第七番のポスターに使われた絶景の棚田で、色づいた稲穂と透き通った空に見とれる。
映画「地球交響曲第七番」の舞台の一つとなった、新潟県南魚沼の集落を訪ねる「ガイアシンフォニー的南魚沼ツアー」が2012年9月22日と23日に行われました。
エコプラス代表理事の高野孝子が主人公の一人となった「地球交響曲第七番」の熱烈なファンのみなさんら8人が、9月22-23日に、その舞台の一つとなった南魚沼市を訪ね、黄金色の稲穂が揺れる田んぼの中を走り抜けて、この季節が持つかけがえのない「時」を楽しみました。
雨模様のブナ林の中、しっとりとぬれた木の肌の感触を楽しむ。
参加したのは、首都圏や北陸地方の女性8人。いずれも地球交響曲は一番から七番まで全部を見てきた熱心なファン。今回のツアーの前日も「夜中まで仕事してから、予習のために七番のDVDを見てきた」という方までいるほど。
第七番で、高野が田植えをしている場面が撮影された自宅裏の田んぼを皮切りに、魚沼盆地の遠景が撮影された標高約700mの見晴らし台、雪中キャンプが行われた山あいの集落などを次々に訪ねました。
訪問先では、地域再生のために地元の食材を使った健康食に取り組んでいる女性チーム「とちくぼかあちゃんず」による伝統食ランチや、特産の原木ナメコを使った豪快なナメコそば、地元で取れるとびっきりの辛さを持ったカグラナンバンのかき揚げなど、その土地ならでは、その時期ならでは、の豊かな食も堪能しました。
かあちゃんずが、今年から試行している食のプロジェクト「パノラマカフェ」が行った「星空Bar」にも合流して、地域のみなさんと一緒に、地元の銘酒を飲みながら屋外で語り合う機会も持ちました。
ある映画でつながった人々が、少人数で家族のように、訪問先に寄り添って時間を過ごす、ぜいたくな旅でした。
去る9月24日は、絶好の稲刈り日和となった。南魚沼市内で高野・大前が借りてコメを作っている無農薬田んぼでも、稲作指南役の山田孝太郎さんと共に、約3畝分のコシヒカリの手刈りによる稲刈りが行われた。
高野が稲を刈る様子を間近で撮影。このカットが採用されれば、かなりのアップではないだろうか。
手伝いとして参加した事務局スタッフは10時半近くに田んぼに到着。高野・大前宅の近くの広場に車をとめて降りると、すぐ上の方から「来ないかと思ったよー。こっちだよ」と、高野の声がした。上越線の線路が通る小高い丘のふもとに高野らの家があり、田んぼはその中腹にあった。見上げると、彼女の傍らにはテレビで見たのと同じ映画の撮影陣がいた。「地球交響曲」の龍村仁監督とプロデューサーのゆかり夫人、撮影スタッフのみなさんだった。
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「地球(ガイア)の声がきこえますか。」という呼びかけで始まる映画「地球交響曲」は、今この時代に、母なる星・地球の未来にとって示唆にあふれたメッセージをもつ人々をドキュメントしたオムニバス映画です。
地球上の様々な土地で、現代の常識にとらわれず、素晴らしい未来を築きつつある人達を訪ね、お話を聞きました。その珠玉のメッセージが、美しい自然の映像とハーモナイズして、あたかも一つの交響曲のように物語られていきます。
この映画「地球交響曲」では、地球上のあらゆる“いのち”が、地球という大きな“いのち”を形作っている、母なる星・地球がひとつの大きな美しい生命体であるとして描かれています。この地球環境を守る大切さを訴えかけている「母なる星・地球の映画」です。
(製作・配給:株式会社オンザロード ホームページより)
「地球交響曲」公式サイト
http://www.gaiasymphony.com/
龍村仁監督公式ブログ
http://jtatsumura.exblog.jp/
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晴天とは言え雲が多かったこの日、太陽が隠れることもしばしば。太陽が出るのを待ちながらハザカケを手伝って下さる撮影スタッフのみなさん。
何を隠そう、その地球交響曲の最新作・第7番に高野孝子の出演が決定し、その撮影がこの田んぼで行われたのだ。太陽が雲に隠れる度に撮影を中断していたが、午前中と刈り終わる頃を主に撮影していたようだった。
午後には、ヤップ島プログラム1期生(当時高校生!)の中竹亜衣さんも八王子から登場し、プロデューサー自らほぼ一日稲刈りを手伝い、ほかの撮影メンバーも大活躍で、最大8名の力を借りて、午後4時半、ようやくハザカケまで終了した。
第7番は再来年完成予定。撮影は始まったばかり。乞うご期待!
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