「自然」タグアーカイブ

自然の中であたたかな暮らしを実感・・・ヤップ島プログラム2018

Boat tour in the shinny lagoon. 光り輝くサンゴ礁の海をゆく
 2018年のヤップ島プログラムが、8月18日から29日まで、現地10泊の日程で行われ、日本から高校生大学生計9人が、ヤップ島タミル地区デチュムル村で、自然に近い現地の暮らしを体験させてもらいました。村人からは、連日、パンの実やタロイモ、魚、カニなどの食材を差し入れてもらい、マット編みや魚取りなど自然の中での暮らしの技を教わりました。

ECOPLUS conducted its flagship program, Yap-Japan Cultural Exchange Program 2018 from 18 to 29 August with nine students from high school to university in Dechumur village, Tamil, Yap. Provided cooked and un-coocked food like bread fruit, taro, fishes, crabs and others, students learnt a lot of locals skills like, weaving coconuts fronds or fishing in the ocean.

 このプログラムは1992年に始めてから今年で27年目。デチュムル村では初めての実施でした。

Setting doors to the toilet and shower room.
用意してもらったトイレとシャワーにドアを付ける。
 滞在したのは、コンクリート平屋建てのウィメンズハウス。女性たちの集会場です。トイレとシャワー、炊事場は、屋外に用意してもらいました。トイレは、地面を掘って7本の丸太を渡し、中央に穴を空けた構造。周囲をヤシの葉っぱで囲ってありました。周囲に生えていた木の丸い葉っぱは、トイレットリーフと呼ばれるソフトな肌触り。分解が早く環境に負荷がかからないので、この葉っぱでおしりをふきました。

The Program started 1992 and since then ECOPLUS continued the program almost every year. For Dechumur village, it was the first time to host the group.
The base of the program was the women’s house of the village. Next to the concrete building, local toilet, shower room and cooking place were set. Next to the toilet, some trees had very soft leaves called “toilet leaf,” so students used those for their daily use. It was easily degraded rather than toilet paper. Low impact was one of the key words of the program.

 プログラムのハイライトは、2泊3日のホームステイ。1人づつ別々の家に引き取られていき、3日間を過ごしました。

During a home stay, a student learn how to weave coconut frond.
ホームステイ先でヤシの葉編みを教わる。
 ヤップには、米国などから新しい文化や経済活動が入り込んできていて、暮らし方は様々。コンクリートの家に電気洗濯機というような家もあれば、大きな木の下にヤシの葉ぶきの伝統的な小屋が並んで、海からの漁で暮らしを支えている家もありました。
 共通しているのは、家族の間の親密な関係。ホームステイ中には親族一同が集まってのお祝いなどもあり、家族の強い絆を日本の参加者たちは強く感じたようです。

One of the most impressive experiences was homestay. Each student was accepted by a different family for 2 nights. Modern economy and culture are changing Yap’s traditional lifestyle but the situations are different family by family. A host family was living in thatched roof houses under a huge tree and another host family has electric washing machine. However, family ties are quite strong in all families. During the stay, some families held a celebrating gathering. Through the stay, student impressed by the strong bond among the family members.

 サンゴ礁の海での漁を見学させてもらったり、夜中のカニ取りをさせてもらったり、こうこうと照る月の明かるさに驚いたり、さまざまな体験をもとに、一行は29日午前、成田空港に戻りました。参加者の中からは「プログラムが、ここで終わったという感じがしない。この体験をどう消化して、どのように生きていくのか、じっくり考えたい」という声が相次ぎました。
 今後、報告書の作成をみんなで行い、11月前後に報告会を開く予定です。

Having so many new experiences, like going to fish with local boys in the lagoon, hunting crabs in night time, being surprised the brightness of the moon, students safely return to Narita airport in the morning of 29 August. From students, such comments were continued. “It looks like the program is not yet terminated. We will digest so many things we learnt and those will guide us toward the our own lives for long time.”
They will work together to make an activity report of the program and will held a reporting session in late autumn.

さわやかな山里で夏のキッズキャンプ!8月8−10日

山からの冷たい水の中で大はしゃぎ
 エコプラス恒例の夏のキャンプを、新潟県南魚沼市清水集落を舞台に開催します。標高600m、涼しい風が吹き渡る山里を舞台に、野外での暮らしを組み立て、自然にふれあい、満天の星空に出会います。

【趣旨】シンプルな暮らしと自然の中での活動を通して、自然と近づく。仲間と協力する。自ら考えて工夫し行動する経験を積む。
【日時】8月8日(火)から10日(木)の2泊3日
【場所】新潟県南魚沼市清水地区
【集合】(現地)8日午前11時半予定、(東京駅)午前8時半
【解散】(現地)10日午後3時予定  (東京駅)午後5時すぎ
  東京駅と現地の間はボランティアスタッフが同行します。
【参加費】1万8千円(1日目の夕食から6食、プログラム費、保険などを含む。現地までの交通費は別途)
【対象】小学5年生から中学生まで
【指導】エコプラス代表理事高野孝子(凍結した北極海横断、アマゾン川下りなど世界各地の自然の中で活動。早稲田大学教授)
【内容】テントまたはタープ下での寝袋泊、野外調理。自然ゲーム、沢歩き、アートづくり、星空散歩

申し込み

以下の項目を記入して、送信して下さい。事務局から折り返し健康調査票などを送らせていただきます。

「自然の中で人はもっと元気になる」ーーミッテン教授がやさしく語りました

森の中で話をするミッテンさん
 エコプラスは、2017年6月22日から24日まで、新潟県南魚沼市や早稲田大学、東京都八王子市を舞台に、米国プレスコット大学大学院教授のデニース・ミッテンさんによる、「自然の治癒力」をテーマとしたセミナーやワークショップを連続展開しました。

 ミッテンさんは、森林生態学を出発点に、野外セラピーや女性のための野外活動、野外教育や心理カウンセリングと幅広く活動を展開。理論と実務の双方に詳しい専門家です。今回は、日本野外教育学会での記念講演などで来日され、それを機会に、エコプラスの高野孝子代表理事が、連続してのイベントを企画しました。

南魚沼市でのセミナー
 22日の南魚沼市では、新潟市や長岡市などからも野外活動家や教育関係者など20人近くが集まり、23日の早稲田大学でも、学生のみならず障害者教育などにあたる実践者ら30人が集まって、それぞれセミナー形式で、ミッテンさんの発表を聞きました。

 セミナーの中でミッテンさんは、人間がこの数万年の進化のほとんどの時期を、自然の中で暮らしてきたことに触れ、「私たちの中に埋もれている先住民族としての意識(Intra Indiginous consiousness)」があると指摘。一方で、現代社会が急速に自然と人との関係を切り離して、その中で、もう一度自然との関係を築くことで、個人も家庭も社会もより健全になることが出来ると強調しました。

早稲田大学で話すミッテンさん
 ミッテンさんは、この自然がもつ治癒力がこれまで軽視されてきたことを1994年に学術的に指摘。他のさまざまな研究例を引きながら、野外で過ごす時間を少しでも持つことで、人がいかに健全になるかを分かりやすく説明してくれました。

 セミナーでは、全員が目を閉じて、お気に入りの自然の様子を思い浮かべるNature Visualizationという活動などもして、参加者自身が、心拍数が下がり、気持ちが落ち着くことを体感しました。

 24日は、JR中央線の高尾駅前にある森林総合研究所の多摩森林科学園を舞台に、午前午後を通したワークショップをしてもらいました。ミッテンさんは、野外やカウンセリングなどの専門家ら13人を、同科学園のみどり豊かな森の中にゆっくりと導き入れて、自然をよく見る活動(Nature Scan)、自然の中から友達を探す(Find Friends)、拾ってきた枯れ葉や木の実でアートを作る(Nature Art)などの活動を、一つひとつ丁寧に実施して、その意味を体験的に考える時間を作り上げてくれました。

森の中でゆったりと話し合う参加者のみなさん
 江戸時代からの古い歴史を持つ深い森の中で、鳥のさえずりや吹き渡る風、自らの体の鼓動などを感じながら、じっくりと自然を感じることで、ストレスで圧迫されていた心と体がよみがえることを、強く感じさせてもらいました。

 一連のセミナーやワークショップに参加したみなさんからは、「教育、医学、心理学など多様な分野をつなぐ貴重な話を聞かせてもらった」「野外活動が単なる運動ではなくて、幸福感を育むものだと分った」「これまで実践してきたことが正しいと理論的に確信できた」などという前向きなコメントが数多く寄せられました。

 今回の連続イベントでは、南魚沼市教育委員会、森林総合研究所に大変お世話になりました。明治大学講師の針ケ谷雅子さんにも東京での開催でお力をいただきました。ありがとうございました。

「幸せ」とは何か、を石貨の島に探す・・・ヤップ島プログラム2017参加者募集

メンズハウスと宇賀神さんたち
 8月下旬の約2週間、高校生から大学生前後の若者たちを対象に、ミクロネシア連邦ヤップ島で、自然と深くつながった暮らしにお邪魔させてもらいます。人と自然、人と人、人と社会のつながりやかかわり方について考え、本当の豊かさを見つめ直すプログラム。
 スマホを置いて、旅に出ましょう!
 スイッチひとつで明かりがつき、指先だけで人とつきあう日々。そこからは見えない世界が広がります。
 自分の手で燃料を集め、乾かし、火を付け、調理し、目の前の人と真正面から向き合う。ひととしての基本に立ち返り、改めて生きる意味を感じ、考えます。

*プログラム概要
【日程】8月下旬の2週間程度(8月15日から27日を想定)
【対象】15~22歳程度の健康な男女。身体の障害、国籍は不問。新しいことに取り組み、自分の可能性にチャレンジする意欲を持つ人。
【参加費】26万円程度(渡航運賃、滞在費など。事前準備、個人装備、空港までの旅費、保険料を除く)
【定員】:12名程度(定員に達し次第締め切りとさせていただきます)
【プログラムの流れ】
 ・説明会 随時、エコプラス東京事務所(大阪、名古屋でも開催予定)
 ・顔見せ会 5月末…メンバーの顔合わせと準備などを説明します。
 ・事前キャンプ 6月初旬…神奈川県丹沢でヤップでの生活をイメージしながら1泊2日のキャンプを行います。
 ・ヤップ島へ出発!
 ・報告書の作成(9月)と報告会(11月頃)

【申し込み、問い合わせ】
 特定非営利活動法人ECOPLUS info@ecoclub.org
 03-5294-1441  03-5294-1442(fax)
 問い合わせをいただければ、これまでの報告書などをお送りします。

ヤップ島プログラム2017仮申込書

新潟の山里で、とことん雪遊び!3月28日から

青空から雪なげ

エコプラスは、2017年3月28日から新潟県南魚沼市清水地区で、小学生5年生から高校生までの3泊4日と、小学生1−6年生向けの2泊3日の、雪のプログラムを展開します。1月中旬、やっと新潟の山にも雪が降りました。3月末になってもきっと大量の雪が残っていることでしょう。

雪ざんまいキャンプ
斜面を尻滑り!

雪から水を作り、雪の上で火を起こし、雪のテーブルを作り、雪のトイレで、雪でお尻をふく。雪だけの世界でどのように暮らしを組み立てるのか、地元の人の知恵と技をもらいながら自分たちで生きて行く自信をつけましょう。条件がよければ、豪快な雪の斜面での尻滑りも楽しみます。

ちょっぴり難易度の高いキャンプ、チャレンジャー募集です!

【日程】 2017年3月28日から31日までの3泊4日
【場所】 新潟県南魚沼市清水集落とその周辺
【集合・解散】 現地、もしくは上越新幹線越後湯沢駅
【対象・人数】 小学5年生から中学生、高校生まで、16人
【参加費】 10,500円(28 日夜からの9食、プログラム費、装備費、保険代など)
【内容】 テント泊。雪上での火起こし、調理。雪中ハイキングと尻滑り、自然観察、雪のアート造りなど

こどもゆきぐにくらし体験
広間でみんなでお休み

新潟県の山側には、たくさん雪が降ります。清水集落は1月から2月の一番寒い時期には、4メートルもの雪が積もります。3月末でもまだまだ雪がいっぱい。雪に囲まれた暮らしを体験しましょう。昔ながらのお家にみんなで泊まり込んで、食事の準備も一緒にしながら、雪の中で遊び、自然と暮らしから学びます。

【日程】 2017年3月28日から30日までの2泊3日
【場所】 新潟県南魚沼市清水集落とその周辺
【集合・解散】 現地、もしくは上越新幹線越後湯沢駅
【対象・人数】 小学生対象、12人
【参加費】 9,000円(28 日夜からの6食、プログラム費、装備費、保険代など)
【内容】 古民家泊。自分たちでの生活。雪遊び。自然観察など

申し込み

以下の項目を記入して、送信して下さい。事務局から折り返し健康調査票などを送らせていただきます。

仲間と一緒だからできた、夏キャンプ

珍しい野生のショウブの群落
珍しい野生のショウブの群落

「星空の下で、夜中しゃべっていたのが楽しかった」
「山伏が、歴史の中で生き残ったのがすごい。もっと日本の歴史を学ぼうと思った」
2016年8月4日から7日の3泊4日、小4から中2の男女10人が、南魚沼市清水集落の河原を拠点に、生活や活動を共にしました。南魚沼市と十日町から三人の参加、名古屋のほか、茨城や埼玉など関東方面から集まりました。
スタッフは主に大学生たち。一緒に遊びつつ、時には厳しいコメントが入ります。清水集落の人たちも送迎や沢登りの指導、お話をしてくれたり、新鮮な野菜の差し入れ、神事の際に準備から子どもたちを混ぜていただくなど、お世話になりました。

このキャンプでは、それぞれが暮らしの上での役割を持ち、自分たちで考えて判断して実行することが原則。うまくいかないことがあれば、そこから学び、次につなげます。
初日は河原で生活の場作り。どこで暮らそうと、人間が必要なものは同じ、というメッセージの元、テントを立て、水場を確認し、かまどやトイレを作りました。これまで参加したことがある人たちが健闘しましたが、半ば湿った薪でご飯を炊くのは苦労しました。米が硬く、味付けがいまいちだったということでしたが、これは翌日、おいしい朝食を作ることにつながりました。

(終了しました)山里の自然と暮らしを満喫する子ども夏キャンプ

2,000m級の山々に囲まれた山里で、深い自然と、その地に育まれた文化を体験します。地元の山伏たちの火渡り神事にも参加します。小学5年生から高校生が対象です。子どもゆめ基金の助成で参加しやすくなっています。
仲間と協力して生活しながら、自分たちで暮らしを組み立て、行動します。

2015夏キャンプ イワナ滝で遊ぶ
2015夏キャンプ イワナ滝で遊ぶ

概要【日時】2016年8月4日(木)〜7日(日)
【場所】新潟県南魚沼市清水集落
【集合】8月4日(木)正午 現地(南魚沼市清水集落)集合、午後零時半開始
【解散】8月7日(日)午後2時現地解散
【対象】小学5年生〜高校生
【内容】テント設営、火おこし、野外料理、山登り、沢歩き、川遊び、星空観察、耕作放棄された棚田やブナ林での保全活動など。
【参加費】10,000円(初日夕食から4日目昼食まで9食、保険料込み)
【申込】NPO法人エコプラス
以下の登録票参加登録票と健康チェック表に記入の上、エコプラス(info@ecoplus.jp、ファクス03-5294-1442)までお送りください。

リアルな自然と変化への一歩

わが家の前の田んぼ。水が入った田んぼではカエルが夜通し、猛烈な音で鳴き続ける。何万匹の声だろうか。

 カエルの鳴き声。
 こんなに大きな音になるなんて。夜は電話で話ができない。先方の声が聞こえないだけでなく、先方も周りがうるさくて「窓を閉めて」と言ってくる。閉まってます、それも二重に。

 トノサマガエルの迫力ある低い声も響いているが、何と言っても大音量はあの小さなアマガエル。いったい何匹の音なのだろう。

 昨日は、TAPPOプログラムの「山菜講座」だった。教えてくれる健作さんと新緑の中に入っていく。「こういう枯れた木のようなものがヒントです。たどると、ほら」。そこに太いウドがあった。それまでまったく見えていなかったのに、健作さんが手を動かすと、魔法のように現れたのだ。

 2歳から60歳代の参加者たちは、次々と何種類もの山菜を採って、袋やカゴにおさめていく。雪深い地で芽を出した山菜たちはえぐみが少なく、けれど香りが強く、美味しいとされる。

 我が家の食卓ではここ3週間ほど、連日なんらかの山菜が料理に使われている。山菜のみの日も何日もあった。旬のものだからか、野生のものだからか、エネルギーにあふれている。歯ごたえもしっかりしていて、あふれるエネルギーをバリバリ噛み砕いて、体の中に取り込んでいくイメージが、食べながら自然と湧いてくる。

 カエルも山菜も、あまりに具体的だ。山菜は目の前にあり、手で触り、匂いを嗅ぎ、味わうことができる。カエルは夜は見えないが、強烈に聴覚を刺激する、とてもリアルな存在だ。

アースデイ関係のワークショップで。都会では、どうしても人工空間での活動になってしまう。

 2週間ほど前の4月24日、20年以上ぶりに「アースディ」のイベントに出かけた。「自然」や「環境」をテーマに、多様な組織がブースを出し、ステージでのトークやプログラムがあった。

 そこは代々木公園の一角。草木はあっても生活のない空間。集まってくる人たちの中には、とてもリアルで具体的な人間以外の命との関係を持っている人たちと、そうでない人たちといた。

 社会はきっと変わる、人と自然がいい関係になれると信じている人たちと出会った。そのイメージを具体的に持てる人たちが十分な数になれば、社会は本当に変わると思う。そのイメージを具体的に持てるかどうかには、具体的な経験が関わっていると思う。

 つまり、リアルな自然と日常的に触れているか、正面からつきあっているか、意識の中にちゃんとあるかということだ。

 アースディで触れ合った、あの若い人たちに、このカエルの鳴き声のうねりの中に立って欲しいと思った。
自分の足で斜面を登り、バランスを取りながら踏ん張って、両手で山菜に触れてカマで刈ってみて欲しいと思った。

 リアルな自然との関係を自分の中に取り込んで欲しい。頭で考えるだけでなく、きれいな空想でもなく、自然の力強さや人間にはどうにもできないパワーをしっかりと受け止めてくれたら、もっと公正でまっとうな社会に変わる一歩につながるような気がする。(5月8日)

雪に暮らし、雪に学ぶ「雪ざんまいキャンプ」

2016年3月26日から29日まで、南魚沼市清水集落で「雪ざんまいキャンプ」が行われました。参加したのは、新潟市と首都圏から来た小中学生7人の子どもたち。雪の上での暮らしを自分たちで組み立てながら、思いっきり遊び学び楽しんだ3泊4日でした。

今年の冬は不思議なぐらいに雪が少なく、標高600mの清水集落でも一足早く春の装いです。例年なら2m〜3m雪が残っているこの時期も、今年は50センチほどしかありません。「雪ざんまい」となるか心配しましたが、好天にも恵まれ、子どもたちは真剣なまなざしで雪との暮らしに向き合いました。

集まったのは、小学4年生から中学1年生までの子どもたち7人。何度かエコプラスのキャンプに参加したことのある子もいましたが、初めての場所、初めて一緒に過ごす仲間、初めての雪の上でのキャンプに、皆少し緊張した面持ちでした。「環境を大事にして過ごす」「みんなと仲良くする」といった目標を決めて、雪ざんまいキャンプのスタートです。

4日間、子どもたち自身で暮らしを組み立てます。初めは薪を割って火を起こすのも一苦労。
4日間、子どもたち自身で暮らしを組み立てます。初めは薪を割って火を起こすのも一苦労。

これから4日間、身のまわりの暮らしをすべて自分たちで組み立てます。雪を踏み固めるところから、テントを建て、なたで薪を割って火を起こし、雪を溶かして水を確保して、イスとテーブル・トイレ・食器棚まで全部雪で作ります。雪でお尻を拭き、杉の葉っぱをタワシとして鍋を洗いました。子どもたちも初日は戸惑ったものの、4日も経てば皆たくましく成長していきます。

スタッフの役割は基本的にはアドバイスをする程度で、手助けもなく、子どもたち自らが考え、相談して、行動していかなければいけません。道具や食料も自分たちで管理します。初日の夕飯を食べ始める頃には辺りが暗くなっていましたが、日が経つに連れ、なたの使い方も火の起こし方も早くなり、料理も大人より子どもたちの方がおいしく出来るほどでした。他にも、トイレに行くまでの階段を設けたり、雪で灯籠を作りロウソクの明かりを灯したりと、雪の上での生活を工夫しながら楽しみました。

巻機山のふもとまでハイキング。山に囲まれた絶景の中を歩きます。
巻機山のふもとまでハイキング。山に囲まれた絶景の中を歩きます。

日中は毎日暑いぐらいの晴天で、 地元の山の達人と一緒に近くの巻機山のふもとまでハイキングをしたり、 集落の不思議を自分たちで見つけ、それについて地元の人たちに聞いて歩く「清水調べ」に出かけたりと、里山の自然と暮らしを肌で感じることができました。お楽しみは、山の斜面で豪快尻すべり。肥料袋をソリ代わりに、初めは1人で、最後はスタッフも入って7人一緒にと、大きな笑い声が山の向こうまで響いていました。 過疎化が進む山間の地域で、4日間だけでも子どもたちが暮らし、溶け込んでいく姿が印象的でした。

自然の中、仲間たちと協力しながら、雪の上の暮らしを楽しみました。うまくいかないこと、大変なこと、寒さに凍えることもありました。それでも、かちかちに凍った雪の上で空を見上げると、真っ暗な中に無数の星が見えました。地に根を張る里山の暮らしも、自然の雄大な景色も、街の便利さの中では味わえないような経験だったと思います。真っ赤に日焼けした顔が、雪国の暮らしを思いっきり楽しんだ証です。

International Students of Waseda Summer Session learned Traditional Japan in Tochikubo

On July 3-5, 25 international students and staff from Waseda University arrived in Minamiuonuma City as part of its Summer Session, visiting Tochikubo on the 4th. ECOPLUS supported their activities.
On July 3-5, 25 international students and staff from Waseda University arrived in Minamiuonuma City as part of its Summer Session, visiting Tochikubo on the 4th. ECOPLUS supported their activities. With activities such as walking the area, visiting homes, and enjoying local food, they had a chance to learn about Japanese traditional village life.

The students were from 9 countries and area like the US, the UK, and China. They stayed with host families in Minamiuonuma for two nights. While some students could speak a little Japanese, many could not. Because they had many different backgrounds, they had varying perspectives on what they saw, heard, and felt here.

Hearing the brief explanation of the area overseeing the panoramic view from the top.
Hearing the brief explanation of the area overseeing the panoramic view from the top.

The activities in Tochikubo began at 8:45 with the participants, taken there by their host families, gathered at the top of a mountain of 700 meters. The panoramic view was shrouded in clouds, creating an almost dream-like vista.

Two interns students of ECOPLUS spoke briefly about Tochikubo, mentioning the population size and elevation as well as industries such as the ski slopes, and of course, the rice fields. As we walked down the mountain, Takako Takano, Professor at Waseda and executive director of ECOPLUS, pointed out notable plants like heartleaf, called “Dokudami,” a plant that has many medicinal properties.

An elder lady presented how to get a jute fiber from dried skin of the plant. The jute clothes were made in the area for more than 1,300 years.
An elder lady presented how to get a jute fiber from dried skin of the plant. The jute clothes were made in the area for more than 1,300 years.

After a sumptuous lunch prepared by local women, the students were divided into different groups and helped visited local homes with a variety of tasks. The group I went with weeded a garden and tasted freshly-grown cucumbers. They asked many questions and really immersed themselves in the experience.

When finished working with the villagers, they gathered again on the second floor of the community center and watched a video and a presentation by the interns about their experiences over these eight weeks in Tochikubo. The students then had some time for questions and discussion, which proved very enlightening – a student from England commented on the differences between the Japanese and British countryside, and a Chinese student said that she was surprised at the cleanliness and level of development in Japanese rural areas.

At 4:15 it was time for them to return to their host families. Through being here and interacting with people, they had the chance to genuinely experience life in rural Japan. Based on what I saw and heard, I think they had an excellent learning experience.