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生きものを探しに行ってきました

この写真のトノサマガエルが私を出迎えてくれました。
この写真のトノサマガエルが私を出迎えてくれました。

生きものを探しに行くと、大きいトノサマガエルが出迎えてくれました。

今日8月9日は晴れてはいましたが、風が心地良く吹いていて過ごしやすい一日でした。
昨日は集落散策だけでしたが、今日は生きもの探しに行きました。集落センターの近くにある、たたみ一畳ほどの池に着くと、手のひらサイズはあろうかというトノサマガエルが出迎えてくれました。また、オタマジャクシやイモリその他にも、アオイトトンボやヒグラシなどの生きものを、多数見つけることができました。
住宅地にある私の家の近くでは、見ることができない生きものたちばかりで、とても楽しく新鮮なひとときを過ごしました。

草刈りしながら生き物観察。「清水いきもの復活大作戦・夏の巻」報告

ビオトープの中に発生した藻をかき出す作業。今回初めてやってみました。
ビオトープの中に発生した藻をかき出す作業。今回初めてやってみました。

清水集落での生物多様性保全活動3年目が、順調に始まりました。

7月7-8日の土日、今年最初の「清水いきもの復活大作戦」を実施しました。

このイベントは、南魚沼市清水集落で3年前から開始した、山里の生物多様性保全・教育プロジェクトの一部で、清水集落の人たちと、外からの参加者が一緒に保全活動を行なうものです。
今回は首都圏と地元南魚沼市から学生・社会人あわせて7名が参加し、雨の降るなか、生き物調査や草刈りなどを行ないました。

雨の降る時間が長かったですが、活動終了時には晴れ間が。きれいになった川の周りで集合写真。
雨の降る時間が長かったですが、活動終了時には晴れ間が。きれいになった川の周りで集合写真。

このプロジェクトでは休耕田にビオトープを作った3年前から、保全地域の環境を生き物が住みやすいように徐々に整えていきました。その効果があり、今ではイモリやトンボ、カエルなどが安定して生息するようになってきました。

今回はアドバイザーの深沢さんと共に、どのような生き物が棲息しているか調査しました。木の枝に産みつけられたモリアオガエルの卵や、卵を背負って歩くオオコオイムシなど様々な生き物を見つけることができました。「実は生き物が苦手です」という参加者もいたのですが、次第に「かわいく見えてきた」とイモリやカエルを触っていました。

作業では、盛大に伸びた草の刈り取りと、林の中の散策ルート作りを行ないました。地元の人たちが草刈り機で2メートルほどに伸びたアシを勢い良く刈っていき、参加者はショウブなど、保全したい植物の周りに生えた草をカマで手刈りしました。

2日目後半は、保全地域に隣接した林の中に数百メートルの散策路を作るため、ルート上に伸びた枝を切ったり、移動させたりという力仕事を集中して行いました。

少ない人数で、2日間とも雨の降っている時間が多かったのですが、みなさん調査も作業も楽しみながら積極的に動き、予定通りの活動を終えることができました。

参加者からは、「清水を参考に、自分の地元でもこのような保全活動をやってみたい」「生き物を見つけた時のやった!という感覚が好きで毎回参加している」というコメントがありました。

次回の保全活動は9月8-9日の予定です。

ニホンカモシカやチゴモズなども登場

早朝バードウォッチングで、もっとも絶滅が心配されている「絶滅危惧1A」に分類されるチゴモズを確認。
早朝バードウォッチングで、もっとも絶滅が心配されている「絶滅危惧1A」に分類されるチゴモズを確認。

1日目の夕食や2日目の昼食は、山菜など地元の食材をたっぷり使った手作りの料理が用意され、栃窪の人の自然から恵みを取り出す知恵や技にも触れました。

また、1日目夜は快晴で満天の星空が広がり、流れ星をいつくも見た人もいました。

朝、田植えの直前、集落内に現れたニホンカモシカ。歩道から農道を歩いて森の中に消えていきました。
朝、田植えの直前、集落内に現れたニホンカモシカ。歩道から農道を歩いて森の中に消えていきました。

さらに、2日目の早朝に行われた「生きものプロジェクト」でのバードウォチングにも参加した人は、今は珍しくなったというチゴモズや、集落近くまで出てきたニホンカモシカなども見ることができました。

参加者からは、
「流れ星やカモシカなどが見られてとてもラッキーだった。何気なく見られてしまう栃窪はすごい」
「親子共々、心を開放した楽しい時間を過ごせた」
「普段の都市での生活はすべて人間中心で回っているが、栃窪では自然と共存していることを感じる。定期的にこういった場所に訪れることが必要だと思った」
などの感想がありました。

栃窪の自然の豊かさと、その自然とともに暮らすことを楽しむ1泊2日となったようです。

産卵期を迎え、秋のトンボが飛び交う 清水いきもの復活大作戦・秋の巻

2日間の活動を終えて、全員で集合写真を撮りました。
2日間の活動を終えて、全員で集合写真を撮りました。

新潟県南魚沼市清水で、9月23-24日に今年度3度目となる保全活動を実施しました。首都圏を中心に、12名の参加者と地元の人たちが一緒に、生きものの調査や草刈りを行いました。

2011年9月23-24日に新潟県南魚沼市清水で、清水いきもの復活大作戦・秋の巻を実施しました。首都圏や新潟県内から社会人や学生12人が参加しました。東京学芸大学名誉教授の北野日出男さん、日本自然保護協会常勤理事の横山隆一さん、新潟県立小出高校生物教諭の深沢和基さんら本プロジェクトのアドバイザー全員が両日同行してくれて、充実した2日間となりました。

専門家の説明を受けると、生きものが違った視点から見えるようになります。
専門家の説明を受けると、生きものが違った視点から見えるようになります。

初日は、雨が降り気温14度ほどと肌寒さを感じる天気の中、調査を行いました。去年は見られなかった池にもオタマジャクシが見つかったり、地域によっては絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されているクロゲンゴロウが見つかったりするなど、新たな発見がありました。専門家の方も、クロゲンゴロウを見つけたことに対して「感動した」「フィールドで見たのは14年ぶりだ」などと話していました。
望遠鏡を持ってきた参加者に誘われて、夜には外に出て15分ほど星空観察をしました。雲の切れ間に天の川を見ることができました。

2日目の早朝には、清水集落の近くのブナ林まで、横山さんと散策に行きました。早起きの甲斐もあってか、モズやホオジロ、イカルなどさまざまな鳥の声を聞くことができました。
午前中の活動では、地元の方からカマの使い方を教わりながら、草刈りをしました。9時頃には晴れ間が見え始め、生きものたちがどんどんと姿を現すようになりました。前日には見られなかったルリボシヤンマが勢い良く飛ぶ姿や、アキアカネの産卵シーンを見ることもできました。
前日に比べて気候条件が良くなり、バッタやチョウ、トンボやカマキリなど、たくさんの生きものが活発に活動する様子を見られたことで、「自然の奥深さを感じた」という声が聞かれました。

今年度、参加者とともに行なう保全活動は今回が最後です。これから看板作成や、来年度に向けた調査のまとめをしてきます。

【参加者の感想】
・台風などがあると都会でも自然について考えさせられるが、ここでは自然に合わせた生活を学べる。また来たい。
・実際に生きものを目で見て触れると、直接訴えかけてくるものがある。日常の仕事では感じられないことがたくさん感じられて、すごくリフレッシュになった。
・(崩れ落ちた橋や山、道路などを見て)集中豪雨の影響は、本当にすごかった。このまま大雨が続いていくと、どうなってしまうのだろう?と思った。

【清水の人たちからのコメント】
・秋になって、クルミやサルナシなど食べられるものが多くなっていた。前回との生きものの変化が印象に残った。
・都会の人が清水に来た時に、リフレッシュできる場所にするのが自分の目標。来年は看板を作って、虫や植物が分かるようにしたい。
・清水にはビオトープだけでなく、古道や歴史もある。みなさんと広げながら、より良い魅力的な清水を作っていきたい。

★プロジェクト専用ウェブサイトもあります!
http://ikimono.ecoplus.jp/top.php?lang=ja

保全地域の変化の様子や、清水の人たちからのコメントなどを掲載しています。

清水の秋空にルリボシヤンマが舞いおどる 生物多様性保全・教育プロジェクト〜清水いきもの復活大作戦・秋の巻〜

新潟県南魚沼市清水で、今年度3度目の保全活動を9月18-20日実施しました。首都圏からの6名の参加者と地元の人たちが一緒に草刈りや木道作りに汗を流しました。
今回は、生物多様性保全活動に加えて、専門家と一緒の調査やナメコ栽培現場の草刈り、山登りを実施。秋の清水の自然の豊かさをじっくり味わう3日間となりました。

木道作りの様子。板を運ぶ人、木を切る人、打ち付ける人と役割を分けてスムーズに進みました。
木道作りの様子。板を運ぶ人、木を切る人、打ち付ける人と役割を分けてスムーズに進みました。

初日の夕方と2日目の午後に保全地域の草刈りと木道作りを行いました。7月の夏の巻の時にも、アシやススキなど乾燥化を好む草を刈り取りましたが、2ヶ月間でぐんぐん伸びていました。それをカマや草刈り機でばっさばっさと刈り取り、きれいになった畔に木道を設置しました。
参加者と地元の人たちが畔に一列に並び、バケツリレーのように木を運び、着いた先でどんどんと道を作っていきました。ほんの1時間ほどで約100mの木道が完成。「やはり人の手が多いのは強い!」と清水の人が言っていました。

2日目の午前は、プロジェクトのアドバイザーである新潟県立小出高校の深沢和基さんと共に、現在の保全地域の環境の様子や生息する生き物について調べました。池の上を飛び交う多くのルリボシヤンマや巨大なヒキガエル、細長いヒモのような不思議な生き物のハリガネムシなどに、みんな引きつけられていました。
大人たち10数人が虫取り網を持って、生き物を追いかけ、ところどころで歓声が上がっていました。

最終日は朝早くから、地域の共同事業として行っているナメコ栽培の現場に向かい、原木周りの草刈りをしました。3日目にもなると都心からの参加者も慣れたもの。手際良くカマを使って草を刈っていき、予想以上の早さで終わりました。

巨大なヒキガエルを握りしめる参加者。
巨大なヒキガエルを握りしめる参加者。

今年度の生物多様性保全・教育プロジェクトの交流イベントは今回で最後。年内にまとめの調査と次年度の計画作りを行います。

5月に休耕田に穴を掘って水を引いてから約半年で、様々な種類のトンボやカエルが姿を見せるようになりました。一冬を越えて、来年はどんな姿を見せてくれるでしょうか。プロジェクトはこれからも継続します。

 

【参加者の感想】
・想像していたより3倍も楽しかった。人と話しても楽しかったし、山に登ったのも楽しかった。また来たいです。
・2泊3日、心も体も充実した時間だった。ナメコの原木を初めてみた。ナメコがどうやって作られるのかを知れてよかった。
・2泊3日で清水を堪能できて楽しかった。ナメコ現場の沢が素敵だといつも思うが、その上にあんな山があるなんて知りませんでした。とっても爽快でした。山の山頂からの景色はなにものにも代え難い。
・「人間が生き延びるため」ではなくただ生き物、自然が好きだから保全したいというのは美しいことだと思います。僕もただ画一化されていくこと自体がよくないという動機で生物多様性は守られなければならないと思います。

【清水の人たちからのコメント】
・いままでは注意してみていなかったが、何か興味のあるものをひとつ見つけると見方が変わってくる。私が白いカタクリの花を見つけて以来、カタクリの花をよーく見るようになった。
・名前の分からない生きものがまだまだたくさんいる。楽しみが増える。カエルの顔が種類などによって違うのを見たいと思って、ルーペを買った。
★プロジェクト専用ウェブサイトが出来ました!
http://ikimono.ecoplus.jp/top.php?lang=ja

保全地域の変化の様子や、清水の人たちからのコメントなどを掲載しています。