エコプラスが新潟県南魚沼市で展開する「休日農業講座」田んぼのイロハの稲刈り編が、9月30日、10月1日の週末、同市栃窪地区で開かれました。両日とも好天に恵まれ、黄金色に輝く田んぼで、カマを使って刈り取り、天日干しのためにはざにかけました。無農薬栽培の田んぼには、バッタやクモなどさまざまな生きものがあふれ、手を休めるとはるかかなたには2,000m級の山々がそびえ立ち、そこに月がかかるという見事な光景に参加者は見とれていました。
稲刈りに参加したのは、首都圏の大学生15人のほか、栃窪集落の「棚田オーナー」になっている家族連れや社会人など計23人。
今年は、8月以降、雨と低温が続いたために、稲の実りが遅く、周辺の田んぼもやっと稲刈りが始まった状況。天日干しの場合は、刈った後のはざかけの間に、茎や葉っぱの部分からの栄養がさらに穂に移って稲が熟すといわれており、この日の刈り取りとなりました。
初日は、束ね作業に手間取り、最後の束がかかったのは日がとっぷり暮れた午後6時。光り輝く月に見守られて、田んぼを後にしました。
2日目は、午前9時から。2日目とあって作業も一気に進み、昼までに8割方の刈り取りを終えました。
昼食は、道路脇の木陰でのおにぎりと汁。おなかを空かせた若者たちは、競って鍋の汁をお代わりしていました。
晶さんの「できるだけ混じり物の少ないものを食べるようにするのが一番」という言葉には、多くの参加者が納得している様子でした。
次回は、11月3、4日の収穫祭編です。