「地域に根ざした学び」タグアーカイブ

[PBE]2回目の現地討論会を山梨県小菅村で開催

2013年7月30〜31日にかけて、「地域に根ざした環境教育」モデルの構築事業の現地討論会を山梨県小菅村で開催しました。
第2 回目の現地討論会は、7 月30-31日に、山梨県小菅
村で行いました。
今回は、小菅村で長く活動をしてきた木俣美樹男さんと、
全国の自然保護運動に関わってきた横山隆一日本自然保護協
会常勤理事、それに佐久間憲生さんの3 委員が参加。初日
は、切り立った谷間に沿って、集落が点在する小菅村の各地
を視察。廃校になった小学校が,下流域の大学などと交流す
る施設に活用されている事例などを見学しました。村役場で
は、行政のほか、NPO 法人などで取り組んでいる地域での
学習活動の紹介を受けました。「小菅人を育む会」など、さま
ざまな試みが展開されていました。
夜には、勤めを終えた後の地域のみなさんと意見交換を
させていただきました。東京方面からの移住者も少なくなく、
食や農、自然体験などを題材にしたプログラムも
行われていました。
この地域に根ざした学びについての現地討論
会は、さらに継続して展開します。来年2 月1日
には東京・池袋の立教大学でまとめのシンポジウ
ムを開催する予定です。

Serious discussions on \”Place- and Community- Based Education\” in Tokyo

Keynote speaker: Prof. Greg Smith
Keynote speaker: Prof. Greg Smith

With Prof. Greg Smith from the United States, the symposium \”Place and Education\” was held at Rikkyo University, Tokyo, on January 21st, 2012.

Including non-Japanese nationals, a wide range of people participanted in the event at Tachikawa Memorial Hall, Rikkyo University.

Greg Smith, a researcher of \”Place- and Community-Based Education\” at Lewis & Clark Graduate School of Education and Counseling, the US, gave an opening keynote lecture.

Firstly, Prof. Smith pointed out that \”placelessness of modern society and isolation of place and society is a global phenomena. As global culture that is disengaged from nature and tradition has been increasing in many countries, there is a growing tendency among young generation to have little concern about local issues\”.
The tendency was suggested by American educationalist, John Dewey, more than a half century ago that the great waste of school is its \”inability to utilize the experiences children gets outside the school in any complete and free way within the school itself\”.

Following the argument, he introduced some examples across the US to reconnect local society and schools. For instance, in Massachusetts, high school students found that a higher proportion of asthma in their region was caused by the gas emissions from vehicles. They investigated the issue and made a plan for improving the environment, including a suggestion to the local school bus center to reduce the length of time to idle the engines. As a result, the center al

 

tered the bus fuel from light diesel oil to natural gas. Through the examples, Prof. Smith explained that young people learned about their own local nature, the environment, society and tradition in the process of investigation of the local issues, and became a part of the communities.

About 100 people with concern gathered at Tachikawa Memorial Hall, Rikkyo university.
About 100 people with concern gathered at Tachikawa Memorial Hall, Rikkyo university.

Accordingly, Dr TAKANO Takako introduced the brief overview of the history of \”Place-Based Education\” both in Japan and the world.
TAKANO mentioned that from Meiji to Taisho era, there was also a movement in Japan that focused on communities, such as \”education of soil\” and \”homeplace education\”, and after the World War II, pollution education became popular across the nation which was led to environmental education. However, community or society education has remained divorced from the school education, and community retired to the background of education.

In the afternoon, Prof. ABE Osamu of Rikkyo University, Prof. KIMATA Mikio of Tokyo Gakugei University and SAKUMA Norio of Conservation Society of Dewa-Sanzan introduced respectively examples of current Japanese \”Place-Based Education\”.

Lastly, Prof. ANDO Toshihiko of Saitama University moderated the discussion with SASAKI Toyoshi of Kurikoma-Kogen Nature School and Greg Smith participated as a panel. The discussion on \”Place-Based Education\” was lively with exchanging ideas and opinions with the audience.

Followings are the video recordings of the symposium;
Keynote lecture by Greg Smith
http://www.ustream.tv/recorded/19895067

The other footage about \”Place-Based Education\” symposium:
http://www.ustream.tv/channel/地域に根ざした教育/videos/2
http://www.ustream.tv/channel/地域に根ざした教育/videos

全国各地からの100人近くが「地域に根ざした環境教育」を議論

2012年1月21日、東京・池袋の立教大学で、米国のグレッグ・ス

基調講演するグレッグ・スミスさん
基調講演するグレッグ・スミスさん

ミスさんを特別ゲストに国際シンポジウム「地域にどう根ざすか」を開きました。

 

会場となった立教大学の太刀川記念会館ホールには、外国籍の方も含め幅広い方々が集まりました。
会場となった立教大学の太刀川記念会館ホールには、外国籍の方も含め幅広い方々が集まりました。

米国オレゴン州のルイスクラーク大学大学院で「Place- and Community-Based Education」について研究を行っているスミスさんが、冒頭の基調講演を行いました。

スミスさんはまず、「現代社会での脱地域性(placelessness)、場と社会の遊離は、世界中の現象になっている。あらゆる国で、自然や伝統から切り離されたグローバルカルチャーというべきものが増殖し、若い世代には足元のことをふり返らない傾向が強まっている」と指摘。

この傾向はすでに50年以上前に、アメリカの思想家デューイによって「最大の悲劇(the great waste)は、学校という存在が、子どもたちを学校外から、そして暮らしから切り離していることだ」と表現していたと説明しました。

その上で、アメリカ各地で広がっている、地域社会と学校を結び付け直す試みを紹介。地域の喘息患者がほかの地域より多いことを見つけた高校生たちが、大型自動車の排ガスが原因であることを知り、大気汚染を自分たちで調べ、環境浄化作戦を立て、地域にあるスクールバスのセンターでの250台のバスのアイドリング時間を減らすなどの対策を訴え、ついにはバスの燃料を軽油から天然ガスに変えた(マサチューセッツ州)など、地域の課題に取り組むことで、若者が地域社会の自然、環境、社会、伝統を学び、地域社会の一員となって動けるようになったことを説明しました。

これを受けて、エコプラスの高野孝子代表理事が、日本と世界での地域に根ざした学びの流れについて、全体像を説明しました。

高野代表は、日本でも明治から大正にかけての時期から、地域に着目した学びが取り組まれてきたことを紹介。「土の教育」「郷土教育」などがあり、戦後には公害教育を経て、環境教育が登場するものの、社会教育と学校教育は切り離されたまま、地域は学びの背景に引っ込んでしまったと説明しました。

午後からは、立教大学の阿部治さん、東京学芸大学木俣美樹男さん、出羽三山の自然を守る会の佐久間憲生さんが、国内での事例を紹介。

最後のパネル討議には、埼玉大学の安藤聡彦さんがモデレータで、くりこま高原自然学校の佐々木豊志さんとスミスさんがパネラーとして参加。会場との間でのやりとりもしながら、地域と教育に関しての活発な意見交換が行われました。

シンポジウムの模様は、以下のサイトから動画で見ていただけます。
(グレッグ・スミスさん基調講演)
http://www.ustream.tv/recorded/19895067

(地域に根ざした教育のビデオ一覧)
http://www.ustream.tv/channel/地域に根ざした教育/videos/2
http://www.ustream.tv/channel/地域に根ざした教育/videos

グレック・スミスさんを囲んで、40人が「地域と教育」を語り合う

会の前半はグレック・スミスさんの講演
会の前半はグレック・スミスさんの講演

2012年1月19日新潟県南魚沼市で国際フォーラム「地域と教育」を開催しました。教育、地域おこし、行政、自然学校などに携わる40人の参加者が、「地域に根ざした教育」の第一人者であるグレック・スミスさんともに、地域と教育の関係について議論しました。

「学べば学ぶほど若者が生まれ故郷からいなくなる」。そんな教育に疑問を投げかけている米国のグレック・スミスさんを特別ゲストに招いた国際フォーラムが、19日午後6時から、南魚沼市の南魚沼地域振興局講堂で開かれました。フォーラムには、十日町市、長岡市、柏崎市、新潟市や長野県からも、計40人が集まりました。

会の後半はグループに分かれて意見交換した後、全体で議論をした。
会の後半はグループに分かれて意見交換した後、全体で議論をした。

講演でグレッグ・スミスさんは、「全国で統一した教育カリキュラムで学んでも、若者は地域から離れ、都市に出ていくばかりだ。子どもたちが足下の地域で、実際の体験として学ぶことが、人を育てることにつながり、地域を育てることにもつながる」と、多彩な成功事例を紹介しながら具体的に説明しました。
それを受けて会場からは、自分自身の仕事や活動と結びつけた感想や質問が活発に出されました。質問に対してスミスさんは、「子どもたちを地域で学ばせるための成功要因は、子どもの力を信じて任せることができる大人の存在であること」「学校や子どもたちを地域の資源と位置づけて地域活性化の動きに巻き込むことが大事であること」などを話しました。
参加者からは「過疎が日本だけではなく世界中にあることが印象に残った」「子どもたちが自分で考え、行動できる場を大人が作ってあげる必要があると思う」「地域の中で生きていることを心において、保育の仕事をしたい」などの声が寄せられました。

高野孝子の「場の教育」発刊

エコプラス代表理事の今年2冊目の著書「場の教育」が発刊されました。地域社会が内包する学びの可能性を、新潟県南魚沼市での活動を通して論じています。

農文協が21冊シリーズで刊行する「シリーズ地域の再生」。結城富美雄さん、内山節さんなど本格的な著者が並ぶ。
農文協が21冊シリーズで刊行する「シリーズ地域の再生」。結城富美雄さん、内山節さんなど本格的な著者が並ぶ。

発行されたのは農山漁村文化協会(農文協)が企画するシリーズ地域の再生(全21巻)の一つ「場の教育・・・土地に根ざす学びの水脈」、286ページ。愛知大学経済学部教授の岩崎正弥さんとの共著だ。

この本では、明治以来、日本の学校教育の主流だった「地元を捨てさせる教育」に対して、「土地に根ざす学び」があったとする。第1部で、岩崎さんが、日本各地にあった「土の教育」「郷土教育」「デンマーク型教育」などの事例を検証。土地に根ざした「場の教育」こそが地域と教育を再生すると論じている。

9月に発刊された「場の教育」。第2部の高野孝子部分には南魚沼での実践例が豊富に紹介されている。
9月に発刊された「場の教育」。第2部の高野孝子部分には南魚沼での実践例が豊富に紹介されている。

第2部で、高野が現代における実践例として、南魚沼市で展開している「TAPPO 南魚沼やまとくらしの学校」の活動を、その受け皿となっている集落の様子とともに具体的に描き出している。

高野が強調するのが、現代社会で省略してしまう「プロセス」。都会では便利で早いことに価値が置かれ、プロセスは省略されてしまう。しかしプロセスを体験的に知ることが、人間としては大切で、農産漁村はそうしたことを学ぶ舞台を提供できるのだ、と。

地域の再生とは、教育はどう変わるべきかなどを考える、多くの材料がちりばめられた本だ。

アマゾンへのリンクは次の通り。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4540092251?ie=UTF8&tag=ecoplus-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4540092251

地域に根ざした教育(Place Based Education)勉強会を行いました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAテーマ:
「産むということにまつわる地域に根ざした教育−オーストラリア最北端の 町、ダーウィンから」
4月11日に、地域に根ざした教育のネットワークオフ会を行いました。このネットワークのメンバーの野口扶弥子さんが、”産 む”ということをテーマに、お話しくださいました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAオーストラリアの地理、風土などについての簡単な説明のあと、ご自身がオーストラリアで二人の子どもを出産された体験を交えながら、オースラリアの先住民族アボリジニやダーウィ ンという街での暮らしについて話してくださいました。アボリジニの人びとの出産に関する現状の紹介を通して、産むということ、地域に根ざした知恵がどのように人間の自然観や生き る力とつながっているのか、興味深いお話を聞くことができました。助産師、企業人、教育関係者、学生など、様々な参加者からも、それぞれの体験からの話を聞くことができ、興味深い会となりました。

PBFの勉強会では、いろいろな土地の食べものをつまみながら、というのが恒例になっています。今回は、高野がバリ島で買って来たバリコーヒー(泥コーヒー)、野口さんが出張でいらしたドイツで買って来られたイースターの卵の形をしたチョコレート、中東の伝統菓子のマラビ(ミルクプリン&ローズウォーターシロップ)、パレスチナのドライフルーツを味わっていただきました。

○話題提供者プロフィール:
野口扶弥子(のぐちふみこ)
NPO法人 持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J)事務局
外資系金融機関に勤務の後、オーストラリアのグリフィス大学環境教育学修士 課程に留学。人間が自然の一部であるという価値観を持つアボリジニに魅か れ、研究も兼ね、伝統知を取り入れた日本人向けエコツアープログラムをゴー ルドコーストのツアー会社で企画。その後、先住民族が多く住む都市、ダーウ ィンに移住。2人の子どもをそれぞれ助産院・自宅で出産し、人間が自然の一 部であることを体感し、先住民族のことと自分の体験が重なった。ダーウィン では、コミュニティラジオ局の日本語放送を運営しながら、ダーウィン自宅出 産の会で、「バース・チョイス(産む選択権)」確立に向けた運動や、シュタ イナー教育に関わる。2003年より日本在住。

地球市民アワードプログラムが始まります。

パンフレットです。
パンフレットです。

2年間かけて開発してきた、子どもが地域で自然、文化、社会の活動を行うとアワード(賞)がもらえるプログラムです。子どもが地域との関わりを持て、総合的な学びを得ることができます。

ECOPLUSは、2008年春から “地球市民アワード“プログラムを実施しています。

●“地球市民アワード“プログラムについて
子どもが地域の自然や文化、伝統をもっと知り、地域の人たちとふれあい、地域とたくさん関わっていくためのプログラムです。子どもたちが地域で、自然、文化、社会などの定められた分野の体験活動を重ねた実績に応じて、それぞれが学んだことを評価し、その達成を記念するアワード(賞)を与えるというものです。子どもたちは、活動記録ノートに記入しながら活動することで、体験を学びにすることができます。

地球市民アワードプログラムのサイト
地球市民アワードプログラムのサイト

英国では、青少年を対象とした同様のアワードプログラム(デューク・オブ・エジンバラ・アワード、ジョン・ミュア・アワードなど)が盛んですが、日本では初めての試みです。現在日本で必要性が唱えられている子どもたちの地域での体験活動を奨励するものとして期待されています。

二年間のプログラム開発にあたっては、北野日出男氏(社団法人日本環境教育フォーラム会長)、松下倶子(前独立行政法人国立青少年教育振興機構理事長)、森良氏(NPO法人ECOM代表)、横山隆一(財団法人日本自然保護教会理事)、陶山佳久氏(ECOPLUS理事、東北大学農学部助教授)に開発委員会のアドバイザーとしてご協力いただきました。

また、2006年度トヨタ環境助成、2007年度子どもゆめ基金助成(教材)をいただき開発されました。

今回始まったアワードプログラムは、大地賞(初級)です。風賞(中級)、光賞(上級)も、今後行われる予定です。

開発のためのパイロットプログラムに参加した子どもたちからは、「自分の身の回りにはたくさん伝統があり、それを守りたいと思った」「都心なので、自然もそんなにないと思っていたが、実際見てみるとたくさん自然があった」「昔から今まで、大切に受け継がれてきたものは宝物や建物だけでなく文化や技術もあることを知った」「地域を歩いてみるといろいろなものが見えてきた」などの感想が寄せられています。

プログラムの詳細は
http://www.gcaward.com/
をご覧ください。参加するために必要な情報とガイドをダウンロードできます。

アラスカ少数民族の「根っこ教育」報告書出来ました

OLYMPUS DIGITAL CAMERAエコプラスが、国際交流基金日米センターの助成を受け、アラスカの少数民族の教育者らを招いて行った連続講演会の報告書が出来ました。
エコプラスが、国際交流基金日米センターの助成を受け、アラスカの少数民族の教育者らを招いて行った「地域に根ざした教育を考える・・・アラスカ先住民族の自然観を元に」の報告書が出来ました。

458-l 2006年11月から12月にかけて、アラスカ大学教授のレイ・バーンハート氏や、チュピック民族教育家のダチュック(シシリア・マーツ)さんらを招いて、東京での講演会のほかに、静岡、新潟、北海道で行ったワークショップの内容を日英2カ国語でまとめました。

アラスカ州で、少数民族の文化と伝統を取り入れた教育システムが動き始めているのは日本ではあまり知られていません。全国統一の画一的なカリキュラムを、それぞれの民族独自の価値観の中で再構成した事例は、地域に根付いた教育のあり方として大きく注目されています。その流れを初めて日本で総合的に紹介した講演やワークショップの記録です。

A4版、44ページ。希望の方はエコプラス(info@ecoplus.jp)へ、手数料(送料込み)1部500円でお分けします。

ore than 1,000 joined meetings with international guests from Kenya, Middle East and Korea on World School Network\’s events.

A presentation session at the auditorium of International Plaza of JICA, Japan International Cooperation Agency.
A presentation session at the auditorium of International Plaza of JICA, Japan International Cooperation Agency.

A series of international events of World School Network, a project of Non Profit Organization ECOPLUS, was held in Tokyo and Niigata, Japan from 10th to 14th February 2007.

A series of international events of World School Network, a project of Non Profit Organization ECOPLUS, was held in Tokyo and Niigata, Japan from 10th to 14th February 2007 inviting 23 international guests from 4 countries.

In Tochikubo village in Niigata, international participants experienced Japanese traditional ways of life in deep snow.
In Tochikubo village in Niigata, international participants experienced Japanese traditional ways of life in deep snow.

In addition to presentation sessions and workshops, international guests visited schools and other places in Tokyo metropolitan area and shared their experiences with more than 1,000 students, educators and citizens.

Students and educators from Kenya, Palestine, Israel and Korea joined the presentation session and workshop held in Tokyo with Japanese participants. International guests moved to a mountainous village called Tochikubo in Minamiuonuma city, Niigata and learned Japanese traditional life which has been keeping harmonious relation with their environment for hundreds years.
At World School Network, several joint projects related on environment are going on, connecting students in the world from more than 10 countries and encouraging students to re-focus on their own area. This series were supported by Japan foundation and Nippon Koa Insurance company.

For these events, a lot of paper works, coordinations, telephone calls, fax exchanges and others were needed for acceptance of international guests because of financial and political situations specially in Kenya and Middle East. One of two students invited from Palestine were not able to pass the border to Jordan by very bureaucratic reasons and a mother of only one student who successfully visited Japan needed to stay in Jordan until her son came back from Japan for ten days by strange regulations.

Various activities at the events are available at following URL.
http://www.wschool.net/showart.php?lang=en&genre=9&aid=178

「地域に根ざした教育」レイ・バーンハートさん講演内容2

アラスカ先住民教育:相互関係へのステップ

歴史的にアラスカの地方の学校は、コミュニティに伝わる独特な知識や技能にはほとんど配慮しない、自分たちの住む土地とは異質の外から取り入れたカリキュラムを使っています。
先住民族のコミュニティに小学校ができたのは20世紀半ばのことです。地方のコミュニティに中学校ができたのはほんの30年前のことです。
1975年以前は、村の子どもたちが高等教育を受けるには住み慣れた土地を離れて寄宿舎に入らなければなりませんでした。そこで私たちは、学校とコミュニティの間でアイデア、知識、技能を交換しようと対話をはじめました。学校もコミュニティも共に生徒たちに対する価値の知識を持っているからです。

地域との対話を始めるにあたって大きな助けになったのは、アナヤカ・オスカー・カワグリーという人です。彼は博士論文で、自らの出身であるアラスカ南西部のユピック族の世界感、ものを理解するやり方、教育的な実践について詳しく述べています。

カワグリー博士は論文で、自然界と精神世界がユピックの存在を作り上げていると言っています。自然界や精神世界と人とのダイナミックな関係がユピックの世界観を形成していると言っています。

博士は、人間と自然界や精神世界との相互依存を考慮せずして人間世界の役割を考えることはできないと言っています。つまり、人が周囲の世界とどう交わるか理解せずに、科学や歴史を教えることはできないと言っているのです。

これは、二つのレベルでどのように教育システムを変えていったのか示しています。

まず、私たちは先住民族の長老たちに、どのようにして地域の知識体系を学校のカリキュラム向上のために活用できるのかを尋ねました。この作業がこの図の上の方です。

当時すでに確立されていた州のカリキュラムの中に地域社会に伝わる世界観、地域の事柄を知る方法をどう組み込むか考えました。そしてこの二つの知識の流れを統合して、それぞれが補いあい、生徒たちの学習体験がより広く、深まるようにしました。

長老たちと一緒に作業を進めていく中で一つ明らかになったことがあります。それは、地域文化の目に見える部分をカリキュラムに入れるだけでは不十分だということです。学校では、ダンス、食べもの、民話、生活手段などを教えます。それらは氷山の一角にすぎないということです。もっと深いあまり目につきにくい知識も、コミュニティでの暮らしには大切なのです。

このように形のない地域の知識、例えば、気象予報、ナビゲーションのスキル、伝統医学、物を測る技術、言葉、技術やサバイバルスキル、といったものを比較研究することで、生徒たちは地域の多くの知識を得られるのです。

地元の知識を文章にまとめる作業では、長老たちが非常に重要な役割を果たしました。例えば、アサバスカンの長老であるハワード・ルークが書いた本には、アラスカ内陸部に住む人にとって伝統的に重要な場所を記した地図が載っています。これらの場所はゴールドラッシュによってタナナバレーに新しい生活様式がもたらされるずっと以前の時代の場所です。

アラスカのそれぞれの文化地域に住む長老たちもそれぞれの教育制度に貢献してくれました。自分たちのアイデンティティや周りの世界との関わり方を象徴するような価値観をリストアップする作業に協力してくれました。

学校や、地域の人たちにとって、こういった価値観は、若者たちを将来の地域のリーダーや文化の担い手として導いていく際に非常に重要な役割を果たします。

これは、アラスカ南西部のユピックの人たちの価値観を示したものです。ユピック語と英語両方の翻訳で書いてあります。

こうしてアラスカの先住民族は、子どもたちに教育的、文化的な幸福を与えられる学校運営をいかにできるかアイディアを出し始めました。従来の学校のカリキュラムは、アラスカ州政府教育局が作った学習基準によって定められたので、これだけでは先住民族の生徒たちの総合的な教育には不十分であるということが明らかになってきました。州政府の制度の不備を是正するために先住民族の人は、生徒が家族や地域社会に貢献するには何を学ぶ必要があるのかを総合的にまとめる作業をスタートさせました。この作業は2年間かかっています。1998年に、州政府の学校基準に加えて新しい基準を策定しました。『文化的に責任のある学校のためのアラスカ基準』というものです。