「清水集落」タグアーカイブ

第2回やまざとワークショップ報告

火渡りに挑戦
火渡りに挑戦

2008年8月2、3日の両日、全戸数18の新潟県南魚沼市清水集落で、首都圏の社会人や学生ら12人に、地元のみなさん11人の計23人が参加し、清水地区が主催する「やまざとワークショップ」を行いました。

2008年8月2、3日の両日、百名山の一つである巻機山(1,967m)の麓、標高600mに位置する新潟県南魚沼市清水集落で、清水地区が主催する「やまざとワークショップ」が開催されました。参加したのは、首都圏の社会人や学生ら12人に、地元のみなさん11人の計23人。

つきぬけるような夏の青空の下、1日目はソバの種まきと巻機権現火渡りを体験、2日目は5月に行った第1回でコマ打ちしたナメコの原木周辺を草刈りし、原木をきれいに並べる作業をしました。
清水は標高が高く米作りに適さないこともあり、休耕田にソバを植えています。ソバの種まきでは耕うん機を集落のプロに教えてもらいながら使いました。初めての経験に参加者はとても嬉しそう。「ただ使い方を教えてくれるだけでなく、昔、耕うん機を使う前は牛を使っていたことなど、話を聞きながらの作業がとても面白かった」と参加者から感想がありました。
また清水は、山岳信仰の地で、山伏の修行として火渡りが毎年8月第1週に行われています。この火渡りの準備から加わらせてもらい、道場と呼ばれる火渡りの火を焚く場所をつくるため、結界を張る作業などを手伝いました。
夜7時になると、清水にある民宿に集まった山伏12人が行列し巻機権現を目指します。途中、昔関所であった家と巻機山へ祝詞をあげ、巻機権現へ行き、道場へと入っていきます。各方角に矢を放ちお清めをした後に、いよいよ点火。燃え盛る火が置火になったところで、山伏に続いて参加者も火渡りに挑戦。見事渡り切りました。

ナメコの原木周辺。うっそうと生える草を草刈り機を使って刈る。
ナメコの原木周辺。うっそうと生える草を草刈り機を使って刈る。

その後、清水地区の公民館に戻り懇親会。地元の若手、消防団の皆さんも駆けつけ大変盛り上がりました。
2日目のナメコの原木地域の整備作業は、集落から車で10分、徒歩で約30分、たくさんの種類の木々がある山で行いました。5月には雪で一面真っ白だったところは、ササや低木が密集してしまい、原木はその下に眠っている状態でした。それをエンジン式の刈り払い機などで思いっきり切りはらい、掘り出して、並べ直すという作業でした。こうすることで、よりたくさんのナメコが収穫しやすくなるそうです。「キノコの原木に触れるのは初めてで、こういうふうにキノコができることがわかりました。」「森のカタチや森の守り方を再確認できた。」と参加者。来年の9月頃には収穫できるようになるということです。
午前中の作業の後、この2日間で印象に残ったことや清水でやってみたいことを出し合いました。ナメコ学科、ソバ学科、郷土料理学科、歴史学科など、集落の人が教授となり、その裁量で単位認定を行う「清水大学」の設立、郷土料理教室の開催、4mもの雪が積もる清水ならではの、積もっている雪をチェーンソーで切り抜いてつくるかまくらづくりの売り出しなど様々なアイデアが出されました。
「大自然とそれを上手に共生する人々の暮らし。大自然は美しい。でも、大変なこともたくさんある。大自然と上手に付き合っている人々。とても魅力的でした。」「人と人との触れ合いやあたたかさ。様々な事を教えてくれるし、体験させてくれたのが嬉しかった。」「皆さんがすごく笑顔で、でも作業が始まると表情がガラリと変わって、そのギャップが素敵でした。」などと参加の感想がありました。参加者の印象に残ったことのキーワードは「人」「技」「話」でした。
このイベントは、エコプラスが企画・運営を担当しており、厳冬期の来年2月には単身高齢者宅の除雪作業を実施する予定です。いずれも、単なる体験を超えて、地域社会の実際に触れその輪の中に参画することを通じて、日本や世界全体の持続可能性について考えることを目指しています。

やまざとワークショップに、首都圏などから45人

標高900m前後の山の中で、間伐した樹木にキノコのコマ打ち作業をする参加者と地元のみなさん。細いほだ木を想像していた首都圏からの参加者らは木の太さにびっくり。
標高900m前後の山の中で、間伐した樹木にキノコのコマ打ち作業をする参加者と地元のみなさん。細いほだ木を想像していた首都圏からの参加者らは木の太さにびっくり。

新緑と残雪がまぶしい山の中で、都会と地元の人々が一緒に日本の地域社会を考える「やまざとワークショップ」が2008年5月5、6の両日、新潟県南魚沼市清水地区で開かれました。

戸数19にまで減り、さらに過疎・高齢化が進行する新潟県南魚沼市の清水集落を舞台に、2008年5月5、6の両日、清水地区が主催する「やまざとワークショップ」が開かれました。

南魚沼地域全体が、中越地震の影響もあって、経済活動が停滞し、若者らが都市に流失。その一番のしわ寄せは山奥の集落に押し寄せています。

講師の広瀬敏通さんの講演と実際の作業を経た参加者は、限界集落に近づきつつある清水集落の将来をどうすればいいのか、地元のみなさんと一緒になって議論しました。
講師の広瀬敏通さんの講演と実際の作業を経た参加者は、限界集落に近づきつつある清水集落の将来をどうすればいいのか、地元のみなさんと一緒になって議論しました。

南魚沼市の中でも最も高齢化率の高い清水集落は、すでにお年寄りだけの単身世帯も増加し、村の機能を維持する共同作業の負担が高くなってきています。

まさに「限界集落」になろうとしている集落を、どうすれば活性化できるか。講師に日本エコツーリズム協会の広瀬敏通代表理事を招き、首都圏などから計31人が参加。地元のみなさんらと一緒に、全部で計45人が2日間に渡って、語り合いました。

広瀬さんは、講演の中で「エコツーリズムが日本各地で地域社会を元気にさせる試みとして展開され始めている。大切なのは、人の輪。いかに自然や人情がよくても、その地域が仲が悪く、他人の悪口を言い合っていてはいけない。仲良くすることが一番大切」などと、具体的にアドバイスをしました。

さらに、「日本社会全体が、もの作り社会から、非もの社会に移行しつつあり、エコツーリズムなどのこれまでとは違った新しい観光が産業の柱になる。その中で、清水型の事業をどのように組み立てるかが課題。ここにしかないものなどない、と思うのではなく、ここにあるものを大事にするということが大切」などと話しました。

2日目には、地元のみなさんが「味が違う」という山奥でのナメコ栽培を広げるための作業に取り組みました。用意されたナメコ菌が植えられた木のコマは15,000。これを間伐したサワグルミの太い幹に次々と穴をあけ、打ち込んでいきました。

百名山の一つである巻機山(1,967m)の山頂付近には真っ白な残雪が光り、その下には芽吹き始めたブナの緑が鮮やかです。作業現場も一部は50センチ近い雪が残り、雪どけの鮮烈な流れの脇で、参加者は地元の人と一緒になって、作業に打ち込みました。

最後の意見交換では、「『ナメコ山』と命名して活性化のシンボルにしよう」「キノコが実際に出てくる来年の秋が楽しみ」「都市の人々が山村留学できるようにしては」などの積極的な意見が相次ぎ、地元のみなさんも改めて山里が持つ魅力を見直していました。

この催しは、エコプラスが企画・運営を担当しており、8月2、3両日には、地元の火渡り神事の準備段階から参加。また厳冬期の来年2月には単身高齢者宅の除雪作業を実施する予定です。いずれも、単なる体験を超えて、地域社会の実際に触れその輪の中に参画することを通じて、最終的には日本や世界全体の持続可能性について考えることを目指しています。

すでに今回の参加者のみなさんの間では、「清水ファンクラブ」準備会が始まりました。

清水集落や南魚沼地域でのエコプラスの活動に興味をお持ちの方は、TAPPO 南魚沼やまとくらしの学校(tappo@ecoplus.jp、025-782-5103)まで。

連続子どもキャンプ冬!雪ざんまいキャンプ

3月末の3日間、新潟県南魚沼市清水地区で、岐阜や大阪からも子どもたちが集まって、雪と思いっきり近づく生活キャンプを行いました。(*写真はクリックすると大きくなります)
3月29日から31日にかけて、今年の連続キャンプの最後、雪をテーマにしたキャンプが、南魚沼市清水地区にて行われました。

 巻機山を後ろに全員集合
巻機山を後ろに全員集合

小学校5年生から高校1年生までの参加者16人(男11、女5)は、地元南魚沼市はもちろん、埼玉、神奈川、東京、岐阜や大阪から集まりました。

清水地区の人たちがサポートと指導にあたり、同じ南魚沼市栃窪地区の男性や、東京からの6人の学生ボランティアもスタッフとして子どもたちを支援しました。

冷たい雨の混じる降雪の中で始まったキャンプは、民宿やまごでまずは開校式。生活班ごとに名前と目標を決めて、いよいよキャンプ地へ。「城ノ越」と呼ばれる場所で、雪の下にはだんだん畑が広がります。テントを張り、トイレを作り、少しずつ生活の場を整えます。

ここでの生活は、何にでも雪を使います。料理にもお尻を拭くにも、イスもテーブルも、全部雪です。

一斗缶を利用したコンロで火をつけるのは大変です。それでも初日はスタッフより早く熱々の鍋を完成させました。
緊張の夜は・・・寒い〜。全然眠れなかったという人と、熟睡したという人と、あれこれでした。

2日目はピカピカの晴天!
地元の山岳救助隊長の小野塚高一さんの案内で、カンジキをつけて山を登ります。
途中、リスやウサギ、テンの足跡があり、小野塚さんが動物の生態について教えてくれます。ウサギのわなも実演してくれました。

「自分は小学5,6年生の頃からこうしてウサギを獲っていた。あの頃はものすごくいたんだけれど、このところ激減した。気候変動が関係していると思う」と小野塚さん。

 「超豪快山岳尻滑り」はおもしろさにみんなが絶叫!
「超豪快山岳尻滑り」はおもしろさにみんなが絶叫!

苦労して登った山道では、雪の上の模様や雪の溶け方など、いろいろな発見がありました。そして、とても美しい光景でした。下りは、小野塚さんの指導で、豪快な尻滑り!誰もが楽しみました。

テント地に戻り、アイスクリームを作ったり、灯籠や「秘密の友だち」への贈り物を作ったり。夜はBBQで盛り上がりました。ダッチオーブンで作った焼きリンゴが登場し、最後はみんなでマシュマロを火であぶりました。
寝袋の使い方やテントの張り方で暖かく眠れることを教わり、2日目の夜は全員、前日よりもよく休みました。だんだん暮らしに慣れていきます。

最後の日は雪!テントの上に5センチくらい雪が積もっていました。キャンプ地を撤収し、出たゴミを見て普段の暮らしよりうんと少ないことを実感。
荷物を持って村に戻り、郷土料理の「チマキ」作りを民宿やまごのお母さんとおばあさんに教えてもらいました。

最後に出された感想の幾つかは次です。

・学校ではしばられた生活をしているけれど、雪山で解放された
・自然は人に生かされていて、人は自然に生かされている
・トイレとか、まな板とかいつも買っているものが、作られたものじゃなく、自分で作るというのが新しいなと思った
・いつもの生活がいかに便利か実感した

誰にとっても新しい体験と発見がありました。大変なこともあったけれど、それをやりのけたことがきっと自信になったと思います。
みんな新しい友だちを作って、ちょっと興奮気味のまま家路につきました。また会おうね!

雪中テント村現る。

南魚沼市清水集落の奥に、小さなテント村が出現しました!

まずカンジキを履いてテントをはる場所を地ならしして、それからテントをはりました。 テントをはり終える頃には、すっかり夕方になってしまいました。
まずカンジキを履いてテントをはる場所を地ならしして、それからテントをはりました。
テントをはり終える頃には、すっかり夕方になってしまいました。

 

こちらは女の子グループ作のトイレです。折れていた木を利用した,インテリア性の高いものとなっております。
こちらは女の子グループ作のトイレです。折れていた木を利用した,インテリア性の高いものとなっております。

集合した子どもたちは、自己紹介の後2グループにわかれて、それぞれグループ名・分担・ルール・目標等話し合いました。初対面も何のその……キャンプの場所に着く頃にはすっかり打ち解けていました。帰る頃には、以前からの友達みたいに仲良くなっていることでしょう。

今日から雪中キャンプが始まります!

南魚沼市清水集落で行われる「雪中キャンプ」。大人に頼らず自分たちで考えて暮らす3日間が始まります。

この流れの上流が清水集落です。 雪融け水で流れの勢いが増しています。
この流れの上流が清水集落です。
雪融け水で流れの勢いが増しています。

 

参加者は11才から16才の男女16名。これから雪の上に自分たちでテントをはり、トイレを作り、食事を作って過ごします。それぞれの感性でいろんなことを感じ取ってくれることでしょう。
キャンプの様子は追ってお知らせしたいと思っています。乞うご期待!

Village of hardness and beauty

In September, fresh green colors are covering mountains and valleys where is covered by snow sometimes more than 4-5 meters in winter.
In September, fresh green colors are covering mountains and valleys where is covered by snow sometimes more than 4-5 meters in winter.

Shimizu is the last village to the mount Makihata which is acclaimed one of the best 100 mountains in Japan.

At shimizu, Less than 20 households are living calmly surrounded by beautiful forest.

There was a pass way connecting Echigo and Kanto area through Shimizu village and this village saw some tycoons and their samurais moving toward Kanto area for their battle.

Shimizu is the one of the place which has the heaviest snow falls in this snowy area. People need to fight with the snow for surviving.
Shimizu is the one of the place which has the heaviest snow falls in this snowy area. People need to fight with the snow for surviving.

Elevation is around 600 meters and in the winter season easily over 4 meter of snow covers the village.

The blanch school had closed 20 years ago and very limited number of children are living here.

Aged 20 families are just staying here. Slopes are steep so that rice paddies are not easy to set.
Lumbering business is dying away pressed by cheap imported materials. Maintenance work for high voltage power lines which had been supporting the village economy is shrinking hard because of advancement of remote monitoring technology. The future of the village is really on the edge.

On the other hand, nature of the mountain is still health. Mountain goats, monkeys and bears are walking around the village. Villagers keep their own way of life collecting mountain vegetables in the spring and variety of mushrooms in the fall.

険しさと美しさの里・・・清水集落

9月の清水。青々とした植物が山と谷とを覆っています。これが冬になると4メートルを超す雪原になってしまうのです。
9月の清水。青々とした植物が山と谷とを覆っています。これが冬になると4メートルを超す雪原になってしまうのです。

清水は、百名山のひとつ巻機山の上り口にある山里。わずか20世帯弱が、美しい森に囲まれて息づいています。

越後と関東をむすぶ清水峠につながる古くからの集落。上杉謙信の関東出兵の通り道ともなりました。

標高600メートル近い山村で冬は4メートルを超す雪に覆われます。すでに分校も閉鎖され、子どもは少なく、高齢者を中心とした20世帯弱が残っているだけ。

冬の清水。豪雪地帯である南魚沼でも、さらに雪が深い地域です。雪と向き合う日々が続くのです。
冬の清水。豪雪地帯である南魚沼でも、さらに雪が深い地域です。雪と向き合う日々が続くのです。

地形が険しく水田はほとんどなく、林業は衰退、集落を支えてきた送電線の保守事業も技術革新で遠隔操作が可能となり雇用は大幅に減少し、集落の将来は不透明です。

一方で、百名山のひとつ巻機山(1,967メートル)を背にしたすばらしい自然環境は健在で、カモシカやサル、クマなどの生態系も豊かだ。春の山菜、秋のキノコをいまも村人は生活の中に活かして暮らしています。

清水集落での情報が以下にあります。
http://shiozawa.wschool.net/showindex.php?lang=ja&genre=8