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「田んぼのイロハ」稲刈り編を行いました

2016年10月1〜2日に新潟県南魚沼市栃窪集落で休日農業講座「田んぼのイロハ」稲刈り編を行いました。

161001三橋親子怜正くん
親子で一緒に稲刈り

一時は青空も広がる中で、家族、会社員、学生らと稲刈りをしました。1日目は座学の予定でしたが、不安定な天候だったため晴れているうちに作業をしようということで、初日からの稲刈りとなりました。

今年の夏の高温で稲が伸びすぎ、そして8、9月の相次ぐ雨や台風などの影響で倒れてしまっている稲もありました。雨水を吸い込んだぬかるむ田んぼに苦闘しながらの作業で、2日間にわたる作業でも全体の4分の1程度が残ってしまいました。
作業後には青空のもと田んぼの横で、自然のおいしさがたくさんつまったお昼ごはんを食べました。

今年は暖冬の影響による5〜6月の水不足、8〜9月の雨や台風など、気候が不安定でした。農家のみなさんは悩みが多い1年でした。プログラム参加者にとって自然とともに生きるということ、自然の中でお米が採れるということ、がどのようなことかを学べた2日間になったと思います。

161002ぬかる田んぼの状況

雪に暮らし、雪に学ぶ「雪ざんまいキャンプ」

2016年3月26日から29日まで、南魚沼市清水集落で「雪ざんまいキャンプ」が行われました。参加したのは、新潟市と首都圏から来た小中学生7人の子どもたち。雪の上での暮らしを自分たちで組み立てながら、思いっきり遊び学び楽しんだ3泊4日でした。

今年の冬は不思議なぐらいに雪が少なく、標高600mの清水集落でも一足早く春の装いです。例年なら2m〜3m雪が残っているこの時期も、今年は50センチほどしかありません。「雪ざんまい」となるか心配しましたが、好天にも恵まれ、子どもたちは真剣なまなざしで雪との暮らしに向き合いました。

集まったのは、小学4年生から中学1年生までの子どもたち7人。何度かエコプラスのキャンプに参加したことのある子もいましたが、初めての場所、初めて一緒に過ごす仲間、初めての雪の上でのキャンプに、皆少し緊張した面持ちでした。「環境を大事にして過ごす」「みんなと仲良くする」といった目標を決めて、雪ざんまいキャンプのスタートです。

4日間、子どもたち自身で暮らしを組み立てます。初めは薪を割って火を起こすのも一苦労。
4日間、子どもたち自身で暮らしを組み立てます。初めは薪を割って火を起こすのも一苦労。

これから4日間、身のまわりの暮らしをすべて自分たちで組み立てます。雪を踏み固めるところから、テントを建て、なたで薪を割って火を起こし、雪を溶かして水を確保して、イスとテーブル・トイレ・食器棚まで全部雪で作ります。雪でお尻を拭き、杉の葉っぱをタワシとして鍋を洗いました。子どもたちも初日は戸惑ったものの、4日も経てば皆たくましく成長していきます。

スタッフの役割は基本的にはアドバイスをする程度で、手助けもなく、子どもたち自らが考え、相談して、行動していかなければいけません。道具や食料も自分たちで管理します。初日の夕飯を食べ始める頃には辺りが暗くなっていましたが、日が経つに連れ、なたの使い方も火の起こし方も早くなり、料理も大人より子どもたちの方がおいしく出来るほどでした。他にも、トイレに行くまでの階段を設けたり、雪で灯籠を作りロウソクの明かりを灯したりと、雪の上での生活を工夫しながら楽しみました。

巻機山のふもとまでハイキング。山に囲まれた絶景の中を歩きます。
巻機山のふもとまでハイキング。山に囲まれた絶景の中を歩きます。

日中は毎日暑いぐらいの晴天で、 地元の山の達人と一緒に近くの巻機山のふもとまでハイキングをしたり、 集落の不思議を自分たちで見つけ、それについて地元の人たちに聞いて歩く「清水調べ」に出かけたりと、里山の自然と暮らしを肌で感じることができました。お楽しみは、山の斜面で豪快尻すべり。肥料袋をソリ代わりに、初めは1人で、最後はスタッフも入って7人一緒にと、大きな笑い声が山の向こうまで響いていました。 過疎化が進む山間の地域で、4日間だけでも子どもたちが暮らし、溶け込んでいく姿が印象的でした。

自然の中、仲間たちと協力しながら、雪の上の暮らしを楽しみました。うまくいかないこと、大変なこと、寒さに凍えることもありました。それでも、かちかちに凍った雪の上で空を見上げると、真っ暗な中に無数の星が見えました。地に根を張る里山の暮らしも、自然の雄大な景色も、街の便利さの中では味わえないような経験だったと思います。真っ赤に日焼けした顔が、雪国の暮らしを思いっきり楽しんだ証です。

国際シンポジウムの進行予定

1月23日と24日の進行は以下のように考えています。シンポジウムの案内チラシに24日(日)と表記すべきところを23日(日)と誤って記載しました。混乱を来たし申し訳ありませんでした。訂正します。

23日(土)会場は、大隈記念講堂の地下小講堂
午前9時45分開場
午前10時15分開始
趣旨説明:高野孝子・早稲田大学教授
基調講演:サイモン・ビームズ氏
アンバ・ジャミール氏
昼食
午後1時
基調講演:桑子敏雄・東京工業大学教授
話題提供:ルース・オング・ウェイ・リンさん

午後2時半
分科会(会場は、分科会の前にお知らせします)
㈰自然保護活動;地域の自然を知る価値
㈪学校教育;地域に根ざす学び PBE は学校を変えられるか
㈫ふるさと再発見;日本各地の、風土、地域に根ざした学び
㈬冒険教育;冒険の「ディズニー化」。PBE はどうあらがえるか
午後6時、交流会(一般 3,500円、学生 2,500円)
24日(日)会場は、早稲田大学・国際会議場井深大記念ホール
午前10時 開始
パネル討論(司会、安藤聡彦・埼玉大学教授)
正午 昼食
午後1時
グループ討議、全体討議、とりまとめ
午後3時 終了予定

特別ゲストの紹介

国際シンポジウムに参加する内外の専門家を紹介します。

 

サイモン・ビームズさん
Dr. Simon BEAMES

海外ゲストのエジンバラ大学シニアレクチャラー、サイモン・ビームズさん
海外ゲストのエジンバラ大学シニアレクチャラー、サイモン・ビームズさん

英国・エジンバラ大学シニアレクチャラー
カナダ出身。マレーシア、香港、米国などでの 23 年に渡る豊富な指導体験を持つ。体験学習、野外教育・ 環境教育を出発点に、持続可能性教育までの幅広い領域で活躍。「Learning outside the classroom(教 室の外での学び)」などの著書がある。

 

アンバ・ジャミールさん
Mr. Amba JAMIR

インドの少数民族のために働く環境弁護士アンバ・ジャミールさん
インドの少数民族のために働く環境弁護士アンバ・ジャミールさん

環境弁護士
インド北東部のナガランド州の少数 民族アオ族。環境に関する弁護士資格 を持ち、山岳地での農業、資源管理、 人材開発など、少数民族が暮らす地域 社会を中心に、持続可能な社会を目指 した幅広い教育活動を展開している。

 

桑子敏雄さん
東京工業大学大学院教授

信仰と環境、社会をつなぐ東京工業大学の桑子さん
信仰と環境、社会をつなぐ東京工業大学の桑子さん

社会理工学研究科。専門は哲学、倫理学、合意形成 学、プロジェクトマネジメント論。『風景の中の環境哲 学』(東京大学出版会、2005)、『空間の履歴』(東信堂、 2009)、『生命と風景の哲学』(岩波書店、2013)『社 会的合意形成のプロジェクトマネジメント』(コロナ社、 2016 年 1 月末刊行予定)など。

 

 

ルース・オング・ウェイ・リンさん
Ms. Ruth ONG Wei Lin

シンガポールの名門ラッフルズスクールで体験学習を進めるオングさん
シンガポールの名門ラッフルズスクールで体験学習を進めるオングさん

シンガポール・ラッフルズ学園
名門ラッフルズ学園の高校生などを対象とした体験学習の指導に当たる。生態系文学、指導者養成、場 の教育やコミュニティ教育などを教えながら、アジア各地での体験学習(サービスラーニング)プログラ ムを展開する。

(終了しました)国際シンポジウム 持続可能な社会の形成に向けた「場の教育」を開催

エコプラスは、2016年1月23-24日、東京・早稲田大学大隈講堂などで、国際シンポジウム 持続可能な社会の形成に向けた「場の教育」・・・「知っている」から「行動」へ、を開催します。ぜひご参加下さい。
学校教育から生涯教育、野外体験から環境教育、そして「地域創生」や「地域おこし協力隊」という政策や企業のCSR活動でも、地域への注目が広がっています。

地域を知ることから、個人や社会を変える「行動」にどうつながっていくのか。

「Place-Based Education(PBE)」として世界でも注目される流れを、海外の専門家とともに、実践者、研究者、企業人、市民が意見を交わす国際シンポジウムを開きます。

【日時】2016年1月23日(土)、24日(日)
【場所】早稲田大学大隈小講堂(23日)、国際会議場(24日)

【日程】23日 基調講演と分科会、交流会
24日 パネルディスカッションととりまとめ会議
【特別ゲスト】敬称略
サイモン・ビームズ(英国エジンバラ大学、野外環境教育)
アンバ・ジャミール(インド、環境弁護士、地域開発、社会教育)
オン・ウェイ・リン(シンガポール、ラッフルズ学園、学校体験教育)
桑子敏雄(東京工業大学、哲学・地域・対話)
【対象】学校教育や生涯教育、地域づくりや農山村交流、持続可能な社会づくりなどに関心を持つ学生、市民、実践者、研究者
【参加】無料、交流会は3,500円。学生2,500円

【企画委員】
阿部治・立教大学教授
安藤聡彦・埼玉大学教授、
板垣順平・神戸大学学術研究員
木俣美樹男・東京学芸大学名誉教授
佐々木豊志・くりこま高原自然学校代表
佐久間憲生・出羽三山の自然を守る会代表
高野孝子・早稲田大学教授
豊田光世・新潟大学准教授
横山隆一・日本自然保護協会参事

【後援】日本環境教育学会、日本野外教育学会、自然体験活動推進協議会、日本エコツーリズムセンター、持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J、予定)、日本環境教育フォーラム(JEEF、予定)ほか。
【共催】早稲田大学留学センター
【助成】独立行政法人環境再生保全機構 地球環境基金
【主催・申込】特定非営利活動法人ECOPLUS
101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-5-16-4階
03-5294-1441、1442(Fax) info@ecoplus.jp

お茶づくりの真剣勝負を実感

神奈川県秦野市の高梨茶園にお邪魔して、2015年9月20日に、手もみ茶づくり講習会を開きました。茶摘みから最後の乾燥まで、8時間以上にわたる真剣勝負に、お茶の奥深さを体感しました。
参加したのは、秦野市内や首都圏各地からの会社員ら9人。お茶づくりはほとんどが初めてでした。

青空のもと、広々とした茶畑で、若い葉を摘む。小さな芽(芯)とその下の2枚の若葉を摘む「一芯二葉」が原則。
青空のもと、広々とした茶畑で、若い葉を摘む。小さな芽(芯)とその下の2枚の若葉を摘む「一芯二葉」が原則。

午前9時過ぎに高梨茶園で、ご主人の高梨孝さん、若主人の晃さんの指導で作業を開始しました。落ち葉のたい肥など有機肥料にこだわって育ててきたお茶畑は、足元がふかふかしています。樹齢60年というお茶の木には、あちこちに若芽が出てきていて、その先端の柔らかな部分だけを、一つひとつていねいに摘んでいきました。

午前11時すぎまでかかって集めた茶葉は約2.8キロ。正午前から蒸す工程に入りました。直径30センチほどのせいろに入れて蒸します。時間は最初30秒、上下を入れ替えて20秒、最後に分厚い木のフタを2度開け閉めして蒸気を全体に回して、冷却、という過程。

途中から、葉っぱの状態から全体で10秒短縮するという微妙な調整も入りました。蒸気からは甘いお茶の香りが立ち上がります。蒸してすかさず冷却すると葉っぱは生の時と同じきれいな緑色のままです。

蒸した後の、お茶もみ。軽く葉っぱをふるい、軽く転がし、やがて体重をかけてもむ、さまざまな工程が続く。
蒸した後の、お茶もみ。軽く葉っぱをふるい、軽く転がし、やがて体重をかけてもむ、さまざまな工程が続く。

小一時間かけてじっくり蒸し上げた後は、「ほいろ」と呼ばれる人肌に保つ和紙張りの四角い台の中での「もみ」作業。蒸した葉っぱを何度かふるって水分を飛ばし、転がしながら、軽く、時には体重をかけて、もんでいきます。

2台のほいろに分かれた参加者は、それぞれ交代で昼食を食べながら、ひたすらもみ続けます。孝さん、晃さんがずっと付きっきりで動作を指導。「親指を人さし指に付けて」「指先をあわせて茶葉を包み込むように」「人さし指と小指をそれぞれ外側に押し出すように」と指の動きも細かく教えてもらいました。

何と、晃さんは手もみ茶の全国大会での優勝経験もある名人。時々参加者がもんだお茶を調整しながら、午後4時過ぎには手もみ茶が完成しました。

1枚の葉がねじりが入った長さ4センチ前後の針のような状態になっています。「先端がとがって障子に刺さるぐらいになり、表面がつややかに光ってくると最高」と晃さん。

最後の乾燥はほいろの中で約2時間。この間に、孝さんが茶畑で作るいろんな種類のお茶を見せてくれたり、製茶工場の中で説明してくれたりしました。

最後のふり返りでは、「お茶に情熱を持つお父さんの背を見て息子さんががんばっているということがよく分った」「手を抜かずにお茶づくりをしておられることが分かりファンになりました」など、お茶の奥深さに感動する声が続きました。

高梨孝さんは「知ることと体験することは違う。体験を通じて日本のよさを知り、磨きをかけると日本がもっと元気になると思う。一歩一歩伝統を重んじていいものを若い人たちの暮らしが楽しくなるような社会になればいいと思います。大げさですけれど、道を知っていることと道を歩くことは違うと思います」と話していました。

30人余でヒノキ林の整備を実施

2015年7月25日の土曜日、都内の金融機関2社のボランティア33人のみなさんが、茨城県・阿見町での森林整備活動を実施しました。エコプラスは阿見町で07年以来、農業や林業の体験活動を支援しています。
7月25日、33人の参加者は東京駅近くに集合し、午前10時半にバスで阿見町君島地区に到着。身支度を整えて、11時過ぎから森林整備に着手しました。

対象となった森は、22年前にヒノキの苗を植えた場所。左右11列、奥行き30列近くに、高さ5m前後のヒノキが整然と並んでいます。

いずれは材木にと植えられたヒノキでしたが、親世代から引き継いだのは女性1人だけのお宅。ほとんど手入れが出来ずに、枝がびっしりと生え、そこにクズがからみついて一部はクズのツルが木全体を覆う状態となっていました。

ボランティアたちは、7人1組になって、地元のみなさんの指導のもとで、枝を払い、切った枝を引き出して森の外に積み上げる作業を続けました。

初めての枝打ち。インド出身の参加者もすぐに慣れて、みんなで300本以上の木をきれいにしました。
初めての枝打ち。インド出身の参加者もすぐに慣れて、みんなで300本以上の木をきれいにしました。

気温35度前後。猛烈な暑さと湿気で、みんな汗びっしょり。枝を切る時には木の上からヒノキの枯れ葉などが落ちてきて、ほこりまみれになります。

昼食をはさんで午後2時半ごろまで作業をし、ヒノキの林は高さ2m前後までがずっと先まで見通せる状態になりました。

現場を訪ねた地主の女性は、「私一人でどうしようもなくて手を付けられずにいました。本当に助かりました」と話していました。

作業終了間際。林の下は向こうまで見通せるようになりました。
作業終了間際。林の下は向こうまで見通せるようになりました。

参加者したみなさんからは「日ごろはずっと机に座っているだけなので、汗をかいての活動は面白い」「林の向こう側まで見通せるようになって、気持ちが良かった」などと話していました。

首都圏への農産物の供給源である阿見町でも、農林業の後継者は減っています。手入れがされていない森や竹林、耕作されないまま雑草に埋もれている農地などが数多くあります。

こうした土地を都市部の人たちが汗を流し心身をリフレッシュする場として活用することで、地域と人々の持続可能性へとつながるとエコプラスは期待しています。

International Students of Waseda Summer Session learned Traditional Japan in Tochikubo

On July 3-5, 25 international students and staff from Waseda University arrived in Minamiuonuma City as part of its Summer Session, visiting Tochikubo on the 4th. ECOPLUS supported their activities.
On July 3-5, 25 international students and staff from Waseda University arrived in Minamiuonuma City as part of its Summer Session, visiting Tochikubo on the 4th. ECOPLUS supported their activities. With activities such as walking the area, visiting homes, and enjoying local food, they had a chance to learn about Japanese traditional village life.

The students were from 9 countries and area like the US, the UK, and China. They stayed with host families in Minamiuonuma for two nights. While some students could speak a little Japanese, many could not. Because they had many different backgrounds, they had varying perspectives on what they saw, heard, and felt here.

Hearing the brief explanation of the area overseeing the panoramic view from the top.
Hearing the brief explanation of the area overseeing the panoramic view from the top.

The activities in Tochikubo began at 8:45 with the participants, taken there by their host families, gathered at the top of a mountain of 700 meters. The panoramic view was shrouded in clouds, creating an almost dream-like vista.

Two interns students of ECOPLUS spoke briefly about Tochikubo, mentioning the population size and elevation as well as industries such as the ski slopes, and of course, the rice fields. As we walked down the mountain, Takako Takano, Professor at Waseda and executive director of ECOPLUS, pointed out notable plants like heartleaf, called “Dokudami,” a plant that has many medicinal properties.

An elder lady presented how to get a jute fiber from dried skin of the plant. The jute clothes were made in the area for more than 1,300 years.
An elder lady presented how to get a jute fiber from dried skin of the plant. The jute clothes were made in the area for more than 1,300 years.

After a sumptuous lunch prepared by local women, the students were divided into different groups and helped visited local homes with a variety of tasks. The group I went with weeded a garden and tasted freshly-grown cucumbers. They asked many questions and really immersed themselves in the experience.

When finished working with the villagers, they gathered again on the second floor of the community center and watched a video and a presentation by the interns about their experiences over these eight weeks in Tochikubo. The students then had some time for questions and discussion, which proved very enlightening – a student from England commented on the differences between the Japanese and British countryside, and a Chinese student said that she was surprised at the cleanliness and level of development in Japanese rural areas.

At 4:15 it was time for them to return to their host families. Through being here and interacting with people, they had the chance to genuinely experience life in rural Japan. Based on what I saw and heard, I think they had an excellent learning experience.

まばゆい光の中で雪ざんまいキャンプ

エコプラス恒例の雪ざんまいキャンプが、3月26−28日の2泊3日の日程で、新潟県南魚沼市清水集落で開かれました。透き通った青空と真っ白な雪に包まれて、雪の中での暮らしを楽しみました。

エコプラスが20年来続けてきた雪の中でのキャンプを、今年は3月26日から28日の2泊3日で実施しました。

キャンプ地は地元のみなさんが大切に手入れをしておられる農地の上。ゴミはすべて持ち帰るLow impact cacmpです。
キャンプ地は地元のみなさんが大切に手入れをしておられる農地の上。ゴミはすべて持ち帰るLow impact cacmpです。

今回は、子どもの参加が少なかったために、ボランティアスタッフも加わったトレーニングキャンプとして実施。小学生2人のほかに、大学生や専門学校性らも加わり計10人が、雪上の共同生活を送りました。

すべてが初めての経験とあって、最初は戸惑いがちでしたが、小学生も大学生も一緒になって協力しあい、食事を作り、後片づけをし、遊び、眠る3日間でした。

吸い込まれるような深い青空、きらきらと輝く真っ白な雪。身体の中まで透き通っていきそうです。
吸い込まれるような深い青空、きらきらと輝く真っ白な雪。身体の中まで透き通っていきそうです。

 

 

 

 

 

 

 

(詳しくは以下からどうぞ)
http://www.ecoclub.org/showart.php?lang=ja&genre=7&aid=591

(フェースブックページにも写真が載っています)
https://www.facebook.com/pages/Ecoplus/1429092087370488

雪の中でカモシカやウサギ、リスに出会う

2015年2月28-3月1日、新潟県南魚沼市の清水集落で、「清水生きもの復活大作戦早春の巻」を行いました。雪に覆われた森を歩き、森の生きものを食事にいただいて、山里の自然と暮らしにふれました。

山里の生物多様性を高め、地域づくりにもつなげようと展開している「生きもの復活大作戦」では、初めての雪の季節の開催となりました。

参加したのは首都圏からの親子連れ、会社員、学生など計12人。北野日出男・元日本環境教育フォーラム会長、横山隆一・日本自然保護協会参事、深沢和基・六日町高校教諭の3人の専門家も勢ぞろい、集落住民も加わりました。

大きなブナの木の下で、ティータイム。
大きなブナの木の下で、ティータイム。

初日は、穏やかな天候で陽が差す春のような陽気。除雪された道路から、高さ2m以上もある雪の壁を上ってかんじきをはきました。地元で今も使われる伝統的な丸いかんじき。村人はヒモを使って簡単に装着していますが、慣れない参加者は、何度もはずれて四苦八苦です。

数百m先の斜面にいたカモシカの姿を単眼鏡などで追います。
数百m先の斜面にいたカモシカの姿を単眼鏡などで追います。

広い雪原を歩いていくと、遠くの雪の斜面にカモシカを発見。双眼鏡や単眼鏡で見ると、急な場所で雪の中から頭だけ出ている木の枝に盛んに食いついているのが観察できました。