「山里」カテゴリーアーカイブ

雪の中で、暮らし、遊んだ、雪ざんまいキャンプ2023

Enjoyed and learned simple life on the snow

 エコプラス恒例の「雪ざんまいキャンプ」を、2023年3月21日から24日まで、新潟県南魚沼市の清水地区で、実施しました。日程の関係で週末を組み込むことが出来なかったために、参加できたのは大学生4人でしたが、地元のみなさんからも雪の中での暮らしの技や知恵などを教わり、自分たちで、雪の中で暮らしを組み立てる4日間となりました。

Ecoplus conducted “the camp in the deep snow” from Mar 21 to 24, 2023, in Shimizu village, in Niigata, Japan. Unfortunately we could not set the period including weekend, we had only four university students but they acquired a lot of knowledges and skills from the local people and enjoyed self build simple life on the snow for four days.

 この冬は雪が少なかったものの、清水地区にはこの時期でも1○以上の雪が残っていました。キャンプの前半は、好天で、陽射しの下では半袖になる人もいるほど。天気が悪化した後半も気温が高いために雪ではなく雨になりました。

Although we had less snow than normal years In this winter, we had more than 1 meter of snow in Shimizu area. The weather conditions was dry and warm in early days, but later part we had not snow but rain.

 キャンプでは、眠るのは雪の上のテント。料理をするのも、雪の上。雪の上で火を起こし雪を溶かして水を利用しました。そして、トイレも雪の上。この暮らしの場を作るのに、前半の2日のかなりの時間を使いました。この中で、スコップでどのように雪を切り出して座る場所を作るなどの技を習得しました。

In this camp, we slept in tents on the snow. We cooked on the snow making fire on the snow. We kept melting snow in a big pot on fire for drinking and cooking water. Students learnt how to use shovels for cutting snow to make objects such as tables and sitting place.

 今回は22日の夜が雲一つない快晴で、月もなかったために、空いっぱいに星が満ちる様子も楽しむことが出来ました。若者たちは雪の上に寝転がって星空を眺め、大きな流れ星も見たそうです。

In the night of Mar 22, we had very clear sky without any clouds and the moon. So stars were sharp and bright filling all direction. Students laid on the snow for stargazing and they were excited to observe bright meteors.

 都会での暮らしでは、スイッチ一つでお湯が出来、あかりが灯せ、トイレも流れていくのが当たり前。そんな「便利」とは違って、一つひとつの作業を重ねて、薪を割り、火を起こし、水を作り、そして創意工夫で遊ぶことを重ねているうちに、学生たちの表情もどんどんとのびやかになっていくのを感じました。

In these convenient daily life environments, only with one action, we can get hot water, bright lights, and flash toilet instantly. Apart from such “convenient life,” we need to prepare fire wood, make fire, melt snow and play with its own creative ideas. Through such actions one by one, the faces of students changed clearly.

 「不便」なはずの環境で暮らす地元の方たちが、山や森や生きものや歴史について生き生きと語る姿を見て「自分たちが思いこんでいるレールに乗って進むだけが人生じゃなさそうだと思った」などと、深い感想をみんなは残してくれました。

Local people kindly joined the program and vividly talked about the history, the nature, mountains, animals and life of the area. One of students commented that the life would be more free rather than just following a fixed path thought be “successful.“

雪の中で、暮らす、遊ぶ ー 雪ざんまいキャンプ2023

 雪をとことん利用して暮らし、遊ぶキャンプです。生活の場所やトイレも自分たちで作り、料理も片付けも雪を利用します。自分の「当たり前」を疑い、新しいことに挑戦し、工夫し、学び合います。人と自然の関わりについて一歩気づきを深めます。自分を見つめる機会にもなります。

 地元の暮らしにも思いを馳せ、自然と関わって文化が生まれることを実感しましょう。

 例年、ドキドキや不安で始まり、発見や喜びに溢れる密度の濃い時間となる雪ざんまいキャンプ。去年に続いて、今年も高校生から若い社会人を対象とします。10人程度の少人数での開催です。

 コロナウィルス感染対策を取って実施します。

  • 日程:2023年3月21日事前準備(屋内寝袋泊)、22日(水)から24日(金)の2泊3日、雪上キャンプ
  • 場所:南魚沼市清水集落(21日上越線塩沢駅10:50集合を検討中)
  • 目的:自分の「当たり前」にチャレンジする。雪を題材に人と自然の関係について考える。持続可能な社会をデザインする素材を得る。心と身体を解放しクリエイティブに暮らす。
  • 内容:雪を利用した生活の場づくり。薪を使った野外調理。雪山散歩と豪快尻滑り。雪像やアイスクリーム作りなどの雪遊びを自由に。
  • 対象:高校生から若い社会人10名程度。
  • 条件:実施の1週間前(3月14日)から、感染対策を特に意識した生活。体温測定や体調チェック、事前のPCR検査が可能な場合は実施など、安心してキャンプができるよう、協力をお願いします。スタッフ側も同様の対応です。
  • 参加費用:23,000円(含まれないもの:自宅からの往復交通費、寝袋や長靴など個人のレンタル代、21日の昼夕食・風呂、24日の夕食)

 申し込みと問い合わせは、以下のフォームからお願いします。参加決定の方にはさらに、体調やアレルギーなどに関する細かな情報を出していただきます。

「私の田んぼ」を南魚沼に持ちませんかー棚田オーナー2022募集

 新型コロナの感染拡大とウクライナへのロシア軍に侵攻。実に不安定な世の中になってきました。改めて、食と農と暮らしを見つめ直す時期になってきたと感じます。

オーナー田んぼの様子です(2021年5月24日)

 ギフチョウが舞う素晴らしい環境に包まれた新潟県南魚沼市の栃窪集落にある絶景の棚田で、環境に配慮したコメづくりを応援する「棚田オーナー」制度。今年も募集します。

 日本では消滅しつつある、無農薬、有機、天日乾燥という伝統的な稲作を通して、おコメがどのように出来るのか、自然との関わりはどうなっているのかを、体感していただくプログラムです。秋には、市場にはまず出回ることがない、最高級の塩沢コシヒカリをお届けします。オーナーには、休日農業講座「田んぼのイロハ」のプログラム費を大幅割引する特典もあります。

なぜ栃窪の無農薬田んぼが、特別なのか。説明します。

【募集単位と金額】
100平方メートル(1畝=いっせ)分、年額5万円。グループや学校、保育園などの団体での申込も可能です。

【内容】
 用意した絶景棚田のオーナーになって頂きます。稲の栽培は地元の集落営農組織「とちくぼパノラマ農産」が担当します。オーナーのみなさまはいつでも農作業に参加していただけます。収穫した新米を一口あたり玄米30kg相当(白米で約27kg)お送りします。

【特典】
・田んぼ作業への参加がいつでも可能です。
・田んぼの様子についてメールでお知らせします。
・収穫した新米を玄米30kg(売価約38,000円)相当をお送りします。
・休日農業講座「田んぼのイロハ」への参加費1名分を大幅割引。伝統的なコメづくりのノウハウを教わることができます。

【栽培方法】完全有機・無農薬・天日乾燥。
 農薬は発芽前、育苗期を含め一切使用しません。新潟県の一般的な農家では田植え後も含めて18〜20成分の農薬を使っており、9~10成分で育てたコメは「5割減農薬米」と表示されます。パノラマオーナー米は「完全無農薬」のおコメです。

【プチオーナー】
年額1万円のプチオーナーも募集しています。
参加費年額1万円。いつでも農作業に参加可能。田んぼの様子についてメールでお知らせします。秋に収穫した新米(玄米で5kg=売価6,300円)相当をお送りします。「田んぼのイロハ」講座の参加費が割引になります
【主催】有限会社とちくぼパノラマ農産
【運営】NPO法人エコプラスTAPPO南魚沼やまとくらしの学校:tappo@ecoplus.jp

【申込】

雪の上のオオヤマザクラを見る会(募集終了)

Special Tour to Enjoy Native Cherry on Snow

 豪雪地で知られる新潟県南魚沼市の、さらに豪雪地である清水地区に、残雪の上に咲くオオヤマザクラの巨木があります。この桜を楽しみ、木々が若芽を吹き出す最初の素晴らしい景観の中で時間を過ごしましょう。ご縁のある方を対象にした限定企画です。

 4月23日に清水集落に入り、雪の上を歩いてオオヤマザクラを探索。夜は民宿やまごに宿泊、山のご馳走をいただきます。24日午前、自由行動、解散。事前にPCR検査をお願いします。

 エコプラスにこれまでご縁があった方への限定告知です。その方とご一緒にお知り合いとの参加も可。新型コロナウィルス対策で宿泊人数の制限があるので、定員を10人とさせてもらいます。お部屋も男女別の相部屋を基本とさせてもらいます。

  • 集合:23日午前11時半過ぎ、JR上越線塩沢駅集合。同36分着予定の下り普通列車あり。自家用車での来訪も歓迎。分乗して現地へ
  • 現地:民宿「やまご」に昼ごろ到着、持参の弁当で昼食を取ってから、オオヤマザクラ見学に。
  • 夕方到着の方は、六日町駅16時35分発のバス(南越後観光、清水行き)に乗っていただき、清水集落17時10分着で合流可能。
  • 夕食:いつもの豪華な山のお食事と懇談
  • 解散:24日午前は自由に。余裕のある方は、別の場所のオオヤマザクラを目指して散策。高野大前車は昼前に塩沢市街に下りるつもりです。
  • 参加費13,000円(1泊2日の宿泊費込み、学生9,500円)。長靴レンタル別途。
  • オオヤマザクラの開花は、天候によって毎年変化しています。23、24日の週末に必ず満開になる訳ではないので、ご承知おきください。

雪の中で、暮らす、遊ぶ ー 雪ざんまいキャンプ2022(締め切りました)

  • 本部は、このブルーシート1枚

 雪をとことん利用して暮らし、遊ぶキャンプです。生活の場所やトイレも自分たちで作り、料理も片付けも雪を利用します。自分の「当たり前」を疑い、新しいことに挑戦し、工夫し、学び合います。人と自然の関わりについて一歩気づきを深めます。地元の暮らしにも思いを馳せ、自然と関わって文化が生まれ、風土を構成する様子を体験しましょう。自分を見つめる機会にもなります。

 例年、ドキドキや不安で始まり、発見や喜びに溢れる密度の濃い時間となる雪ざんまいキャンプ。去年に続いて、今年も高校生から若い社会人を対象としたいと思います。

 コロナウィルスを持ち込まないため、今年はエコプラスや髙野代表理事の顔の見える範囲の人たちで、事前からの感染対策を取って実施します。

  • 日程:2022年3月19日事前準備、20日(日)―22日(水)2泊3日雪上キャンプ(19日に都合がつかない人は20日の朝入り)
  • 場所:南魚沼市清水集落(上越線越後湯沢駅、塩沢駅での集合を検討中)
  • 目的:自分の「当たり前」にチャレンジする。雪を題材に人と自然の関係について考える。持続可能な社会をデザインする素材を得る。心と身体を解放しクリエイティブに暮らす。
  • 内容:雪を利用した生活の場づくり。薪を使った野外調理。雪山散歩と豪快尻滑り。雪像やアイスクリーム作りなどの雪遊びを自由に。
  • 対象:高校生から若い社会人10名程度。
  • 条件:実施の10日前(3月9日)から、店などでの飲食や不特定多数の人たちと空間を共にすることを避け、可能な限り3密を避けることができること。実施前2週間の体温測定や体調チェック、事前のPCR検査、当日の体調チェックなど、安心してキャンプができるよう、面倒ではありますが協力をお願いします。スタッフ側も同様の対応です。
  • 参加費用:23,000円(含まれないもの:自宅からの往復交通費、寝袋や長靴など個人のレンタル代、19日の食費・風呂、20日の朝昼食)

 申し込みと問い合わせは、以下のフォームからお願いします。参加決定の方にはさらに、体調やアレルギーなどに関する細かな情報を出していただきます。2月20日で、定員に達しましたが、あと数人は相談に応じます。以下のフォームから、お問い合わせください。

3週末連続で、草取りを実施・・田んぼのイロハ

 エコプラスの休日農業講座「田んぼのイロハ」草取り編は、新型コロナウィルスの状況に対応して、6月中旬からの3週末に、それぞれ日帰り自主企画として、実施しました。参加者はのべ19人。連続しての草取りで、無農薬田んぼはとてもきれいな状態で、苗が大きく育ってきています。

 無農薬田んぼに田植えをしたのは、5月23日の日曜日。そこから3週間経った6月12日(土)は、地元在住の2人で、田車を押しました。田車(たぐるま)は、金属の回転するツメがついた除草の道具です。稲株の列をはさんで左右1列ずつの泥をかき回して、生えてきた雑草を浮かし、同時に埋め込んでいきます。

2人で約2時間、田車を押し続けました。

 さらに1週間後、19日(土)と20日(日)の週末に、それぞれ6人、4人が参加してくれました。やっと梅雨を思わせる低い雲がかかる中で、田車を押すだけでなく、株の間に残った草を手で抜く作業に集中しました。

 田車に押されて勢いはないものの、株の間に隠れた雑草、特にイヌビエは背丈も苗に追いつくような大きさのもののあり、泥の中に手を突っ込まないと抜けない状態になっています。

縦方向の雑草は、田車できれいになりましたが、前後の株の間には、まだイヌビエがびっしりと。

両手を広げ、頭をシャンプーするように稲の苗の回りをかき混ぜながら、ヒエを根っこから抜いていきます。あっという間に指の間にはヒエがどっさりひっかかる場所もありました。

 6月最終の27日(日)は、最大の7人が参加。これまで繰り返した除草のおかげで田んぼの状態はいいのですが、それでも田車を押し、手で草取りに入ると、いくらでも草は生えてきています。

 苗もこの2週間ですっかり太く、立派になってきました。あと少し草取りをすれば、雑草に負けてしまう恐れがなくなり、安心して見守れるようになると思います。

コロナの時代・・・「私の田んぼ」を南魚沼に持ちませんかー棚田オーナー募集

  • 晴れればこんな絶景が

 新型コロナウィルスの感染拡大で、自らの暮らしをどう組み立て直すのかが問われていると思います。エコプラスは10年以上にわたって活動させていただいてきた新潟県南魚沼市栃窪集落でのコメ作りを、今年もご一緒させてもらいます。

オーナー田んぼの様子です(2021年5月24日)

 ギフチョウが舞う素晴らしい環境に包まれた栃窪の棚田で、環境に配慮したコメづくりを応援する「棚田オーナー」制度。無農薬、有機、天日乾燥という伝統的な稲作を支えます。豊かな生態系と小さな集落を支え、ご自身には最高級の塩沢コシヒカリを味わっていただくプログラムです。

 秋には市場にはまず出回ることがない最高級のお米をお届けします。オーナーには、休日農業講座「田んぼのイロハ」(各回の参加費1万円)が無料に。今期は、新型コロナウィルスの関係で、田植えや草取りの泊まりがけのプログラムが出来なくなっていますが、感染状況を見ながら、日帰りなどで柔軟にプログラムを実施していきます。

なぜ栃窪の無農薬田んぼが、特別なのか。説明します。

【募集単位と金額】
100平方メートル(1畝=いっせ)分、年額5万円。グループや学校、保育園などの団体での申込も可能です。

【内容】
 用意した絶景棚田のオーナーになって頂きます。稲の栽培は地元の集落営農組織「とちくぼパノラマ農産」が担当します。オーナーのみなさまはいつでも農作業に参加していただけます。収穫した新米を一口あたり玄米30kg相当(白米で約27kg)お送りします。

【特典】
・田んぼ作業への参加がいつでも可能です。
・田んぼの様子についてメールでお知らせします。
・収穫した新米を玄米30kg(売価約38,000円)相当をお送りします。
・休日農業講座「田んぼのイロハ」への参加費1名分が無料。伝統的なコメづくりのノウハウを教わることができます。

【栽培方法】完全有機・無農薬・天日乾燥。
 農薬は発芽前、育苗期を含め一切使用しません。新潟県の一般的な農家では田植え後も含めて18〜20成分の農薬を使っており、9~10成分で育てたコメは「5割減農薬米」と表示されます。パノラマオーナー米は「完全無農薬」のおコメです。

【プチオーナー】
年額1万円のプチオーナーも募集しています。
参加費年額1万円。いつでも農作業に参加可能。田んぼの様子についてメールでお知らせします。秋に収穫した新米(玄米で5kg=売価6,300円)相当をお送りします。「田んぼのイロハ」講座の参加費が2割引になります
【主催】有限会社とちくぼパノラマ農産
【運営】NPO法人エコプラスTAPPO南魚沼やまとくらしの学校:tappo@ecoplus.jp

【申込】

雪を、とことん利用して暮らす、遊ぶー雪ざんまいキャンプ2021

 雪をとことん利用して暮らし、遊ぶキャンプです。生活の場所やトイレも自分たちで作り、料理も片付けも雪を利用します。自分の「当たり前」を疑い、新しいことに挑戦し、工夫し、学び合います。人と自然の関わりについて一歩気づきを深めます。地元の暮らしにも思いを馳せ、自然と関わって文化が生まれ、風土を構成する様子を体験しましょう。自分を見つめる機会にもなります。

 

 例年、ドキドキや不安で始まり、発見や喜びに溢れる密度の濃い時間となる雪ざんまいキャンプ。去年に続いて、今年も高校生から若い社会人を対象としたいと思います。

 コロナウィルスを持ち込まないため、今年はエコプラスや髙野代表理事の顔の見える範囲の人たちで、事前からの感染対策を取って実施します。

  • 日程:2021年3月19日事前準備、20日(土)―22日(月)2泊3日雪上キャンプ(19日に都合がつかない人は20日の朝入り)
  • 場所:南魚沼市清水集落(上越線越後湯沢駅、塩沢駅での集合を検討中)
  • 目的:自分の「当たり前」にチャレンジする。雪を題材に人と自然の関係について考える。持続可能な社会をデザインする素材を得る。心と身体を解放しクリエイティブに暮らす。
  • 内容:雪を利用した生活の場づくり。薪を使った野外調理。雪山散歩と豪快尻滑り。雪像やアイスクリーム作りなどの雪遊びを自由に。
  • 対象:高校生から若い社会人12名程度。
  • 条件:実施の10日前(3月9日)から、店などでの飲食や不特定多数の人たちと空間を共にすることを避け、可能な限り3密を避けることができること。実施前2週間の体温測定や体調チェック、当日の体調チェックなど、安心してキャンプができるよう、面倒ではありますが協力をお願いします。スタッフ側も同様の対応です。
  • 参加費用:22,000円(含まれないもの:自宅からの往復交通費、装備レンタル、19日の食費・風呂、20日の朝昼食)

 申し込みと問い合わせは、以下のフォームからお願いします。参加決定の方にはさらに、体調やアレルギーなどに関する細かな情報を出していただきます。

田んぼのイロハ稲刈り編(9月26-27日=締切ました)

 エコプラスは、休日農業講座「田んぼのイロハ」の稲刈り編を、9月26-27日に、新潟県南魚沼市栃窪集落で開きます。新型コロナウィルスの感染状況はいまだ予断を許さない状況です。今回は、日帰りの活動を2日、連続させる形式で行います。

趣旨
 2,000m級の山々を望む絶景の棚田で、無農薬でていねいに育てられてきた稲の刈り取り作業をします。一株づつ鎌で刈り取り、束ねて天日乾燥します。数十年前まで日本中で続けられてきた作業を通じ、何でも便利、にしてしまった今のありようをともに考えます。新型コロナウィルスの大流行で改めて問われている、新しい生き方のヒントがあるかもしれません。

実施予定日
 9月26日(土曜日)
 9月27日(日曜日)
 それぞれ、日帰り実施とします。

場所
 南魚沼市栃窪地区

内容
 無農薬田んぼでの稲刈り、地域のみなさんからの農業講座、地域散策など。

服装・持ち物
 泥で汚れていい服装でどうぞ。ブヨがいますので、防虫スプレーや虫よけネットなどご用意下さい。田んぼはぬかるみますので長靴は必ず。上下に分かれた雨具も持参下さい。

参加
 通常の1泊2日のプログラムの場合は、参加費10,000円。学生半額。エコプラス会員2割引(宿泊費別)ですが、今回は日帰り開催となります。昼食も持参、傷害保険なども各自で加入いただくこととして、参加費はなし。エコプラスへの寄付(1口3,000円)を出来ればお願いします。

申し込み・問い合わせ
 以下のフォームから参加希望をお寄せ下さい。実施に向けての情報を、逐次送らせていただきます。
定員
 各回20人をめどとします。

新潟県内チームで、田植えを楽しむ

Rice Planting Workshop with Limited Local Participants.

 エコプラスは、2020年5月23日に、新潟県南魚沼市栃窪地区で、田植えプログラムを実施しました。例年は、休日農業講座「田んぼのイロハ」の一環として実施していますが、今年は新型コロナウィルスの影響で、新潟県内在住者による自主参加方式としました。社会人、大学生計9人が参加、集落のベテランの指導を受けながら、3時間余りで1枚の田んぼの田植えを終えました。

ECOPLUS conducted rice planting workshop on May 23, 2020, at Tochikubo village, Minamiuonuma, Niigata. Considering national emergency on COVID-19 situation, only Niigata locals joined the program although every year many participants from metropolitan area joined the program.

 この日は朝から快晴。標高500mの田んぼには、色を濃くし始めた魚沼盆地と、山頂付近に雪を抱えた2,000m級の山々のダイナミックな光景が広がりました。

It was gorgeous morning with nice view of snow covered mountains and fresh greens from the rice paddy.

 素足で田んぼに入ると、あたたまり始めた泥がやさしく足を包み込みます。六角と呼ばれる幅3mほどの木枠を転がして、田んぼに筋を付け、その交差する場所に、苗を植えていきます。

Total nine participants from university students to aged local ex-farmer stepped into the rice paddy with bare feet feeling warmed soft soil. We used old wooden framed to make marks on the soil so that young seedlings could be sit on each crossing section.

田植えの様子を早送りでどうぞ

「手で田植えをするは10数年ぶりだ」という、別の集落からきた70代の男性。「地元に住んでいるが、農家ではないので、田んぼに裸足で入るのは小学校以来」という50代男性。都会から戻ってきた若夫婦も「農のある暮らしをしたい」と、目を輝かせて、作業を続けました。

 昨冬の雪が地元の老人たちの記憶にないほどの少雪だったので、山からの雪どけ水に頼る傾斜地の田んぼでは、田植え時期の水不足が心配されましたが、春先の雨がちの天候のおかげか、かろうじて水は間に合って、代かきも何とか出来たという話も、地元の方から聞きました。

 植えた田んぼは、15年以上にわたって無農薬でコメ作りを続けてきた場所。田んぼには、カエルや小動物が無数にいます。

 休憩時間には、高校の生物の教師だった男性が、シマヘビを捕まえてきました。「しま模様は、最初は横方向にも入っていて、成長するにしたがって縦じまだけになっていく。これは生後1年ぐらい。まだ横しまが残っているでしょ」。女子大学生も実際にヘビに触って「すごい筋肉質」とびっくり。

 自宅にこもる日々が続いていた中、緊急事態宣言が解除されて初めての週末。自然の中で体を動かし、仲間と語りあう時間の大切さを共有できた一日でした。

 無農薬田んぼでの伝統的な稲作を通じて、農と暮らしを学ぶ「田んぼのイロハ」は、草取り、草刈り、そして稲刈りと続き、はざかけによる天日乾燥での仕上げへと進んでいきます。今後の募集情報は、またウェブサイトなどでお知らせします。