「清水集落」タグアーカイブ

「やまざとワークショップ」が行われました

2009年5月30−31日、新潟県南魚沼市清水集落で「やまざとワークショップ」が開かれました。今回のテーマは「ナメコのコマ打ち」。標高1,000m近くのブナ林で約25,000個のコマを打ち込みました。
5月30−31日、新潟県南魚沼市清水集落で「やまざとワークショップ」が開かれました。参加したのは、首都圏在住の小学生から60代までの14人。戸数が20を切り過疎高齢化が進む、清水集落の活性化事業として、ナメコの特産化に向けた作業を集落の人たちと一緒に行い、具体策を考えました。

コマ打ち作業の様子。1日目には晴れ間がときおり広がり、ブナの若葉がキラキラ輝く様子も見ることができました。
コマ打ち作業の様子。1日目には晴れ間がときおり広がり、ブナの若葉がキラキラ輝く様子も見ることができました。

1日目の午後と2日目の午前に、百名山のひとつである巻機山の麓、標高1,000mにあるブナ林で、丸太に「ナメコ」の菌をうつ「コマ打ち」作業をしました。
コマ打ちをした現場には、細い山道を歩いたり、沢を渡ったりして辿り着きました。集落の人が電動ドリルで次々に穴をあけ、参加者たちは穴にコマを詰め、金づちでうちこみました。2日間の合計5時間半、みんなで協力し約25,000個のコマを打ち込むことができました。

2日目は小雨が降り、辺りには白いもやがたちこめ幻想的な雰囲気の中での作業となりました。
2日目は小雨が降り、辺りには白いもやがたちこめ幻想的な雰囲気の中での作業となりました。

2日目の午後は、2日間の体験をもとに、清水の活性化の可能性やナメコの特産化に向けての具体策について、集落の人と参加者が一緒になって話し合いました。「ナメコを使った料理メニュー作りに取り組みたい」「顔の見える商品は価値がある」「自然だけでなく暮らしている人たちが魅力だ」などの意見が出されました。

「ナメコのコマ打ちでストレス解消になった」「月曜日からの仕事が頑張れそう」と参加者。集落の人からは「ナメコの栽培を通じて、集落がまとまり始めていると感じる」との声がありました。外からの参加者も集落の人も元気になる1泊2日となりました。

この事業は、清水地区活性化委員会が主催し、エコプラスが事務局を務めました。

Mountain Village Workshop

The Mountain Village Workshop was held on May 30-31 in Shimizu, Minamiuonuma, Niigata. Participants planted about 25,000 nameko mushrooms in forest in the foot of Makihata mountain.
The Mountain Village Workshop, following those in last year, was held on May 30-31 in Shimizu, Minamiuonuma, Niigata.

Fourteen people participated, who were from an elementary school kid to middle-aged people in their sixties from Tokyo area.

They worked on nameko mushroom project together with Shimizu Village people, which is a vitalizing project for depopulating Shimizu.

OLYMPUS DIGITAL CAMERAIn the first day afternoon and the second day morning, participants planted nameko mushroom in forest in the foot of Makihata mountain.

To reach the site, they had to walk narrow trail in the mountain and cross streams. Village people made holes on timbers and participants put nameko into these holes. They succeeded to plant about 25,000 nameko after five and a half hours work in two-day session.

OLYMPUS DIGITAL CAMERAIn the afternoon of 2nd day, village people and participants discussed measures of vitalization of Shimizu and nameko production. Participants commented, \”I will try to create a new menu for nameko dishes.\” \”Such food is valuable as we are able to know who produces and where and how. \” \”Not only the nature, but also people in the village are attractive.\” \”I got refreshed enough to get back to my work from Monday.\” Both village people and participants enjoyed this activity.

This workshop was hosted by Shimizu district and organized by ECOPLUS.

「やまざとワークショップ」が行われました

2009年5月30−31日、新潟県南魚沼市清水集落で「やまざとワークショップ」が開かれました。今回のテーマは「ナメコのコマ打ち」。標高1,000m近くのブナ林で約25,000個のコマを打ち込みました。
5月30−31日、新潟県南魚沼市清水集落で「やまざとワークショップ」が開かれました。参加したのは、首都圏在住の小学生から60代までの14人。戸数が20を切り過疎高齢化が進む、清水集落の活性化事業として、ナメコの特産化に向けた作業を集落の人たちと一緒に行い、具体策を考えました。

急な斜面でコマ打ち作業をしました。ときおり晴れ間が広がるとブナの若葉がキラキラと輝きました。
急な斜面でコマ打ち作業をしました。ときおり晴れ間が広がるとブナの若葉がキラキラと輝きました。

1日目の午後と2日目の午前に、百名山のひとつである巻機山の麓、標高1,000mにあるブナ林で、丸太に「ナメコ」の菌をうつ「コマ打ち」作業をしました。
コマ打ちをした現場には、細い山道を歩いたり、沢を渡ったりして辿り着きました。集落の人が電動ドリルで次々に穴をあけ、参加者たちは穴にコマを詰め、金づちでうちこみました。2日間の合計5時間半、みんなで協力し約25,000個のコマを打ち込むことができました。

2日目の午後は、2日間の体験をもとに、清水の活性化の可能性やナメコの特産化に向けての具体策について、集落の人と参加者が一緒になって話し合いました。「ナメコを使った料理メニュー作りに取り組みたい」「顔の見える商品は価値がある」「自然だけでなく暮らしている人たちが魅力だ」などの意見が出されました。

2日目は小雨が降り、辺りには白いもやがたちこめ幻想的な雰囲気の中で作業をしました。
2日目は小雨が降り、辺りには白いもやがたちこめ幻想的な雰囲気の中で作業をしました。

「ナメコのコマ打ちでストレス解消になった」「月曜日からの仕事が頑張れそう」と参加者。集落の人からは「ナメコの栽培を通じて、集落がまとまり始めていると感じる」との声がありました。外からの参加者も集落の人も元気になる1泊2日となりました。

この事業は、清水地区活性化委員会が主催し、エコプラスが事務局を務めました。

「雪ざんまいキャンプ」が行われました。雪上でのテント生活を、小中学生ら15名が体験

3月27日から29日にかけて、「雪ざんまいキャンプ」が行われました。雪上でのテント生活、雪山尻すべり、初めてであう仲間との共同生活など、チャレンジや発見が盛りだくさんの3日間となりました。
3月27日から29日にかけて、新潟県南魚沼市にある清水集落で「雪ざんまいキャンプ」が行われました。参加したのは、小学4年生から中学2年生までの合計15名。その半数ほどは地元南魚沼市からの参加でしたが、大阪、岐阜、名古屋、神奈川など、全国各地からも参加者が集まりました。

数メートル降り積もった雪の上にテントをはり、イスやトイレも雪で作り、雪を融かして作った飲み水で暮らした3日間。まさに「雪ざんまい」のキャンプとなりました。

7〜8名のチームに分かれた子ども達は、チームの目標を考え、各自の役割を決め、チームリーダーを中心に自分たちの判断で暮らすことにチャレンジしました。なかなか火が起きなかったり、初めて出会った人と協力することに戸惑ったりしながら、参加者それぞれが新しい体験や学びをしてくれたようです。

超豪快!雪山尻すべり! 息も止まるほどのスピードで、ダイナミックに雪山を楽しみました。
超豪快!雪山尻すべり!
息も止まるほどのスピードで、ダイナミックに雪山を楽しみました。

キャンプのクライマックスの一つは、2日目に行われた「超豪快!雪山尻すべり」でした。3メートルほど積もった雪の下に草木が隠れると、山は巨大な雪すべり台になります。ビニールのシートをお尻の下に敷き、転げ落ちるように雪山を滑りおりると、息が止まるほどのスピードになりました。いつもは遠くから眺めるだけの大自然に体ごと飛び込み、山や雪に直に触れる、ダイナミックな遊びでした。

「いま見えてる雪が全部とけたらさ、東京都が水びだしになるかな?」
雪山が連なる大パノラマを前に山のてっぺんでお弁当を食べていると、1人の男の子がこんなことを話しかけてきました。雪は水であること、雪山に降り積もった雪が少しずつ溶けて、大地を潤し、人間の飲み水になることを、体験を通して実感していたようでした。

地元の方から、かんじきの作り方を教わる
地元の方から、かんじきの作り方を教わる

キャンプには清水集落の方々はじめ、地元猟友会のみなさんが直接協力してくださり、地元の自然や歴史の話を聞かせてくれたり、山の案内をしてくれました。雪上を歩くための伝統的な道具、「かんじき」の作り方も教えていただき、子ども達は材料となる木を煮てやわらかくするところからかんじき作りを体験することができました。

「自分で仕事を見つけることを覚えました」「雪には、やわらかい雪と、かたい雪があると分かった」「雪はなんにでも使えると思いました。飲み水にもなるし、イスにもなるし、雪遊びもできるし」
参加した子どもたちの感想コメントです。

雪焼けで赤く日焼けした顔が、新学期まで残るかどうか。家の方や友達にも今回の体験を話してあげてほしいと思います。

(このキャンプは、清水地区活性化委員会とエコプラスとの共催で、南魚沼市教育委員会の後援を得て行われました)

「雪掘り道場」を開催しました

2009年2月20−23日、豪雪の山里、新潟県南魚沼市清水集落で「やまざとワークショップ第3回〈雪掘り道場〉」を行いました。

 

キャンプ場の炊事場の屋根の除雪
キャンプ場の炊事場の屋根の除雪

2月20-23日、新潟県南魚沼市清水集落を舞台に「雪掘り道場」を行いました。5月、8月に開催した「やまざとワークショップ」の3回目です。今回のテーマは「雪」。首都圏の大学生を中心に28人が参加し、雪掘りを通して雪国の自然と暮らしの厳しさと豊かさを体験したり、清水集落の活性化に向けた意見交換をしたりしました。

今年一番の吹雪となった20日夜に参加者は清水集落に集合しました。

翌21日は朝から地域おこし事業である「しおざわ雪譜まつり」の「山伏水行之儀」(滝打たれ)の準備と片づけを手伝いました。水行をする滝は、道路から雪山の中へ100メートルほど行ったところあり、その周辺に観客のための広場を作ります。昨晩降り積もった新雪は約60センチ。雪が降り続く中、カンジキを履いて、広場と道を踏み固めて作り、けんちん汁や甘酒を振舞うための準備や片づけも手伝わせてもらいました。水行には5人の参加者も挑戦しました。

神社の鳥居を掘り出しているところ
神社の鳥居を掘り出しているところ

午後には雪も上がり、神社の鳥居や消防小屋、高齢者宅などの除雪作業とソバ打ちをしました。除雪作業では、集落の人の軽々としたシャベルさばきを真似ながら、雪を掘り出しました。「ただ雪を掘りだすだけと思っていたが、堀る場所や落とす場所など、長年暮らしてきた人でないとわからないことがたくさんあった」と参加者。雪と暮らす知恵や技を体験しました。ソバ打ちは、第2回に植えたソバの粉と小麦粉、ふのりをつなぎとして使いました。ふのりを使うのは新潟ならではの文化で、コシの強いソバになります。打ったソバは、夕食でいただきました。その後の交流会では、猟の話から「地域活性化とは?」という話まで、参加者と集落の人がさまざまな話で盛り上がりました。

22日は、澄んだ青空が広がる絶好の雪掘り日和となりました。集落から約50分歩いたところにあるキャンプ場の炊事場とトイレの屋根の除雪、取水口のゴミを取り除く作業をしました。あたりを見回すと雪化粧をした雄大な山々の姿、足下を見ると、太陽の光を反射してキラキラ光る雪の上にリス、ウサギ、キツネ、テンの動物の足跡。空の青と雪の白のコントラストも爽やかでした。除雪作業後、雪の上でおにぎりを食べ、雪だるまを作ったり、斜面を肥料袋をお尻の下に敷いて滑りおりたり思い思いに楽しみました。

最後の意見交換会では、地域活性化への関心が高い参加者も多く、全員で活発な議論をしました。

参加者からは、「カンジキを履いての歩き方さえわからなかった。ここに住んでいる人には当たり前のことが新鮮だった」「雪掘りは技術や生活の知恵が必要。経験からの知恵をもらえた」「いつも笑い声が聞こえて良かった。面白がる力があると思った。それが村を愛する気持ちにつながっている」などの感想がありました。

雪掘り道場」を開催しました

神社の鳥居を掘り出しているところ
神社の鳥居を掘り出しているところ

2009年2月20−23日、豪雪の山里、新潟県南魚沼市清水集落で「やまざとワークショップ第3回〈雪掘り道場〉」を行いました。
2月20-23日、新潟県南魚沼市清水集落を舞台に「雪掘り道場」を行いました。5月、8月に開催した「やまざとワークショップ」の3回目です。今回のテーマは「雪」。首都圏の大学生を中心に28人が参加し、雪掘りを通して雪国の自然と暮らしの厳しさと豊かさを体験したり、清水集落の活性化に向けた意見交換をしたりしました。

キャンプ場の炊事場の屋根の除雪作業をしているところ
キャンプ場の炊事場の屋根の除雪作業をしているところ

今年一番の吹雪となった20日夜に参加者は清水集落に集合しました。

翌21日は朝から地域おこし事業である「しおざわ雪譜まつり」の「山伏水行之儀」(滝打たれ)の準備と片づけを手伝いました。水行をする滝は、道路から雪山の中へ100メートルほど行ったところあり、その周辺に観客のための広場を作ります。昨晩降り積もった新雪は約60センチ。雪が降り続く中、カンジキを履いて、広場と道を踏み固めて作り、けんちん汁や甘酒を振舞うための準備や片づけも手伝わせてもらいました。水行には5人の参加者も挑戦しました。

午後には雪も上がり、神社の鳥居や消防小屋、高齢者宅などの除雪作業とソバ打ちをしました。除雪作業では、集落の人の軽々としたシャベルさばきを真似ながら、雪を掘り出しました。「ただ雪を掘りだすだけと思っていたが、堀る場所や落とす場所など、長年暮らしてきた人でないとわからないことがたくさんあった」と参加者。雪と暮らす知恵や技を体験しました。ソバ打ちは、第2回に植えたソバの粉と小麦粉、ふのりをつなぎとして使いました。ふのりを使うのは新潟ならではの文化で、コシの強いソバになります。打ったソバは、夕食でいただきました。その後の交流会では、猟の話から「地域活性化とは?」という話まで、参加者と集落の人がさまざまな話で盛り上がりました。

22日は、澄んだ青空が広がる絶好の雪掘り日和となりました。集落から約50分歩いたところにあるキャンプ場の炊事場とトイレの屋根の除雪、取水口のゴミを取り除く作業をしました。あたりを見回すと雪化粧をした雄大な山々の姿、足下を見ると、太陽の光を反射してキラキラ光る雪の上にリス、ウサギ、キツネ、テンの動物の足跡。空の青と雪の白のコントラストも爽やかでした。除雪作業後、雪の上でおにぎりを食べ、雪だるまを作ったり、斜面を肥料袋をお尻の下に敷いて滑りおりたり思い思いに楽しみました。

最後の意見交換会では、地域活性化への関心が高い参加者も多く、全員で活発な議論をしました。

参加者からは、「カンジキを履いての歩き方さえわからなかった。ここに住んでいる人には当たり前のことが新鮮だった」「雪掘りは技術や生活の知恵が必要。経験からの知恵をもらえた」「いつも笑い声が聞こえて良かった。面白がる力があると思った。それが村を愛する気持ちにつながっている」などの感想がありました。

第2回やまざとワークショップ報告

2008年8月2、3日の両日、全戸数18の新潟県南魚沼市清水集落で、首都圏の社会人や学生ら12人に、地元のみなさん11人の計23人が参加し、清水地区が主催する「やまざとワークショップ」を行いました。
2008年8月2、3日の両日、百名山の一つである巻機山(1,967m)の麓、標高600mに位置する新潟県南魚沼市清水集落で、清水地区が主催する「やまざとワークショップ」が開催されました。参加したのは、首都圏の社会人や学生ら12人に、地元のみなさん11人の計23人。

つきぬけるような夏の青空の下、1日目はソバの種まきと巻機権現火渡りを体験、2日目は5月に行った第1回でコマ打ちしたナメコの原木周辺を草刈りし、原木をきれいに並べる作業をしました。

ソバの種まき。耕うん機に挑戦。たくさんのレバーがあって、コツを掴むまでが大変でした。
ソバの種まき。耕うん機に挑戦。たくさんのレバーがあって、コツを掴むまでが大変でした。

清水は標高が高く米作りに適さないこともあり、休耕田にソバを植えています。ソバの種まきでは耕うん機を集落のプロに教えてもらいながら使いました。初めての経験に参加者はとても嬉しそう。「ただ使い方を教えてくれるだけでなく、昔、耕うん機を使う前は牛を使っていたことなど、話を聞きながらの作業がとても面白かった」と参加者から感想がありました。

また清水は、山岳信仰の地で、山伏の修行として火渡りが毎年8月第1週に行われています。この火渡りの準備から加わらせてもらい、道場と呼ばれる火渡りの火を焚く場所をつくるため、結界を張る作業などを手伝いました。

夜7時になると、清水にある民宿に集まった山伏12人が行列し巻機権現を目指します。途中、昔関所であった家と巻機山へ祝詞をあげ、巻機権現へ行き、道場へと入っていきます。各方角に矢を放ちお清めをした後に、いよいよ点火。燃え盛る火が置火になったところで、山伏に続いて参加者も火渡りに挑戦。見事渡り切りました。

その後、清水地区の公民館に戻り懇親会。地元の若手、消防団の皆さんも駆けつけ大変盛り上がりました。

2日目のナメコの原木地域の整備作業は、集落から車で10分、徒歩で約30分、たくさんの種類の木々がある山で行いました。

5月には雪で一面真っ白だったところは、ササや低木が密集してしまい、原木はその下に眠っている状態でした。それをエンジン式の刈り払い機などで思いっきり切りはらい、掘り出して、並べ直すという作業でした。こうすることで、よりたくさんのナメコが収穫しやすくなるそうです。

「キノコの原木に触れるのは初めてで、こういうふうにキノコができることがわかりました」「森のカタチや森の守り方を再確認できた」と参加者。来年の9月頃には収穫できるようになるということです。

意見交換会の様子。4つグループに分かれて意見を出し合いました。
意見交換会の様子。4つグループに分かれて意見を出し合いました。

午前中の作業の後、この2日間で印象に残ったことや清水でやってみたいことを出し合いました。ナメコ学科、ソバ学科、郷土料理学科、歴史学科など、集落の人が教授となり、その裁量で単位認定を行う「清水大学」の設立、郷土料理教室の開催、4mもの雪が積もる清水ならではの、積もっている雪をチェーンソーで切り抜いてつくるかまくらづくりの売り出しなど様々なアイデアが出されました。

「大自然とそれを上手に共生する人々の暮らし。大自然は美しい。でも、大変なこともたくさんある。大自然と上手に付き合っている人々。とても魅力的でした」「人と人との触れ合いやあたたかさ。様々な事を教えてくれるし、体験させてくれたのが嬉しかった」「皆さんがすごく笑顔で、でも作業が始まると表情がガラリと変わって、そのギャップが素敵でした」などと参加の感想がありました。参加者の印象に残ったことのキーワードは「人」「技」「話」でした。

厳冬期の来年2月には単身高齢者宅の除雪作業を実施する予定です。いずれも、単なる体験を超えて、地域社会の実際に触れその輪の中に参画することを通じて、日本や世界全体の持続可能性について考えることを目指しています。

第2回やまざとワークショップ報告

火渡りに挑戦
火渡りに挑戦

2008年8月2、3日の両日、全戸数18の新潟県南魚沼市清水集落で、首都圏の社会人や学生ら12人に、地元のみなさん11人の計23人が参加し、清水地区が主催する「やまざとワークショップ」を行いました。

2008年8月2、3日の両日、百名山の一つである巻機山(1,967m)の麓、標高600mに位置する新潟県南魚沼市清水集落で、清水地区が主催する「やまざとワークショップ」が開催されました。参加したのは、首都圏の社会人や学生ら12人に、地元のみなさん11人の計23人。

つきぬけるような夏の青空の下、1日目はソバの種まきと巻機権現火渡りを体験、2日目は5月に行った第1回でコマ打ちしたナメコの原木周辺を草刈りし、原木をきれいに並べる作業をしました。
清水は標高が高く米作りに適さないこともあり、休耕田にソバを植えています。ソバの種まきでは耕うん機を集落のプロに教えてもらいながら使いました。初めての経験に参加者はとても嬉しそう。「ただ使い方を教えてくれるだけでなく、昔、耕うん機を使う前は牛を使っていたことなど、話を聞きながらの作業がとても面白かった」と参加者から感想がありました。
また清水は、山岳信仰の地で、山伏の修行として火渡りが毎年8月第1週に行われています。この火渡りの準備から加わらせてもらい、道場と呼ばれる火渡りの火を焚く場所をつくるため、結界を張る作業などを手伝いました。
夜7時になると、清水にある民宿に集まった山伏12人が行列し巻機権現を目指します。途中、昔関所であった家と巻機山へ祝詞をあげ、巻機権現へ行き、道場へと入っていきます。各方角に矢を放ちお清めをした後に、いよいよ点火。燃え盛る火が置火になったところで、山伏に続いて参加者も火渡りに挑戦。見事渡り切りました。

ナメコの原木周辺。うっそうと生える草を草刈り機を使って刈る。
ナメコの原木周辺。うっそうと生える草を草刈り機を使って刈る。

その後、清水地区の公民館に戻り懇親会。地元の若手、消防団の皆さんも駆けつけ大変盛り上がりました。
2日目のナメコの原木地域の整備作業は、集落から車で10分、徒歩で約30分、たくさんの種類の木々がある山で行いました。5月には雪で一面真っ白だったところは、ササや低木が密集してしまい、原木はその下に眠っている状態でした。それをエンジン式の刈り払い機などで思いっきり切りはらい、掘り出して、並べ直すという作業でした。こうすることで、よりたくさんのナメコが収穫しやすくなるそうです。「キノコの原木に触れるのは初めてで、こういうふうにキノコができることがわかりました。」「森のカタチや森の守り方を再確認できた。」と参加者。来年の9月頃には収穫できるようになるということです。
午前中の作業の後、この2日間で印象に残ったことや清水でやってみたいことを出し合いました。ナメコ学科、ソバ学科、郷土料理学科、歴史学科など、集落の人が教授となり、その裁量で単位認定を行う「清水大学」の設立、郷土料理教室の開催、4mもの雪が積もる清水ならではの、積もっている雪をチェーンソーで切り抜いてつくるかまくらづくりの売り出しなど様々なアイデアが出されました。
「大自然とそれを上手に共生する人々の暮らし。大自然は美しい。でも、大変なこともたくさんある。大自然と上手に付き合っている人々。とても魅力的でした。」「人と人との触れ合いやあたたかさ。様々な事を教えてくれるし、体験させてくれたのが嬉しかった。」「皆さんがすごく笑顔で、でも作業が始まると表情がガラリと変わって、そのギャップが素敵でした。」などと参加の感想がありました。参加者の印象に残ったことのキーワードは「人」「技」「話」でした。
このイベントは、エコプラスが企画・運営を担当しており、厳冬期の来年2月には単身高齢者宅の除雪作業を実施する予定です。いずれも、単なる体験を超えて、地域社会の実際に触れその輪の中に参画することを通じて、日本や世界全体の持続可能性について考えることを目指しています。