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雪とたっぷりと楽しむ・・・雪中キャンプに17人

09年度の雪中キャンプ、「大荒れ」という天気予報でしたが、快晴から雨、吹雪、そして快晴へという天候の中で、みんなはたっぷりと楽しみました。
新潟県南魚沼市の清水地区で、2010年3月20日から22日までの2泊3日、首都圏や地元の子どもたち計17人が集まって、エコプラス恒例の雪中キャンプに挑戦しました。あいにく日本海側を通った低気圧の影響で、初日の夜遅くに雨、2日目夜には吹雪となる天候でしたが、子どもたちはまきを使った料理や尻すべりなどで存分に雪を楽しみました。

参加したのは、小学校4年生から高校1年までの男女17人。東京、埼玉、神奈川の首都圏、地元南魚沼市、さらには大阪府からも夜行列車で中学1年生が加わりました。

滞在の場所となった清水地区は、日本百名山のひとつ巻機山(1,967m)の登山口にあたる20世帯弱の小さな集落です。標高は約600m。その中心部から500メートルほどさらに奥に入った雪の台地を、キャンプ場所として使わせてもらいました。

夏場はダイコンなどが育つ畑ですが、積雪はこの時期でも2メートル以上。

雪の上でのたき火は、一斗缶を使って起こします。後ろのテント群がお泊まりの場所となりました
雪の上でのたき火は、一斗缶を使って起こします。後ろのテント群がお泊まりの場所となりました

参加者は、「スノータイガー」「スーパーホワイトスノータイガー」とそれぞれ名付けた2つのチームに分かれて行動しました。
初日の天気は快晴。時折生ぬるいほどの暖かな風を感じながら、雪を掘り下げてトイレを作ったり、参加者用の計5張りのテントを建てたりして、暮らしの場所を作りました。夕食も、雪の上でまきを使って大鍋でごはんととり鍋に挑戦。ごはんはちょっと固めだったけれども、両チームとも午後8時前には食べ始められるという手ぎわのよさでした。
細い三日月が西側に、南にはオリオン座がきらめく雲ひとつない夜空でしたが、午後9時頃から雲が出始めました。就寝は10時過ぎ。夜半には雨がぱらつき始め、時折稲妻が走り強風が吹きつける荒れ模様となりました。

落差数十メートルを一気に下り降りる「豪快尻すべり」。今年は雪質がすべりやすく、高速尻すべりになりました。
落差数十メートルを一気に下り降りる「豪快尻すべり」。今年は雪質がすべりやすく、高速尻すべりになりました。

2日目の朝には、雨が上がり、いよいよハイライトの尻すべりへ。キャンプ地を9時すぎに出発して雪道を1時間余り歩いて、標高800メートルほどの尾根まで上がりました。途中、ウサギやキツネの足跡が雪の上に残されているのも発見。休憩をとった後に、一気に落差数十メートルの斜面を滑り降りる、豪快尻すべりが始まりました。
おしりの下に敷くのは、幅50センチ長さ1.5メートルほどのビニール袋。腹ばいになって前向きに突進する人、途中で横転してごろごろと落ちていく人、スタッフと一緒に腕を組んですべる人。いろんなスタイルに一人ひとりがすべるたびに、拍手が起きました。

尻すべりの後の午後は、キャンプ地一帯で自由な雪遊び時間。すべり台を作ってソリでジャンプをしてみたり、大きな雪穴を掘ったりと、存分に雪を楽しみました。

このころから雪が激しくなり、夕方の食事は杉林の中に作った天幕の中で用意することに。焼き肉には、地元で取れたシカ肉の差し入れも登場して、おなかいっぱいになりました。

最終日の朝起きてみると、前日みんなで遊び回った足跡がまったく消えてしまい、30センチ近い真っ白な新雪に一面がおおわれていました。雲の切れ目からは青空も見え始め、周辺にそびえる白い山々と青空がくっきりと見える素晴らしい光景となりました。

快晴から雨、吹雪、そして快晴へとめまぐるしく変わる天候の中でしたが、地元清水集落のみなさんの強力な支援と、参加者のがんばりで、充実した3日間となりました。

大雪の栃窪で子どもたちが「雪国暮らし体験」を楽しみました

1月16-17日、断続的に雪が降る雪国らしい天気の中、首都圏の小学生5人が、栃窪の子どもたちやお兄さんたちと一緒に雪国の遊びと暮らしを体験しました。
1月16-17日、新潟県南魚沼市栃窪集落で小学生を対象とした「雪国暮らし体験」が行なわれました。東京、埼玉、神奈川から集まった5人が、栃窪の子どもたちと一緒に、雪遊びや村の小正月のお祭りである「さいの神」、あんぼ作りなどを体験しました。

栃窪では今年に入ってから大雪が続き、道路の両側には2メートル以上の雪の壁ができていました。プログラムを行なった2日間も断続的に雪が降る雪国らしい天気となりました。

参加者が宿泊する集落センターに到着後、まず、栃窪の子どもたちやお兄さんたちと顔を合わせ、2日間の目標やルールの確認しました。その後着替えてさっそく雪遊びに出ました。
前日の晩には50センチ以上の雪が降っていたため、冬は誰も通らない小学校の校庭はふかふかの雪のプールのようになっていました。子どもたちは「これ校庭?」とびっくり。栃窪のこと、雪のことをよく知っている地元のお兄さんたちに、雪の危ないところや雪での遊び方を教わりながら、全身雪まみれになりながら体いっぱい遊びました。

正月飾りを集めて回っている様子。子どもたちが持っているビニル袋の中には、しめ縄やお札などがたくさん。
正月飾りを集めて回っている様子。子どもたちが持っているビニル袋の中には、しめ縄やお札などがたくさん。

午後は「さいの神」の準備です。「さいの神」は、「どんどやき」とも呼ばれる、正月飾りなどを燃やして「無病息災」「五穀豊穣」を祈る昔から続くお祭りです。今回は「さいの神」で燃やす正月飾り集めを、地元の子どもたちに交ぜてもらい参加しました。みんなで分担して栃窪全世帯の約60軒のお宅を回りました。玄関先で子どもたちが「飾りを集めに来ました」と声をかけると、家の人は「ありがとう」と言って、大きなしめ縄やだるま、お札などを出してきてくれました。はじめは恐る恐る声をかけていた子どもたちも、最後は大きな声を出していました。
飾りを集めた後は、栃窪の子どもたちと一緒に3,4人のチームに別れてかまくらを作りました。トンネルのようなものや、中にイスがついているものなど思い思いのかまくらができました。
飾り集めやかまくら作りなどを一緒に行い、参加者と栃窪の子どもたちはしだいに仲良くなっていきました。
夕食後、「さいの神」のお祭りに参加させてもらいました。ワラを積み上げて出来た塔には、昼間みんなが集めて来た飾りがつけられていました。ワラにつけた火でお餅やスルメを焼いて食べ、1年の健康を祈りました。

2日目の午前中は、地元のお母さん3人に教えてもらい「あんぼ作り」を体験しました。あんぼは、戦時中や戦後など良いお米が家では食べられなかった頃に、未熟米を粉にした「いるご」を使って作っていた昔ながらの食べものです。こねるのはなかなか力のいる作業でしたが、低学年も一生懸命にやっていました。自分たちで作ったあんぼは昼食に豚汁と一緒に食べました。中には大根菜がたっぷり入っています。野菜が嫌いという子も「おいしい」とパクパク食べていました。

2日目午後は消防小屋のまわりや消火栓の雪かきをしました。スノーダンプを持つ姿もなかなかさまになっていました。
2日目午後は消防小屋のまわりや消火栓の雪かきをしました。スノーダンプを持つ姿もなかなかさまになっていました。

午後は、雪かき作業と雪遊びの後、まとめのふりかえりと片づけをしてプログラムが終わりました。
ずっと雪が降り続いた2日間。長靴や服が濡れて寒い思いもたくさんしましたが、子どもたちからは笑顔がはちきれていました。

今回のプログラムは、地元の高校生から20代の若者たちが中心となり企画・運営し、エコプラスが協力して実施しました。
【参加者の感想】
・みんなで仲良く楽しく雪あそびをしたことが良かった
・かまくらを作ってこわしたことが楽しかった
・東京と違って雪がいっぱいあるからびっくりした
・栃窪の人たちは、近所の人同士、とても仲が良いと思った

「雪ざんまいキャンプ」が行われました。雪上でのテント生活を、小中学生ら15名が体験

3月27日から29日にかけて、「雪ざんまいキャンプ」が行われました。雪上でのテント生活、雪山尻すべり、初めてであう仲間との共同生活など、チャレンジや発見が盛りだくさんの3日間となりました。
3月27日から29日にかけて、新潟県南魚沼市にある清水集落で「雪ざんまいキャンプ」が行われました。参加したのは、小学4年生から中学2年生までの合計15名。その半数ほどは地元南魚沼市からの参加でしたが、大阪、岐阜、名古屋、神奈川など、全国各地からも参加者が集まりました。

数メートル降り積もった雪の上にテントをはり、イスやトイレも雪で作り、雪を融かして作った飲み水で暮らした3日間。まさに「雪ざんまい」のキャンプとなりました。

7〜8名のチームに分かれた子ども達は、チームの目標を考え、各自の役割を決め、チームリーダーを中心に自分たちの判断で暮らすことにチャレンジしました。なかなか火が起きなかったり、初めて出会った人と協力することに戸惑ったりしながら、参加者それぞれが新しい体験や学びをしてくれたようです。

超豪快!雪山尻すべり! 息も止まるほどのスピードで、ダイナミックに雪山を楽しみました。
超豪快!雪山尻すべり!
息も止まるほどのスピードで、ダイナミックに雪山を楽しみました。

キャンプのクライマックスの一つは、2日目に行われた「超豪快!雪山尻すべり」でした。3メートルほど積もった雪の下に草木が隠れると、山は巨大な雪すべり台になります。ビニールのシートをお尻の下に敷き、転げ落ちるように雪山を滑りおりると、息が止まるほどのスピードになりました。いつもは遠くから眺めるだけの大自然に体ごと飛び込み、山や雪に直に触れる、ダイナミックな遊びでした。

「いま見えてる雪が全部とけたらさ、東京都が水びだしになるかな?」
雪山が連なる大パノラマを前に山のてっぺんでお弁当を食べていると、1人の男の子がこんなことを話しかけてきました。雪は水であること、雪山に降り積もった雪が少しずつ溶けて、大地を潤し、人間の飲み水になることを、体験を通して実感していたようでした。

地元の方から、かんじきの作り方を教わる
地元の方から、かんじきの作り方を教わる

キャンプには清水集落の方々はじめ、地元猟友会のみなさんが直接協力してくださり、地元の自然や歴史の話を聞かせてくれたり、山の案内をしてくれました。雪上を歩くための伝統的な道具、「かんじき」の作り方も教えていただき、子ども達は材料となる木を煮てやわらかくするところからかんじき作りを体験することができました。

「自分で仕事を見つけることを覚えました」「雪には、やわらかい雪と、かたい雪があると分かった」「雪はなんにでも使えると思いました。飲み水にもなるし、イスにもなるし、雪遊びもできるし」
参加した子どもたちの感想コメントです。

雪焼けで赤く日焼けした顔が、新学期まで残るかどうか。家の方や友達にも今回の体験を話してあげてほしいと思います。

(このキャンプは、清水地区活性化委員会とエコプラスとの共催で、南魚沼市教育委員会の後援を得て行われました)

絶好の好天に恵まれ「大人の雪遊び」

 晴れ渡った青空の元、高さ3メートル以上もある雪の原っぱを、かんじきをはいてどんどんと歩く。
晴れ渡った青空の元、高さ3メートル以上もある雪の原っぱを、かんじきをはいてどんどんと歩く。

雪に覆われた山は、最高の遊び場所でした。2006年3月3日から5日までの「大人の雪遊び」には、13人が参加し、きらきらするような自然と、そこで暮らし続けてきた人の素晴らしさをたっぷり感じさせてくれました。

ECOPLUSの野外活動部門であるエコクラブが、例年行っている雪中イベントは今年度は、大人を対象とした「雪遊び」として、3月3日から5日まで、新潟県南魚沼市清水で行いました。

たまたま見学することができた、伝統技術「雪さらし」。反物を雪の上に広げ、日光の熱によって雪が昇華する際の化学反応で真っ白にさらす。
たまたま見学することができた、伝統技術「雪さらし」。反物を雪の上に広げ、日光の熱によって雪が昇華する際の化学反応で真っ白にさらす。

今回は、首都圏や新潟からの会社員やシニア世代など8人の一般参加者と、エコプラスのスタッフ研修に加わった5人の参加者が一緒にプログラムを楽しみました。

ハイライトは、4日に行ったかんじきハイキング。
宿舎となった民宿「やまご」のご主人小野塚高一さんの案内で、真っ白な雪原をぱたぱたとかんじきで歩きながら、昼食をはさんで4時間余り楽しみました。

清水地区はいまも道路は、高さ4メートル近い雪の壁になっています。かんじきの履き方を習ったあと、参加者らはやまごさんの先導で、この高い雪の壁を上って、雪原の上に出ました。

真っ白な雪が春の太陽に照らされて、きらきらと輝いています。朝9時過ぎはまだ気温も氷点下で、前日に降った細かな雪の細かな結晶がどこまでも続いていて、その何のキズもついていない雪原にかんじきで足跡をつけるのが申し訳ないようでもありました。

歩き始めて10分もしないうちに、「サル」と参加者が叫びます。2頭のニホンザルが民家の屋根に上ったり、あたりを見回したりしています。
何もない雪原に、一筋の足跡が左右に走っていました。「これはテン」とやまごさんが説明してくれます。

しばらくいくと今度はウサギの足跡が。「ウサギがめっきり減った。テンなんかが逆に増えている」とやまごさんが地元ならではの説明をしてくれます。「天候が何か変わっているのか」とも。肌を通して感じる異変の兆候を直接聞くのは、とても説得力があります。

休み休みの行進ですが、少しずつ高度が上がり、最後は100メートル以上も高度がある場所に来ました。ぐるりとすべての山の真っ白なりょう線が、抜けるような青空にそびえ立っています。標高2,000メートル級の峰がそびえる山々をみながら、「もう限界です」といっておられた75歳の参加者も、笑顔でいっぱい。

戻ったあとは、清水集落から下がった平野部で行われていた「雪さらし」の見学もしました。
この地域伝統の漂白技術で、太陽の熱が雪を溶かす時に出るオゾンを使うのだそうです。たまたまこの日行われていた雪さらし体験教室には、100人前後の見学者の他、メディアの取材陣も多く、翌日の読売新聞には、雪遊び参加者も写った雪さらし風景が全国版に広く掲載されました。

地元の人も驚くほども、めったにない好天続きだった今回の雪遊び、晴れ渡った中での雪を思いっきり体験することが出来ました。