直販のお申し込みは、郵送先、氏名、必要部数をinfo@ecoplus.jpへ。送料無料。同封の郵便振替用紙でお支払い下さい。

ネット書店からの購入には以下などからどうぞ。

オンライン書店ビーケーワン(24時間以内出荷)
http://www.bk1.jp/product/03302181

ジュンク堂(在庫あり)
http://www.junkudo.co.jp/detail.jsp?ID=0111737673

アマゾン(入庫待ち)
http://www.amazon.co.jp/dp/4907717067?tag=ecoplus-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4907717067

地域に根ざした教育(Place Based Education)勉強会を行いました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAテーマ:
「産むということにまつわる地域に根ざした教育−オーストラリア最北端の 町、ダーウィンから」
4月11日に、地域に根ざした教育のネットワークオフ会を行いました。このネットワークのメンバーの野口扶弥子さんが、”産 む”ということをテーマに、お話しくださいました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAオーストラリアの地理、風土などについての簡単な説明のあと、ご自身がオーストラリアで二人の子どもを出産された体験を交えながら、オースラリアの先住民族アボリジニやダーウィ ンという街での暮らしについて話してくださいました。アボリジニの人びとの出産に関する現状の紹介を通して、産むということ、地域に根ざした知恵がどのように人間の自然観や生き る力とつながっているのか、興味深いお話を聞くことができました。助産師、企業人、教育関係者、学生など、様々な参加者からも、それぞれの体験からの話を聞くことができ、興味深い会となりました。

PBFの勉強会では、いろいろな土地の食べものをつまみながら、というのが恒例になっています。今回は、高野がバリ島で買って来たバリコーヒー(泥コーヒー)、野口さんが出張でいらしたドイツで買って来られたイースターの卵の形をしたチョコレート、中東の伝統菓子のマラビ(ミルクプリン&ローズウォーターシロップ)、パレスチナのドライフルーツを味わっていただきました。

○話題提供者プロフィール:
野口扶弥子(のぐちふみこ)
NPO法人 持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J)事務局
外資系金融機関に勤務の後、オーストラリアのグリフィス大学環境教育学修士 課程に留学。人間が自然の一部であるという価値観を持つアボリジニに魅か れ、研究も兼ね、伝統知を取り入れた日本人向けエコツアープログラムをゴー ルドコーストのツアー会社で企画。その後、先住民族が多く住む都市、ダーウ ィンに移住。2人の子どもをそれぞれ助産院・自宅で出産し、人間が自然の一 部であることを体感し、先住民族のことと自分の体験が重なった。ダーウィン では、コミュニティラジオ局の日本語放送を運営しながら、ダーウィン自宅出 産の会で、「バース・チョイス(産む選択権)」確立に向けた運動や、シュタ イナー教育に関わる。2003年より日本在住。

ヤップ島プログラム 今年もスタート!

594-lヤップ島プログラム2008が今年もスタートします!

NPO法人エコプラスが1992年より続けてきた「ヤップ島プログラム」が、今年2008年もスタートします!

3月より参加者募集を続けてきた今年のプログラムには問い合わせが続き、先日4月30日に定員いっぱいの申し込みをもって募集を締め切りました。

595-l集まったのは大学生を中心に、中学生から20代前半までのメンバー合計13名。
暮らす場所も、今までに経験してきたことも異なる多様な顔ぶれでヤップ島へ向かうことになります。

参加者は5月10日に予定されている顔見せ会をかわきりに、事前キャンプや素もぐり講習会を通して準備を進め、8月5日にヤップ島へ飛び立ちます。
17日の帰国までの約2週間、今年はいったいどんなプログラムになるのでしょうか。

プログラムの様子は随時「ヤップ島プログラム報告」のページにアップされる予定です。
http://www.ecoclub.org/showindex.php?lang=ja&genre=10

また、参加者どうしの事前準備の様子やコメントは、以下のヤップ島プログラム専用ページにアップされる予定ですので、こちらもぜひチェックしてみてください。
http://yap.ecoclub.org/top.php?lang=ja
過去にヤップ島プログラムに参加したことのある人はもちろん、そうでない人も、ぜひ今年のプログラムの様子を見ていただき、応援していただければと思います。

それでは、次回の報告をお待ちください。

環境教室「温暖化防止」行われました

講師の石井徹さん(朝日新聞編集委員)
講師の石井徹さん(朝日新聞編集委員)

世界各国の地球温暖化対策を報告する環境教室「国際社会に広がる温暖化防止の取り組み」が7月17日(火)に行われ、盛況のうちに終了しました。

講師は、環境問題を中心に取材している朝日新聞編集委員の石井徹さん。石井さんは、最近、同紙の連載でヨーロッパやアメリカの温暖化対策の最新事情を報告しています。

石井さんはまず世界的な気候の変化にふれ、台風の大型化、サンゴの白化、干ばつ、森林消失など、「観測史上なかったことが起きている」現状を説明。そして、それが「人為的影響」によると、専門家からなる国際機関が報告していて、共通理解になっていることを説明しました。

資料を見ながら耳を傾ける参加者。会場は満員になりました。
資料を見ながら耳を傾ける参加者。会場は満員になりました。

こうした現状に対して、対策をリードしているEUの取り組みにふれ、イギリスのカーボンオフセット(排出した分の二酸化炭素を植林などで削減する)や、ドイツの自然エネルギー推進策(太陽光発電など)を紹介。とりわけ、ドイツが、投資の仕組みを取り入れて年金基金も参加しているなど、政策誘導が効を奏している状況を解説しました。

一方で、EUがリーダーシップをとる背景として、温暖化対策を「ビジネスチャンス」としてとらえている向きがあることにもふれ、排出権取引などには批判もあるという実態を指摘しました。

翻って、日本では、京都議定書で90年比6%削減とうたっていながら、削減策が効果を発揮しておらず、EU諸国に比べて政策誘導が欠けていると指摘。「2050年にCO2を半減すると言っているが、考えられない。ライフスタイルが全て変わるぐらいでないと」と、状況の厳しさを語りました。

最後に、石井さんは、「一番訴えたいことは?」という参加者からの質問に、自身子どもを持つ親として危機感があり、「『明日世界が終わろうとも、今日木を植える』の気持ちでやっている」と語り、「大変だけどみんなで考えていかないといけない」と締めくくりました。

温暖化問題への関心が高まっているだけに、この日は高校生、主婦、ビジネスマンなど多数の参加者が来場。たくさんの質問が出され、活発なやりとりが行われました。