みのりにあふれる山里の秋を堪能(第1回10月6-7日)

ブナの原生林の中に置かれた原木から、わっと姿を出したナメコたち
ブナの原生林の中に置かれた原木から、わっと姿を出したナメコたち

10月6-7日の週末、新潟県南魚沼市の清水集落で、地域が取り組む「原木ナメコ」プロジェクトに触れる山里ツアーが行われました。

2012年10月6-7日の両日、新潟県南魚沼市の巻機山中腹にある、清水集落を拠点に、原木ナメコなど山里の秋を楽しむツアーを行いました。

参加したのは、首都圏の会社員や家族連れを中心に9人。多くの場面で地元のみなさんが案内役として加わりました。

収穫したナメコを、みんなで調理して楽しみました。素ゆで、オムレツ、マーボ、豆腐のせ、油揚はさみ焼き、そして鍋。
収穫したナメコを、みんなで調理して楽しみました。素ゆで、オムレツ、マーボ、豆腐のせ、油揚はさみ焼き、そして鍋。

昼過ぎに到着して、さっそく栽培地に向かいました。標高900mから1,000mのブナの原生林は、樹齢100年以上の大きなブナがそびえています。その足元に、営林署から払い下げを受けて植菌した原木がびっしり並んでいる場所があり、何本かからは500円玉以上の大きさになったナメコがびっしりと生えていました。

前日までの雨の影響もあって、まるで宝石のようなきれいな輝きでした。

「すごーい」「売っているナメコと全然違う」という声が次々と上がる中、採集作業を開始。1時間半ほどで20キロ近いナメコを収穫しました。いずれもぬめりがたっぷりで、肉厚で、濃い茶色になっています。

夕方は、取ってきたばかりのナメコをみんなで調理。借り上げている古民家を舞台に、さまざまなナメコ料理が登場。シンプルな素ゆでからおろしナメコ、鍋などが続きました。都会からの若い女性は、豆腐の上にチーズとナメコを乗せてレンジで温めた「ナメコ豆腐」や、新潟・栃尾地域特産の大きな油揚げに刻んだナメコとひき肉を入れた「油揚げのナメコはさみ焼き」に挑戦。
地元の若者は、マーボ豆腐の元をつかって「マーボナメコ」を編み出しました。

地元の銘酒とともに、さまざまなナメコ料理を楽しみながら、地元のみなさんも加わって、山の暮らしについて夜遅くまで話が続きました。

みのりにあふれる山里の秋を堪能(続き)

集落の共同作業に加わって、水路の整備を手伝いました。
集落の共同作業に加わって、水路の整備を手伝いました。

地元の共同作業にも参加して、山里の暮らしぶりを実感しました。

2日目は、朝8時から地元の共同作業に参加させてもらいました。18世帯60人の小さな集落は、豪雪期には4mの雪で埋もれます。その雪を消すために必要な水を確保するために、村に引き込まれた4本の水路を整備する作業です。

男たちが10数人。刈り払機などと積んだ軽トラで続々集まり、そこにスタッフを含む11人のエコプラスチームが加わって、各方面に散りました。

別の場所を歩くと、天然のクリタケが大量に発生していました。
別の場所を歩くと、天然のクリタケが大量に発生していました。

地元の方が草を刈り、エコプラスチームが倒れ込んだ草を出し、所々で流れを止めている倒木類を引きずり出しながら、順次水路を整備していきました。

この作業ができなくなると、玄関回りなどの雪を消すことが困難になって、高齢者だけの世帯などは暮らしが大変になっていきます。

「限界集落」の限界とは何かを、実感する体験となりました。

参加者のみなさんからは、「本物のナメコに感動した」「地域づくりの応援のためにぜひナメコを東京のレストランに紹介したい」など、地方と都会をつなぐ新しい関係への提案も出されました。

ナメコツアーは、10月13-14日にも予定されています。
http://tappo.ecoplus.jp/showart.php?lang=ja&genre=9&aid=1071

ちょうど取り頃となるナメコの赤ちゃんも多数観察されました。ナメコの最盛期をいよいよ迎えるようです。