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International Students of Waseda Summer Session learned Traditional Japan in Tochikubo

On July 3-5, 25 international students and staff from Waseda University arrived in Minamiuonuma City as part of its Summer Session, visiting Tochikubo on the 4th. ECOPLUS supported their activities.
On July 3-5, 25 international students and staff from Waseda University arrived in Minamiuonuma City as part of its Summer Session, visiting Tochikubo on the 4th. ECOPLUS supported their activities. With activities such as walking the area, visiting homes, and enjoying local food, they had a chance to learn about Japanese traditional village life.

The students were from 9 countries and area like the US, the UK, and China. They stayed with host families in Minamiuonuma for two nights. While some students could speak a little Japanese, many could not. Because they had many different backgrounds, they had varying perspectives on what they saw, heard, and felt here.

Hearing the brief explanation of the area overseeing the panoramic view from the top.
Hearing the brief explanation of the area overseeing the panoramic view from the top.

The activities in Tochikubo began at 8:45 with the participants, taken there by their host families, gathered at the top of a mountain of 700 meters. The panoramic view was shrouded in clouds, creating an almost dream-like vista.

Two interns students of ECOPLUS spoke briefly about Tochikubo, mentioning the population size and elevation as well as industries such as the ski slopes, and of course, the rice fields. As we walked down the mountain, Takako Takano, Professor at Waseda and executive director of ECOPLUS, pointed out notable plants like heartleaf, called “Dokudami,” a plant that has many medicinal properties.

An elder lady presented how to get a jute fiber from dried skin of the plant. The jute clothes were made in the area for more than 1,300 years.
An elder lady presented how to get a jute fiber from dried skin of the plant. The jute clothes were made in the area for more than 1,300 years.

After a sumptuous lunch prepared by local women, the students were divided into different groups and helped visited local homes with a variety of tasks. The group I went with weeded a garden and tasted freshly-grown cucumbers. They asked many questions and really immersed themselves in the experience.

When finished working with the villagers, they gathered again on the second floor of the community center and watched a video and a presentation by the interns about their experiences over these eight weeks in Tochikubo. The students then had some time for questions and discussion, which proved very enlightening – a student from England commented on the differences between the Japanese and British countryside, and a Chinese student said that she was surprised at the cleanliness and level of development in Japanese rural areas.

At 4:15 it was time for them to return to their host families. Through being here and interacting with people, they had the chance to genuinely experience life in rural Japan. Based on what I saw and heard, I think they had an excellent learning experience.

初冬の水辺の生きものの様子を観察 12月のいきものプロジェクト

2010年12月5日(日)のいきものプロジェクトでは、同じ場所にある3つの池などで生きものを調べました。池ではそれぞれ見つかる生きものが異なり、少しずつ違う環境になっていることがわかりました。
12月5日(日)に、南魚沼市栃窪集落で今年最後の「栃窪いきものプロジェクト」が行われました。小出高校教諭の深沢和基さんを講師に、集落内外から参加した16人が、池や山の林などで生きものを観察しました。
毎年12月上旬は数センチの積雪がありましたが、今回は雪もなく暖かで、あちらこちらにアキアカネが飛んでいました。

アカハライモリのオスとメス。続けて参加している子どもたちは区別がつくようになりました。
アカハライモリのオスとメス。続けて参加している子どもたちは区別がつくようになりました。

前回イモリがたくさんいた、清水が流れ込んでいる池には、ヤゴやマツモムシ、トビケラの幼虫がいて、イモリはすぐ近くの別の池にいました。同じ池に、越冬するオタマジャクシもいました。また別の池ではコオイムシ、というふうに、池ごとに見つかる生きものが違いました。「地図上では同じ場所でも、少しずつ環境が異なり、生きものが住み分けている」「イモリは移動したのだろう。この後冬を越すためにさらに移動するかもしれない」と、深沢さんが説明しました。

大きなキノコを見つけたよ!
大きなキノコを見つけたよ!

山の林では、くさった倒木のところどころから、いろいろなキノコが出ていました。ナメコ、ヒラタケ、ムキタケなど食べられるもの以外に、器状の形のヒイロチャワンタケなど珍しい形のキノコも観察しました。林の地面には落ち葉が積もり、傾斜がある場所は足元がすべりやすく、木の枝につかまるなどしながら慎重に進みました。

ふりかえりでは、印象深かったことや生きものの名前などを、参加者全員が話しました。「季節ごとに生きものの様子が変化していて勉強になった」「前回と違うところにイモリがいた」「同じ場所でも環境が違っているということがわかった」などの感想が聞かれました。
深沢さんは「生きもののつかまえ方や、どんなところにどんな生きものがいるかなど、覚えていてほしい」と呼びかけました。

栃窪いきものプロジェクトは、来年も引き続き実施される予定です。

アカハライモリ続出。11月のいきものプロジェクト

2010年11月6日(土)の生きもの調べでは、清水が流れ込む池でアカハライモリを9匹捕まえました。これまでで最も多い数でした。
11月6日(土)に、南魚沼市栃窪集落で「栃窪生きものプロジェクト」が行われました。講師は小出高校教諭の深沢和基さん。「田んぼのイロハ」参加者を含む21人は、秋晴れの空に紅葉した木々の色が美しく映える景色の中、池や林の中で、それぞれに生きものを探し、観察しました。

面白いように見つかったアカハライモリ。
面白いように見つかったアカハライモリ。

清水が流れ込んでいる池では、子どもたちが網で次々に泥をすくい、アカハライモリやヤゴ、マツモムシなどを見つけました。特にアカハライモリは9匹と、今年最多記録でした。子どもたちは、オスとメスを見比べたり、個体の色の違いを批評したりしていました。
前回まで何匹も観察できたクロサンショウウオの幼生は、今回は1匹しか見つかりませんでした。深沢さんは、前回エラがなくなりかけていたものなどが大人になり山に移動したからだ、と説明していました。
周辺には、キアゲハやスズメガの幼虫、ヤマアカガエル、アマガエルなどもいました。

山の中では落ち葉の間からキノコが顔を出していました。写真は薄紫色の「ムラサキシメジ」。食べられるとのこと。きれいな色が返って毒々しい印象。
山の中では落ち葉の間からキノコが顔を出していました。写真は薄紫色の「ムラサキシメジ」。食べられるとのこと。きれいな色が返って毒々しい印象。

40分ほど歩いた山の林では、積もった落ち葉の中からキノコを見つけました。表も裏もきれいな薄紫色の「ムラサキシメジ」、軸を折ると出てくる液で手が赤く染まる「チシオタケ」、指でカサを押すと真ん中の穴からけむりが出る「ケムリタケ」など。
参加者の何人かは、チシオタケの軸を折り、どんな液が出てくるのか試していました。

地元の子どもたちは、「エラがついたサンショウウオの幼生は、寒くなってきたのでもういないかと思っていた」「紫のキノコが珍しかった」などと感想を話しました。
首都圏からの参加者は、「身近にあって気づかなかったものも、関心を持つと見えてくるのだと感じた」「自然の中に自分を置いた、という感覚がとてもよかった」と話していました。

次回は12月5日(土)午前9時からです。冬の生きものたちの暮らし方やその痕跡を探ります。

クロサンショウウオの成長過程を観察。10月のいきものプロジェクト

2010年10月17日(日)の生きもの調べでは、クロサンショウウオの幼生の、エラがあるものとないものを観察し、成長の段階の違いを見比べました。
10月17日(日)に、南魚沼市栃窪集落で「栃窪生きものプロジェクト」が行われました。講師は小出高校教諭の深沢和基さん。集落内外から13人が参加し、清水が流れ込んでいる池や毎回観察しているスイレン田んぼ、山の林の中などで、生きものの観察を行いました。

出発前に、深沢さんが近隣の地域で見つけた、ルリタテハというチョウの幼虫や、ツクバネという植物の実を見せてくれました。ツクバネは羽根つきの羽根と同じ形で、落とすとクルクル回ります。子どもたちは何度も放り投げて、回りながら落ちる様子を楽しみました。

池の泥をどんどんすくう子どもたち
池の泥をどんどんすくう子どもたち

池では泥を網ですくって生きものを探したところ、クロサンショウウオの幼生、アカハライモリ、ヤゴ、アカムシなどが次々と出てきました。
クロサンショウウオの幼生には、ウーパールーパーのようなエラがついているものと、ついていた形跡が少し残っているものとがいました。深沢さんによれば、エラが完全になくなると池から山に移動するそうです。

他には、イナゴ、茶色いケムシ、ツチガエル、トノサマガエルと思われるカエルなどがいました。

続いて訪れたスイレン田んぼでは、ミズオオバコの花がきれいに咲いていましたが、夏に見かけたタヌキモは見られませんでした。

15分ほど歩いた山の林では、お目当てのツクバネは見つからなかったものの、ホコリタケという、袋状になったカサの脇を押すと真ん中にある穴からけむりが出るキノコや、スギヒラタケ、スギエダタケなど、キノコをたくさん見つけました。シュレーゲルアオガエルのオスとメスも観察できました。子どもたちは特にケムリタケが気に入った様子で、みんな必死になって探しまわっていました。

エラだったと思われる突起が残るクロサンショウウオの幼生
エラだったと思われる突起が残るクロサンショウウオの幼生

最後のふりかえりでは、クロサンショウウオの幼生のエラがあるものとないものを見比べたことが楽しかったという意見や、寒くなっても生きものをたくさん観察できたことなどが印象的だったという感想が寄せられました。

次回の生きもの調べは11月6日(土)13時からです。

清水の秋空にルリボシヤンマが舞いおどる 生物多様性保全・教育プロジェクト〜清水いきもの復活大作戦・秋の巻〜

新潟県南魚沼市清水で、今年度3度目の保全活動を9月18-20日実施しました。首都圏からの6名の参加者と地元の人たちが一緒に草刈りや木道作りに汗を流しました。
今回は、生物多様性保全活動に加えて、専門家と一緒の調査やナメコ栽培現場の草刈り、山登りを実施。秋の清水の自然の豊かさをじっくり味わう3日間となりました。

木道作りの様子。板を運ぶ人、木を切る人、打ち付ける人と役割を分けてスムーズに進みました。
木道作りの様子。板を運ぶ人、木を切る人、打ち付ける人と役割を分けてスムーズに進みました。

初日の夕方と2日目の午後に保全地域の草刈りと木道作りを行いました。7月の夏の巻の時にも、アシやススキなど乾燥化を好む草を刈り取りましたが、2ヶ月間でぐんぐん伸びていました。それをカマや草刈り機でばっさばっさと刈り取り、きれいになった畔に木道を設置しました。
参加者と地元の人たちが畔に一列に並び、バケツリレーのように木を運び、着いた先でどんどんと道を作っていきました。ほんの1時間ほどで約100mの木道が完成。「やはり人の手が多いのは強い!」と清水の人が言っていました。

2日目の午前は、プロジェクトのアドバイザーである新潟県立小出高校の深沢和基さんと共に、現在の保全地域の環境の様子や生息する生き物について調べました。池の上を飛び交う多くのルリボシヤンマや巨大なヒキガエル、細長いヒモのような不思議な生き物のハリガネムシなどに、みんな引きつけられていました。
大人たち10数人が虫取り網を持って、生き物を追いかけ、ところどころで歓声が上がっていました。

最終日は朝早くから、地域の共同事業として行っているナメコ栽培の現場に向かい、原木周りの草刈りをしました。3日目にもなると都心からの参加者も慣れたもの。手際良くカマを使って草を刈っていき、予想以上の早さで終わりました。

巨大なヒキガエルを握りしめる参加者。
巨大なヒキガエルを握りしめる参加者。

今年度の生物多様性保全・教育プロジェクトの交流イベントは今回で最後。年内にまとめの調査と次年度の計画作りを行います。

5月に休耕田に穴を掘って水を引いてから約半年で、様々な種類のトンボやカエルが姿を見せるようになりました。一冬を越えて、来年はどんな姿を見せてくれるでしょうか。プロジェクトはこれからも継続します。

 

【参加者の感想】
・想像していたより3倍も楽しかった。人と話しても楽しかったし、山に登ったのも楽しかった。また来たいです。
・2泊3日、心も体も充実した時間だった。ナメコの原木を初めてみた。ナメコがどうやって作られるのかを知れてよかった。
・2泊3日で清水を堪能できて楽しかった。ナメコ現場の沢が素敵だといつも思うが、その上にあんな山があるなんて知りませんでした。とっても爽快でした。山の山頂からの景色はなにものにも代え難い。
・「人間が生き延びるため」ではなくただ生き物、自然が好きだから保全したいというのは美しいことだと思います。僕もただ画一化されていくこと自体がよくないという動機で生物多様性は守られなければならないと思います。

【清水の人たちからのコメント】
・いままでは注意してみていなかったが、何か興味のあるものをひとつ見つけると見方が変わってくる。私が白いカタクリの花を見つけて以来、カタクリの花をよーく見るようになった。
・名前の分からない生きものがまだまだたくさんいる。楽しみが増える。カエルの顔が種類などによって違うのを見たいと思って、ルーペを買った。
★プロジェクト専用ウェブサイトが出来ました!
http://ikimono.ecoplus.jp/top.php?lang=ja

保全地域の変化の様子や、清水の人たちからのコメントなどを掲載しています。

小中高生26人が山里の自然と暮らしを満喫「山里子ども夏休みキャンプ」

新潟県南魚沼市の清水集落で、2010年8月5日から3泊4日で、「山里子ども夏休みキャンプ」を行いました。地元南魚沼市のほか、大阪府や首都圏から合計26人の小中高校生が、地元のみなさんの指導で大自然をたっぷりと楽しみました。

地元のベテランの案内で、子どもでも楽しめる沢を歩いて楽しみました。
地元のベテランの案内で、子どもでも楽しめる沢を歩いて楽しみました。

 

8月5日から8日まで、新潟県南魚沼市清水で子どもキャンプを実施しました。

小学5年〜高校1年までの川っ子グループはテント泊、小学1年〜4年までの山っ子グループは公民館泊で3泊4日の共同生活を体験しました。
川っ子は12人、山っ子は14人が、地元南魚沼市や東京、埼玉、神奈川、千葉、そして大阪から集まりました。

キャンプサイトは遠くに2,000メートル級の山々を望む電灯ひとつない場所。星空が最高でした。
キャンプサイトは遠くに2,000メートル級の山々を望む電灯ひとつない場所。星空が最高でした。

詳しくはこちらへ
http://www.ecoclub.org/showart.php?lang=ja&genre=7&aid=448

山伏さんが集って来た・・・

集落センターの外に山伏さんが大集合!!いったい何が始まるのでしょう?

 車に乗って町の方からどんどんやって来る山伏さん(ちょっとイメージが…)、総勢約10人。
車に乗って町の方からどんどんやって来る山伏さん(ちょっとイメージが…)、総勢約10人。

今日はさらに山へ登って護摩を焚いた後、集落内を托鉢して回られるそうです。今日が何かの行事なのかは伺いそびれてしまいました。
山伏さんによると、この栃窪集落は「修験宗(しゅげんしゅう)」の方が多いそうです。「それがどんな宗派なのか、何が祀られているかっていうと、話し出したら1時間以上かかっちゃうからね〜」とのことです。まだそこまで質問してはいなかったのですが…気のきいた山伏さんたちなのでした。