池の生きもの

通りがかりに何となくのぞき込んだ池に、黒いオタマジャクシがたくさんいました。
連日30度を越える「夏」が来ました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 集落内のとある家の池に黒いオタマジャクシのような生きものが見えました。家の人に許しを得て池のふちまで行ってみると、やはりオタマジャクシでした。オタマジャクシと言えば、一般的には春のイメージが強いようですが、夏も秋も、種類によっては冬、氷でおおわれた田んぼ跡にもオタマジャクシがいるということが、栃窪の生きものプロジェクトでわかっています。

家の人は、モリアオガエルのオタマジャクシではないかとはなしていました。池の周辺でじっとしているモリアオガエルをよく見かけるので、もしかすると親で、オタマジャクシを見張っているのではないか、というのです。池の周りをよく見てみましたが、その日は見当たりませんでした。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA ことの真相は定かではありませんが、その池には清水が流れ込んでいるそうで、水草がたくさん生えて、イトトンボのつがいが何組も産卵をしていたり、底の方にサンショウウオの子どもと思われる生きものがいたりしました。コンクリートで囲まれていて生きものがいないようにも見える池なのですが、中は生きものであふれていました。